総務省の聞き方が雑。「非常時事業者間ローミング」の身も蓋もない議論

今年7月のKDDIの大規模通信障害などで、にわかに議論が活発化した緊急時の事業者間ローミングの問題。10月25日の会合に登壇した警察、消防、海保からは「呼び返しが絶対必要」など、硬直した意見が出るのみだったと、旗振り役の総務省の仕切りの悪さを指摘するのは、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんです。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、有識者が示した「新たな緊急通報の仕組みづくり」を大いに議論し、LINEアカウントを利用するなど、今すぐやれることは全てやるべきと訴えています。

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緊急通報ローミング問題、「呼び返し」は必要不可欠か──LINEアカウントなど「緊急通報の新たなあり方」も検討していくべき

総務省は10月25日、「非常時における事業者間ローミング等に関する検討会(第3回)」を開催した。今回は警察庁、消防庁、海上保安庁が登壇し、「呼び返し機能」について突っ込んだ議論が行われた。

緊急通報では、電話がかかってきた場合、通話が切れた時に折り返す「呼び返し機能」が必須となっている。万が一、キャリアのコアネットワークが落ち、ローミング接続となった場合、呼び返し機能が提供できるのか、提供しなくても許されるのかが、今回の検討会のテーマとなっている。

しかし、警察庁、消防庁、海上保安庁とも「ローミング時も呼び返し機能は絶対に必要」という主張となっていた。また、「事業者間ローミングを実現すべき。しかもフル機能で」という要望も上がっていた。

本来であれば、呼び返し機能がなくてもなんとかなるのか、という話なのだが、総務省から「必要か、否か」と聞かれれば、当然、「必要」と答えるわけで、そもそも総務省の聞き方が間違っている。

また警察庁からは「コアネットワークが壊れないような対策をしてほしい」という要望があった。そりゃ、コアネットワークが壊れないのが理想なのは当然なのだが、コアネットワークが落ちた時にどうローミングを実現するかが、この検討会の趣旨であり、議論がかなり噛み合っていない感じもあった。

そんな中、まともだと感じたのが、有識者からの指摘だ。「この検討会で議論するテーマではないかもしれないが、緊急通報の新たな仕組みづくりが必要なのでは」という意見があったのだ。

ぶっちゃけて言えば、この時代、音声通話のみで緊急通報を提供するという考えはそもそも古いのでは無いか。これだけ無料メッセージアプリ「LINE」が普及し、日本でスマートフォンを所有しているほとんどの人が使っているのだから、警察庁、消防庁、海上保安庁がLINE緊急通報メッセージアカウントを作り、LINEで緊急通報を受けるようにすればいい。

本人確認がとれているアカウントのみから緊急通報を受けるようにすれば、いたずらも防止できるし、呼び戻しも問題ないはずだ。ただ、LINEを使うとなると「海外にサーバーがあるぞ!」という指摘も出てきそうで、このあたりがLINEのなんとも残念なところだったりする。LINEが不安なのであれば、LINEに加えて、+メッセージでも緊急通報アカウントを作ればいい。

別の有識者からは「海外では緊急通報を発信できるアプリがあるぞ」とか「日本でも聴覚障害者向けに緊急通報できるアプリがある。それを一般開放すればいいのではないか」という意見もあったが、わざわざ、いつかけるかわからない緊急通報のために、新しいアプリをインストールするなんて面倒なことは誰もしない。ならば、すでにインストールされているアプリを有効活用すればいいのではないか。

事業者ローミングの実現は時間もかかるしお金もかかる。この先、どんな通信障害や大災害が起こるか全く予想できず、運用ルールを決めるのも困難だ。事業者ローミングの準備を進めつつ、警察庁や消防庁、海上保安庁はLINEや+メッセージのアカウントを作ればいいし、キャリアはWi-Fi Callingに対応していくべきだ。

とにかく、関係各所が、今すぐにでもやれることは全てやり、どんな状況が起こっても、一人でも多くの命を救えるように準備していくべきだろう。

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あまりに幼稚。胡錦涛前国家主席「退席劇」への日本メディアの過剰反応

5年に一度の中国共産党の党大会について、胡錦涛前国家主席が退席する場面の考察に時間と紙幅を割いた日本のメディア。あのシーンを人事への抗議と解釈するのは、「習近平は独裁者」との決め付けがあるためでは?と疑問の声をあげるのは、多くの中国関連書籍を執筆している拓殖大学教授の富坂聰さんです。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』では、習近平政治や中国共産党のあり方への理解不足が、既成事実かのような「異例の3期目」「胡錦涛派」などのフレーズを生み出していると、問題提起しています。

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年齢制限という基準は本当に存在していたのか?習近平政治を再考する

5年に一度の中国政治の一大イベント、中国共産党第20回全国代表大会(以下、20大もしくは党大会)が閉幕し1週間が過ぎた。この間、日本のメディアにも大会にからむニュースがあふれた。だが残念なことに、一連の報道のなかでフォーカスされたのが、台湾問題と胡錦涛元国家主席の強制退席劇の2つであったことだ。特に後者は、ネットやワイドショーに限らず、ニュース番組でも大きく扱われた。

テレビは映像中心のメディアであり、ああした動画に反応するのは理解できる。しかし一部の新聞までが、まるで少年探偵団のように侃々諤々と謎解きに参戦する様子をみせられると、さすがに悲しくなった。

胡錦涛がああいう形で退席したことは、華々しいお披露目の場にそぐわないハプニングであったことは間違いない。周囲が慌てていることも伝わってくる。しかし巷間言われるような「李克強総理や汪洋全国政治協商会議主席が最高指導部メンバーから外され、胡春華副総理も冷遇されたことへの抗議」という解説には、首を傾げざるを得ない。

すでに『YAHOO』の原稿でも書いたことだが、胡の体調が、もう5、6年以上前から優れず、海南省の中国人民解放軍301医院海南三亜分院で療養していたことは、一部ではよく知られた話だからだ。

胡錦涛の行動が「人事への不満の表明」と結びつきにくい理由もいくつか挙げた。例えば、「(不満があれば)夏の北戴河会議を含め、元党中央総書記にはいくらでも表明の機会があった」ことや、「元総書記や元政治局常務委員ならば引退後も重要決定に意見をする機会はあり、党中央弁公庁からも閲覧書類が回る」ことだ。

元総書記が本気で習に弓を引くとあらば、あの程度で収まるとは考えにくい。また抗議だったとしたら、なぜカメラがきちんと回っているなかでやらないのかも不明だ。

さらに大きな違和感は、そうしたやり方が決定的に中国共産党(共産党、または党)の文化に合わない点だ。共産党の強みは、権力闘争を内部で消化して表に出さないことだ。その認識は改革開放後の党で共有──趙紫陽という例外はあったものの──されてきた。背景には文化大革命で得た苦い経験があるからだ。

つまり胡があの場で抗議することは党員にとって禁じ手であり、賛同も得られにくい。党内で支持される可能性が極めて低いことを権力のど真ん中にいた元総書記がするだろうか。加えて胡の息子・胡海峰(浙江省麗水市党委員会書記)は習指導部下の現役幹部だ。

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102歳のマスターがお出迎え。50年変わらぬ近未来レトロ喫茶店が人気のワケ

「変わらない」ということは簡単なように見えて、実は一番むずかしいことなのかもしれません。今回のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、 50年以上変わらない内装とメニューで人気を保ち続けている大阪の近未来風レトロ喫茶店を紹介しています。

変えない、変わらないことで、ファンに支えられている老舗喫茶店

宇宙大作戦(スタートレック)に登場する宇宙船「エンタープライズ号」内のラウンジをイメージしたような喫茶店が、大阪駅前第一ビルにあります。

その空間は、「宇宙」をテーマにしており、天井から下がるライトは「輝く星」、天井には「クレーター」を思わせるデザインが施されています。

壁の絵は、近未来の都市を描いたもの。

鏡が多く取りつけられ、ミラーハウスのようでもあります。

50年以上前に誕生したこのお店は、大阪市が認定する「生きた建築ミュージアム 大阪セレクション」にも選定されています。

昭和レトロなのですが、近未来レトロという表現の方がしっくりときます。

このお店は、第一ビルが誕生した1970年にオープン。約150坪300席という巨大喫茶店です。

元々は、1947年、戦後の闇市で開店した名曲喫茶でした。

約15坪の小さなお店で、ショパンやモーツァルトなどのクラシック音楽と丁寧に淹れた珈琲が大人気となり、連日大盛況でした。

しかし、1970年に駅前再開発の波に飲み込まれ、第一ビルに入居することに。

その新規オープンの際に、現在の宇宙空間が誕生しました。

当時、アポロ11号が月へ行ったことや大阪万博の話題で持ちきりだった世の中を感じ取り、宇宙をテーマにしたのです。

これが当たり、常連さんで賑わうお店へと発展していったのです。

ただし、順風満帆で現在に至るわけではありません。経営危機もあったようです。

その時、創業者の息子である二代目が、定食などのご飯メニューもやってみようかと、父親である創業者に提案しましたが、即座に却下。

変える必要はない、と断固として主張を曲げず、危機的状況であっても、どっしりと構えることで、お客さまを安心させることを選んだのです。

お客さまは、変化に敏感です。変化を嫌がるお客さまもいます。

変化があると、お店の危機を感じ取ってしまうことも。

そうなると、客離れを起こす可能性があります。

創業者は、長年の経験から、直感的に判断したのだと思います。

その結果、現在までの繁盛を守り続けることができたのです。

野党が叫ぶ「企業の内部留保へ課税せよ」論が亡国につながる訳

財務省が9月1日に発表した法人企業統計によると、500兆円を超えた2021年度の企業の内部留保。実に10年連続で過去最高を記録している内部留保については、一部野党や識者が課税を訴えていますが、果たしてそれは議論に値する主張なのでしょうか。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では著者で米国在住作家の冷泉彰彦さんが、内部留保への課税が「企業経営の基礎を無視した暴論」である理由を解説。さらにこの税金が導入された際に日本経済が被るダメージについても言及しています。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2022年11月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

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企業の内部留保はどこにある?

円安の影響で、一部の多国籍企業の利益は空前だと言われています。計算上は事実ですが、では、その空前の利益というのは、どこにあるのかというと、使われずに企業の中に積み上がっていることが多いわけです。

非常に単純化して言えば、1万円の商品を100万個販売して、100億円を売り上げた場合に、10億円が儲かったとします。この10億円をどうするかというと、一部は配当として株主に行きます。またこの利益の中から法人税も払わねばなりません。その後で、仮に4億円が残ったとします。

そのように100億円売り上げて4億円を残すということを、例えば5年続けたとすると4かける5で20億円になります。これが内部留保です。

つまり、儲かったカネを企業が溜め込んでいるとか、銀行に作った法人名義の口座にキャッシュがどんどん積み重なっている、そんなイメージです。こうしたイメージがあるために、「内部留保に課税しろ」という声が出てくるわけです。

企業が儲かったカネを、配当でもなく、法人税でもなく、自分の手元に残しているのなら、それを取り上げて社会のために使おう、そんな発想だと思います。人情としては分かりますし、大企業がこれに反対する姿を見ると、余計に「取り立てたく」なるというのも人間の感情としては、ありそうな話です。

ですが、そこには大きな誤解があります。

例えば、企業が10億円をかけて最新鋭の機械を買ったとします。何かの精密部品の製造を自動化するとか、そういった高度な機械です。例えば、普通の年だと、100億円を売って、10億儲かるビジネスをやっている中で、ある年に10億円の機械を買うと、過去に蓄積した内部留保が20億円あったとして、その中の10億円が吐き出されるとか、そんな印象があります。

また、別の印象としては、毎年100億売って10億儲かるビジネスを続ける中で、10億円の機械を買った年は儲けがゼロになる、そんな考え方もあるかもしれません。

ですが、この2つは全くの誤解です。企業が10億円のカネを出して、高度な工作機械を買ったとしても、その10億円を「損」あるいは「コスト」に入れることはできません。そんな「おこづかい帳」のような、会計をやっていたらその会社はアッと言う間に潰れてしまいます。

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中国産の食材は「毒まみれ」外食・中食・加工食品の危なすぎる実態

私たちが普段何の疑いもなく口にしている、飲食チェーン店で供される料理やスーパー等で売られている惣菜・冷凍食品。しかしそれらに使われている食材の出自を把握している方は、ごく少数なのではないでしょうか。今回のメルマガ『神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図──政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる!』では投資コンサルタント&マネーアナリストの神樹兵輔さんが、大量の中国産食材のほとんどがきちんとした検査も受けずに日本で流通している事実と、その「行き先」を紹介。さらに「食の安心・安全は自己責任で確保する他ない」と、我々消費者に注意を促しています。

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毒まみれ外食・中食・加工食業界の食品素材。トレーサビリティを徹底しない農水省と厚労省の深い闇

みなさま、こんにちは!「衰退ニッポンの暗黒地図」をお届けするマネーアナリストの神樹兵輔(かみき・へいすけ)です。今回のテーマは、「毒まみれ外食・中食・加工食業界の食品素材とトレーサビリティを徹底しない農水省と厚労省の闇!」というテーマでお届けしたいと思います。現在、日本でもロシアによるウクライナ侵攻や円安による物価高騰が、庶民を苦しめています。そうした中、ますます需要が高まっているのが中国産食品です。それは、何といっても価格が「安い」からに他なりません。そして中国は、距離的に日本に近いこともあって、輸入が必然的に増える理由でもあるのです。

中国産食品の輸入額は、2010年に約7,000億円だったものが、2021年には約9,000億円と3割も増えています。日本は25年もの長きにわたって、賃金が下がり、物価も上がらないデフレにさらされ続けてきました。しかし、日本にもインフレの足音が聞こえ始め、あらゆる物価が高騰し始めています。様相が変わってきたのです。ゆえに安い中国産食品が、ますます存在感を強めています。今回は輸入食品の危険な実態について、私たちもひと通り知っておく必要があるでしょう。

外食・中食・加工食品にはびこる「毒まみれ中国産食材」!

スーパーの店頭では、ほとんど見かけない中国産の食材ですが、実はあらゆるところに、中国産の食材が、ほとんどNOチェックで並んでいます。外食のレストランやファストフード、中食にあたるスーパーやコンビニのPB食品や弁当類、総菜類、加工食品や冷凍食品、缶詰類には、中国産の野菜や肉類(豚・牛・鶏)、甲殻類、豆類などとその食材加工品がてんこ盛りだからです。

何といっても、中国産食材は、国内産と比べて安いからに他ならず、たとえば野菜は、国産と比べても平均して4~6割も安いのです。日本の野菜の国内生産額は約2兆4,000億円にのぼりますが、これとは別に輸入野菜約6,000億円が加わり、国内流通野菜全体の20%近くがすでに輸入野菜になっています。この輸入野菜のうち、5割を占めているのが中国産(流通野菜全体の10%程度)なのです。

実は、輸入野菜が危ない──というのは、中国産に限った話ではありません。ただでさえ、畑で農薬まみれの上、輸入野菜は船で運ぶため、ポストハーベストという問題がつきまとっているからです。これは、収穫後の輸送中に使う防カビ剤や殺菌剤、防虫剤のことです。

畑で使われる農薬とは区別され、食品添加物に分類されますが、催奇性や発がん性が問題視されるため、諸外国でも日本国内でも、流通する国内産の野菜や果物類への使用は禁止されています。畑で散布される農薬の数十倍の濃度になるため、残留度が非常に危険視されるからです。

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滝沢秀明がジュリー社長を裏切ったワケ。退社後は「火山チャンネル」開設でジャニーズと決別?タッキーの溶岩流大接近にファン固唾

ジャニーズ事務所の副社長を務めていた滝沢秀明氏が、10月31日付で退社していたことが明らかになった。滝沢氏はグループ会社「ジャニーズアイランド」の社長も9月26日付で退任している。創設者のジャニー喜多川氏に後継者として指名され、芸能活動を引退して経営に専念すること約3年9ヵ月。「SixTONES」や「Snow Man」を育成し、順調にジャニー氏亡き後の新体制ジャニーズを軌道に乗せていると思われていたが、突然の退社に様々な憶測が流れている。一体、タッキーに何があったというのだろうか。

タッキー謎の事務所退社、後任はイノッチに

滝沢氏は13歳で事務所のオーディション合格後、わずか2週間のダンスレッスンを受けただけで「KinKi Kids」のバックダンサーに抜擢され、その年にドラマ主演デビューを果たすなど当初から別格扱いだったという。14歳のときには既にオーディションの面接官を務めており、故ジャニー喜多川氏はこの頃から滝沢氏を「後継者に」と見定めていたのかもしれない。

2019年、ジャニー氏の強い要請に応える形で滝沢氏は芸能活動を引退。ジャニーズアイランド社長に就任するのを見届けると、ジャニー氏は同年7月に逝去。その後、9月には事務所の副社長に就任している。

それから3年間、SixTONESやSnow Manをデビューさせると同時に、それまで肖像権を守るために頑なに拒んできたネットへのタレントの画像や情報発信を解禁するなど、時代に合わせた変革を断行してきた。

その半面、不祥事を起こしたタレントに対しては「厳罰」で対応したり、ジャニーズJr.に22歳の定年制を設けたりするなどして、タレントやファンから反感をかった部分もあった。

窮屈な滝沢体制に嫌気がさしたのか、先輩では近藤真彦や長瀬智也、後輩では山下智久、手越祐也などが、この短い間にジャニーズを去っている。

ジャニーズ事務所の公式サイトによると、「(滝沢氏に副社長を)継続してほしいと慰留したが、本人の決意は固く取締役会で承認した」としている。

後任は昨年V6の活動を終了した井ノ原快彦で、「ジャニーズJr.の育成はジャニーズJr.経験者がしてほしい」というジャニー氏の遺志を組んで決定したという。

井ノ原は、今まで通りタレント活動を継続しながら、プレイングマネジャーとして指揮を執る形のようだ。実行力がある半面「苛烈」であった滝沢体制から、人当たりのいい柔らかい井ノ原体制になることで、ジャニーズがどう変わっていくのか注目される。

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ジュリー社長を裏切った理由に「完璧タッキー主義」?

しかし、なぜ滝沢氏はわずか3年で身を引くことになったのだろうか?

芸能関係者によると、藤島ジュリー景子社長を裏切る形となった原因が、滝沢氏の「完璧主義」だという。

「踊りも歌もキャラクターも、すべて完璧な状態にしてから売り出す「タッキー方式」とぶつかったのが、関ジャニ大倉忠義のプロデュースによる「なにわ男子」です。未熟な部分を応援したくなるという、従来のジャニーズ方式をうまい形で生かした「なにわ男子」の人気は、完璧タッキー主義には受け入れ難いものだったのかもしれません」

では、今回の退社のタイミングはなぜ決まったのだろうか? 滝沢氏本人のコメントがないため推測の域を出ないが、長年面倒をみていたTravis Japanのメジャー・デビューを見送って区切りとしたのかもしれない。今回の電撃“裏切り”退社を、ジュリー社長はどう受け止めているのだろうか?

統一教会の信者が、自殺ほのめかす息子を病院へ連れて行かなかった訳

去る10月20日、今年6回目となる記者会見を行った旧統一教会。元妻の高額献金被害を訴える男性への反論として、今も信者である「元妻」のインタビューVTRを流した教団に対しては各所から批判の声が上がりましたが、識者はこの会見をどう見たのでしょうか。今回のメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』ではかつて旧統一教会の信者だったジャーナリストの多田文明さんが、「元妻」が発した言葉に感じた大きな疑問を綴るとともに、何度も自殺をほのめかし結果的に命を断ってしまった長男を、彼女が病院に連れていくことがなかった「宗教的理由」を紹介。その上で、旧統一教会がこの会見で何を露呈させてしまったかについて記しています。

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統一教会の伝道、お金集めの「組織性、継続性、悪質性」を世に問うてきた民事訴訟が実を結ぶ時

1.岸田首相の発言には、2度びっくり!?反論をしようとする矢先に「民法の不法行為も該当」に答弁が変更

10月18日、岸田首相からの「民法の不法行為は該当しないとの認識」の発言には一瞬、耳を疑いました。

「はあ!?どっちに行こうとしているのでしょうか?」

これまで旧統一教会の問題解決に向かって動き出したと思っていたのに、急にクルッと反転して、逆の方を向いて走り出そうとする言葉に思えたからです。

解散命令の請求の要件を、刑法における違反行為だけにしたら、いつまで経っても宗教法人の解散ができなくなり、被害が長く続くことになります。自分自身、民事事件を通じて、教団の違法性を問う裁判を起こしてきた身としては、憤りさえ覚えました。

しかし翌19日に一転。

岸田首相は、解散命令請求の要件に「民法の不法行為も該当する」との答弁に変更しました。

2日続けて驚かされましたが、まずはよかったと安堵しました。

その際「行為の組織性や悪質性、継続性などが明らかに」なれば、民法の不法行為も該当するとのことでした。

まさに重要な観点です。かなり議論された結果もみえています。

教団がこれまで行ってきた、社会常識を逸脱したお金集めの行為は、組織的なマニュアルを用いて、全国規模で繰り返し行い(組織性・継続性)数多くの被害を生み出しました。金銭などを騙し取るやり方は本人の日常生活を奪うほどの悪質性があります。

今月『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』の書籍を発売しました。

本書内でも、他の詐欺・悪質商法の被害事例も併記しながら、いかに教団のしてきたことが、組織性、悪質性、継続性のある活動なのかも書いています。その実態もわかって頂けると思います。

多田文明さん『信じる者は、ダマされる。』10月24日発売!

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国内外で孤立するプーチンにとって、ボタンを押さぬ理由がなくなった核兵器

プーチン大統領が「猫を噛む窮鼠」となってしまう日は、そう遠くない未来に訪れる可能性もあるようです。今回、外務省や国連機関とも繋がりを持ち、国際政治を熟知するアッズーリ氏は、これまでロシアに対して表立った批判を行ってこなかった中国とインドが姿勢を一転させたことにより、プーチン大統領を取り巻く環境が大きく変化したと分析。追い詰められたプーチン氏にとって、核兵器はもはや抑止のための道具だけではなくなっているとの見立てを記しています。

今後プーチン大統領が「大暴走」する背景

ロシアによるウクライナ侵攻から8ヶ月が経過するが、ロシアを取り巻く状況が変化している。これまでは欧米や日本などがロシア非難を強め、ロシアへ制裁を強化する一方、中国やインドなどは非難や制裁を回避し、経済的にはむしろ関係を強化し、多くの中小国はそれを傍観する・沈黙を貫くという構図だった。しかし、ここに来てその中国やインドもこれ以上はロシアに付き合えないという姿勢を示し始め、国内からは多くのロシア人が脱出を図るなど、プーチン大統領を取り巻く内外環境は極めて悪化している。今後、プーチン大統領による暴走に歯止めが掛からない恐れがある。

プーチン大統領は9月21日、軍隊経験者や予備役を招集するため部分的動員令を発令した。しかし、それによって沈静化していた反プーチンの声が国内各地に一気に広がり、今日までにカザフスタンやジョージア、フィンランドやエストニアなどを中心に20万人以上のロシア人が脱出した。中にはボートで海を渡り米国のアラスカに到達した亡命希望者も発見されたという。本来対象にならない国民にまで動員が拡大しており、プーチン政権は今回の力でこれをねじ伏せるだろうが、反プーチンの不満は高まるばかりだ。

また、プーチン大統領はドネツクとルハンシク、サボリージャとヘルソンの東部南部4州でロシア編入の是非を問う住民投票を行い、同4州をロシアへ併合する条約に署名した。今後、同4州ではロシア語を公用語とするなどいわゆる“ロシア化”をいっそう強化することになるだろうが、既にプーチン大統領からすれば同4州において“ロシア化”という言葉は存在しない。ロシアの一部であるのだから“ロシア化”は不適切で、欧米が勝手に解釈しているに過ぎないのである。

部分的動員と東部4州の併合は、明らかにロシアの劣勢、プーチン大統領の焦りを示すものだ。当然ながら、ロシア軍兵士の数が足りないことから兵士を新たに動員する必要性に迫られた。4州の併合は、現状ではこれ以上戦況で優勢に立てないことから、とりあえず現段階で最大限できることを実施し、そして政治的レガシーとしてそれを象徴化し、国民にアピールする狙いがあるのだろう。

だが、劣勢に伴うプーチン大統領の行動は、既に外からは暴走に捉えられている。プーチン大統領は後ろ盾だった中国やインドからも見放されようとしている。9月半ば、プーチン大統領と習国家主席がウズベキスタンで2月ぶりに対面した。両者は日露関係の重要性を改めて確認し合ったが、ウクライナ問題について習国家主席は終始無言で、プーチン大統領は「中国の懸念を理解している。中国の中立的な立場に感謝する」と発言した。

ウクライナ侵攻以降、中露の間で摩擦が表面化するのはおそらくこれが初めてだったが、プーチン大統領としては最大の後ろ盾だった中国の変化は極めて重いものになったはずだ。中国としても、欧米を中心に国際社会から“中国はいつまでもロシア”と仲間だと評価されることは避けたいのが本音だ。

なぜ「スティーブ・ジョブズの名言集」は他の本と一線を画しているのか?

多くの名言を生み出しているアップル創業者の故スティーブ・ジョブズ。ビジネスに役立つ名言が多いことで知られていますが、今回は今まで語られてきた物よりもさらに一歩掘り下げた名言を掲載している一冊を、メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の中で紹介しています。 

ベゾスの次はジョブズ⇒『スティーブ・ジョブズの生声』

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スティーブ・ジョブズの生声

ジョージ・ビーム・著/鹿取孝・訳 文響社

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、文響社さんが仕掛ける、偉人の「生声」シリーズの2冊目。

昨日は、アマゾンの創業者、ジェフ・ベゾスの言葉を集めた『ジェフ・ベゾスの生声』を紹介しましたが、今日はそのスティーブ・ジョブズ編です。

編集者も訳者も違っているのですが、本の作り、構成はほとんど同じですね。

ちなみに編者のジョージ・ビームさんは、アメリカ・ヴァージニア州在住のジャーナリストで、本書のアメリカ版は発売前から米Amazonなどでベストセラーランク入りを果たしているそうです。

時系列の本人発言を並べ、スティーブ・ジョブズの思考がどう変化してきたか、思考によってビジネスがどう進化してきたかを検証できる内容で、名言集として読んでも面白い内容です。

ジェフ・ベゾスと違って、ジョブズの場合、目次に「リベンジ」があるのが面白いですね(笑)。

ちなみに、目次は以下のパートに分かれています。

「PART1 挑戦」(1981-1991)
「PART2 逆境」(1993-1996)
「PART3 リベンジ」(1997-1999)
「PART4 飛躍」(2000-2004)
「PART5 プライド」(2005-2008)
「PART6 未来」(2009-2011)

亡くなった2011年までの発言が網羅されており、思ったよりも知らないセリフが収められています。

ジョブズの場合、たくさん名言があるので、あえてマニアックなところを狙ったのかもしれませんね(もちろん、メジャーな発言も押さえられています)。

「1分働かなかったから56円カットね」で訴えられた会社は裁判に勝てるのか?

多くの会社で問題になることも多い「残業代」。その残業代の支払いについて、その時間数に応じて支払いをすべきなのは当然なのですが……。今回の無料メルマガ『「黒い会社を白くする!」ゼッピン労務管理』では、著者で特定社会保険労務士の小林一石さんが、「1分間働いていなかった」としてその分の金額を給与から引いた会社が訴えられた裁判の結果を紹介しています。

「1分遅延で56円給与カット」は認められるのか

「1分間の残業に残業代を支払うべきか」

これはもちろん法律的に言えば、たとえ1分間であったとしても答えは「YES」です。

先日も、某レストランチェーンの運営会社で5分未満を切り捨てて給与を支払っていたことが大きなニュースになっていましたね。その会社は5分未満の切り捨てていた給与を過去2年前までさかのぼって支払うことを、あわせて発表しています(総額16億円だそうです)。

この「残業1分間支払い問題」は、私もよくご相談をいただくのですが、実務的には非常に悩ましい問題でもあります。それは、あくまでも支払う必要があるのはその1分間に働いていた場合であって、もし働いていなかった場合は支払う必要は無いからです。ただ、どこで線を引くかは非常に難しいところですね。

では逆に、「1分間働いていなかった」として、その分を給与からカットしていたらどうでしょう。

それについて裁判があります。

ある鉄道会社でミスにより作業の完了が1分間遅れた運転士に対して「遅れた時間は労務の提供がなかった」として、会社がその分の給与をカットしました。

そのカットした額は「56円」。

それに納得がいかなかった運転士が裁判を起こしたのです。ではこの裁判はどうなったか。