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アマゾンの現PERは65倍、バリュー投資家で知られるバフェットがそれでも投資したワケ=栫井駿介

バフェットがPER65倍のアマゾンに投資したことが話題となっています。バリュー投資家で知られる彼が、このタイミングでアマゾンに投資したのはなぜなのでしょう。(『バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』栫井駿介)

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PERに惑わされない、バフェット流長期投資の真髄を学べ

アマゾンに投資しなかったことを後悔していたバフェット

ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイが、Amazon.com(AMZN)に投資したということです。

米著名投資家のウォーレン・バフェット氏は2日、CNBCのインタビューで、自身が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが米アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)の株式を初めて取得したことを明らかにした。

出典:米バークシャー、アマゾン株に初投資(バフェット氏)―CNBC(2019年5月2日公開)

バフェットは以前もアマゾンに投資しなかったことを「後悔している」と発言していました。ここに来て満を持して投資に踏み切ったというわけです。

アマゾンのPERは65倍!高すぎるのでは…

ここで問題となるのが、アマゾンの投資指標です。PERは65倍、PBRは20倍です。一般的な「バリュー投資」の考えではとても買えない高値です。

しかし、バフェットはあくまでバリュー投資の範疇を外れていないと公言します。その理由を、私なりに解釈してみました。

バフェットの投資手法は、企業が持つ「価値」よりも安い「価格」で購入し、持ち続けるというものです。価値とは、その会社が将来生み出すキャッシュ・フローの割引現在価値、簡単に言うと利益の総和です。

将来のことですから、誰にも正確なことはわかりません。したがって、機械的に求められる数値は存在せず、価値の算定には多かれ少なかれ分析者の主観が入ることになります。

これを補うのがPERやPBRです。不確実な未来のことではなく、より確実な過去や目前の未来の数値を用いて数字を示します。不完全な指標ではありますが、分析の出発点としては有効な指標です。

【関連】PERやPBRに惑わされず本物の割安株を発見する2つのアプローチ=栫井駿介

Next: このタイミングでバフェットが投資したのには理由がある

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