【16】今が買い時?相鉄本線
神奈川県随一のターミナル駅である横浜から横浜市内陸部を経由して神奈川県の県央に位置する海老名までを結ぶ通勤・生活路線である相鉄本線
相鉄本線の特徴は、利用客の大部分が沿線住民であること
都内を走行しないため、沿線のブランドタウンが18駅中横浜(108万円/平米)の1駅である
とはいえ、以降の地価は横浜から数百メートルしか離れいてない平沼橋で34万4500円、星川が22万6000円、相模大塚が16万2000円といった具合で(中略)価格の下がり方が激しく、沿線は人気エリアとはいい難い
将来的にはそんな状況を打破できるかもしれない
ダイレクトに都心部にアクセスする2つの計画
がある。
ひとつは
2018年度内に開業を目指す「相鉄・JR直通線」(仮称)
この連絡線ができると(中略)湘南新宿ラインと同じ経路で新宿方面に達する
もう一つの計画は(中略)渋谷や目黒へのアクセスも格段に向上する
ものであり
2019年の開業を目指している
【17】日本一の混雑路線~東西線
東京メトロ東西線こそが、日本一混雑する路線
東西線(木場→門前仲町)の最混雑率は200%で、堂々の日本一である
千葉から東京に向かう列車では
西葛西あたりで乗客が乗り切れなくなり(中略)この混雑は5つ先の茅場町まで続く
一方で、中野方面からの電車は空いている
都心部の駅を見ると、門前仲町、日本橋、神楽坂、(中略)茅場町、大手町と日本を代表する街を串刺しにしている。混雑するのも無理はない
その他に注目するべき駅は、日本有数のマンモス大学、早稲田大学がある早稲田である
東西線の西船橋方面は一人暮らしの学生が少ない
逆に
家族世帯
が多い。
若いファミリーが多い
東西線と京葉線が通る葛西エリアに注目すると、生産年齢人口(15歳~64歳)が69%と他のエリアよりも5%も高く、転入・転出の割合も最も高い。若い世帯が多く、その流動も激しい
東京寄りの千葉である
市川市には、社宅が多いという特徴もある
妙典を過ぎて江戸川を渡ると、船橋市の原木中山、西船橋となり、東西線は終点である。どちらも多くのマンションが建ち、人口も増えており、その点では共通した特徴がある
さらに興味深いことに
葛西にインド人コミュニティがある
行徳・妙典にもインド人は多い
東西線はインド人コミュニティを結ぶ路線でもあるのだ
【18】お金持ちの町から都内のはずれまで~都営三田線
三田線は「都営」であるため、全区間が23区内にある
全線23区内にもかかわらず
ベッドタウンを有するというのは、地味ながら特殊なケースの路線
しかも、目黒、白金台、白金高輪などの家賃相場が都内でも相当高い地域の高級住宅地から、家賃も23区内で安値な西高島平といった住宅地までを結んでいる。
高島平に大規模団地
ほかにも三田線は、都営住宅・公団住宅といった大規模な団地が沿線のいたるところにあるのが特徴
高島平のほかにも、西台には団地マニアの間でも有名な存在だった都営住宅西台アパートおよび東京都住宅供給公社西台住宅があった
そのため
「三田線沿線に住んでいる」といわれれば、「ああ、団地に住んでいるのかな」と
想像してしまうレベルだ。
→余談だが、団地やURなどが多いということは、個人の賃貸アパートにとっては決して良い環境とは言えない。
ただし、三田線は成長路線であり
2000~2011の10年間の間に、乗客数は18.6%も増え
ている。
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