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歴史は繰り返さないが韻を踏む…ドルが基軸通貨から滑り落ちるタイミングと理由とは=藤井まり子

大相場到来のシグナル、ゴールデンクロスが現れる?

2021年以降は、インフレがやってくるでしょう。向こう5年(?)くらいは、穏やかなドル安の中、円も対ドルで穏やかな円安を辿ることでしょう。

S&P500は、2020年のどこかの時点で3,500ポイントを目指す。ダウも向こう4年から5年以内に4万ドルを目指す。日本株式市場においても、近いうちに「大相場到来のシグナル」である「ゴールデンクロス」が現れそうです!

日本株式市場で「ゴールデンクロス」が現れるのは、なんとなんと7年ぶり、アベノミックスのロケットスタートが始まった2013年以来のことです♪「ゴールデンクロス」が現れれば、年内に日経平均は2万8,000円、2021年には3万円に達することでしょう。

リスクオンの「穏やかなドル高円安」は継続することでしょう。

昨年10月あたりから、多くの投資家たちが、「バブル行きのバスに乗り遅れるな!」と、「バブル行きのバス」に飛び乗っています。

2020年の場合は、少なくとも「Sell In May」の春までは、あるいは、年半ばあたりまでは、あるいは、11月の大統領選挙までは、アメリカ株を中心にグローバルマーケットでは「株式が溶け上がる(メルトアップする)」と、予測されます。

ただし、「メルトアップ」の度合いがあまりに激しいので、第一四半期(1-3月)のどこかの時点で、2018年1月のような「メルトダウン(溶け下がる)」が起こる可能性も指摘されています。

かくして、2020年のアメリカ株式市場は、2019年に比べるとボラティリティーが激しく「5%調整」はいつでも普通に起こり得ます。が、おおむね上昇を続けることでしょう。既にポジションを造り終わっている方は、この「大型バブルの旅」を存分にお楽しみください。

そうでない方々は、今からでも遅くはないので、幾度も回数分散を行って、「押し目」が来るたびに「バブル行きのバス」の切符を根気よく買い増してゆきましょう。押し目が送るたびに、根気よく回数分散を行ってでもよいですから、買い増して行っても(飛び乗っていっても)OK。

リスク許容度が高く、かつ勇気のある読者様は、タイミングを見計らうことなく、回数分散を行うことなく、ざっくり買い増して行っても、2020年の場合は全然OK。たかだか「5%~10%調整」を怖がるようだと、大相場には乗れません。

「各自それぞれのリスク許容度」と「適切なアセットアロケーション」は順守のこと。日経平均やTOPIXもぜひともアロケーションの中に入れましょう。出遅れ気味の日本株式市場。PERは14倍台とまだまだ割安です。

2020年の場合は、2019年と同様に国際分散投資を行っていないと、「グローバル規模で株価が上昇するのを、とても悔しい思いで指をくわえて眺めているだけ」といった状態に陥ってしまう危険が高いです。

2020年に世界経済がリセッション入りする確率は、「20%くらい」ととても低いのです。が、「中央銀行には逆らうな」という「マーケットの格言」通り、2020年の前半は「強気継続」で行きましょう。

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