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国民負担率44.6%に。ネット「四公六民の年貢に苦しむ農民の気分」も、安倍悪代官に国民の為の策なし

「年貢に苦しむ農民って、こんな気持ちだったのかな」そんな所感がネットに上がっている。

NHK日本経済新聞毎日新聞 が、国民や企業が所得の中から税金や社会保険料をどれだけ払っているかを示す「国民負担率」が、2020年度に過去最高の44.6%になる見通しであることを財務省が発表したと報じた。

NHKは、消費税率の引き上げによる税金の負担が年間を通じて影響するほか、所得税を計算する際の「給与所得控除」などの金額が見直され、所得が高い会社員などの負担が増えることが要因だと伝えている。

財務省「負担率に関する資料」によると、国民負担率は1970年(昭和45年)度に24.3%だったが、増減を繰り返しながらも緩やかに上昇を続け、2019年(令和元年)度に42.8%になっていた。この数字は各国と比較すると決して多いわけではないが、問題は納めた税金や社会保険料が「どこに」「どう使われているか」である。

ネットでは高い負担率を嘆く声も多いが、そのほとんどが「国民負担率が高いのの何が嫌かって、納めた金が国民のために使われること少なく、政治家の無能や浪費で消えゆくこと」「税金や保険料がしかるべきところに適正に使われるんなら文句はないんだよ。だけど、しょーもないところでなんとなーくお金を溶かしてるから文句が出るんだろうよ」「過去最高の負担率なのに『保育園には入れない』『年金もなかなか貰えない』『新型コロナに感染した疑いがあっても軽症だと検査すらしてもらえない』などと、全く国民に還元されてない気がしてしまう不思議な矛盾」などと、国民に適切に還元されていないことを指摘するものだ。

「諸外国と比べて日本の社会保障支出と国民負担率の関係は?」で財務省は、「国民所得にしめる税と社会保険料の割合を主要先進国と比べると、日本は低い水準にある」などとしているが、国民負担率が高いフランスやスウェーデンは「福祉国家」と言われるほど、手厚い社会保障が用意されている(MADAME RIRIスウェーデンの社会保障制度 に学ぶ)。その一方で日本は「老後資金2000万円問題」が話題になるなど、「安心して暮らせる社会」とは到底言い難い。

ネットでは「学校の歴史教科書では「重税に苦しんだ」江戸時代の農民に課せられた年貢を「4公6民」あるいは「5公5民」と記載している」「年貢も五公五民を超えると一揆が起きたという」「百姓だけは過酷な年貢取立て。大商人は大笑い」などと、国民負担率44.6%は江戸時代の農家よりも年貢率が高いのではないかという声も投稿されている。

時代劇の中で、領民を圧政で苦しめたり、悪事を働く代官のことを「悪代官」というが、国民から見ると、安倍首相は現代の悪代官のように映っているのかもしれない。権力でいかなる不正も握りつぶせると思っている安倍首相は、疑惑の官僚たちと「お主も悪よのう〜」などと高笑いしているのだろうが…。

「」Twitterの反応

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※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
source: NHK日本経済新聞毎日新聞 財務省「負担率に関する資料」財務省「諸外国と比べて日本の社会保障支出と国民負担率の関係は?」MADAME RIRIスウェーデンの社会保障制度 に学ぶ
image by: lev radin/ Shutterstock.com

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