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平均年収1800万円!キーエンスの営業力はコロナ後も通用するのか?=栫井駿介

PER50倍は割高か?長期株価上昇の裏付け

業績の伸びに伴い、株価の上昇も加速しています。

特にここ数年の伸びは顕著で、キーエンスが優良企業として認識されてきたことが分かります。時価総額では国内3位にまで躍り出ました。

キーエンス<6861> 月足(SBI証券提供)

キーエンス<6861> 月足(SBI証券提供)

PERは50倍を超え一見割高にも見えます。しかし、今後もFA市場の拡大と海外進出の加速が続くのであれば、まだ成長が続くはずです。

例えば、これから5年間、年率10%程度の利益成長が続くとすれば、5年後のPERは35倍、10年続くとすれば20倍となります。危険な水準と呼べるほど割高ではないことがお分かりいただけるでしょう。

何より、素晴らしい経営をしている会社ですから、持ち続けることに不安がありません。それだけでも長期投資の対象としてはうってつけといえます。

コロナで強みの営業力が発揮できない? それは一時的なこと

直近では、新型コロナウイルスによる営業の不振や企業の設備投資減退により、業績がマイナスに転じています。

しかし、これは一時的なものだと考えられますから、株価が下がるとしたら押し目買いのチャンスを提供してくれるでしょう。

経営と株価は長期的に見れば表裏一体です。みなさんもぜひ良い会社を探し、株価変動を楽しみながら、投資をやってみてください!


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image by:Pavel Kapysh / Shutterstock.com
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2020年8月17日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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