fbpx

「とんかつ井泉」のコロナ感染公表で顕在化した、隠蔽・保身に毒された安倍政権のヤバイ体質

連休中にも、新型コロナウイルスへの感染報告が日本各地から相次いだ。
中でも北海道では、21日の時点で8人だった感染者が24日18時時点で30人にまで膨らみ、各市区町村が対応に追われるなど、厳戒態勢にあることをHTBニュースが伝えた。

そんな北海道で感染11例目の70代男性が、22日、本人の希望で自らが経営する飲食店名を公表し、「自分のことだけではなく、回りが見えている」「こういう企業は現状の騒ぎが収まり再開した時に安心して買い物ができ信頼できる」「隠したくなるのが本音なところ、素晴らしい決断」「公表してくれて、安心できる」「情報公開してくれてこそ、迅速な対応が取れる」などとネットで称賛の声を集めている。

朝日新聞によると、男性側の「お客様に、正しい情報を伝え、心配させないようにしたい」との意向で、旭川市が公表したという。男性は「とんかつ井泉5条店」の経営者で、同店は22〜24日まで自主閉店し、消毒するなどと発表した。

西日本新聞は、新型コロナウイルス感染者の情報についての公開内容が自治体の裁量に委ねられていること、都道府県によって公表内容に差が出ていることを報じている。

プライバシーや風評被害への配慮から具体的な職業・所属や行動歴を示さない自治体が多い一方で、市民の不安を解消したり、パニックに陥ったりすることを避けるため、感染者の足取りを公表しようと、独自の基準を設けたり公表基準を拡大する自治体もあるという。

北海道も、当初は公表情報を性別や年代に限っていたが、情報を求める市民からの批判を受け、居住地や国籍、職業、行動歴などをある程度公表するよう見直した。

「とんかつ井泉」経営者の自主公表に対する反応を見ても、人々が感染者の行動歴の公表を求めていることがよくわかる。風評被害は、隠蔽や保身、改ざんなど、自らの利益を優先しようとする姿勢によって生じる部分も大きい。情報がないから不安が増長され、改ざんや後出しジャンケンをされるから不信感が募る。

隠蔽や保身、改ざんに慣れてしまった安倍政権は、「ありのままの情報を迅速に提供する」という当たり前の姿勢を忘れてしまっているのではないだろうか。

政府は本日25日にも感染防止策を議論し、明日にも方針を公表するといしているが、残念なことに安倍政権の対応に期待する声はほぼ見られない。むしろ政府関係者は「とんかつ井泉」を見習うべきだという声が続々と投稿されている。

Twitterの反応

【関連】なぜ消費税10%で終わると思った? すでに検討に入った携帯電話税と追加の消費増税=鈴木傾城

【関連】新型肺炎はカナダで作られた?2つの有力説を検証してわかった生物兵器説より恐ろしい事態=高島康司

【関連】Amazonは日本を植民地にする?商店街を叩き潰したイオンも楽天も駆逐されていく=鈴木傾城

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
Source:HTBニュース朝日新聞西日本新聞
Image by: 首相官邸

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー