ニトリの何が素晴らしいのか?
ニトリの分析は今年の7月にもすでにしていますが、出店と共に、しっかりと利益を出しているのです。
【1.安定したROE・EPS成長率】
ニトリのEPSは非常に安定しています。
決算年 EPS(円/株)
2017 927.62
2016 850.2
2015 752.28
2014 700.54
2013 651.67
2012 611.2
2011 548.2
2010 416.8
2009 321.3
2008 271.1
年平均EPS成長率:13.1%
出店に伴い、EPSを上昇させており、これは既存店がしっかりと利益を叩き出しているからです。安定したROEが安定したEPSの上昇につながっており、いい循環を生み出しています。
【2.利益率の維持】
通常の大企業ですと、ある程度利益が出てくると、市場がなくなってしまい、利益率の低い事業に手を出して失敗するケースも散見されますが、ニトリは、家具事業から出ようとしません。その点も素晴らしい安定感につながっています。
【3.IKEA以外、ライバルがいない】
最近でこそ、IKEAがライバルと言われるようになりましたが、国内としては、家具のチェーン店でライバルと言えるような企業はありません。この点は利益率に大きく影響していると思います。家具界のUNIQLOは、ライバルが少ない分、UNIQLOよりも稼ぎやすいのです。さらに、市場は国内がメインで材料は輸入ですので、本来であれば、円安は逆風です。株価は停滞気味ですので、今参入するのは悪くないかもしれません。
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『バフェットの眼(有料版)』2016年11月22日号より抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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世界一の投資家、ウォーレンバフェットの投資方法を参考に、日本の会社を分析するメルマガです。「株をやったけど全然うまくいかなった。」「デイトレードなんてやってる時間ないよ…。」という方にぴったりのメルマガです。私自身が実験台となり、本格的な長期投資を行っています。