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不安定な動きが続く原油。地学リスクの悪化により、金は節目の1,300ドルを試すか?=江守哲

今年後半に原油消費が弱まる前兆となる可能性

米国のイランとベネズエラに対する制裁、ロシアの原油パイプラインへの有害物質混入問題やリビアでまた輸出に支障が生じる恐れがあり、需給の引き締めにつながっています。

共同石油統計イニシアチブ(JODI)によると、3月のサウジアラビアの原油輸出量は日量714万バレルと、2月実績の697万7,000バレルから増加した。一方、サウジの3月の産油量は日量978万7,000バレルで、前月比34万9,000バレル減となった。

一方、米国では国際海事機関(IMO)の来年初めからの燃料規制強化への備えや夏のドライブシーズンの需要拡大を控える中、製油所が精製量を増やすため、原油需給は一層タイト化する見通しです。

それでも世界的に経済成長は減速し、貨物の動きは鈍ってきています。これは今年後半に原油消費が弱まる前兆の可能性があります。

サウジの6月の原油輸出量は日量700万バレル未満にとどまる見通しで、その後は現在のOPECプラスによる減産合意が終了すれば、輸出量を10万─30万バレル増やす可能性はあります。

しかし、もっと大幅な輸出拡大は過剰供給を再燃させ、サウジの収入をむしろ減らしてしまう恐れもあるでしょう。

サウジの現時点での最大の目標は、ロシアに輸出を拡大しないようすることです。

ロシアはルーブル建ての原油価格が、リーマン・ショック前にWTI原油は一時過去最高値の147ドルを付けた時よりも高くなっています。

つまり、自国通貨ベースでの現在の輸出の受取額が過去最高になっているということです。このような状況も、サウジとロシアの違いを浮き彫りにさせているといえます。

いずれにしても、原油市場はまだまだ不安定な動きが続きそうです。

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本記事は『江守哲の「投資の哲人」~ヘッジファンド投資戦略のすべて』2019年5月27日号の一部抜粋です。全文にご興味をお持ちの方は、バックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本記事で割愛した米国市場金、原油各市場の詳細な分析もすぐ読めます。

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