日本は生涯現役「強制」社会へ
昔の高齢者に比べたら確かに現代の高齢者は健康かもしれないが、それでも加齢による衰えは確実に起きている。しかし「生涯現役」が強制される。
それは多くの高齢者にとって、過酷であり残酷なことである。確かに年金受給資格の「高齢者」に入る65歳を過ぎても、現役でバリバリ働きたいという高齢者もいる。70代や80代でも、働くのが好きで「仕事が生き甲斐」という人もいる。
しかし、かなりの高齢者は「もう疲れた。ゆっくり休みたい。働くのが苦痛だ」と思い、仕事から離れて静かに暮らす日々を求めているはずだ。
人生100年時代になると、この「生涯現役の強制」が行われるようになる確率が非常に高い。十分な貯金がないのであれば、「高齢者にも長く働かせる」というのが社会の回答になるからだ。
人生100年時代と生涯現役の組み合わせは、残酷な時代の幕開けでもある。
私たちは「老いてゆっくり休む」という選択肢は残っていない。このままでは、カネのために奴隷のように酷使される未来が待っている。
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2019年11月21日)
※太字はMONEY VOICE編集部による
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