調べれば調べるほどに増える「れいわ新選組」への疑問
以下の疑問は、所詮、学者でも実務家でもない者の筆者(私)の思いつきで、“的外れ”かもしれません。思いついたまま羅列してみます。
・日銀の独立性はどう考えればよいのか?
・他国の例や歴史から見て、金利上昇は勢いがつくと止まらないが、インフレは人がコントロールできるのか?
・そもそもインフレをタイミング良く抑え込めるのか?
・欧米諸国は金融緩和政策を見直し、利上げを模索しているが、日本だけが財政拡大していて大丈夫?
・財政改善しないと、格付け会社に日本国債を格下げされないか?
・日本国債格下げ、CDS(※)価格高騰の心配は考えすぎ?
※CDS:Credit default swapの略称、平たく言えば、(正確な表現ではありませんが)国債がデフォルトしたときに備える保険のようなもの。この価格が上がると「危ないんじゃない」という機運が高まります。
・国債発行が基本的に国内でファイナンスできる国では、「政府の借金の拡大は国民の資産の増加」という概念は世界でも認められるの?
・そもそも財政赤字が拡大し国債発行額が増えても円高になっているという現象は、財政に関係なく米国との関係にあるのでは?
・財政拡大でもインフレになっていないのは事実だから財政拡大してもインフレにはならないというロジックですが、別の要因でインフレになっていない、というかデフレのままになっているのでは?
・財政破綻にはならないが世界の信用を失うことにはならないか?
・国政政党なので、外交や安全保障はどうなのでしょう?
そりゃ「メロリン給付」や「徴収免除」は、実行できれば素晴らしいです。特に、徴収免除は家計に優しい対策だと思います。こういう発想は、既成政党では思いつかないものだと感じます。
だいたい政策に“ケチ”を付ける人は、決まって「財源はどうするのか」と聞いてくるのですが、国民に、夢と希望を見せることも大事だと思います。それこそ、みんなでどうやって実現できるかを知恵を絞って考えることが大事なのではないでしょうか。でも、最低賃金1,500円を全国一律で実施するって、どうやるのですかね。
今回、「れいわニューディール」を調べて、いろいろと勉強になりました。政治は、パッションも大事だがロジックも必要で、いや両方必要です。それと実行可能性を「追求する姿勢」が大事だと、改めて勉強になりました。
なんとか政策を実現できるようにしようとたどり着いたのが「政策を国債で実現」というストーリーだと思います。
ボールは国民に投げられた。みんなで知恵を出し合って、この危機を、そして明るい未来を作っていきましょう……すごく、政治家になりきったコメントでまとめてみました。
今回のこの長文コラムは、私の勉強した報告であり、あくまでも学校で提出するようなレポートです。悪しからず…。
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2021年9月15日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による