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ソフトバンクGも参入するか?ユニゾHDのTOB合戦で再注目される日本の不動産業界=武田甲州

7月10日にHISが仕掛けて始まった不動産会社「ユニゾホールディングス<3258>」のTOB合戦。0.63倍だったPBRは、いま足元では1.55倍にまで膨らんでいます。(『証券アナリスト武田甲州の株式講座プライム』)

※本記事は有料メルマガ『週刊 証券アナリスト武田甲州の株式講座プレミアム』2019年10月21日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

探せばまだ、PBR1倍未満という銘柄もある

底地込みで自社保有する不動産は時価と比較して簿価が低いことも…

7月10日に始まった不動産会社「ユニゾホールディングス<3258>」のTOB合戦。株価は7月9日の1,990円から足元では4,900円台とおよそ3,000円値上がりしていますが、まだどのように決着するの見えていません。

ユニゾHDは旧日本興業銀行(現みずほFG)系の不動産会社です。

東京駅近くのオフィスビルや「ホテルユニゾ」「ユニゾイン」という名前のホテルを首都圏や関西で手掛けています。2019年3月期の売上高は560億円、営業利益は176億円。

7月にHISがTOBを公表するまではPBRは0.63倍でした。いま足元では1.55倍になっています。

ここで注目したいのは日本の不動産会社の特徴です。

とりわけ歴史のあるオフィス賃貸主力の不動産会社は不動産物件を底地込みで自社保有していますし、かつ保有不動産の簿価は時価と比較してかなり低いように思われます。

海外の不動産会社は基本的に不動産の仲介がメイン。不動産を保有しているのは「リート(不動産投資信託)」という例が大部分。日本のように「不動産会社」=「不動産のかたまり」ということはあまりないのかもしれません。

ということで日本の歴史のありそうな不動産会社に目も向けるとPBRが1倍未満という銘柄もありました。

ユニゾHDのTOB合戦によって他の不動産会社を見る目が変わったという投資家も多いように思われます。

なお今回のTOB合戦には海外ファンドだけでなくソフトバンクGも参戦してきました。

ソフトバンクGは今後他の不動産会社へ触手を伸ばすということも大いに考えられるところです。

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image by : number-one / Shutterstock.com

証券アナリスト武田甲州の株式講座プライム』(2019年10月21日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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