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天才投資家ジム・ロジャーズが警告「少子化と巨額債務から目を背ける日本は沈む」=花輪陽子

変化を恐れる日本を変えることは難しい

ロジャーズ氏は新型コロナウイルスによって社会革命とまでは行かなくても、変化をもたらしていると言います。

「数年、数十年かけて起こるべき変化を早く始めさせる作用はあるだろう。通常であれば、在宅勤務しない人の在宅数が急激に増えた。あるいは、ネット通販やウーバーイーツが爆発的に拡大しているなどの変化が起こっっている」。

しかし、日本には紙やハンコの文化、マイナンバーの紐付けが整っていない、行政への問い合わせもメールではなく基本電話など諸外国と比べるとスピードを阻害する要素が残ります。

「百歩ゆずって、“ゆっくり”と変わり始めているとしよう。しかし、“ゆっくり”が問題なのだ。社会保障にしても、少子化対策にしても同様で、非常にゆっくり変わっている間に人口は減り、借金は増えていく。その間に日本は沈没してしまうだろう」。

日本はウィルス危機を機に大きく変われるかが問われそうです。

海外に目を向けなければ、日本は縮小していくだけ

「経済が好調で、国が上昇基調にある時は、外国人のことなど気にしなくても良い。特別な関心を示さなくても、向こうから来たいと言ってくれるからだ。しかし、衰退した国に、外国人は来ようとは思わない。ましてや、日本が停滞している一方で、中国や韓国が成長し外国人にとっても魅力的な国になっている。だから、日本にとってそう多くの時間があるわけではないのだ」。

移民を受け入れて成功した例として、アメリカやシンガポールを挙げ、外国人を拒んで衰退した国としてミャンマー(旧ビルマ)を挙げることができます。

「シンガポールで一生懸命働けば自国で家が建つ」という外国人労働者は非常に真面目に働いています。もちろん日本も水面下では外国人の受け入れを増やしていますが、人口に対して少な過ぎると言います。ドイツのように急激に数を増やし過ぎて問題が起きた例もあるので、今から受け入れを増やしていく必要があると言います。裕福な国の二代目三代目は、徐々に働かなくなっていく傾向があると言います。

「売り家と唐様で書く三代目」という表現に似た英語や中国語の表現もあり、どの国でも先代がとんでもないハードワーカーで資産を築いても次の代以降になくなってしまうという意味です。ハングリー精神にあふれ、勤勉でよく働く外国人を受け入れたほうが良いということです。

Next: オリンピックが経済的に国民のためになったことはない。オリンピックを――

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