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コロナ致死率、全年齢で0.4%?米国疾病予防管理センター発表でわかった各国の過剰政策=In Deep

感染者がゼロになるまでロックダウンを続けるのか?

死者数に関しても、国や地域によっては状況が良くなっているところもありますけれど、総感染者数にしても、総死者数にしても、

「グラフが平坦になって初めて増加が止まっていることがわかる」

のですが、アメリカを例にすれば、いまだに平坦になっていません。

出典:Our World in Data

出典:Our World in Data

常識的に考えればわかるのですけれど、新たな感染症が流行しているのですから、「まだ感染していない人がいる限りは感染者は増え続ける」のです。

しかし、こうなってくると、ロックダウンに感染拡大抑制と死亡者数抑制に効果が「ある」という立場のほうから見れば、

「感染者がゼロになるまで、永遠にでもロックダウンをおこなう以外の選択はない」

ことになります。

それとも、バージニア州のように、ロックダウンを解除して初めて「ロックダウンに意味がなかったことがわかる」ということを認識するか、どちらかしかない。

どうも現状では、アメリカのいくつかの州とヨーロッパのいくつかの国では、最も形而上的な前者、つまり「感染者がゼロになるまでロックダウンを続ける」ほうに向かっている感じもないではないです。

しかし、たとえば、あるひとつのことを想像してみてほしいのですけれど、日本という国でもどこかの都市部でもいいですが、

「その国にひとりも風邪を引いている人がいないという状態が起こり得るか」

ということです。

確かに新型コロナウイルスと比較すれば、風邪というのは大変に凶悪な毒性を持つ感染症であり、比較することは妥当ではないですが、例えとしてはわかりやすいと思います。「風邪を引いている人が国の中にひとりもいないという瞬間はない」はずです。

日本のどこかで、冬でも夏でも、誰かは風邪を引いている。

新型コロナウイルスも同じです。

ただ、新型コロナウイルスは、再感染しない可能性が高いことが報じられていますので、基本的には、「全員が感染すれば、それで一応は終わる」もののはずです。

逆にいえば、全員が感染するまでは、「風邪をひいていない人が国の中に一人もいないというようなことはない」ことと同じように、誰がどこかで感染者として存在しているというのが「正常」なことです。

しかし、その致死率は、先ほどのアメリカCDCのデータにあるように、基礎疾患がなければ、低い致死率です。

このようなことがはっきりとしてきているのだから「規制している方向が間違っている」ことを認識するべきだと思っています。

Next: 保護の対象は、高齢者と基礎疾患を持つ人だけで十分です。子どもや若者の――

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