節約をしたいのに3日坊主で終わってしまう…という人は多いと思います。これ実は、あなたが怠けものだからではありません。その理由と解決策をご紹介します。(『教育貧困にならないために』川畑明美)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。
節約が続かないのはあなたのせいではないこと、ご存じでした?
意思が弱いから節約できない?
「節約しよう!」と思っても続けられないのは、あなたの意志が弱いからではないということをご存じでした?
習慣とは、無意識にやっている「長期記憶」なんです。
例えば、車の運転など最初は覚えるのが大変ですが次第に運転を覚えて、意識しなくても車を操作できるようになります。
自転車も何十年も乗っていなくても、乗れなくなることはありませんよね?
このような「長期記憶」を消えてなくすことはできないのです。
なので「浪費の習慣」を消そうと思ってもそれを消すことは、無理なのです。
えーっ!それじゃあ、浪費を克服するのは無理なの?
そう思うかもしれませんね。
そんなことは、ありませんので安心してくださいね。
新しい習慣を上書き保存する
長期記憶は消せないので、その記憶である「浪費グセ」がでてこないように「新しい習慣」を上書きするのです。
パソコンの上書き保存と似ています。
毎月6万円の赤字家計だった頃私はいつもスーパーで買い物をしていました。
この習慣をやめて、生協などの宅配に変更したのです。
これが新しい習慣です。
私はお店に行くと、ついつい「2個セット割引」とかタイムサービスとかで必要以上のモノを買ってしまう習慣がありました。
宅配で食品や日用品を購入する新しい習慣では、家で注文できるので「在庫」を確認して注文できます。
これで「浪費グセ」が、「在庫を見て購入」に上書き保存されたのです!
もしもあなたが、なかなか節約できないのでしたら「新しい習慣」を考えてみてくださいね。これが成功できる秘訣です!
『教育貧困にならないために』(2019年2月13日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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