世界の株価が大幅に下落。パンデミック近づく
この新型コロナウイルスの感染の拡大は打撃になりそうである。なんといっても集会やイベントなど人の集まるところは感染率が高いので避けるようにといわれている。
繁華街やモールでの買い物は難しいし、ディズニーランドやUSJには行くなということである。
しかしこれらの場所は最もキャッシュレスが活躍するところなので、その影響は深刻で個人消費は2020年1月期から3月期は大きく落ち込むとみられている。
またこの感染は、日本、中国だけでなくイラン、イタリア、さらにはアメリカにも及んでおり、世界的なパンデミックの様相を呈している。そのために日米の株価も1日で1,000円または1,000ドル以上という歴史的下落を見せた。
このまま感染が広がれば、日本の景気は大きく後退していくだろう。
消費者は外出を拒んで家にこもりがちになり、コンビニにもいかなくなる。友達と居酒屋で楽しく酒を交わすこともできなくなるなど消費活動が縮小していくからだ。
ポイント還元事業の終了とオリンピックがぶつかる
さらに追い打ちをかけるのがキャッシュレス・ポイント還元事業が6月30日に終了するということ実だ。おそらくオリンピックは中止または延期になるだろうから誠にタイミングが悪い。
7月になると小規模な小売店でキャッシュレスで買い物しても5%のポイント還元も受けられなくなるし、コンビニでは2%の即割もなくなるからだ。キャッシュレス促進には逆風である。
こうなると、わざわざキャッシュレスで買い物をする必要はなくなるから、前のように「現金で」という人も増えるだろう。日本人にはやっぱり現金が合っているという考え方で、これまでのキャッシュレス促進の努力が水の泡と消えるかもしれない。