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株価大暴落の元凶は人工知能? パニックになるな、相場の本質は今も昔も変わらない=栫井駿介

「過去最大の下落幅」という見出しについ暗い気持ちになりますが、相場の特性は今も昔も変わりません。現状を冷静に考えると、チャンスでしかありません。(『バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』栫井駿介)

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プロフィール:栫井駿介(かこいしゅんすけ)
株式投資アドバイザー、証券アナリスト。1986年、鹿児島県生まれ。県立鶴丸高校、東京大学経済学部卒業。大手証券会社にて投資銀行業務に従事した後、2016年に独立しつばめ投資顧問設立。2011年、証券アナリスト第2次レベル試験合格。2015年、大前研一氏が主宰するBOND-BBTプログラムにてMBA取得。

バブル崩壊以来の下げ幅

改めて説明するまでもありませんが、先週の株式市場は大荒れでした。日経平均株価は6,000円(約3割)下げ、バブル崩壊以来の下げ幅と言われます。好調を続けていたダウ平均株価もついに陥落し、2017年頃の水準にまで戻っています。

NYダウ 月足(SBI証券提供)

NYダウ 月足(SBI証券提供)

日経平均株価 月足(SBI証券提供)

日経平均株価 月足(SBI証券提供)

株価大暴落も、何も特別なことは起きていない

ただ、ここまでの経済情勢を冷静に眺めていた人なら、やがて株価下落が来ることは想像できたはずです。

いつ来るかだけの問題であり、引き金が新型コロナウイルスだったにすぎません。パニックに陥るようなことは起きていないのです。

つまり、米国経済は「これはもうダメかもしれない」という「ショック」にとても弱いのです。これまでも、リーマン・ショックをはじめ、ITバブルの崩壊、9.11、チャイナ・ショックなど、衝撃的なことが起きると景気・株価は敏感に反応しました。したがって、次に株価が大きく下落するのは、ショックのきっかけなる「事件」が発生した時と想定します。(中略)もちろん、想定できないことが発生したときこそインパクトは大きくなりますから、全く別のところから事件が出てくるかもしれません。

出典:チャイナ・ショック以下のISM製造業指数も株価復活…米国経済は何で崩壊するのか?=栫井駿介 – マネーボイス(2019年10月7日配信)

株価は恐ろしく乱高下していますが、これは人工知能による取引が発達した弊害ではないかと考えます。人工知能に求められるのは「少しでも早く儲け、少しでも早く逃げる」ことですから、どこが運営していようと、方向は一致します。

相場が大きく動き始めたらそれが雪崩を打ったように発生しますから、株価はとめどなく一方向に動くのです。人間だったら呆然としてる時間がありますが、人工知能にそんな間などありません。

したがって、これからも株価の瞬間的な変動は大きくなるでしょう。ニュースで「過去最大の下落幅」という見出しを毎日のように目にすることになるのです。

Next: 取引を行っているのが人間から人工知能になったところで、その本質は――

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