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震え上がる金正恩、ソレイマニ司令官殺害でわかった米国「北朝鮮つぶし」の本気度=江守哲

ソレイマニ司令殺害を見て震える北朝鮮

米軍によるイラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官殺害で、北朝鮮は改めて米国の脅威を見せつけられた格好です。

イランが手を出せなくなったことが明確になった今、北朝鮮が非核化交渉で強硬姿勢を取ることが難しくなっています。

金正恩朝鮮労働党委員長は昨年末の党中央委員会総会で「約束に一方的に縛られる根拠はなくなった」とし、核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射の再開を示唆し、制裁解除に応じない米国に軍事挑発をちらつかせています。

しかし、内心はそうとうびくびくしながら発言していることだけは確かです。

イランと北朝鮮の違いが、トップ同士が直接会って話をしたことがあるかどうかにあります。この点では、金委員長はイラン指導部ほど現状にびくついているわけではないでしょう。しかし、それでも不安になるのは当然といえます。

イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官殺害以降、西部・平安南道順川にある肥料工場の建設現場を視察したことを7日に報じた以外、北朝鮮国営メディアは金委員長の動静を伝えていません。8日の誕生日についても、祝賀行事などは報道されていません。

それだけ、北朝鮮側に緊張感があるということでしょう。

北朝鮮指導部を排除する「斬首作戦」が進行中?

米韓両軍は核攻撃を阻止するため、金委員長を含む北朝鮮指導部の排除を目指す「斬首作戦」の訓練を重ねているとされています。

金委員長との良好な関係を誇示するトランプ大統領ですが、かつては北朝鮮がミサイル発射に踏み切れば「炎と怒りに直面する」と警告していました。

米国のイランへの対応を見た金委員長が慎重な態度に出ざるを得ないのも当然です。

韓国は用無し? 米朝間には特別な連絡ルートが存在する

一方、興味深い発言も聞かれています。

韓国大統領府の鄭義溶国家安保室長は10日、トランプ大統領が文在寅大統領に対して、8日に誕生日を迎えた金委員長にメッセージを伝えるよう託したと説明していましたが、米国から直接、北朝鮮側に伝達されています。

金桂冠氏はトランプ大統領の親書に関し、「韓国政府が緊急通知文でメッセージを伝えてきた」とした上で、「朝米首脳間に特別な連絡ルートが別にあることをまだ知らないようだ」と指摘しています。

さらに、「韓国には、朝米関係で仲裁者の役割を果たそうとする未練がまだ残っているようだ」とし、「金委員長とトランプ大統領の親交に入り込むのはせんえつだ」と痛烈に批判しています。

これは、北朝鮮が韓国について、米朝間の交渉においては用無しであることを明確に示しているといえます。

韓国の国際社会における立ち位置はますます不明瞭になっていくでしょう。

Next: 「弱者の強がり」を見せる金正恩、非核化は一気に進むのか?

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