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なぜ貯金ができない? バフェットの「貧乏時代」に隠された貯蓄のコツ(後編)=俣野成敏

【家計を見直すための5ステップ】

続いて、具体的に現状を見直す方法をお伝えしておくことにしましょう。

<(1)マネーレコーディング(家計簿)を行う>

最初に家計簿を付けます。目的は現状把握のためです。現状、何にいくら使っているのかがわからないと、改善のしようがありません。まずは3ヶ月を目標に続けてみましょう。慣れないうちは大変かもしれませんが、今は便利な家計簿アプリもたくさん出ていますから、そうしたツールを積極的に利用すると作業の負担が減ります(詳しくは当メルマガのバックナンバーVol.41を参照)。

<(2)予算の指標と現状の数値を比べる>

次に、それぞれの支出の平均を算出し「収入に対する理想的な支出の割合」と比べてみます。ここに挙げているものでなくても、ご自身で調べたものでも構いませんが、その際はパーセンテージで比較するようにしましょう。

《収入に対する理想的な支出の割合(一例)》
食費:15~20%
住居費:25%(引越し代含む)
水道・光熱費:5%
通信費:3%未満
保険料:1~3%
車両費:5%
教育費:10%(自己投資含む)
趣味娯楽費:15~20%(交際費含む)
貯蓄:20~30%(貯蓄性の投資含む)

<(3)自分の中の優先順位を見直す>

臨時の出費は別にして「自分はどこにどれくらいお金を使っているのか?」を把握します。平均に対して自分の支出のほうが突出して高いところは、自分がこだわりを持って使っている証拠と言っていいでしょう。自分のお金の使い方の傾向をつかみ、配分を見直します。

ポイントは「お金の使い方と自分の中の優先順位が合致しているか?」を確認することです。予算には限りがありますから、ここで「何を優先して、その分、何を抑えるのか?」を決めます。

<(4)はみ出ているものが「置き換え可能かどうか?」を考える>

マネーレコーディングをした結果、仮に「賃貸が高い」「車輌維持費がかかる」などと判明しても、自分の中の優先順位が高かった場合、そこを削ってしまうと生活の満足度が下がってしまう可能性があります。そういう場合に検討すべきなのが“置き換え”です。

たとえば車が好きな人であれば、自分で所有するのではなく「休みの日だけ好きな車を借りる」か、または所有して「使わない時は貸し出しできないか?」を検討します。当マネースクールの受講生の方で、独身男性が4LDKの家をローンで購入し、3部屋を知人に貸して支払いをそれでペイしている人もいます。

<(5)マネープランを作成(見直し)しマイルール化する>

毎月の支出がわかり、これまでの収入の伸び具合がわかっていれば、だいたいの生涯収入に対して、どれくらいの老後資金が準備できそうかが判明します。これらの数字をもとにマネープランを作成し、必要額に対して足りない分をどうやって捻出していくかを検討します。ここはやはり、プロの力を借りることをオススメいたします。

マネープランを作成したら、それを実現するためのマイルールを考えます。マイルールは、四分の一貯金法や給料日に別口座に移す方法、日々の予算を1日ずつ封筒に入れ、必要経費はそこから使う方法など、いくつかあります。とはいえ、基本は決めたことを実行するだけですから、至ってシンプルです(詳しくは当メルマガのバックナンバーVol.79, 80を参照)。

【関連】2018年はお金が貯まる!敏腕FPが教える「すごい貯金」と人生を変える習慣=俣野成敏

何より大切なのは、「とにかく前に進む」ことです。人は理解しようとするあまりに、そこで立ち止まって考えてしまうことがよくあります。けれど、早く目標に到達するには「わからなくても、できることから始める」ことです。

Next: 貯蓄への道は千差万別。自分にあったマネープランが必要になる

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