猫は歯がなくても平気?しゃべるねこを飼う医学博士に聞いてみた

飼い主を悩ませるペットのさまざまな病気。症状が重くなって何か施術が必要となるととても心配で、信頼できる誰かに相談したくなるもの。飼い猫の口内炎がひどくなってしまったという読者からの質問に、メルマガ『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』著者でアメリカ在住の医学博士、しんコロさんがズバリ、答えます。

しんコロさん、猫の「口内炎」が心配です

Question

shitumon

うちは黒にゃんこ7匹はじめ保護ねこ11匹と暮してます!その中の1匹が口内炎がひどくなり抜歯する事になりました。注射も効かなくなったので…。ねこは歯がなくても食べていける。生きていける。と説明受けました。信頼している先生なのですが…。しんコロさんはどう思いますか?T3は口内炎とか大丈夫ですか?

しんコロさんの回答

あらら、それは大変でしたね…。口内炎がひどくなり抜歯ということは、恐らく全抜歯でしょうか…。猫エイズなどの感染症や、免疫疾患などもあるのでしょうか。いずれにしても、注射が効かなくなって抜歯ということなので、かなり口の中が炎症を起こしていただろうと想像します。抜歯という選択肢も、獣医として致し方ない選択肢だったのではと思います。

「ねこは歯がなくても生きていけるか」ですが、飼い猫なので歯がなくても食べられるものを与えることで、栄養失調になるようなことはないと思います。獣医からきっと給餌に関する注意点はお聞きになっていると思いますが、ペースト状のウェットフードであれば、歯がなくても大丈夫だと思います。

T3は今のところ口内炎は起こしたことはありません。口腔内の健康には比較的気を使っているので、歯石を除去して歯周病を予防することはしています。特にティっ子は歯垢・歯石が付きやすく、歯茎も炎症を起こしやすいので注意しています。

質問者さんの猫ちゃんは、これからも歯がない状態だけれども栄養をしっかり取れる状況にしてあげることが最優先だと思います。フードの変更なども必要かもしれませんが、根気よく世話をしてあげてください。どうぞお大事に!

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既に23億円をプレゼント。前澤友作氏の「お金」新企画まもなく開始

ZOZO創業者でスタートトゥデイ社長の前澤友作氏が自身のツイッターで告知していた、【フォロワー700万人超えたらお金配りします】企画実現まであと一歩に迫ってきたようだ。24日午後4時現在で、前澤氏のツイッターのフォロワー数は696万人。間もなく700万人に達する見込みだ。

フォロワー700万人越えで前澤氏はいくら配るのか?

前澤氏が「フォロワーが700万人を超えたら直ちにお金配りします」と自身のツイッターにツイートしたのは22日。それからわずか2日で達成することになりそうだ。応募条件は前澤氏のツイッターをフォローするのみ。リツイート(RT)する必要はない。当初は「お金ばらまき」としていたが、現在は「お金配り」に訂正されている。

前澤氏はこれまでにも同様な企画を自身のツイッター上で行っており、2019年1月は100人に1億円、2020年1月は1000人に1億円など、合計で23億円もの大金を配布している。

今回はまだお金を配る人数や金額を明らかにしていないが、同等あるいはそれ以上になるとみられていて、フォロワー700万人は24日もしくは25日中にも達成されそうだ。

続々とフォロワーは増えるも、企画の新鮮味は薄い?

これまでのように金額が明らかにされていない分、ネット上の反応は少し鈍いようだが、この情報を知ったネットユーザーからは、「楽しみ」「700万人じゃ当たる気がしない」「ダメもとでフォローしてみる」など、さまざまな声が聞こえてくる。

いやー楽しみです☺️
今度はどんな感じになるのか?
毎回読めないからドキドキします☺️ pic.twitter.com/m39DdLi4v0

— コロナに負けるな (@zncCEbjxWQruuvE) June 22, 2020

ドキドキしますね☺️ pic.twitter.com/vYUM19EkKq

— コロナに負けるな (@zncCEbjxWQruuvE) June 22, 2020

すごいですね‼️でも 700万人も増えちゃったら いよいよ当たる気がしなくなってきた

— イクコ (@ZsPvkN5VgF3XcNY) June 22, 2020

700万人もの中から当たる気がしません

多胎児(三つ子以上)家庭への支援に当ててくれませんか⁇
一度に学費やらかかるのに、今の制度だけでは対象から漏れてしまうことがあり厳しいです

— emi (@vbiUKPQa3Zl9Lhj) June 23, 2020

給付金じゃないけど、
給付金で嘆いている方

前澤さん(@yousuck2020)に
ダメともでもかけてみませんか?

フォローがまず700万人必要なんです!

RTしなくてもフォローだけで大丈夫なんです https://t.co/qbKowBceyd

— セカンド@ルイージ好き (@Second0369) June 22, 2020

「フォロワー700万人超えでお金配ります」宣言でフォロワー爆増中の前澤友作さん、現在日本ランク4位。1位の松本人志さん777万、2位の有吉弘行さん740万、3位の防弾少年団公式735万を超える日も近いか。

— 涼子の婚活@マッチングアプリ (@ryoko__xyz) June 23, 2020

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source&image by: 前澤友作Twitter

浅間山で火山性地震が増加。1931年「西埼玉地震」に酷似する前兆

NHKニュースなどの報道によると、気象庁は、浅間山で20日から火山性地震が増加し、地下の熱水や火山ガスの動きを示すと考えられる「火山性微動」が観測されたとして、現在の「噴火警戒レベル1」を継続し、今後の噴火に対して注意を促すとともに、火山活動が活発化すれば警戒レベルを引き上げる可能性についても注意を呼びかけました。

この浅間山の噴火兆候について、一つ思い起こされることがあります。1931年(昭和6年)に発生した「西埼玉地震」です。

1931年発生の「西埼玉地震」とは?

さて、「西埼玉地震」と聞いてピンとくる人はほとんどいないのではないでしょうか。あまり聞き慣れない地震なのかもしれませんが、関東平野で発生した内陸地震としては過去最大級のものです。以下、気象庁が作成した「活断層の地震に備える -陸域の浅い地震- 関東地方版(2017年2月)」(※注意:PDFが開きます)の一部を引用してみます。

1931年の埼玉県北部の地震(西埼玉地震)

1931年9月21日に埼玉県北部でマグニチュード6.9の地震が発生し、関東北部を中心に広い範囲で震度5を記録しました。この地震により、死者16人、負傷者146人、住家の全半壊200棟などの被害がありました。被害は利根川や荒 川沿いの低地(沖積平野)で大きく、また、地下水や土砂の噴出(液状化現象)や地すべりも多く発生しました。

上記の通り、埼玉県の寄居町付近を震源とするM6.9の内陸地震で、震源の深さはたった3kmだったと推定されています。地震発生当時は、まだ埼玉県に家屋が少なく、住宅も現在ほど密集していなかったため、地震の被害は大きくないように見えますが、それでも200以上の家屋が全半壊、死者も出ています。この当時の状況と、茨城・千葉・栃木北関東の南部と関東東部を中心に地震が頻発している現在の状況が、いろいろと酷似していることがわかりました。過去の地震データから一体、何が浮き彫りになったのでしょうか。

酷似する「1931年」と「2020年」の地震発生

気象庁の「震度データベース検索」で、1930年9月から1931年9月の西埼玉地震発生までの1年間に発生した震度3以上の地震と、2019年6月20日から2020年6月20日までの1年間に発生した震度3以上の地震を比較してみました。

左が1931年の西埼玉地震が発生するまでの地震発生状況、右が2020年までの1年間に発生した地震発生状況です。千葉沖や福島沖、茨城の南部で同様の規模の地震が発生していることがわかります。また、埼玉県北部で発生している赤い丸が、件の「西埼玉地震」です。

上記の比較を見て気付くのは、伊豆半島と富士山周辺で連続発生している地震がないことでしょうか。伊豆半島と富士山周辺で今後、地震が頻発することになれば、同様の地震が発生する前兆なのかもしれません。

浅間山の噴火兆候との関係は?

話を最初に戻します。気象庁が20日から群馬県の浅間山で火山性地震が増加しているというニュースをご紹介しましたが、1931年9月21日に発生した西埼玉地震のおよそ2週間ほど前、同様に浅間山で小規模のマグマ噴火が発生していたのです。以下の気象庁の記録をご覧ください。

● 浅間山 有史以降の火山活動(気象庁)

1931(昭和6)年3、6~ 7 月に1~数回の噴火、降灰。8 月は活発に活動し噴石、降灰など。特に20 日に遭難3 名、爆発音の外聴域出現。9 月前半に数回噴火、降灰、噴石

9月前半の数回の噴火を記録したわずかひと月も経たない同21日に、M6.9という規模の内陸地震が発生したのです。

今後、警戒すべき「前兆」は?

以上、関東周辺で発生する可能性が高い、内陸地震の前兆について、1931年に発生の「西埼玉地震」発生前と比較して検証いたしました。今後の発生までの前兆として、以下の現象が考えられます。

  • 伊豆半島で地震が連続で発生する
  • 富士山周辺でも地震が連続で発生する
  • 浅間山が数回ほど噴火する

この3点が重なれば、地震発生について警戒する必要がありそうです。

新型コロナウイルスの発生で、避難所などへの避難にも懸念の声が出ている中、真夏の地震発生となれば熱中症などの問題も出てきます。普段から避難経路の確認と、非常食の確保、そして地震に対する情報の収集を心がけてください。「天災は忘れた頃にやってくる」(寺田寅彦)

【読んでおきたい関連記事】
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image by: 気象庁(1931年1年間に発生した地震分布図)

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セクシー不倫で人気ガタ落ちの小泉進次郎。渡部建との共通点は?

小泉進次郎が元気がない。いや、全く存在感がない。17日に国会が閉幕したが、会期中に一度でも小泉進次郎の名を聞くことがあっただろうか。昨年末に報じられた「セクシー不倫」以降、すっかり意気消沈してしまったといえそうだ。

セクシー発言から激しいバッシングへ

大きな期待を背負い、小泉氏が環境大臣に任命されたのが昨年9月。就任当時、「仕事をします」「しっかり働きたい」と意気込みを語っていた。38歳という若さで閣僚に抜擢され、小泉環境相もやる気に満ちていたはずだ。

しかし、国連の気候行動サミットに出席するためニューヨークを訪問した小泉環境相は、「気候変動のような大きな問題は楽しく、クールで、セクシーに取り組むべきだ」と海外メディア向けに発言し、大きな物議を醸した。

それまでは「将来の総理大臣候補」として持ち上げられてきた小泉環境相だが、このセクシー発言からバッシングをされ始める。小泉環境相の発言は、何を言いたいかその本質が掴めないため、ポエムと揶揄され、ネット上では「小泉進次郎構文」などという言葉まで生まれてしまった。

何が言いたいのかわからない。「小泉進次郎構文」とは?

ここで小泉環境相の過去の発言をいくつか取り上げてみよう。
・「約束は守るためにありますが、約束を守るために全力を尽くします」
・「毎日食べたいということは、毎日でも食べているというわけではないです」
・「今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思っている」

改めて並べてみるとやはり意味不明。「だから何が言いたいの? 」というようなコメントばかりだ。

23日、ジャニーズ事務所を退所した元NEWSの手越祐也が、緊急事態宣言下で外出した事実を問われ、「世間は不要不急と言うかもしれませんですけど、僕としては不要不急ではなかった」と回答し、SNS上では「手越が小泉進次郎構文で話した」と話題となったが、まさに同じパターンのコメントだ。

セクシー不倫で女性層からの人気がガタ落ちに

環境問題について、「セクシーに取り組むべきだ」と発言後、「あれ? 」となり始めた小泉環境相だが、そのバッシングが決定的となったのは、やはり昨年末の不倫スキャンダルだろう。

小泉環境相が過去に人妻実業家と不倫をしていたと一部週刊誌に暴露されたのだ。逢瀬に使っていたホテル代を政治資金から支払っていたという疑惑まで生じ、小泉環境相のイメージは地に落ちた。

巷では「セクシー不倫」と揶揄され、相手女性とのメールまでさらされてしまう。そのメールの文面や使っていた絵文字が「おじさん」くさいと、女性人気がガタ落ちとなった。

小泉環境相は不倫報道について「個人の事柄について話すことはない」とし、政治資金の流用についても、「法令にのっとり適切に処理していると認識している」とかたり、普通の政治家のような釈明に終始。かつての歯切れの良さはどこかへ行ってしまう。これ以降、小泉進次郎の名をほとんど聞くことはなくなってしまった。

小泉進次郎と渡部建の「不倫報道」を比較

そういえば、不倫報道で地に落ちた芸人が最近いた。お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建である。女優・佐々木希を妻に持ちながら、複数の女性とたびたび不倫をしていたという渡部は、多目的トイレで不貞行為を繰り返していたことが明らかになり、激しいバッシングを受け、芸能活動自粛に追い込まれた。相方の児嶋一哉や妻の佐々木が謝罪をしたものの、未だ本人の口から直接の謝罪はない。

そこで、小泉環境相と渡部を不倫という観点から、さまざまな点で比較してみる。すでに報道されている内容をもとに作成してみた。

小泉進次郎&渡部建

世間を賑わせた同じ不倫でも、比較してみるとさまざまな違いがあることがわかる。改めて見てみると、お手軽に済ませた渡部は酷いものだが、だからといって小泉環境相がセクシーなわけでもない。共通しているのは、不倫を報じた媒体がともに週刊文春であるということと、不倫発覚後に世間からのイメージがガラリと変わってしまったことだ。それまでは互いにクリーンなイメージだっただけに、そのギャップが大きかったということだろう。不倫の代償は大きい。

中国の動画サイトで「安倍総理の応援歌」が話題。日本もザワつく

中国最大級の動画プラットフォーム「ビリビリ動画(bilibili)」で、ある日本の人物のことを歌った歌が流行しているという。それが誰かというと、安倍総理。なぜかラー油のラベルに安倍総理のイラストがプリントされていて、まるで安倍総理がイメージキャラクターでも務めているようだ。

安倍総理の応援歌が中国で話題

2分4秒ほどの動画だが、最大の特徴は歌われているその歌詞だ。
「あなたもわたしも安倍総理 日本も世界も安倍総理 いつでもどこでも安倍総理」と、安倍総理を応援しているかのような言葉が並ぶ。まるでエールを送っているかのような歌詞だ。その後も安倍総理へのメッセージのような歌詞が続き、とにかく安倍総理という言葉が連発されている。

J-CASTニュースによると、「ある女性がツイッターで投稿した『安倍総理応援歌』の歌詞に北朝鮮の曲を振り付けたところ、中国のネットユーザーが独自に編集するなどして次々に動画を投稿し、反響を呼んでいる」のだという。

実際にビリビリ動画で検索してみると、どうやらこの『安倍総理応援歌』は別の映像を使用した複数のパターンが投稿されているようで、中には14万回以上もの再生回数を誇る動画もあった。

ビリビリ動画は日本のニコニコ動画のようなサイトで、動画が流れている間にさまざまなコメントが画面に流れる。もちろんそのほとんどは中国語だが、中には日本語で「なんだこれは」「たまげたな」「草」などというコメントもあった。

自民本部も真っ黒か。仁義なき河井夫妻「広島代理戦争」の深い闇

昨年夏の参院選における買収疑惑で逮捕された、河井克行前法務大臣と河井案里参議院議員。選挙区内で現金をばらまくという行為自体は「単純」であるものの、疑惑の裏には複雑な党内事情が絡んでいるようでもあります。そんな中でも最も見えにくい官邸周辺の権力闘争の構図に迫っているのは、米国在住作家の冷泉彰彦さん。冷泉さんは自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で今回、現在進行中のバトルの勢力図を推測した上で、このスキャンダルについては「もっと掘り下げて見てゆくべき」と記しています。

広島の河井夫妻スキャンダルをどう考えるか?

このニュース、どうにも複雑であり、意味合いや構図が分からない事件であると思います。

まず分からないのが、カネをばらまいたという問題です。現在の公職選挙法、政治資金規正法、そして両方の過去の経緯から考えると、選挙区内で有権者に現金を配るのはアウトです。それは分かりますし、まともな民主国家として、そんなことを認めている国はないと思います。

ですが、今回の容疑は違います。何故なら一票を買ったのではないからです。つまり案里氏が2019年7月の参院選に勝利するようにカネをばらまいたとして、その相手は首長であったり県議であったり、要するに地元の有力者、しかも同じ自民党の政治家がほとんどということです。

そこで2つの考え方ができます。1つは、カネで一票を買ったのではなく、一回の買収行為が行われる毎に、受け取った政治家の後援会など、政治組織の構成員を買収した、つまり一気に数百とか数千の買収をしたということになります。であるならば、一回のアクションで1票を買うよりも100倍、1,000倍に悪質だという考え方もできます。また、倫理的には受け取った人間も大罪であるということになります。過去においては投票の取りまとめを要請したケースは多く有罪になっているそうですから、そういうことなのだと思います。

2つ目は全く反対の考え方です。カネの流れを考えると、自民党の本部からカネが出て、それが広島県の自民党県連の末端組織で河井案里候補を当選させるために使われた、しかも一般の有権者個人にカネをばらまくようなことはなかったとします。仮にそうであれば、あくまでも自民党内での選挙資金の移動だという考え方もできると思います。

この2つの意見を並べてみると、どっちも筋は通るように見えるから不思議です。1つ目の前提に立てば、河井夫妻の行為だけでなく、自民党本部のやっていたことも真っ黒ということになります。この河井案里氏を強引に「2人区」に立てたのは、安倍総理の周辺であるということ、また選挙資金も安倍総裁の体制から出ていることから、立場は相当に悪くなります。

ですが、2つ目の考え方に立てば「全く問題はない」ということになります。この点については、私は公職選挙法とその運用が決して安定的でないということを問題にしたいと思います。法体系が安定的でないということは、検察による恣意的な介入(もしくは不介入)を誘発するわけで、決していいことではないからです。

この河井夫妻問題については、保守系の批評家である八幡和郎氏が、なかなか上手いことを仰っています。

河井事件の原因は岸田氏の地元での指導力欠如

八幡氏の主張については、同意できる内容は2割7分ぐらいですが、このコラムは成程と思わせるものがありました。もっとも、岸田氏の問題は、指導力欠如というだけでなく、溝手議員にしても県議の体制にしても、かなりダーティですから、この書き方でも少々点が甘いと言わざるを得ません。

それはともかく、今回の事件で一番見えにくいのは、権力闘争の構図です。広島の泥臭い抗争の構図は、恐らく八幡氏の解説のようなものと思いますが、問題は官邸の周辺です。

そもそもが、「安倍総理を軽んじた溝手議員への私怨」から始まったという、まるで太閤記のような話もありますが、まあ安倍さんは徐々に消えていく存在なので、まあ横に置いておくとして、現在進行しているのはどんなバトルなのでしょうか?

一つ考えられるのが、

  • Aグループ「安倍総理+今井尚哉補佐官+西村康稔大臣+甘利大臣」
  • Bグループ「菅官房長官……河野太郎防衛相?……茂木敏充外相?」
  • Cグループ「検察中枢……石破茂氏?」

のような格好で、パワーが3分裂しているという可能性です。検察がここまで執拗に動いている背景には、石破さんとの淡い連携があるのかもしれません。

UberEatsでは無理。世界的エンジニアが開発した飲食店を救う試み

以前掲載の「コロナから飲食店を救え。世界的エンジニアが始めた画期的な試み」でもお伝えしたとおり、コロナ禍に苦しむ飲食業界のため新しいウェブサービスの開発を進めていた、世界的エンジニアの中島聡さん。そんなサービスが6月24日、正式リリースとなりました。中島さんは今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』で、サービス開発に着手した理由やその意義を改めて記すとともに、自身の「無茶な提案」に賛同する国内大手企業が現れたことに対する思いを綴っています。

【関連記事】● コロナから飲食店を救え。世界的エンジニアが始めた画期的な試み

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

おもちかえり.com の正式リリース

4月からスタートしたレストラン向けのオープンソース・プロジェクトOwnPlateですが、おもちかえり.comというブランド名(ウェブサイトは omochikaeri.com)で正式リリースをすることになりました(6月24日)。

ちょうど良い機会なので、このプロジェクトのビジョンについてまとめてみたいと思います。

まず、前提として、新型コロナウィルス対策として世界各地で取られたロックダウン戦略が、小規模なレストランやバーのビジネスに致命的なまでのダメージを与えている、という事実があります。この影響は、ロックダウンの解除後もしばらく続き、「Business Insider」の記事によれば、独立系のレストランの85%は今年の終わりまでに店を閉めることになるそうです(「苦境に立つ独立系レストラン…さらなる支援がなければ、85%は2020年の終わりまでに店を閉める」)。

そんな中で、レストランの多くは、テイクアウトやデリバリーでなんとか売り上げを確保しようとしていますが、既存の業者のビジネスモデルは、基本的に売り上げの15~30%を手数料として徴収するモデルであるため、もともと食材に3割、人件費に3割を費やす薄利なレストラン業にとっては、法外な手数料なのです。

代表的なのがUberが経営するUber Eatsですが、彼らのビジネスモデルは、ITの力を利用して複数の業者(レストランと運転手)を一まとめにして消費者にサービスとして届けることにより、顧客との関係とお金の流れをUber Eats自身が握ることにより、レストランと運転手の両方をコモディティ化し、利益の大半を彼らが吸い上げるというものです。

本来ならばレストランはこんなサービスを使うべきではないのですが、Uber Eatsの持つ集客力を利用して、少しでも知名度を上げたい、なんとしてでも売り上げを上げたいレストランが藁をも掴む気持ちで使っているのです。

そう考えると、そこにオープンソース・非営利という形で切り込むことには、短期的にはレストランをサポートするという意味で、中長期的にはUber Eatsとは異なるレイヤーでのビジネスを作るという意味で、とても意義があると感じたのです。

オンライン授業は参加も、続く不登校。親ができるサポートとは?

オンライン授業により、不登校の子が久しぶりに学校の授業に参加できたというケースが多くあったようです。しかし、それがその後の登校につながるとは限らず、心配が続く親御さんもいます。メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』著者の柳川由紀さんは、コロナの経験を経て、オンラインの学習に抵抗がなくなれば、自らの意思で学習を進められ、不登校による学力不足という心配はむしろなくなると予想。親は「環境に適応する力」「やりぬく力」をつけるためのサポートが必要だとアドバイスしています。

コロナ後の家庭教育は激変!?

Question

shitumon

コロナでの在宅勤務中は、不登校の娘と一緒にいられたため、様子が分かりましたし、実のところ、不登校の娘は、オンラインの授業だったら参加ができたのです。徐々に学校が再開され、来月からは本格的にコロナ前の通学に戻ってしまいます。娘は相変わらずの不登校なので、「勉強の遅れ」「学力不足」が心配です。(中学3年女子のお母様より)

柳川さんからの回答

コロナ禍で、不登校だったお子様たちがオンラインでの授業には参加できた、という声が多く聞かれました。今後、学校側もオンラインとのハイブリッド授業を考えるでしょう。

また社会は、コロナ禍で新しい生き方や働き方の重要性を再認識したはずです。アフターコロナに生きる子供たちに必要なものは、「従来の学力」とは違ったものになります。今後を見据えて、今の段階で親としてできることを考えましょう。

1.「ビフォーコロナ」には戻らない!

コロナ禍で、オンライン授業をうまく展開した自治体や学校では、「アフターコロナ」も「ビフォーコロナ」の学びには戻らずに、オンライン授業のメリットを取り入れた学びを続ける可能性があります。欠席する場合や、引きこもり、災害といった様々な理由で登校できない場合も学校外から学ぶことができるからです。オンラインとオフラインのハイブリッド授業は、新しい教育の形で続いていくと予想されます。

今回のコロナ禍でコンテンツの棲み分けがはっきりしました。今後学校には、「人が集まるからこそ意味がある授業」だけが残ります。「先生が話し、生徒は聞くだけ」という授業や、ドリルやミニテストは、PCやタブレットでオンライン化されます。また、そうしたドリルやミニテストも各生徒の習熟度に合わせ、カスタマイズされた出題になり、これまで以上にきめ細やかなフォローができるでしょう。

2.独自の学び

コロナ禍でオンライン化が進んだことで、ネット環境が整い、自分の意思で高度な学びが簡単にできる、ということが明らかになりました。つまり、「通っている学校」だけが学びの場ではないということです。お嬢様の「勉強の遅れ」や「学力不足」という問題は、オンライン化が進んだからこそ、解決できるものになった、と言えるかもしれません。

マスメディアが伝えないビラの内容。金与正が激怒した本当の理由

韓国内の脱北者団体が撒くビラに抗議していた北朝鮮が、開城(ケソン)にある「南北共同連絡事務所」を爆破した映像は日本でも驚きをもって報じられました。今週は、韓国への報復のビラ散布を計画しているとも報じられていますが、ナンバー2の地位に就いたと言われる金与正氏はなぜこれほど激怒しているのでしょうか?メルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』著者で北朝鮮研究の第一人者の宮塚利雄さんは、数種類あったビラの中に、過去にはなかった最高尊厳の衝撃的な姿が含まれていたと報告。マスメディアが報じないビラの内容にこそ理由があると指摘しています。

ナンバー2となった金与正が激怒したビラの内容とは?

北朝鮮の金与正朝鮮労働党中央委員会第1副部長が、6月4日に韓国の脱北者団体の対北ビラ散布を非難する談話を発表した。韓国政府がビラ散布を止めさせなければ開城工業団地の完全撤去、南北連絡事務所の閉鎖、南北軍事合意の破棄を覚悟するようにと脅迫してきた。

北朝鮮は韓国の脱北者団体が金正恩を批判するビラを散布したことに強く反対しており、南北間の通信線遮断に続き、さらに6月16日には開城工業団地内の南北共同連絡事務所を爆破した。

北朝鮮が南北融和の象徴である共同連絡事務所を爆破したのは、金与正氏が6月13日に「連絡事務所が跡形もなく壊される光景を見ることになるだろう」と予告、実際に爆破し、それが単なる脅しでないことを見せつけ、金与正の指導力を内外に誇示することにあった。

北朝鮮では最近、『労働新聞』にかつて後継者を指した「党中央」という表記がたびたび登場するようになったが、これは健康不安を抱える金正恩が後継者として金与正氏を育てようとしていることを示唆しているのではないかとも言われている。かつて、金日成政権の末期頃に党中央という言葉が盛んに出るようになったが、当初のころは北朝鮮ウォッチャーの間ではこの党中央が何を意味するのか、皆目見当がつかない状況だった。その後、しばらくして党中央が金日成の後継者になる「金正日」を指す言葉だと分かったのである。

現在、使われている「党中央」が金与正氏のことであれば合点がいくが、一部には、「いや、これは金正恩のことを指している」という指摘もある。いずれにせよ、金与正氏がナンバー2に躍り出たことだけは確かなようだ。

北朝鮮の歴史で女性が政権のトップに就いたことはない。かつて、金正日が金日成の後妻で金平一の母でもある李聖愛が「朝鮮女性同盟の委員長」に就任したとき、これに強く反対し罷免させたことがあったが(以上の部分については、もう一度確かめて報告する)、金与正氏がナンバー2に就いたことは異例である。

旧大韓帝国末期に閔妃が大院君と政権争いを演じたことがあるが、最後は日本軍によって惨殺されている。金与正氏のこれからの動向が注目される。

国民教育の師父が語る、幸せな老後のため60代までにしておくこと

人生100年時代を迎えるとも言われる今、「より良き老後を送ること」は多くの人の望みとなっているのではないでしょうか。では、そのために私たちは、どのような心構えで老境に差し掛かるまでの日々を生きるべきなのでしょう。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、国民教育の師父とも呼ばれた哲学者の森信三氏が著した、「自由潤達な境涯に恵まれた老後を送るための、60代までの人生の過ごし方」が紹介されています。

父親のための人間学 森信三

人生には10年ごとに一つのサイクルがあるわけですが、15歳から30歳までは、人間の修業の時代であろうと思われます。

では30歳代は何かと申しますと、われわれ人間にとって、一生の基礎形成期だと申せましょう。

実はわたくしはかなり若い頃から、この点を問題として、いろいろと考えたり研究してみたのですが、古来卓(すぐ)れた人々について見てみましても、それらの人のほとんどが、皆30代という10年間に、一生の基礎づくりをしているようであります。

わたくしには、政治界とか実業界のことはよく分かりませんが、少なくともわたくし自身が関心を持っている、学問とか思想の方面について見ましても、卓れた人といわれるほどの人は、ほとんど例外なく30代の10年間に、その人の一生の土台を築いた人が多いのであります。

わが国では有名な中江藤樹先生がそうですし、また中国の王陽明という学者なども皆この30代の後半であり、また法然、親鸞、道元というような宗教家について見ましても、結局は30代というものがその人々にとっては、人間の基礎形成期だったといってよいようであります。

それというのも真剣に人生の生き方を求めていたら、30歳代は自立と開眼の年代だからであります。

人間の一生を一応75歳前後といたしますと、がんぜない幼少の頃を差し引くとすれば、この35歳前後というものは、一応人生の二等分線に当たるわけであります。

人間もこの人生の二等分線という山の頂きに立ちますと、それまで少しも見えなかったところの、やがて還りゆくべきわが家、すなわち人生の終末が見え出してくるのであります。

そこで、それでは男盛りともいうべき30歳代の10年間を一体どう過ごすべきかということになりますが、一言で申せば「自己教育」ということであります。

言い換えると求道的な生活態度といってもよいでしょう。「自己以外すべてわが師なり」として、自分の勤め先の仕事、ならびにその人間関係は申すに及ばず、それらを取り巻いて生起する一切の出来事は、すべてが人生の生きた教材であり、おのが導師たるわけであります。

では、40歳はどうでしょうか。

人間40歳ともなれば、一応その職場における責任ある立場に立たされるわけで、家庭的にも子どもはすでに小学高学年もしくは中・高生に成長しており、父親の権威が問われる年代になるわけであります。

それゆえ、職場においても家庭においても実に責任重大な年代である以上、一段の自己充実を要する年代であり、仕事の面でも、自分なりに一応の結実を図るべき年代と申せましょう。

それに次ぐ50歳代はどうかと申しますと「五十にして天命を知る」というコトバのとおりに、仕事の上でたいした飛躍も冒険も許されない年代であり、いよいよもって天命を畏み、自らに与えられた使命の一道を果すべき年代であります。

その上に後進の指導にも一段と拍車を掛け、社会的にも何らかの奉仕貢献を心掛けるべき年代といえましょう。

では60歳代はどうでしょうか。60歳になりますと一般には定年を迎えて第二の人生に突入するわけですが、60歳はまた還暦ともいわれるように、もう一度人生の原点に戻り、改めて人生修業を志さねばならぬ年代と申せましょう。

『論語』にも「耳順(じじゅん)」の年と申すように、年齢を問わず、とりわけ若い人々から、改めて聴き取り学ぶ態度を失ってはならぬと思われます。

それゆえ60歳代は聴聞修業の年代と申したいのであります。

このように、人はそれぞれの年代に応じて真剣な生き方をして参りますと、70歳代、80歳代は、まことに自由潤達な境涯に恵まれて、真の生き甲斐ある人生が送れるのではないかと思われます。

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