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サンバイオショックとは何だったのか?大損失を被った2名の事例と得られる教訓=俣野成敏

【正統な商品であっても、安心はできない】

実は、私の身近にも、高値だった時のサンバイオ株を買い、大きな損失を被った方が2人ほどいます。身近にこのような事例があったことに衝撃を受け、「当メルマガをご覧の方々には、くれぐれもご注意いただきたい」と思ったことが、今回、この記事を執筆するに至った理由です。

その事例の方々を、ここではAさん、Bさんとしておきましょう。

<Aさんの事例>

Aさんは、同社の株が上り基調だった2018年11月中旬頃に、ご自身の資産の中から1,000万円を投資しました。

その後、株価が上昇し、Aさんの資産は目論見通りに倍増しましたが、結局、サンバイオショックで1,000万円を全損。さらに信用取引を行なっていたため、借金を負うこととなり、残っていた預金の全額をその補填に充てざるを得ない状況に追い込まれてしまいました。

それでもまだ、Aさんは借金を返済することができただけ、良いほうだったのかもしれません。

<Bさんの事例>

Bさんは、自己資金400万円に加えて、退職した父親から退職金の500万円を借り、信用取引を限度額いっぱいまで使って株を購入。結果、3,000万円強の借金を負うことになってしまったのです。

Bさんは現在、自己破産申請を行っています。

信用取引は、レバレッジとも言いますが、簡単に言ってしまうと借金のことです。証券会社にお金などの担保を預けることによって、担保の約3倍の金額の取引が可能となります。

借りたお金で株を買い、その株が値上がりした時点で株を売って借金を返せば、差益が手に入る…ということですが、万一、買った株がその後、値下がりしてしまった場合は、資金を失った上に、借金だけが残ります。

サンバイオショックによって、多くの方が同様の状態に陥ってしまいました。

たった1つの新薬に命運がかかる

サンバイオ社は、今後、ひとまず効果が認められた慢性期外傷性脳損傷で第3相臨床試験に臨み、SB623の2020年1月期の発売を目指すとされています。期待した効果が得られなかった慢性期脳梗塞については、データを検証し、見直しを行っていくとしています。

同社のHPを見る限り、現在、少なくとも3種類の薬の開発を進めていますが、今のところ可能性が高いのはSB623だけで、開発に成功すれば、アルツハイマー病やパーキンソン病などにも応用できる、としてします。

とはいえ、この薬1つだけに少々、偏り過ぎているような気もします。

Next: その情報はどこから来ている?自分の限られた資金をどこに投じるべきか

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