インフレ指標への注目度が高まる
昨日1月29日は、米国債市場では中長期債の買いが目立ちました。
一方、利下げ期待は高まらず短期金利は出遅れ。外為市場にて米ドルが売られても、短期金利が下がらないのならば、米ドル売りにも限度があります。
あとは株買いが続くかなど、リスク選好の問題です。
今後、インフレ率がさらに上がると、市場のボラティリティ(変動率)も上がります。インフレ率が上がれば金融緩和期待は減退し、株高期待も萎むためです。
新型ウイルスが物価に与える影響も気になります。今後のインフレ指標への注目度が高まってきました。
今回のまとめ
・Fedの見立てでは、「個人消費は減速気味、製造業は底打ちの兆し」
・インフレ率は目標に回帰しつつある、と
・インフレ率がさらに上がれば、市場のボラティリティも高まります
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『高梨彰『しん・古今東西』』(2020年1月30日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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