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アベクロ体制崩壊が暴落リスク。日銀、コロナ感染者急増を事前に知って株価を買い支えか=江守哲

中国政府は日銀のお手本

6日の上げには驚いた。中国株の上昇が背景にあるが、政府筋が「健全な株価上昇」とし、バブルではなく、株価操作でもないとしたことが好感されたようである。中国が健全な株価上昇ということは、株価操作がうまくいっているということであろう。まさに「社会資本主義」のお手本である。

これを「結果的に」模倣しているのが日銀であり、FRBである。これは否定のしようがない。

日銀は株価を直接操作し、FRBは間接的に操作している。このような社会資本主義のやり方が主流になってくれば、株価は動かなくなる。それは中国を見れば容易に理解できる。成長性がそがれるのである。しかし、FRBはまだ余地を残して操作しており、それがビッグ5の株価上昇につながっているといえる。

成長企業があれば、その企業はまだ伸びる余地がある。しかし、日本にはそのような企業がない。したがって、下げもしなければ上がりもしない。株価操作がさらにそれを助長しているのである。

このまま株価が上げてくかについては不明である。しかし、市場では徐々に強気な声が出始めている。いわゆる「意外高」への警戒である。

サマーラリーの可能性を指摘する向きもまだ少数派ではあるが出てきた。このまま上げていくのか、それとも調整後に上げていくのか。上げることが前提になっているが、どうも市場関係者は上げることを前提に考えているようであり、多少は敬意を持ってその言葉を聞いておきたいと考える。

無論、その言葉に投資判断が左右されることはあり得ない。最終的には「市場に聞く」だけである。市場の声が最終的に最も重要である。自身の考えや固定観念は役に立たないのである。

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本記事は『江守哲の「投資の哲人」〜ヘッジファンド投資戦略のすべて』2020年7月13日号の一部抜粋です。全文にご興味をお持ちの方は、バックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本記事で割愛した米国市場金、原油各市場の詳細な分析もすぐ読めます。

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江守哲の「投資の哲人」〜ヘッジファンド投資戦略のすべて』(2020年7月13日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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株式・為替・コモディティなどの独自の市場分析を踏まえ、常識・定説とは異なる投資戦略の考え方を読者と共有したいと思います。グローバル投資家やヘッジファンドの投資戦略の構築プロセスなどについてもお話します。さらに商社出身でコモディティの現物取引にも従事していた経験や、幅広い人脈から、面白いネタや裏話もご披露します。またマーケット関連だけでなく、野球を中心にスポーツネタやマーケットと野球・スポーツの共通性などについても触れてみたいと思います。

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