高校中退から年商億超えで「令和の虎」にも“虎”として出演。起業家・松下直人が明かす「負けないEC経営」の極意はメルマガで磨け!
一般社団法人日本EC経営支援機構 代表理事で、今EC業界で最も注目されているコンサル企業のひとつである「EC-Consulting Japan株式会社」代表取締役の松下直人さんは、16歳で高校を中退し、宅配寿司のアルバイトから社会人生活をスタート。その後、物流倉庫や派遣会社などを経て、29歳でEC事業を起業しました。テレビ番組「マネーの虎」と堀江貴文氏に憧れて様々なビジネスをスタート。その中で始めたYahoo!ショッピングへ海外から仕入れた商品を販売するECビジネスが上手くいき起業。その後、LINEヤフー株式会社よりYahoo!JAPAN認定コマースパートナーとして認定をうけて活動し、現在Yahoo!ショッピング専門の支援会社として3年連続でYahoo!から表彰を受けるまでに成長。そして、ついに人気ビジネスYouTubeチャンネル「令和の虎」に「虎」として出演する夢を叶えています。
このたび、まぐまぐよりメルマガ『Yahoo!認定パートナーとして3年連続表彰 松下直人の負けないEC経営塾』を創刊した松下さんが、4000万円以上を自己投資して得た知見と、実際の支援現場で培った「再現性のある手堅いEC手法」について語っていただきました。一発逆転ではなく、確実に成果を出すための「負けない経営」とは何か?「EC業界の健全化」を目指すために戦う起業家の本音に迫ります。(聞き手・MAG2 NEWS編集部)
高校中退からEC支援の起業家へ。その長い道のりは?
──このたびはお時間をいただきありがとうございます。まずは、松下直人さんの「今までのお仕事」について教えていただけますでしょうか?
松下直人さん(以下、松下): ありがとうございます、宜しくお願いいたします。高校に入学してから1年で17歳のときに中退して、親のために働き始めました。最初は宅配寿司のアルバイトをしていたのですが、そこで17歳で店長になりました。
2年ほど働いた後、18歳のタイミングで掛け持ちしていた物流倉庫でフォークリフトに乗って、荷物の積み下ろしや、通販倉庫でのピッキング、検品といった業務を一通り経験しました。25歳ぐらいまでそこで働いていました。
その間、派遣会社の正社員として営業マンをやったりもしました。もっと収入を上げたかったので、25歳で辞めて26歳になるときに、次はEC事業をやっている会社に「ECショップの店長」として応募したんです。でも、なぜか「稼ぎたいならリサイクル事業部の営業マンの方が向いてるよ、喋れるし」と言われて、そちらに配属されました。簡単に言うと貴金属の訪問買取の営業だったんです。「リサイクル」という言葉にうまく言いくるめられてしまって、1ヶ月半で退職しましたね。
──そこから現在の事業に至るまでは、どのような道のりだったのでしょうか?
松下: 一旦無職になって、夜勤でヤマトの仕分け作業をしながら再起を図っていました。ECを副業としてやりたかったので、だったら「事務作業」がいいなと思い、26歳のときに看板を作っている会社に入ったんです。そこで総務経理部という事務職をやりながら、定時に帰ってヤフオクを使った中国輸入ビジネスを始めました。
その事業が大きくなっていって、29歳のときに脱サラして、現在の「EC-Consulting Japan株式会社」を起業しました。
EC事業で日本を変える起業家・松下直人さんのメルマガ
いまあえてメルマガを始めた訳。きっかけは堀江貴文氏
──いま現在経営されている会社の事業について詳しく教えてください。
松下: 事業は二つあります。ひとつは自社でEC事業をやっています。もうひとつはEC支援事業で、これが今のメイン事業です。Yahoo!ショッピングというECサイトに出店しているお店、お米の農家さんだったり、化粧品会社さんなど、様々な事業者に対してコンサルティングや運営代行、ECサイトを作るデザイン業務なども丸ごと請け負っている会社です。
Yahoo!ショッピングを専門に支援していて、Yahoo!さんから3年連続で表彰もいただいています。実際にうちのセミナー資料やノウハウは、Yahoo!さんの公式にも載っているんです。つまり、Yahoo!さんも認めているということです。
──今回、まぐまぐで「メルマガ」を創刊することを決断された経緯について教えてください。
松下: もともと個人でブログを書いていて、サラリーマン時代から文章を書くのは嫌いじゃなかったんです。SNSのメインはX(旧Twitter)なので、文章を通じて人に何かを発信することを集客動線としてもやってきました。
起業したいなと思ったきっかけは、子供の頃に深夜番組で見ていた「マネーの虎」でした。そして、きっかけになった人は堀江貴文さんです。初めて私が買った情報商材やコンテンツは、おそらく堀江貴文さんの「ブログでは言えない話」という、まぐまぐさんのメルマガでした。
著名な方が有料メルマガを発行しているのを見て、すごいなと単純に思っていたので、今回お声掛けいただいたときに、私が尊敬している経営者さんと同じ媒体で発信できるのはありがたいなと思い、やってみることにしました。
EC事業で日本を変える起業家・松下直人さんのメルマガ
松下さんが考える「負けない経営」の本質とは
──今回創刊されたどんなメルマガ『Yahoo!認定パートナーとして3年連続表彰 松下直人の負けないEC経営塾』ですが、どんなメルマガか教えていただけますでしょうか?
松下: 私自身が個人のサラリーマンから、現在の会社でEC事業を伸ばしていくまでの過程で、うまくいったときもあれば、大失敗したこともありました。黒字倒産しかけたことも3回ぐらいありますし、赤字を月に5、600万出しちゃったりとか、結構やばかったときもあったんです。
そのときに思ったのは、売れるとか稼げるとかも大事なんですけど、一番大事なのは「負けない」「手堅くやっていくこと」だなと。周りの一部のすごい経営者の真似をして失敗してきた人をいっぱい見ているので、私みたいな凡人が結果を出そうと思ったら、いかに失敗の数を減らすか、致命的な失敗を避けるかが重要だと考えました。
私がやってきたのは、Yahoo!ショッピングや楽天、Amazonで既に売れているものを中国など海外から仕入れて、既に売れているページよりも魅力的に作って売るという、新規性のない後発手法なんです。
でも、この方法は数字も出ているし需要も確認できている。だから、自分が目指したい売上規模に対して、どれぐらいの商品点数と予算、人材があればいけるか逆算が全部できるんですよ。
再現性のない情報商材への警鐘
──なるほど、これなら完全に失敗するということがないということですね。ECコンサルといっても、世の中には怪しい情報商材も多いですよね。
松下: 世に出ているネット通販、物販、ECの売上アップのノウハウは、私から見ると「ほとんど再現性がない」んです。そもそも法律違反のものもあれば、たまたまその商品が当たったからそれをノウハウとして売っているだけの再現性ゼロのものもある。めちゃくちゃお金があったらできるけど、一般の人には絶対再現できないものもあります。
「1日30分スマホ一つで」とか「誰でも月商100万円」みたいな派手な謳い文句は使えないんですけど、真実のみを発信していこうと思っています。一発逆転はありません。でも手堅く、実際に使える、再現性のある情報をお届けします。
再現性がある理由は二つあります。一つは、私自身がやってきているということ。二つ目は、このノウハウで実際に支援して、Yahoo!さんから3年連続表彰されているという実績があることです。第三者のエビデンスもあるので大丈夫、ということです。
──これから、ご自身のメルマガの中でやっていきたいこと、考えていることがありましたら教えてください。
松下: 読者さんとのコミュニケーションを大切にしたいと思っています。堀江貴文さんのメルマガでもそうなんですけど、読者から上がってきた質問に全部回答していると思うんです。
今はライブコマースやオンラインセミナーが主流になっていて、双方向のコミュニケーションが活発ですが、テキストだからこそ質問できる人もいるし、読み返せたりするメリットもあると思います。憧れの経営者さんから返信が来たら嬉しいじゃないですか。ファンを作るということもそうですし、コミュニケーションを通じて、有料メルマガを読んでいただいている方に対して価値を出したいと思っています。
EC事業で日本を変える起業家・松下直人さんのメルマガ
EC業界の健全化を目指して
──それでは、最後にこれから読者になる皆さまへのメッセージをお願いいたします。
松下: 今いろんなネットビジネスがある中で、ECは非属人的で、誰でも手堅く成功しやすいモデルだと思っています。動画編集は営業スキルがないと案件が取れないし、プログラミングもスキルが必要です。でもECだと、物が重要なので自分は表に出なくてもいいし、人とやり取りしなくてもいい。配送や顧客対応も全部アウトソーシングできるので、売れる商品を見つけるスキルと売るスキル、この二つがあれば、パソコン一つで何百万円も稼げます。
実は、私には業界の健全化という目標もあります。「SNS運用コンサル」みたいなものは、ほぼ詐欺だと思っているんです(笑)。コンサルって聞いたら怪しく聞こえるじゃないですか。だから私は人に紹介するときは「ECサイトの運用代行をしている会社」と言っています。
コンサルティングをするってすごいことなのに、その重みや重大性も気づかずに、ふんわり自分がうまくいったからコンサルすれば稼げる、みたいな人が多すぎる。ちょっと口八丁手八丁で10万、20万円を簡単に稼げちゃう時代でもあります。
私と一緒に、そういう人を完全に駆逐することはできないにしても、ちゃんと正しいことを教えてやっている人たちも多くいるんだということを伝えていきたい。業界の健全化活動を、みんなでできたらいいなと思っています。そのために現在は「一般社団法人日本EC経営支援機構」を立ち上げてEC事業者向けにEC経営の講義や研修、EC・物販のコンサルティング事業を行っている支援会社向けの研修や認定ECコンサルタントなどの資格制度を作って活動しています。月500円で本当に価値のある情報を得られると思ったら、絶対に費用対効果が出せると思っています。ぜひ読んでいただければ嬉しく思います。
──私もEC事業に挑戦してみたくなりました、本日はお忙しいところありがとうございました。
EC事業で日本を変える起業家・松下直人さんのメルマガ
image by: shutterstock.com
























































