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ビットコインは再び220万円へ?東京五輪、半減期ほか注目イベントを控えた2020年展望=大平

<2019年、ビットコインが大きな存在感を見せた>

2019年の仮想通貨相場は、まるでジェットスターのように上昇し、下降しました。その時、特に存在感をみせたのがビットコインです。

下図の価格状況の表をみると「ビットコインは価格が上がりやすく下がりにくい」という特徴があります。

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ビットコインは仮想通貨の基軸通貨なので、ビットコインの価格が上がるとほかの通貨も上がり、ビットコインの価格が下がるとほかの通貨もつられて下がるのがこれまでの特徴です。

専門家のビットコイン予想価格は550万円だったり1000万円だったりと更新する中で、より安定した資産としての存在感をみせました。

ほかのアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)はビットコインが下がると、ビットコイン以上に下落率も大きいため、投資のタイミングはしっかりと考える必要があります。

買ったところが安値で、その後大きく上昇したという経験を持っている人も多いですが、その逆も多いのです。

<大手企業が仮想通貨取引所を設立>

2019年は、特に大手企業が仮想通貨取引所を設立したことでも大きな話題となりました。

国内では大手メッセージアプリのLINEはBitmaxという取引所を、楽天は楽天ウォレットヤフーはTaoTao

そして、ディーカレットという取引所は、伊藤忠商事、JR東日本、第一生命など国内の大手企業が出資を行う取引所として注目を集めています。ディーカレットでは、JR東日本が出資をしているため、将来的には電子マネーのSuica(スイカ)での仮想通貨チャージを行うということについて検討しているともニュースで流れました。

一方、海外では、ニューヨーク証券取引所の親会社ICEが設立したBakkt(バックト)が有名です。Bakktはビットコイン先物をリリース後に、10万ドルだった取引高は日を追うごとに増してきおり、11月末には4,200万ドルを記録しました。

これらの企業を並べるだけでも、国内や海外を代表する企業が仮想通貨取引の基盤を作ってきていて、今後の通貨の流れを感じることができるのではないでしょうか。

仮想通貨は多くのハッキングを受けてきている現状がありますが、大手企業の取引所設立によるセキュリティ面での向上と併せて、気軽にデジタル通貨を買える時代はすぐそこまで来ていると感じています。

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