中国国家と密接な関係になってきたファーウェイ
むしろ米国がファーウェイを叩き出してから、ファーウェイと中国国家と密接になってきたそうです。ファーウェイは一切広報活動はしてこなかったのを、米国との問題があってから、任正非CEOがテレビに出るようになったそうです。
日本からのファーウェイへの部品調達額は7,300億円、米中摩擦による大損失を被っていると言っても過言ではありません。
米国にとってもファーウェイに替わる会社はノキアかエリクソンかサムソンぐらいしかないとまで言われています。
日本では、スマートフォンに搭載されているプロセッサーや、マルチメディアIP、ソフトウエアに至るまでそのの技術が活用されている英半導体設計大手ARMを買収したソフトバンクにも注目されます。
ファーウェイの「スマートシティ構想」
役所内の大型モニターでタッチした地域の物価や人の流れ、交通状況や天候が一瞬でわかる…
戸籍・納税・各種届など全ての役所の業務を統合される…。
ビッグデータが社会の流れを円滑に便利にしていきます。
中国のアリババ本社入り口には大きなモニターがあり、街中の交通状況が映し出されていて、時間帯や車の流れで信号を調整して渋滞をなくすシステムを稼動させているそうです。
信号操作で救急車などの緊急車両が、いかに早く効率的に現地にたどり着けるかをビッグデータで検証し実証しています。キーワードは「ビッグデータ」です。
ファーウェイ「スマートシティ構想」では、
・スマート教育:カリスマ教授の授業配信実施
・スマート医療:身分証に健康データを内臓 自宅で血圧測定や脳スキャンが可能
・スマート航空:複数のターミナルビルの運用をデータにより統合
・スマート油田:運営のデジタル化で採掘の効率化
というのがあるそうです。
ファーウェイはこれらに関連する情報を提供するだけとしています。それも比較的安く提供しているそうです。
だからファーウェイは世界に急激に広まったとも言えます。
ファーウェイは「電子の土管屋」と言われ、ようは「つなぐだけ」の会社で、たとえば、システムだけを提供して車自体は作らないという理念のようです。
ファーウェイは、ビッグデータに強みがあると言えます。
確かに、ITと社会主義は親和性が高いと言われています。それがディープラーニングの差に表れてきています。なにせ14億のビッグデータがありますからね。
そのビッグデータを活用して効率的社会を実現するのが「スマートシティ構想」なのでしょうね。その中核をファーウェイが占めようとしているのでしょう。