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いくら貯蓄して投資すればいい? 生活とメンタルの両面でリスク容認度を知る方法=川畑明美

元本がマイナスになっても耐えられる?

行動心理学の研究で、同じ額であれば「利益の喜びよりも、損失のストレスの方がかなり大きい」ということが分かっています。

しかし投資では、リスクを取らないとリターンも得られません。

投資の基本は「安く買って、高く売る」ことですから、心理的には大暴落で「買いたくない時に買い」、まだまだ上がりそうな「売りたくない時に売る」と儲かるのです。

コロナ・ショックでも、初期の頃は安くなったので購入できていた人も、日経平均が1万6,000円台まで下がった時は、恐ろしくて購入できなかったと思います。

逆に今年の1月に2万4,000円台になった時に、売却できた人も少なかったでしょう。

マイナスのメンタルトレーニングはしない

基本的に投資は、メンタルが強い人でないと大きな利益を享受できません。ただし、メンタルはある程度は鍛えることはできます。

まず、過去の失敗は「気にしない」こと。

「あの暴落時に買っていれば」
「あの高値で売っていれば」

過去の失敗を何度も繰り返して思い出してしまうと、ますます自分に自信が持てなくなります。

よく、売却した銘柄のその後をチェックする方がいますが、それでは、マイナスのメンタルトレーニングをしているようなものです。

売却した銘柄は、もう2度と見ないくらいでちょうど良いのです。

自分のリスク容認度はやってみないとわからない

そして、自分のリスク容認度は、投資を体験してみないと気付けないのです。

なので初心者は、少額から投資をはじめるかリスクの少ない資産も保有することです。

慣れてきたら、少しずつ金額を上げたり、リスクの高い資産を増やしたりしましょう。

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image by:zhanghaoran / Shutterstock.com
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教育貧困にならないために』(2020年6月1日・2日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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