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上昇し過ぎたアメリカ株はもう上昇しない?利下げで企業は再び積極経営に転じるか=藤井まり子

「向こう数年から10年間」は「大きな時代の変わり目」

今は「大きな時代の変わり目に近づいている」というのが、レイ・ダリオの見方です。

1年以内なのか?1~3年後あたりなのか?遅かれ早かれアメリカ経済はリセッション入りすることでしょう。ダリオは「その後の世界」について以下のように見ています。

9月4日の貞子ブログでも紹介しています。
※参考:『The Three Big Issues And The 1930s Analogue』

ダリオは、今のアメリカ経済を1930年代後半にとてもよく似ていると考えているようです。

1930年代後半の景気後退期を脱するために、アメリカは第二次世界大戦に参戦、軍需部門でばかすか財政出動を行って財政ファイナンス(ヘリコプターマネー)を開始しました。この財政ファイナンス(ヘリコプターマネー、別名MMT)のおかげで、1940年代初めにはアメリカ経済はなんとか景気後退から脱して、株価も物価もコンスタントに上昇しはじめます(数年間もばらまき続けないとインフレにならないくらい、当時のデフレ圧力も強かったようです)。

そして、永らく低下傾向をたどった長期金利も、やや遅れて1950年ごろには上昇トレンドへと戻っていったのでした。

めぐりめぐって、2019年。「来たるべく2020年代(?)の景気後退」を回避するために、アメリカでは「財政ファイナンス(ヘリコプターマネー)」がばかすか始まることでしょう。やがてアメリカ株も物価も上昇し始めるでしょう。

この頃には、アメリカではトランプよりももっともっと大衆迎合的な大統領が登場しているのかもしれません(それほどまでに、今のアメリカでは貧富の差が拡大し過ぎてしまっているのです…)。

というわけで、レイ・ダリオは当面はゴールド価格が(向こう10年くらい?)上昇するだろうと予測しているわけです。

戦後、長期金利は1950年から1981年まで上昇トレンド辿りました。この時代の経済学では、「景気後退期には金融緩和よりも財政出動が有効である」と広く信じられていました。各国は不況になると競ってインフラ投資などの積極財政へと邁進します。

その後、長期金利は1981年から現在に至るまで下落トレンドを辿っています。この時代の経済学では、「景気後退期には財政出動よりも金融緩和が有効である」と広く信じられていました。各国は不況期には競って金融緩和を続けます。

そして、長期金利が「上昇のメガトレンドから下落のメガトレンド」へとシフトする「大きな時代の変わり目のおよそ10年間」には、ゴールド価格が急騰しています。

1970年は、アメリカ政府がドルとゴールドとの兌換を止めた年です。その後の10年間である70年代にはゴールドは暴騰、ものすごい勢いで「ドル安・ゴールド高」が進行した時代だったのです。

めぐりめぐって2019年。今後、長期金利が「下落のメガトレンドから上昇のメガトレンド」へとシフトする「大きな時代の変わり目の10年間」が始まることでしょう。向こう10年間、大きな時代の変わり目になるんです!

この新しい10年間においても、ゴールド価格は上昇するだろうというのが、ダリオの見立てです。

おそらく2020年には、アメリカのポピュリスト政府は財政ファイナンス(=ヘリコプターマネー)に着手することでしょう。2020年代も1970年代同様に「ドル安・ゴールド高」が進行する時代になるだろうというのが、ダリオの見立てです。

2020年代の10年間、ドル安の進行でどの通貨が高くなるのでしょうか?それは、台頭する新興勢力の中国人民元をはじめとする新興国通貨なのかもしれません。

ドル安の進行とともに、ドルは今度こそ「基軸通貨の座」から少しずつ滑り落ちるのでしょうか?アメリカは「覇権の座」から少しずつ滑り落ちるのでしょうか?

世界は、向こう10年間くらい、「勝者無き多極化の時代(群雄割拠の時代)」を迎えるのでしょうか?

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【要注意!】なお、資産形成および投資は、必ず「自己責任」でお願いします。この記事は藤井まり子の個人的見解を述べたもので、当メルマガ及び記事を読むことで何らかの経済的及び精神的被害を被ったとしても、当方は一切責任を負いません。

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image by: cocozero / Shutterstock.com

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藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』(2019年9月4日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による

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