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杞憂に終わる「ダウ暴落」イエレン利上げで米国株式市場が死なない理由=江守哲

日本株は中小型・新興に妙味

ジャスダック指数の連騰がすごいことになっています。成長性の高い企業への投資を行うことで、収益を得ようとする投資家は今後も増えそうです。

そうなると、中小型株・新興株の動きが魅力的となり、大型株や日経平均採用銘柄への資金シフトは起きづらくなります。

また日経平均株価は3月末の配当落ちで、月末前には水準が切り下がります。この点にも注意が必要といえます。

その3月期末の配当取りの動きですが、これから活発化するでしょう。

配当権利取りのための買いを行い、配当落ちとなった後に株価が急落することが少なくないため、最近は信用取引での売りを絡めた手法が紹介されるようになっています。

いわゆる価格の下落を避けるためのヘッジ取引です。コモディティ出身の私からすると、当たり前の仕組みです。

しかし、このような手法が個人投資家にも浸透し始めているということは、やはり情報格差がなくなってきたということであり、隔世の感があります。

こうなると、配当権利落ち前に株価が上がることはなくなります。逆に、その株を売らずに持っておきたいと考える人が増えると、空売りした信用の売りだけに買戻しが入り、株価が上昇する可能性があります。

本来はヘッジですので、同時に決済するのが基本です。このようなことをしっかりと理解した上で、行いたいところです。

いまでは様々な優待があります。優待取りの動きも活発化しそうです。

日経平均株価、当面の上値メドは19850円

さて、日経平均株価の次のターゲットは19850円です。これが当面の上値のめどになります。しかし、これを上抜けるのは相当難しいと考えています。勢いがつけば別ですが、日本株の真の復活にはまだ相当遠いように思います。

結果的に円高が上値を抑えるでしょう。

個人的には大きな期待を持たずに、中小型・新興株中心の投資を心がけようと考えています。

日経平均株価は、以前の銘柄入れ替え後におかしな指数になってしまいました。残念ながら、これが事実です。いまだに日経平均株価を中心に日本株の動きを語るのは、もう時代遅れといってよいのかもしれません。

新しい指数を作ることが必要でしょう。銘柄を絞り、さらに上がりやすい銘柄に入れ替えることが必要です。

銘柄選別の能力を持った、しっかりとした判断できるひとがその作業をする。そのような指数を作った方が、日本株の真の動きを語ることができるようになるのではないかと思います。

ダウ平均株価健全な銘柄入れ替えを行いながら、現在の高値を形成していることを参考にするとよいのではないかと思います。いっそのこと、日本株の銘柄選定もダウジョーンズ社に依頼してもよいかもしれませんね。

いまはベンチマークが日経平均しかないので、仕方なくそれを基準に話をしていますが、本音はこんなところです。

ちなみに、TOPIXは市場全体の動きを示しているという点ではよさそうに見えますが、玉石混交です。やはり、真の成長銘柄をしっかりと入れた指数を作ることは喫緊の課題といえそうです。

歴史を作るのは大変ですが、やってみる価値はありそうです。

JPX400がその役割を果たしているのかはわかりませんが、浸透していないことを考えると、別の視点が必要といえそうです。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】

強気シナリオ18335円~23400円(17年末23020円)/弱気シナリオ14970円~19915円(17年末15620円)

【日経平均株価:3月の想定レンジ】

強気シナリオ19150円~20950円/弱気シナリオ17650円~19850円

Next: 為替市場~米利上げ後のドルの「下落」が想定される理由とは?

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