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「なんでアイツが?」春に吹き荒れる“嫉妬”と“マウンティング”の嵐から身を護る方法=午堂登紀雄

マウンティングへの対処法

「あ、いまマウンティングされた」と感じた場合、対処法として次の方法が考えられます。

<受け流す>

角を立てずにやり過ごす方法として一般的にはこれですね。内心では「ああ、自信がないから誇示したいのね」と思いつつ「へえ〜、そうなの〜」「ふう〜ん」と、相手の自慢話には興味ありませんという姿勢を示すことです。

<話題を変える>

「へえ〜、それでね、〇〇のことだけど」とさりげなく話題を変え、それ以上その人の介入を阻むという方法もあります。

<自分の意見を表明する>

「こうしたほうがいいよ」「まだ〇〇してないの?」「自分のためを思って言ってるのよ」などと言われたら、「ご指摘どうも。でも自分で決めますからご心配なく」「私、そういうのいらないですから」と冷淡にかわすことで、「この人に言っても無駄」と思わせることです。

多少は角が立つかもしれませんが、いつも余計な一言でイラっとさせられている場合はこのくらいピシャリとやってもいいでしょう。

<思いっきり褒めちぎる>

「わたしの彼は商社に勤めていて、仕事もできるって上司に褒められてるみたい〜」などという人は「有能な彼氏に選ばれた自分はすごい」「ハイスペック彼氏とつきあっている自分は幸せ」ということをアピールしたいので、それを嫌みたっぷりに煽ってあげましょう。「わあ〜すご〜い、最年少社長は間違いないね〜!新聞に載るといいね〜!」とか、棒読みで「すんごお〜い、すんごお〜い」とか。

<マウンティングを指摘する>

本人に自覚がなく毒を振りまき、あまりにも鼻につく場合は、はっきり言うのもアリです。「大丈夫よ、誰もあなたと張り合おうとはしていないから安心して」と言うなど。

キツイ言い方だと角が立つという場合は、たとえば、「ねえ、今のちょっと、マウンティング入ってたね〜?」「あ〜、いまのマウンティングだ〜」ときゃっきゃっと笑って、茶化したマウンティング返しとか。

マウンティングする人は精神が未熟

いずれにしても、自慢をする人に限って別の不満やコンプレックスがあり、それを隠したい、相殺したいから、別のところで優位性を打ち出さないと心が押しつぶされそうになるわけで、そうやって自分の優位性をアピールして確認しなければ自尊心を維持できない精神が未熟なままの人です。

つまり彼ら彼女らは、そのような気の毒な人たちなのです。「見た目は大人、頭脳は子ども、迷探偵、逆コナン!」というわけですね。

そう考えれば、マウンティングも嫌みも自慢話も、「ああ、この人は自己愛を満たすのに必死なんだな」「この人は何か満たされていない欲求不満があるんだろうなあ」「優位性をアピールせずには自分を保てない何かを抱えているんだな」と哀れみの目を持って微笑ましくスルーすることができます。

すると、多少なりとも悔しさや惨めさで悶々とするようなダメージを最小限にできるでしょう。

Next: 自分も無意識に嫉妬やマウンティングをしていないか?

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