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ゴーン氏逮捕で日産自株が急落!「大企業の不祥事は買い」なのか=川畑明美

ゴーン会長の逮捕で日産自動車の株が暴落しました。割安になったように感じて買いたくなる人も多いようですが、こんな時、株ははたして買い時なのでしょうか?(『教育貧困にならないために』川畑明美)

プロフィール:川畑明美(かわばた あけみ)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。

日産自動車の株は、今買い時ですか?

大手企業の不祥事はつい買いたくなってしまう…

「日産自動車の株は、今買い時ですか?」

日産自動車<7201> 日足(SBI証券提供)

日産自動車<7201> 日足(SBI証券提供)

日産自動車だけでなく、大手企業の不祥事があると質問をいただくことが多いです。

まず、株を買うかどうかは「リスク」を考えることです。

そもそも米中貿易戦争のダメージで自動車関関連株の株価は下がっていました。

なので、思ったほど株価の下落も少なく感じました。

ライブドアの社長だった堀江さんが逮捕された時は、ナイアガラの滝のように急降下で一桁ゼロがなくなりました。

東芝の時は、徐々に下がっていきました。

日産自動車もこれから真相が解明されるにつれ株価も変化していくでしょう。

不透明なリスクにかけるのは博打と同じ

不祥事は「チャンス」という方もいます。しかし、私は「不透明」な部分があるので不祥事で買うのは、博打的だと思っています。

そもそも、まだ犯罪者ではなく「容疑者」なのです。

大どんでん返しで、容疑が晴れたら…と、いう予測も必要です。

まずは、日産自動車が魅力的な会社なのかもう一度調べ直してください。

不祥事に関係なく、将来性が見込めるのか。

次にルノー、日産。三菱の3社をまとめていた人物が不在になっても連合が続けられるのか。

最後に、自動車関連株が買い時になっているのか。

投資にはリスクがつきものです。

逆に「リスク」を取れた人ほど儲かるのですが

不透明なリスクは、博打と変わりません。

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image by: Memory Stockphoto / Shutterstock.com

教育貧困にならないために』(2018年11月27日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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