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銘柄分散では儲からない…個別銘柄も定期的に同一金額で購入する「縦の分散投資」とは=山田健彦

急騰銘柄でコスト・ゼロの株を作る方法

短期にコスト・ゼロの株を作る方法もあります。市場で急に注目され始めたテーマ株、材料株が対象になります。

ただ、このような切り口での投資は逃げ遅れると大やけどを負う可能性も高いのと無配または配当が安定していない等、コスト・ゼロで配当を得るという我々の作戦に合わない銘柄も多いので、その辺りは注意します。

チャート的には「チャート、ヨコヨコ、タテ」という長期にわたり株価が上がりも下がりもしない銘柄で、ある日突然出来高を伴って株価が上昇しだした銘柄をマークします。

この時点で買っても良いのですが、ほとんどの場合直ぐに株価は反落するので、第1弾の上げは原則見送りし、再度人気化する第2弾の上げの兆候をじっと待ちます。

テーマ性が評価され直すことに加え、短期急上昇した銘柄はカラ売りも急増するので、そのカラ売りの利益確定の買戻しの波に乗るのです。

この作戦では信用売り残が減りつつあるのを確認し、チャートと睨めっこしながら数か月にわたり、何度か買い続けます。

買うポイントは信用売り残が減りつつあるか、と25日移動平均線や75日移動平均線からの反発、上昇などチャートの節目で株価の反転があった所です。

筆者の経験では、第1弾の上昇から3~4か月後に第2弾の上昇が来ることが多いように
感じられます。それまでに下値でコツコツと持ち株数を増やしていくのです。

短期急騰銘柄を自分で探すのは面倒、という方はこちらをご覧ください。
※参考:株価アルゴリズム

これらが全て第2弾の上昇を見込める、という訳ではありませんが、お宝はこのなかに潜んでいる可能性が高いです。当然、テーマ性、配当の有無、財務の安定などある程度の所はチェックしてください。

<投資候補銘柄の見つけ方 1~5回目>

【第1回】上昇銘柄を毎日メモするだけ…資金が集まる銘柄を効率よく見つけるコツとは?=山田健彦

【第2回】狙った銘柄をいつ買えばいいの?3本の移動平均線を使った売買タイミングの読み方=山田健彦

【第3回】個人投資家は大口の売買に逆らうな…機関投資家の売り買いを見極める歩み値の見方=山田健彦

【第4回】中小型株はいつ買えばいい?活況になったタイミングを読む、出来高増加の変化の見方=山田健彦

image by : William Potter / Shutterstock.com

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資産1億円への道』(2019年12月27日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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資産が1億円あるとゆとりある生活が可能と言われていますが、その1億円を目指す方法を株式投資を中心に考えていきます。株式投資以外の不動産投資や発行者が参加したセミナー等で有益な情報と思われるものを随時レポートしていきます。

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