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最低賃金、全国平均901円へ。上げても埋まらぬ「日本の格差」は大きく7つある=鈴木傾城

日本の格差その2:教育の格差

きちんとした高等教育を得られたか、それとも教育を得られなかったか。それもまた大きな格差を生み出すものになる。

大学卒業と高校卒業の社員は最初から賃金格差があるというのは誰もが知っている。厚労省の資料では、大卒の生涯賃金が2億8,650万円で、高卒の生涯賃金が2億4,000万円ほどなので、約4,600万円の差が出る。この差がそのまま教育の格差になる。

なぜ大学に行かなかったのかという点は考慮されない。たとえば、家庭の経済的な事情で大学は難しかったという点は考慮されない。大学を卒業したかしていないかだけで区分けされる。

中卒になると、賃金格差の前に仕事そのものが見つからないというハンディもある。それだけではない。就ける職業も限られてくる。オフィスワークは中卒の場合はかなり難しい挑戦になる。学歴不問とあっても、中卒は真っ先に落とされる。

高学歴であればあるほど高収入が得られやすく、低学歴であればあるほど低収入を余儀なくされる。それが教育の格差である。

日本の格差その3:性別の格差

同じ大卒でも、男性と女性では男性の方が賃金が高い

女性の方が有能で女性の方が判断能力に優れていたとしても、男性の方が出世しやすい。仕事のチャンスもまた男性の方が得やすい。ほとんどすべての職業に関してそうなのだ。

20代の女性は同じ年代の男性よりも11%から16%ほど賃金が少ない。30代の女性では同じ年代の男性よりも24%から29%ほど賃金が少ない。40代の女性では同じ年代の男性よりも32%から37%ほど賃金が少ない。50代の女性では同じ年代の男性よりも40%から41%ほど賃金が少ない。

性別による賃金格差は日本だけではない。男女平等が行き渡ったと思われている欧米でも同じだ。

女性たちは自分たちが常にキャリアアップすることにハンディを持たされていることを「ガラスの天井」と表現している。

しかも、女性は妊娠・出産・子育てが入ると収入が途絶えるか激減する。いろんな意味で性差によるハンディを持っている。こうした要因が性別の格差を生み出す。

Next: 先進国に生まれただけでラッキー。しかし日本人としてひとくくりにできない…

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