fbpx

株価急落を予告する「ヒンデンブルグ・オーメン」の点灯と4つの懸念=斎藤満

GSは年内2回利上げと9月の資産縮小表明を予想するが…

FRBメンバーがこれらをどう評価するかで、声明文、議長の会見内容が変わります。

それでも、次の経済危機の前に、金利や資産買い入れの武器を少しでも多く確保しておこうとすれば、景気に負担をかける形で利上げを続け、バランスシートの縮小を急ぐかもしれません。

政権に入り込むゴールドマン・サックスは、年内2回の利上げと、9月に資産縮小表明を予想しています。

市場は、相場の下げを通してこれに「ノー」を突き付ける可能性があります。

好事魔多し

今週から来週にかけて、これら相場に影響しうる大きなイベントが続きます。皆がこのヒンデンブルグ・オーメンを意識するようになると、それ自体が相場の下げを呼びます。その中でイベント・ショックが重なると、株の下げが大きくなります。

ヒンデンブルグ・オーメンは米国株の下げをシグナルするものですが、現実に米国株が大きく下げれば、日本株にも跳ねます。3月中旬からの1か月で日経平均も1000円以上下げました。つまり、米国株だけの下げでは済まない可能性があります。

日米株式市場ともに高値を付けて盛り上がっていますが、「好事魔多し」とも言います。これから1か月は油断をせぬように。
続きはご購読ください。初月無料です

<こちらも必読!月単位で購入できる人気バックナンバー(抄)>

・ヒンデンブルグ・オーメンが点灯(6/5)
・米国経済に「終わりの始まり」?(6/2)
・家計調査に見る消費の構造変化(5/31)
・統計の水増しより精度の改善が先(5/24)
・マンさんのGDP診断(5/19)
・人手不足でも増えない賃金(5/10)
・北朝鮮問題を考える(5/1)
・流れに逆行する日銀のリフレ体制(4/28)
・ヤマト運輸の賭け(4/26)
・北朝鮮に手を焼く中国の苦悩(4/24)
・日銀理論の破たんを示す需給ギャップのプラス化(4/7)
・年金不安のデフレ圧力(4/3)

※5月以前に配信された記事を読むには、6月分すべて無料の定期購読手続きを完了後、ご希望の配信月分バックナンバーをお求めください。


※本記事は、『マンさんの経済あらかると』2017年6月5日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

【関連】7月以降は株価下落?「米国大統領就任1年目」の不吉なアノマリー=今市太郎

【関連】なぜ今、欲しいモノもお金もない「消費しない日本人」が増えているのか?=斎藤満

【関連】儲かるフランチャイズビジネスの見抜き方~「コンビニはヤバイ」の先にある成功法則=俣野成敏

【関連】「40~50代で貯金ゼロ」なら何をすべき?崖っぷち世代の貧乏脱出術=午堂登紀雄

1 2 3

マンさんの経済あらかると』(2017年6月5日号)より抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中

マンさんの経済あらかると

[月額880円(税込) 毎週月・水・金曜日(祝祭日・年末年始を除く)]
金融・為替市場で40年近いエコノミスト経歴を持つ著者が、日々経済問題と取り組んでいる方々のために、ホットな話題を「あらかると」の形でとりあげます。新聞やTVが取り上げない裏話にもご期待ください。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー