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大波乱はなぜ起きたか?「申が騒いだ」1月相場を振り返って=山崎和邦

7月参院選に消費税増税~国内の政治状況との関係はどうなるか

今ほどあからさまな「政権連動相場」は、過去半世紀に類を見ない。安倍政権は、参院選前に相場を好転させる政策を必ず出してくる。さらなる金融緩和と財政出動だ。金融緩和は資産価値上昇に効くし財政出動は実体経済に直ちに効く。

日銀黒田バズーカ第1弾は良薬、第2弾は劇薬、次があるとすれば麻薬、となる(※編注:日銀は1月29日、マイナス金利政策の導入を決定した)。

でもやるだろう。過去の日銀総裁に比べると「気合の黒田さん」だ。「何でもやる」「躊躇なくやる」と言い切った。安倍さんの盟友・麻生財務相も財政出動をやるだろう。「失われた13年」(1990~2003年)の間にも財政出動で6割上がった相場が3回あった。

来年の消費増税だが、景気条項が削除されているから、建前上はやらざるを得ない。だが、これをやると今でも「踊り場」にある景気が崩れる。停止条件付の法律を作って、17年の再増税はやらないと考える。

相場の大天井圏にあった昨年夏、私の有料メルマガでは「今は(買いを)見送るべき」と説いた。

それは「今こそ持ち株を売り切って現ナマを抱いて下降相場の買い時を狙え」という意味だ。私は言行一致で、昨年6月24日に付けた2万952円を大天井とみて、その前後に、ほとんどの持ち株を売って、現金化していた。大幅下げを待っていたのだ。私が毎日曜日に発信している『週報 投機の流儀』を購読している読者は概ねはそうしている。

相場で、賢者と愚者の違いは実にこの一線にある。賢者は天井圏の旨みを捨てても、換金してキャッシュポジションを高めておき、下げ相場を待つ。

私は、近著『賢者の投資、愚者の投資』(日本実業出版刊)でも冒頭からこれを力説した(因みにその拙著は発刊から1ヶ月で第3版の重版がかかった)。

その立場から言わせてもらうと「買い場は近い」だ。もし自分が目一杯買っていたと仮定したら、ぞぉッとするときにこそ、買いに向かうのだ。人々が株価を見るのもいやになった時、評論家や解説者が暗い見通しを言う時、そういう時が来れば何を買っても儲かる。

5割上がるか10割上がるかの違いであって、何を買っても必ず儲かる。

私は評論家でも文筆家でも思索家でもない。あえて何々家と言うなら行動家で現役投資家だ。善悪とか美醜とかの「感情」は捨象して「勘定」で動く。私はそうやって暴落相場を好機と見てバーゲンセールを目いっぱい買った。

そして大相場の都度、株式資産を2倍、2倍、2倍としてきた。平成になって平均株価が2倍か2倍半になったことは5回あった。歴史に学べば必ずまたある。5回あったうちの3回を獲っても8倍には誰でもなれる。

大幅下げ、また楽しからずや、である

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