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Googleも米軍に情報提供?国防総省とシリコンバレーが人々に知られたくない本当の姿=カレイドスコープ

「グーグルは、みんなが思っているようなものじゃない」

グーグルは、シリコンバレーの数あるIT企業の中でも、創業段階から情報機関が手塩に掛けて育て上げてきた非常に特殊な企業です。

むしろ、CIAやNSAのIT部門と言い換えた方が適切なのかもしれません。

2003年、グーグルは、政府機関でありながら、世界でもっとも秘密めいた情報機関である国家安全保障局(NSA)との間で210万ドルの契約を交わしています。

ウィキリークスのジュリアン・アサンジは、「グーグルは、みんなが思っているようなものじゃない」という記事の中で、次のように述べています。

2003年、NSAはマイケル・ヘイデン統括の下で、外国情報監視法(FISA)に組織的に違反していた。それは、ブッシュのホワイトハウスからの命令に従って、すべてを収集し、すべてを傍受し、すべてを認識し、すべてを処理し、すべてを活用するために通信傍受プログラム『プリズム』が導入される前のことである。

まさに、これらは国防総省・高等研究計画局(通称「DARPA」)の全情報認知(Total Information Awareness:TIA)プログラムそのものである。

同時期、グーグルは、ネット上から収集した膨大な情報を検索するためのツールをNSAに提供するために、約200万ドルの資金をNSAから受け取っているのだ――

確か、グーグルの企業理念は、世界の情報を収集してこれを整理し、普遍的にアクセス可能で有用なものにする、ことではなかったのかな?

彼らがやっていることは、彼らが掲げた理念と正反対のことばかりです。

アメリカ国家安全保障局(NSA)とグーグルのつながり

NSAは、米国の情報コミュニティの怪しげな監視部門として不気味に機能しており、外国の諜報機関および対情報作戦における「無線諜報、電波信号の傍受による情報収集と保存、および分析」を担当しています。

これらの諜報活動は、いわゆる「シギント(SIGINT)」として知られている広範な情報活動です。

グーグルは、この不吉なNSAから提供された約200万ドルの資金によって、「24の言語で1500万の文書を検索することができる」カスタム検索ツールを構築し、それをNSAに提供しました。

2004年4月に、NSAとの契約が満了したグーグルは、「無償でも構わないので政府との契約関係を今までどおり維持したい」旨を申し出ています。そして、それは1年延長されました。

グーグルにとって、政府機関との関係をつないでおくことは、それほど重要なことだったのです。

Next: CIAが5,000株を超えるグーグル株式を売却?政府機関との怪しい関係

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