【4】子育て世代に必見の埼京線
埼玉から池袋・新宿・渋谷といった副都心を結ぶ埼京線は、いまや首都圏の通勤路線としてなくてはならない存在になっている
埼京線は
JRで4番目の混雑ぶり
路線ではあるが、子育て世代に優しい路線になりつつある。
2004年、JR東日本は埼京線沿線にはじめて保育所をオープンさせた
これを機に、JRは埼京線を“子育て応援路線”と命名。毎年のように保育所を新設している。
(保育所を作るための用地に使用可能な)
都市施設帯は線路脇にあるから、当然ながらそこに開園する保育所は駅近になる
埼京線は
保育所が整備されて、“混雑の激しい路線”から脱却し、ニューファミリー層が多く暮らす街になりつつある
【5】酒盛り列車の常磐線
路線全体としては都心部から仙台までを、太平洋沿岸地域を経由して結び、特急列車も運用されている
首都圏方面では茨城県南部や千葉県から都心部への通勤輸送の役割を担っている
さらに2015年には品川まで直通する上野東京ラインが開通したことにより、それまで東京や新橋にある勤務先に上野で山手線・京浜東北線に乗り換えていた常磐線ユーザーの利便性が大幅に向上した
都心にあるエアスポット
三河島駅
三河島は
1日の平均乗車人員は1万373人(2014年)と常磐線のJR東日本管内の駅では最も少なく、東京23区内の駅でも4番目に少ない。
千葉を経て茨城まで走るこの列車、「酒盛り列車」という異名がついている。日暮里~牛久間は1時間弱で到着するが、その間、酒を飲みながら帰る乗客が多いためだ
→よく、常磐スタイルなんて言われているのを聞いたことがあります。
【6】平日も休日もにぎわう成長路線の京葉線
乗客数を減らす路線も多い中、いまでも乗客数を伸ばす京葉線は(中略)首都圏でもっとも新しいJR路線
沿線の街は、どこもニューファミリー層が目立ち、ニュータウン然とした雰囲気
新浦安駅は乗車人員5万3000人のうち3万8000人以上が定期券利用者─つまり駅の利用者の7割が通勤通学客という、まごうことなきベッドタウン
その一方で
土日祝日の京葉線で圧倒的な存在感を放つのが舞浜駅だろう。日本人の誰もが知る、東京ディズニーランド・シーの最寄り駅である同駅は1988年に開業した
京葉線の沿線開発を進めるきっかけになりそうなのは、2020年の東京オリンピックだろう。
選手村は新木場からも近く、(海浜幕張駅の)幕張メッセなどでも一部の競技が開催予定
開業から約40年経っているも、まだ“若い”路線だけにポテンシャルを秘めている