ストレス解消効果はゼロ!? タバコ、酒、ギャンブル…依存症の恐怖

日頃のストレスがMAXになった時、どのように発散していますか? 泥酔するまでお酒を飲む、カラオケで大声を出す、甘い物を死ぬほど食べるなど、その人それぞれの解消法があると思います。ですがちょっと気をつけて下さい、度を超すと大変なことになるようです。メルマガ『★セクシー心理学GOLD ~最先端の心理学技術★』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、依存症の怖さについてお話ししてくださいました。

依存でストレスは減る?

さて、依存症

実際に何かにハマっている人に、「どうしてそれを続けるの?」と言うと、たいていの人はこう言います。

「それがない人生なんて考えられない!」

「それがあるから、俺は幸せなんだ!」

「これを失ったら、生きている意味がない…!」

ここまで!?

と思いますが、でも多くの人が答えるセリフです。

ここには「ドーパミン」が関わっています。

ドーパミンは快感を司るホルモン。たとえ何かで成功したり、うまく行ったり、楽しかったりすると、ドーパミンが出るわけですね。そしてこれは、何かの依存対象に接したときも、分泌されます。

お酒を飲んだとき。

タバコを吸ったとき。

ギャンブルをしたとき。

ネットをしたとき。

何でも構いません。

あなたが「やめられない」ものがあるのなら、そのときにドーパミンが出ているのです。多くの方が「それがない人生なんて、つまらない」と感じるのも、それが原因なのですね。

しかし、本当にそれは快感なのでしょうか。ドーパミンは、依存対象に接するだけで、無制限に出てくるものなのでしょうか。

実はここには、ワナが存在するのです。

ドーパミンは、放出されたあと、ドーパミン受容体にくっつくことで効力を発揮します。

しかし、あまりに頻回に出されすぎていると、ドーパミン受容体の数が減ったり感受性が減ったりしてきます

またドーパミンそのものも放出されづらくなってしまいます。結果的に、どんどん「効きづらく」なってしまうのですね。良くも悪くも「飽きる」わけです。

これは人間にとって重要なことで、この「飽き」があるからこそ、人は色々な行動をとり続けたり、新たなものを発見したり、発明したりできます。

一つの生活に飽きて、冒険をすることで、新たな土地を見つけられるかもしれません。ある土地の食べ物が完全になくなって、危機感を抱いてからでは遅いので、ある程度余裕のあるときに、そういうチャレンジを行うことは、何より重要なの
ですね。

とにかく「飽きる」ことは、意外に大切なのです。

ただその飽きたときに、その快感が忘れられないと、さらに量を増やしてしまうこともあります。

そうすると、ドーパミンはまた多く分泌されますので、同じだけの快感を得ることができます。しかしそれにもまた慣れが来て、さらに多くの依存行動を必要とします。

これを繰り返すことで、どんどん量は増えてしまい、体へのダメージなどもさらに蓄積されたり、より多くの時間を必要としてしまうのです。

実際に、どんな人も食虫植物の坂の上にいます。

誰もがどんどんハマりこむ可能性があります。しかしながら、他にドーパミンを出す対象がない人や、日常的にストレスを受けやすく不安定な人の場合、よりその依存対象にハマりやすい可能性はあります。

何にせよ、どんどんドーパミンが「効きづらく」なることにより、さらに依存対象に接する量や回数は増え、次第に食虫植物の内側へと入り込んでしまうわけですね。

ダラダラして見えるのに…日本人よりスペイン人の方が仕事がデキる理由

世界中を飛び回りつつ、本を執筆したり、インタビューに応じたり、講演をしたりと毎日忙しい高城剛さん。こんなに長文で内容の濃いメルマガをいつ書いているんだろうと感心することしきりですが、今回メルマガ『高城未来研究所「Future Report」』に、幼い頃から「やることが遅い」と言われ続け、コンプレックスに思っている方からの質問が寄せられました。さて、高城さんのお答えは?

何をやっても遅いと言われる。作業スピードを上げるには?

Question

shitumon

小さい頃からなにをやるにも、作業のスピードが遅いと言われることが多いです。

自分なりに原因を考えたところ、やらなくていいことや調べる必要のないことまで調べたり目指している目的からそれてしまっているからではないかと考えていますがなかなか改善できないです。

今の時代はスピードが特に重視されると思います(特に仕事)。

高城さんはこのメルマガだけに関しても1日~半日で集中して書き上げるとおっしゃっていますし、その場でアイデアを出さなければいけないような業務も行っているようですので、作業のスピードがかなり早いのではないかと思います。

作業スピードを改善するにあたって、なにかアドバイスいただけないでしょうか。

高城剛さんの回答

スペインで仕事をしていると、仕事のスピードが速い人にお目にかかったことがありません

朝、会社に出社してからカフェに皆で向かい、昨夜のサッカーの話など一通り終わったあとに会社に戻り、ダラダラと午前中を過ごします。

その後、ランチとシエスタで帰社は午後4時半。

そして2時間ほどダラダラ仕事をして、帰宅するか遊びに行くのです。

しかし、一人あたりのGDPを比べると、1時間あたりの生産性は日本よりスペインのほうが高いのです。

このことからわかることは、日本で個々の作業がどんなに早くても、組織としての効率が悪いので、仕事上の生産的な意味はありません。

そう考えると、速度アップは実はお仕事のためではなく、「遅い」と思われることが嫌なのか、そんなご自身を許せないだけなのではないでしょうか。

だったら、別にいいじゃないですか。

他の方との速度を比較するより、しっかり良い仕事をすることが大切です。

それでも速度をあげたいとお考えなら、大切な作業の前に2〜3日ほど休むことです。

これは運動でも同じで、きっとお比べになっている人は、どこかでしっかり休んでいるのです。

ご無理なきように。

image by: Shutterstock

 

takashiro 『高城未来研究所「Future Report」』
著者:高城 剛
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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人生で最もアンハッピーなのは40〜50代。「中年の危機」は本当にあるのか?

人生の分岐点である40代前後から起こる、心の危機的状況のことを指す“ミッドライフ・クライシス”。最近、日本でもよく耳にするようになりました。これが原因なのか、これに当てはまる年齢の人は幸福度が低いというデータが英国で発表されています。一方で、「ミッドライフ・クライシスなんて神話だ」と唱える研究者も登場し、様々な反応がでているようです。

人生の中で最もアンハッピーなのは、40代、50代?

日本語では “中年の危機”を意味するミッドライフ・クライシス(Midlife-Crisis)。

一言で表すと「中年期の思春期」で、40歳以降に起こる心の危機的状況のことを言います。

具体的にどのような心の動きがあるかというと、「俺の人生これでいいのか?」、「こんな人生が幸せなのか?」など、一般的には人生に対する不安や焦りが出ることです。

欧米では昔から認知されてきた現象で、よくドラマや映画のネタにもされたりしています。ちなみに海外では中年の人たちがスポーツカーを買って乗り回したり、突然タトゥーを入れたりすると、「あの人ミッドライフ・クライシスじゃないの?」と言われたりします。

最近では、あの俳優ベン・アフレックもミッドライフ・クライシスに陥っているようで、背中一面に入れた大きなフェニックスのタトゥーが話題になっていました。

その他にも、急に肉体を鍛えたり髪型を変えたり若い女性と不倫に走ったりするなどの急激な変化が起こると、その対象に当てはまるようです。

英ガーディアンによると、「40-59歳の人よりも、他の年代のほうが幸福度と満足度が高い」とミッドライフ・クライシスの年代の人たちの幸福度が低いことを報じています。

これは英国国民統計局が2012年~2015年の3年間にわたり、イギリスの30万人を対象に個人の幸福度のデータを分析して、それをもとに報告したもの。

この年代には子育てや親の介護離婚死別金銭問題など、様々な問題が増えることが背景にあるようです。

メンタルヘルス・チャリティー「Mind」の広報レイチェル・ボイド氏は「日常生活の様々なステージを通じて、私たちは困難に直面しています。特にミドルエイジの人々にとっては難しい時期。年配の家族や子供を同時に世話する責任があり、死別や離婚など、他の家族の問題も対処しなればいけないことがでてくる」と、その要因と話しています。

ちなみに最も幸福度が高い年代は70〜74歳で、そのあとに65〜69歳16〜19歳が続きます。

この“ミッドライフ・クライシス”に対する注目度は高いようで、多くのユーザーがコメントしています。

「41歳だけど、何を希望にすればいいのか」

「38歳にとってもこの結果は憂鬱」

「この記事に反対。53歳だけど、これ以上にないってくらい幸せだよ。自分の今の肌が心地いいし。キャリアもこれ以上出世などは求めないし、他人が自分についてどう考えているかなんて気にしなくなったよ」

「57歳はけっこう辛いってこと、認めるよ」

「本当に当たってる!」

「ワオー。この記事は合ってるよ。54歳だけど、朝、疲れて憂鬱な気分で起きたよ」

「あと5歳でハッピーになれるわ!」

「今年で50歳になるんだけど、哀れな人生に突入か。でもね、私はけっこうハッピーだよ。親も年老いてきたり、健康のことで悩んだりするんだけどね。子供を持たなかったことは後悔するけど、もし子供がいたら心配することもでてくるんだろうな」

「52歳だけど、1番ハッピーだよ! お給料が高くなくても、休日に旅行にでかけなくても。20歳が1番哀れだったよ」 

中国は二度死ぬ。騙された世界の富裕層から怒りの反撃

世界三大投資家のジョージ・ソロスが中国を見限ったという話は以前にもお伝えしましたが、これをさらに大きな視点で見ていくと、彼を筆頭とする国際金融資本のみならず、世界中が覇権国家にのし上がろうとする中国に騙されていたことがわかります。いったいどのような手口を使っていたのか、無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の中で、著者の北野幸伯さんがわかりやすく解説しています。

国際金融資本は、中国にだまされていたのか?

アメリカで2015年2月、私が「歴史的」と呼ぶ本が発売になりました。アメリカを代表する超大物「パンダ・ハガー」(パンダを抱く人=親中派)だったマイケル・ピルズベリーの「China2049秘密裏に遂行される『世界覇権100年戦略』」。

この本は、全国民「必読」です。ピルズベリーさんは現在、ハドソン研究所中国戦略センターの所長。国防総省の顧問も務めている。また、アメリカの政策に大きな影響力を持つ、「外交問題評議会」「国際戦略研究所」のメンバーでもある。

さらに「裏の顔」も存在します。本に書いてしまっているので、完全に「裏の顔」ともいえないですが、ピルズベリーさんは24歳の時から、アメリカのスパイとして働いてきた(p 40)。

CIA、FBI、国防総省の協力を得て完成されたこの本。私は、一読して、

「アメリカの国策が変わる!
「これからは対中国が最重要課題になる!

と確信しました。それで、

  • アメリカは、ロシアと和解する。ウクライナ問題は事実上終わる
  • アメリカは、中東への関与を大幅に減らす
  • 中国問題に集中するようになる

と書き、実際そのようになっています。これは、なぜでしょうか?

アメリカには、3つの重要地域があり、3つの問題がある。3つの重要地域とは、

  • 欧州
  • 中東
  • アジア

です。そして、3つの問題とは、

  • 欧州=ロシア、ウクライナ問題
  • 中東=シリア、イスラム国問題
  • アジア=中国、南シナ海、東シナ海問題

です。アメリカは、世界3つの地域で戦っていましたが、中国が最重要課題になったので、

「中国問題に集中するため、他二つの地域の問題を終わらせるだろう」

こう読んだわけです。実際、ウクライナでは、2015年2月の停戦合意が、今も続いています。そして、シリアでは先月末、米ロの仲介で停戦がなされました。シリアについては、いまだ不安定ですが、「米ロが真剣に和解を望んでいる」ことが「最重要ファクター」です。そして、アメリカは中国問題に取り組んでいく。

私は、この本を読んで、なぜこのような見通しをたてたのでしょうか? ピルズベリーさんは、この本で「中国には世界制覇の野望がある!」ことを信じさせようとしています。それが事実なのかどうかはともかく、「中国には世界制覇の野望がある!」と「信じさせようとしている」ことは、100%間違いありません。

原油安が止まらない。中東再編で、今後「価格決定」の鍵を握る国は?

かつては1バレル=1ドル前後だったという原油価格ですが、第4次中東戦争が起き事態は急変。価格は暴騰し、日本でも「オイルショック」が起こりました。そして現在は御存知の通りの安値を記録し続けていますが、この先の見通しは? 無料メルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』では、今後のカギを握るイランに注目しています。

中東・石油の焦点はサウジからイランへ

原油安がまだ止まらない。2008年に1バレル=150ドル近辺まで上昇していた原油価格は、現在5分の1、約30ドルまで落ち込み、直近では29ドル台まで落ちた。原油安は消費国にとって朗報だが、急落と先の見通しがつかない場合、世界経済や国際政治などあらゆる分野に影響を及ぼし、今や産油国だけの問題ではすまされなくなっている

もともと原油は1970年代の第4次中東戦争が起きるまで1バレル=1ドル前後で安定しており、世界のエネルギー源として喜ばれていた。当時は産油国の原油をメジャー(国際石油資本=スタンダードオイル、シェル、シェブロンなどの7大資本が牛耳り、セブン・シスターズと呼ばれていた)が買い取り、それらを精製して世界に売っていた。

ところが、1973年にイスラエルとアラブ諸国の間で起こった第4次中東戦争を機に原油価格が暴騰したのだ。イスラエルとエジプトを主力とするアラブ諸国の戦争で勝負は73年10月6日から24日の国連による停戦決議を受け入れるまで続いた。初期はアラブ軍有利だったが、アメリカの支援もあって次第にイスラエルが盛り返し逆転勝利した。第1~第3次中東戦争もイスラエルが圧勝しておりイスラエルとアラブの対立は長年の間、中東の戦争の火種だった。結局、74年の停戦決議後、エジプトとイスラエルが平和条約を締結し、以来、大々的な中東戦争は起きていない。ただ平和条約を結んだのはエジプトだけで、その後もパレスチナをめぐり、何度も小さな戦いは起きている。

価格支配はメジャーから産油国へ

この第4次中東戦争以後、アラブ産油国は原油をメジャーに通さず直接消費国に売る方法もとるようになったので、原油価格の決定権はメジャーから次第に産油国で作るOPEC石油輸出国機構が握るようになった。このため、70年代半ば以降は、OPEC総会で原油価格が話し合われるようになり、第4次中東戦争で原油価格は1バレル=1ドル前後から2~3倍に上昇、世界に「石油危機」と呼ばれる状況を引き起こした。石油は燃料だけでなく化学製品の原料でもあったので、原油価格の暴騰は世界にインフレを引き起こしたのだ。

その後、毎年のOPEC総会は注目の的になり、徐々に原油価格が上昇。1979年になるとイランでホメイニ革命が起き、イランが大減産を始めたため、さらに価格が上昇し、1バレル=20~30ドル台までハネ上がり第2次石油危機を招くことになったのである。いまや原油は世界の戦略商品となっており、国際情勢が緊迫すると上昇、落ち着くと下がるなど需給関係とは一線を画して価格が上下するようになっている。ここ10年位は70~80ドル台で推移、国際情勢によっては100ドル近辺まで上昇していた。

シェールガスを意識するサウジ?

その原油価格に異変が起きてきたのは2014年以降である。アラブ産油国は下降気味だった原油価格を上昇させるため、OPECで値上げしようと減産を持ちかけるが、最大の産油国でアラブ産油国の盟主でもあるサウジアラビアが逆に増産に踏み切り価格はますます下がる一方となり、2015年には1バレル=50ドル前後まで落ち込んだのだ。

サウジの増産意図は、いまひとつはっきりしないが、アメリカのシェールガスに対抗するためではないかと推測されている。アメリカは、これまでアラブから原油を日量900万バレルも輸入する輸入国だったが、数年前からシェールオイル、シェールガスの発掘に成功し、いまや輸入は不必要で逆にシェールガスなどの輸出国に転じようとしている。また、アメリカはイラク戦争など中東の紛争を支援することに嫌気を感じ、中東やアフガニスタンからの撤兵を検討中だ。そうしたアメリカの姿勢をけん制するためサウジが増産し、シェールガスなどの発掘コストの採算割れを目指したのではないか、と推測された。現にアメリカの中小のシェールガス会社はかなり倒産したりしたのだ。

【京都案内】戦国武将や文豪が愛した「美しすぎる桜の名所」5選

もうすぐ巡り来る、桜の季節。無料メルマガ『おもしろい京都案内』では一足先に、選びぬかれた京都の「桜の名所」をご案内。秀吉が花見をするための院まで建てた名勝、ライトアップされた夜桜とコンサートを楽しめるスポット、文豪が絶賛した桜などなど、スケジュールを調整してでも出かけたくなる魅力的な桜の情報が満載です。

京都 別格の桜

3月になりましたのでそろそろ桜をテーマにした内容をお伝えしたいと思います。京都は街全体が桜の名所と言っても過言ではありません。今回はその中でも特に美しく見ているだけで感動する桜を厳選してお伝えいたします。それぞれ有名な場所ばかりなので是非今年訪れてみて下さい!

醍醐寺

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image by:京都フリー写真素材

世界文化遺産に登録されている醍醐寺は京都を代表する桜の名所で豊臣秀吉が醍醐の花見」を開いたことでもとても有名です。秀吉が花見をする為に設計したと言われる三宝院の入口を入ってすぐの場所に大きなしだれ桜「太閤しだれ桜」があります。目の前に空からシャワーのように降り注ぐかの如く咲くしだれ桜を目にした時は思わず涙が止まらなくなったのを覚えています。

境内には約1,000本の桜が植えられていて種類の違う桜が順番に花を咲かせるので1か月近く桜を楽しむことが出来ます。

醍醐寺は874年に理源大師・聖宝(しょうぼう)が上醍醐山上で醍醐水の霊泉を得て小さなお堂を建てたことにはじまります。そしてその場所に准胝(じゅんてい)観音像と如意輸観音を安置したことに由来します。その後907年に醍醐天皇の御願により薬師堂が建立され上醍醐の五大堂が完成しました。

応仁の乱後、荒廃していた醍醐寺を80代座主義演(ぎえん)が復興しました。義演は豊臣秀吉と親密なつながりがあり再興を積極的に援助してもらうことが出来たと伝わります。

醍醐寺は秀吉が開催した「醍醐の花見」で有名です。醍醐寺はかつてから桜の名所ではありませんでした。秀吉がこの地で花見をしたいと言い出したためにわずか数か月の間に約700本の桜の木がこの地に移植されたと伝わります。太閤秀吉の強大な権力を伺わせるエピソードですね。この時建物も一緒に増改築されていて、現存する醍醐寺の建物の多く(五重塔は除く)はその当時造られたものと伝わります。

訪れた際は、京都府最古の五重塔と秀吉が手掛けたという三宝院の庭園を堪能してきてください。そしてその中心に置かれている源頼朝を始め数々の武将の手に渡り秀吉の手に収まったと伝わる「藤戸石」を見てきてください。

住所:京都市伏見区醍醐東大路町22
アクセス:京都市営地下鉄東西線「醍醐」駅より徒歩10分
営業時間:9:00~17:00(12月第1日曜日の次の日よりから2月末までの期間は16:00)
電話番号:075-571-0002
参拝料金:
三宝院=大人600円、中高生300円、小学生以下は無料
伽藍=大人600円、中高生300円、小学生以下は無料
URL:https://www.daigoji.or.jp/index.html

平安神宮

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image by:京都フリー写真素材

朱色の大鳥居が有名な平安神宮は京都市民の氏神様として明治28年に創建され京都のシンボル的な神社です。境内には1万坪の広大な神苑があります。神苑には美しい紅しだれ桜が咲き誇り見るものを圧倒します。上を見上げると桜のシャワーを浴びている様な華やかで美しい景色を見ることが出来ます。谷崎潤一郎や川端康成の文学作品にも登場する紅しだれ桜は死ぬまでに一度は見ておきたい光景です。

毎年4月第2週の週末には神苑の紅しだれ桜のライットアップの中で「紅しだれコンサート」が開催されます。幻想的な夜桜と神苑での野外コンサートの共演は今までに感じたことのない感動を味わうことが出来ます。

広大な神苑は回遊式になっていて約300本の桜を楽しめる桜ノ苑は見事です。紅しだれ桜が並ぶ華やかな雰囲気に京都らしい光景を堪能することが出来ます。

琵琶湖疏水の水を引き入れた池泉回遊式庭園は、明治初期に造営されたものです。作庭は造園業「植治(うえじ)」7代目の作庭家・小川治兵衛が約20年かけて築いた晩年の最高傑作です。東京遷都で荒廃しかけた京都に活気を取り戻すために建立された平安神宮にしだれ桜を植える作業は人生をかけたものでした。華やかな命を注ぎ込み見る者を圧倒しました。その鮮やかさは今も健在です。「植治」は現在も東山の地で11代目が当主としてその技を引き継いでいます。

平安神宮の桜の美しさは谷崎潤一郎の細雪」、川端康成の古都」の中でも描写されています。細雪の主な舞台は芦屋と大阪で、京都が登場するのは春です。主人公たちは花見だけは毎年京都と決めていて春になると連れ立って行くのが恒例の行事になっています。あちこちの花の名所を回りいつも最後をしめくくるのが平安神宮の神苑のしだれ桜です。

谷崎潤一郎「細雪」

この神苑の花が洛中における最も美しい。

最も見事な花であるからで円山公園の枝垂桜がすでに年老い年々に色あせていく今日では、まことにここの花をおいて京落の春を代表するものはないといってよい。

川端康成「古都」

みごとなのは神苑をいろどる紅しだれ桜の群れである。

今はまことにここの花をおいて京落の春を代表するものはないと言ってよい。

川端康成が書いたこの文章は谷崎が細雪で書いた文章をそのまま引用しているのです。

いずれの文学作品の中でも平安神宮の桜は大絶賛されています。日本の自然美の描写の素晴らしさを評価されノーベル文学賞を受賞した川端康成が絶賛する紅しだれ桜の美しさは今年も健在です。昔よりも美しいものがより身近にある今の世でも、これほど美しいと思えるものは他にないと思わせる平安神宮神苑の紅しだれ桜。是非今年は堪能してみて下さい。自然と涙がにじみ出てくるほと感動的です。

神苑の出口付近には、桜の花びらにちなんで ピンク色の紙でつくられた桜みくじ(はなみくじ)があります。そのおみくじを満開成就の結び木に結んでいくと桜が咲いたように見えるという粋な演出がなされています。ちなみに「大吉」は「満開」と書いてあります。

住所:京都市左京区岡崎西天王町
アクセス:京都市営地下鉄東西線「東山」駅下車より徒歩10分
営業時間:6:00~17:00(神苑拝観受付時間 8:30~16:30)
定休日:無休
電話番号:075-761-0221
拝観料:大人600円、子供300円
URL:http://www.heianjingu.or.jp/index.html

中国に立ち向かう国を支える…日本がフィリピンに海自機を貸与へ

政府は2月29日、フィリピン政府と、防衛装備品・技術の移転に関する協定を締結した。この協定は、「防衛装備移転三原則」に基づいてフィリピンに防衛装備品を輸出する際の枠組みとなる。具体的には、政府はフィリピンに対して海上自衛隊の練習機を貸与する方針だ。これらの措置は、南シナ海問題への日本の「積極的平和主義」の取り組みに新たなページを開くものだ。同様の動きは東南アジア諸国連合(ASEAN)の他の加盟国との間にも広がっていくものとみられている。

東南アジアの国とは初の移転協定締結

「防衛装備移転三原則」の第3原則では、移転した防衛装備品・技術について、相手国がわが国の同意なしに勝手に目的外転用したり、第三国に移転したりしないよう、相手国政府に義務付けるよう定められている。協定はこの点を解決するもので、今回の締結でフィリピンへの武器移転のための条件が整った。安倍首相とフィリピンのアキノ大統領が、昨年6月の首脳会談で協定の交渉開始に合意し、11月の首脳会談で大筋合意に達していた。

日本は、アメリカ、イギリス、オーストラリア、フランス、インドとの間に同様の移転協定を結んでいるが、ASEAN加盟国と移転協定を結ぶのは、フィリピンが初となる。

これまでに、日本はフィリピンに対し、沿岸警備隊が使用する40メートル級の多目的船10隻を、政府開発援助(ODA)を通じて提供することで合意している。今後は、フィリピンの必要とするものが防衛装備品であっても供給できるようになる。外務省は声明で、協定の締結は「わが国の安全保障に資することが期待される」としている。

政府はインドネシアやマレーシアとも同様の協定を結ぶことを目指しており、両国との調整を急ぐという(NHK)。

移転協定に対して高まるフィリピン側の期待

日本がフィリピンに貸与しようとしているのは、海上自衛隊の練習機「TC90」だ。この機は行動半径が700~800キロメートルあるという。現在、フィリピン海軍が警戒・監視に使用している機は、読売新聞によると、行動半径が約300キロしかなく、中国と領有権をめぐって争っている「スプラトリー(南沙)諸島全域を監視して戻ってくることは難しい」(政府筋)という。TC90にはレーダーなどは搭載されていないが、フィリピンにとっては一歩前進だ。

当然、フィリピンの対中国の動きを強化するものとなるが、フィリピン側は、中国を刺激しないよう、抑えた発言をしていた。AP通信によると、協定締結に先立つ27日、フィリピンのガズミン国防相は、「この協定はどの国に向けたものでもなく、資金不足のフィリピン軍の軍事力のアンバランスを正すことを狙いとしたものだ」と語った。AP通信はこの発言について、中国の敵対的な反発を引き起こすことを避けるための努力のようだった、とコメントした。

ガズミン国防相は、フィリピン軍は現在、インテリジェンス、監視、偵察の能力向上を必要としている、とも語った。

またAP通信によると、フィリピンの安全保障担当の高官が協定について、日本による新たな軍事装備の販売、防衛技術の移転、中古の軍事装備の贈与、フィリピン軍への防衛訓練の提供に道を開くだろうと語った。この協定は「単に装備の移転または販売という垣根を越えて、多くの機会に門戸を開く」と期待を語ったそうだ。

着実に進む日本とフィリピンの関係強化

AP通信は、日本とフィリピンが近年、防衛協力を強化していることに焦点を当てている。例えば、日本の海上自衛隊とフィリピン海軍は昨年6月、スプラトリー諸島付近で、災害時の海上での捜索救難の共同訓練を行った(この訓練は中国政府を怒らせたとAP通信は語る)。それも含めて、日本とフィリピンは、安全保障と政治面での結び付きを新たな段階に公然と引き上げている、とAP通信は語っている。

ドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレ(DW)も、両国間の安保協力が拡大していることに触れている。日本とフィリピンは(2011年9月以来、「戦略的パートナーシップ」の関係とされたが)、2015年6月には「強化された戦略的パートナーシップ」に格上げされたことを伝えている。

日本が特にフィリピンに肩入れする理由

日本がフィリピンにこれだけ肩入れしているのは、当然、日本の国益のためである。DWは、協定締結に先立つ24日の記事で、日本が中国との関係悪化を機に、東南アジア諸国とは経済面、安全保障面での関係強化を図るようになったいきさつを詳しく解説している。

その中で、安全保障面については、日本は南シナ海での中国の影響力を押し戻すために、ASEANとの関係強化、なかんずく、中国の振る舞いに対して恐れずに立ち向かうことをいとわない国々との関係強化を積極的に求めている、としている。「日本の安保協力が主としてフィリピンとベトナムに向けられているのは、これが理由で、この2国は南シナ海で中国と深刻な領有権問題を抱えているからだ」と、米諮問グループ「バンテージ・ポイント・アジア」CEOで中国軍の専門家のクリステン・ギュネス氏は語っている。

DWは、東南アジア諸国にとっても、日本とのより緊密な関係は「お互いに有益な絆」だとして、日中間のライバル関係がそれらの国にとって有利に働いているとの専門家らの見解を紹介している。それらの国が日本の接近をプラスに受けとめている主な理由は、やはり、中国の振る舞いに対する強い警戒感だ。

日本は近い将来において、ASEANへの影響力を増すため、軍事面と経済面でのインセンティブの組み合わせを今後も使用し続けそうだ、とギュネス氏は語っている。

(田所秀徳)

 

【関連記事】

ドコモが地震予測に本気。携帯基地局で察知した異常を『MEGA地震』に送信

2015年に発生した震度5弱以上の地震の前兆をすべて捉えるなど、驚異の予測精度を誇るメルマガ『週刊MEGA地震予測』。このメルマガを配信するJESEA地震科学探査機構)と、国内大手キャリアのひとつであるNTTドコモが、東日本大震災の発生からまもなく5年を迎える先日3月2日に、より高精度な地震予測を目指してタッグを組むことを発表した。

NTTドコモの報道資料によると、今回の協力は地震の被害によって発生する通信障害からの早期復旧を目的としたもの。具体的には、衛星測位機器を用いて地殻の変化を捉える装置をNTTドコモが持つ携帯電話基地局に設置。収集した地殻変動のデータは、モバイル通信によってリアルタイムでJESEAへ提供されるという。

なお設置場所は、北は北海道釧路市から南は宮崎県宮崎市の全国各地の16か所で、そのうち神奈川県三浦市、三重県志摩市はすでに設置済み。その他のエリアは、2016年度内に順次設置される予定だという。

地面の動きを東西・南北・上下の3方向で計測できる「電子基準点」のデータを独自に解析し、地震の予測を行っているJESEA。ところが、国土地理院によって全国に設置されているこれらのデータは、リアルタイムでは公開されないため、解析がどうしても後手に回ってしまう状況にあった。

その対応策として、JESEAは2015年に神奈川県小田原市と同大井町の2箇所に、独自の電子基準点を設置していた。しかし、今回発表された両社の協力により、地殻変動のデータをリアルタイムで得ることができる地点が18か所と一気に増えるとともに、そのエリアもほぼ全国に及ぶ形となった。

なお、今週末3月6日(日)に放映される『Mr.サンデー “首都直下”地震予測SP』(フジテレビ系列 21:00~)には、JESEAの村井俊治東京大学名誉教授が出演予定。村井教授の日々の活動に迫る密着取材のほか、今回のNTTドコモとの協力により、予測の精度がどこまでアップするかも検証される予定で、こちらも要チェックだ。

image by: Shutterstock

 

0001592103c-e14256137241481『週刊MEGA地震予測』
著者:JESEA(地震科学探査機構)
測量学の世界的権威である東京大学名誉教授・村井俊治氏による、測量工学的アプローチに基づいた地震予測を毎週配信。2014年に発生した震度5以上の地震を全て予測するなど、高い予測的中実績を誇り、テレビ・新聞・雑誌等での紹介も多数。
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「うるさいから帰る」は脅迫。子供に悪影響を与える危険な叱り方とは

外出先で騒いでしまうお子さんに「静かにしないのなら帰る」と叱ったことのある方、要注意です。無料メルマガ『子どもが育つ「父親術」』によるとそれは躾ではなく脅迫で、将来子供がゆすりや脅迫をする人間に育ってしまう可能性があるのだそうです。ではどのような言葉をかければ? 答えはこの記事中にあります。

脅迫、禁止! <聞き分けのない時は>

「静かにしないと、もう帰りますよ!」

これって「脅迫」ですよね。

「親は子どもを監督するものだ」
「親は子どもより立場が上」
「親は常に正しい」

などの意識に支えられれば、「懲罰予告を伴う指導」と呼べなくもないかもしれません。ですが、まあ、「脅迫」です。そして脅迫もまた、さまざまな面で望ましくないコミュニケーション方法です。

  • 命令に従うこと(=静かにする)を、他のこと(帰らずにお出かけを続ける)との取引対象にしてしまう
  • 命令に従わなかった時に脅迫内容が実行されないことが多いので、「親の言うことは信じる必要がない」という経験を与えてしまう
  • 実行された場合も、「相手が自分の望み通りに動かない時は、相手がもっと嫌がることをやり返す」との行動の見本を示してしまう

脅迫スタイルの躾(?)を受けて育った子どもは、自らも脅迫を使うようになってしまいます。また、望みを叶えるために、まず騒いでおいて、次に「静かにする」という取引カードを使う、といった「ゆすり」技術も身につけてしまいます。

脅迫は、一切使うべきではない言い方です。もし本当に、子どもが騒ぐことでお出かけの継続が難しいのであれば、その事実を事実として伝えてあげるべきです。

「電車の中にはお客さんが大勢いるでしょ。○○ちゃんが大きな声を出すと、お客さんたちは居心地が悪くなってしまうんだ」

…大抵の場合、これだけで子どもは気がつくはずです。

「○○ちゃんが大きな声を出して他のお客さんの居心地を悪くしてしまうと、パパは申し訳なくなっちゃうし、恥ずかしく感じるよ」

…騒ぐことの是非に触れるのであれば、「正論」をかざすのではなく「パパの思い」を伝える形で。

「○○ちゃんが電車に乗るたびに騒ぐようだと、一緒に電車に乗ってお出かけするのがやりにくくなっちゃうよ」
「もし一緒に電車のお出かけがやりにくくなったら、楽しみが減ってパパはとても残念だなぁ」

…ここまで言う必要があるケースは稀でしょう。むしろ、眠い・お腹が空いたなどによるグズりを疑ったほうがよいかも知れません。

そして、ちゃんと静かにしてくれたら、忘れずにフォローの一言を。

「電車の中で静かにしていると、他のお客さんが居心地良さそうだなー」
「○○ちゃんは電車の中で静かにできるから、安心して一緒にお出かけできるよ」

くれぐれも、「騒いでいれば声をかける、静かにしていれば無視・放置(←意外となりがちです)」にはしないでくださいね。

image by: Shutterstock

 

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使ったら損。能力の“チラ見せ”で生き抜く、日本伝統の価値観とは

「いかに能力を発揮するか」ということについて、誰もがいつも悩んでいると思いますが、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんによると、京都の”言わずに伝える”や、サムライの”抜かない刀”に見られる「使ったら損」という生き方が日本には昔からあるとか。企業で長く生き抜いていくヒントになりそうですね。

「使わにゃ損」と「使ったら損」の価値観

私の思考の嗜好として(音読したら分かりにくいな)、自分と異なる存在に対する興味、なかんずく、価値観や文化が異なる人に対する興味が消えないんです。興味が高じて、比較文化論とか、民俗学とかの本を読む事が多いのですが、その延長線でこのあいだふと気づいたのが、「使わにゃ損使ったら損の違いなんです。

使わにゃ損」というのは、アングロサクソンを中心とした価値観、「使ったら損」はズバリ、日本人の価値観ですよ。日本は気候的に豊かな国なのに、「勿体ない」という概念を発明するくらい、「使わずに済むのなら出来るだけ使わないようにしよう」という価値観を強く持っているんです。それが高じて、「使うヤツは下品」というレベルにまで昇華しちゃったのが、古(いにしえ)の都、京都人の表現方法なんです。

世界の言語で、京都の人ほど「婉曲話法」を深化させた民族はいないと思います。「もう1杯お茶入れましょか?」は、「はよ帰れ」って事ですから。言葉という伝えるためのツールでさえも、直接的に使わずに機能させようというのですから、日本の中の異文化ですよ。

今から150年ほど前、日本には「サムライ」という人種がいて、彼らは人殺しの道具としての刀を身に付けていたわけですが、実は幕末の一時期を除いたら、サムライのほとんどが、生涯一度も刀を抜くことが無かったんです。なぜかというと、ひとたび刀を抜いたら、相手を斬って殺すか、自分が斬られて死ぬかのどちらかになると分かっていたからです。相手を殺しても、場合によっては自分が切腹する事もあり得るわけで、だからいかにして刀を抜かずに勝負を決めるかを考えたわけですね。勝海舟なんて、刀の鯉口を紙縒りで綴じていたらしいですから。これもまさに「使ったら損」の価値観ですよね。

ところがアメリカ人は、「持っているなら、使わなきゃ損」だと考えるんです。使わなくて済むのなら、初めから持たなきゃいいじゃん、というある種の合理性があって、持ってしまったのなら、どうやって有効的にこれを駆使すればいいか、を考える民族なんです。彼らには、”武士の象徴としての刀”という価値観は通じません。

余談ですが、この違いがあるから、たとえ日本が核武装をしても、日本人がこの武器を使うことは無いと思いますよ。というか、たぶん日本人が一番、本来の狙い通りに核兵器を使いこなせると思うんですけれどね。

そして、この考え方の違いは、ビジネスの場でも現われます。例えばアメリカで資本は道具ですから、これを如何に有効的に使い倒すか、考え方が確立しています。これをROI(Return On Investment=投資対効果)と言うのですが、日本の経営者は積み上がった内部留保を使いもしないで貯めるのが好きなんですよね。「株の持ち合い」なんていうのも日本に独特の珍現象で、もっと直接的にリターンを求められるおカネの使い方があるはずなのに、わざと10年後、20年後にじんわりと効いてくる方を選んだりするんです。

人材に対する考え方も同じで、アメリカでは、入社してから如何に短期間で成果をあげ、会社に貢献してもらえるかを考えますが、日本では鷹揚に、「将来日本という国家に、なにがしかの貢献をしてもらえればそれで良し」くらいに考えている経営者が、かつてはたくさんいました。というか、今でも総合商社における人材教育って、20年、30年というスパンで考えていますから。

アメリカ流の経営手法が輸入され、MBAホルダーがもてはやされるようになってから、流れが急に変わりましたが、天の邪鬼の私は、みんなが右に行ったら左に行きたくなるところがあって、むしろこれからは、かつての日本人が持っていた「使ったら損」という価値観が重要になると思うんです。

使わずに、持っているだけで、チラリと見せるだけで威力を発揮させる生き方とは、どうやったら出来るのか。これが今年のテーマだったりします。

image by: Shutterstock

 

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著者/佐藤しょ~おん
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