<条件その2:意思決定が確実にできる人>
2つ目は、いわゆる信用問題です。
迅速に「買う」という意思決定を行い、覆さないことが大切です。
非公開物件というのは、売主からの信頼によって得られる情報です。情報そのものに信頼という価値があるのです。
新聞や書籍など、価値がある情報というのは、本来お金を払って得るものです。新聞や書籍以上に、利益が出る価値のある物件の情報を頂くということは、売主から信頼を頂くということと同義です。
その信頼に応えなければ、当然、次はありません。
業者としてはその信頼に応えるべく、その情報の価値を理解でき、信頼できる人にしか紹介できないわけです。下手に広めると信頼を失墜してしまうからです。
会社の役員に就いていたり、役員や部長職などかなり上位の意思決定者と仕事をしている人なら実感として、この信頼がいかにセンシティブに扱わなければならないかがわかると思います。
未公開物件の情報を頂ける信頼とは、それと同様だと思ってください。
「非公開」という言葉にダマされないために
ひるがえって、世の中にあふれる「非公開」とか「未公開」などの情報を見ると、どうでしょうか。
なぜ取引もしたことない業者やポータルサイトから、非公開とか未公開とかの情報が来るのでしょう。
本来、非公開というのは相当にセンシティブな信頼のうえでしか知りえない情報なのに、手軽に手に入るわけがないですよね。まぁ、世の中そんなものです。
本当の非公開物件の情報が得られるようになるためには、まずは現金で10億円くらいポンと出せるようになる必要があるということです。
われわれ庶民にとって、それ以外の方法はほぼ存在しないといっても過言ではないのですから。
『1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ』(2019年6月4日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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