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増益よりも減益企業の株を買ったほうが勝てる?業績が株価に織り込まれる背景とは=山本潤

落ちこぼれが頑張ると、結果以上に評価されるのと似ている

ファンダ分析では、その企業の能力は問題にしません。問題にするのは、「やる気」とその企業の置かれている「環境」です。

能力が高くても、やる気のない企業の株は上がりません。

どんな問題児であっても、大切なのは、企業努力をしているかどうか、ということです。いや、それまで努力をしてこなかった企業が、やっと努力を始めたケースの方が変化の度合いが大きいがゆえに、株は上がります。

それは、ガリ勉は、どんなにがんばっても向上する余地が小さいのに、落ちこぼれは少し勉強しただけで、成績向上することに似ています。

「最近、君の株(価)は上がっているよ」という褒め方がありますが、文字通り、努力をして結果を出した人に対して使われる言葉です。

企業のやる気は、「増益」を続ける企業努力のことです。企業努力を継続して、いかに利益を安定的に成長させるかを意味します。

せっかく企業にやる気があっても、環境が悪いために、その努力が報われない場合があります。特に短期的には環境の変化の影響を受けてしまいます。

数ヶ月という視点で投資するならば、経済環境なども大きな分析対象となります。

環境が悪いために業界全体が冴えない企業の株価はやはり冴えないのです。

ただ、環境が悪いときに、経費を削減したり、人材を活性化したりして、すこしでも利益を増やそうと企業努力している企業は、結果的には状況がよくなったときには、相当な利益がでます。

「昨日よりもよい今日、今日よりもよい明日」があってこそ、企業は栄え、従業員も長期雇用が保障されます。

投資の世界では、「昨日よりも前進している今日」というのは、「企業努力で赤字部門を減らし、増益部門を増やすこと」です。企業努力を惜しまない会社は、一時的に景気悪化の影響を受けて、減益に陥ったとしても、再び、増益に転じる確度が高いといえます。

それは、投資家にとっては、長く保有できる株といえるのです。

利益が減った企業よりも利益が増えている企業の方が企業としては優れています。企業としては増益型の企業の方がよい。

Next: 減益の企業を好んで買う人たちがいる?その理由とは…

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