中国とロシアが金正恩に激怒。ミサイル連射で一線を超えた北朝鮮の哀れな末路

9月11日に突如長距離巡航ミサイルを打ち上げるや、その後も国際社会の非難をよそにミサイル発射実験を繰り返す北朝鮮。その狙いについては様々な分析がなされていますが、国連の調停官として世界各地の紛争を収めてきた経験を持つ専門家は、金正恩総書記の思惑をどう読んでいるのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では、著者で各国に独自の情報網を持つ島田久仁彦さんが、考えうる3つのパターンを挙げそれぞれについて詳細に解説。さらに、もし北朝鮮が今回も「瀬戸際外交」を企んでいるとしても、国際社会が見せる反応はこれまで通りでは済まないとの見解を記しています。

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再起動? 瀬戸際外交? 北朝鮮のミサイル実験連発が意味すること

米中対立の激化。ミャンマーで起こったクーデター。アフガニスタンにおけるカブール陥落とタリバンの復権。きな臭さを増す台湾海峡。中ロの戦略的接近。エチオピア情勢の緊迫化。

それらの国際情勢に世界が注視している間、北朝鮮情勢はいろいろな意味で意図的に無視されていました。

その理由は「特に何も目立ったことが起きなかったから」ともいえますが、その背後には「国内でのコロナ感染拡大を受け、中国との国境を閉鎖したことで情報のフローも止まった」ことと、北朝鮮情勢をクローズアップすることで国際情勢の舞台に上がろうと目論んできた韓国と文大統領が、実質的に国際社会から“追放”され(相手にされなくなり)、北朝鮮絡みの動きが停止したことがあるでしょう。

そこにバイデン政権が取る“戦略的忍耐”(実質的には戦略的無視)方針により、より北朝鮮問題が国際案件の第一線に出ることはありませんでした。

日本のメディア、特に情報番組においては、時折、金正恩氏の動向や、その妹の与正氏の動向や発言、エピソードなどが紹介されていましたし、遅々として進まない拉致問題が、自民党総裁選前のトピックスとして持ち出されていましたが、実際には、国際政治のフロントラインに北朝鮮は存在しないのが2021年の前半だったと言えます。

その典型例が、9月に開催されていた国連の年次総会においてリーダーレベルで話し合われるべき最重要案件に、今年は常連の北朝鮮情勢(ミサイル、核開発、人権侵害など)が含まれないという、とても珍しい事態が起きました。

それに焦ったからかどうかは分かりませんが、その頃から北朝鮮の動きが活発化しだします。

最近のSLBMの発射実験や列車からの弾道ミサイル発射実験、真偽のほどは分かりませんが、極超音速ミサイルを開発し、その発射実験に成功したというエピソード、そしてテレビ画面を通じて並べられる様々なミサイルたちの映像の公開は、その例でしょう。

さらに、北朝鮮側からの発表やリークではないのですが、また寧辺の核施設が再稼働した兆候がアメリカなどの衛星で確認され、さらにはIAEAの最新報告書でも、再稼働の痕跡があるとの報告が出されました。

情報にも幅がありますが、「濃縮ウランの製造が加速した」という内容もあれば、「十数発相当分の核弾頭を有する」との内容もあります。

ミサイル技術が著しく向上し、核開発も再開していたとしたら、おそらく核弾頭の小型化も相当進んでいる可能性が高いと分析されています。

それが何を意味し、どうして北朝鮮はこの時期に、国際社会から圧力をかけられる核開発の痕跡をチラ見せし、多種多様な弾道ミサイルの発射実験をおこなったのでしょうか?

その理由は何通りか考えることが出来ます。

 

クリスマスに全米を襲う悲劇。コロナが招くオンラインギフト遅配

感謝祭翌日、11月の第4金曜日の「ブラックフライデー」を皮切りにスタートするアメリカのホリデー商戦ですが、今年はこの日を待ってクリスマスプレゼントを予約しても、当日に届かないという事態が起こりかねない状況となっているようです。今回の『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』ではNY在住の人気ブロガー・りばてぃさんが、米国紙の記事等を引きつつそのような「悲劇」が起こりうる理由を解説。さらにコロナ禍にあって心強くプライバシー保護の観点からも安心な、住所を知らない相手に直接会わずともギフトを贈れるサービスを紹介しています。

 

コロナ禍のギフトアイデア

(1)今年のホリデー商戦事情

アメリカでは毎年11月後半から12月のクリスマスにかけてホリデーシーズンとなります。

この時期に家族や友人といった大切な人へ贈るギフトやホリデーカードを準備したり、需要がある時期ということで小売店側も1年で最大の割引セールを行ったりします。そのため1年の大半の売上を上げる時期とも言われています。

日本で言うところの年末商戦に近いものとなっています。

なので、9~10月にアップルはじめ新商品の発表時期にもなっているわけです。で、11月前くらいからホリデー商戦の話題も出てくるわけですが、今年もっとも注目の話題は、

「ホリデー商戦のオンライン購入品は遅れて届くかもしれない」

…ということ。

理由はサプライチェーンマネージメントが大きく変化しているのと、従業員不足。

なので通常どおり、11月後半のセールから買い物をはじめると郵送で届くのがかなりかかるのではないかと各所で報じられています。

ご参考:

Don’t wait until Black Friday to start your holiday shopping. Here’s why you need to shop now.

物を売るための宣伝も兼ねた煽り記事ではないのか?とも思う人もいるかもしれませんが、これ実際に本当でしょう。

まず、2020年のコロナ禍でアメリカのEコマース需要は10年は進んだと言われています。

つまりかなり多くの利用者が増加し、自粛など終えた今でも利便性の高さや慣れから継続して利用していたりします。

なのでそもそも例年よりオンライン購入する人たちが多く郵送に時間がかかる可能性が高いのです。

さらに、今年2021年のギフト関連の消費者の消費行動については、長引くコロナ禍の影響で、爆発的な増加を見せた昨年に引き続きオンラインでの消費が大幅に増える見込みとも伝えられています。

専門家によると

人々は店内でのショッピング体験に戻りたいと思っています。そこでは、商品を購入してすぐに家に持ち帰れて、即座に満足することができます。

 

昨年、唯一の選択肢はオンラインで買い物をすることでした。今年、消費者はオンラインスペースと物理スペースの両方にアクセスできるため、昨年に比べて実店舗での購入が増えるでしょう。

ご参考:

Gift Consumers’ Behaviors 2021: What They Actually Want

オンラインと実店舗の両方で需要が増えるのは企業にとっては良いことですが、それに対応する準備をしないといけないわけですが、アメリカは経済再開しているものの、まだまだコロナ感染が落ち着かず工場が稼働していない国や地域はあり、商品によっては在庫がないとか原料不足問題が起きていたりもします。

それに伴いサプリチェーンも不安定な状況に…。

そして、極めつけは従業員不足。

アメリカではコロナ禍に貧困を増やさないためにかなり手厚い支援金がありました。

仕事を解雇された人たちは通常の失業補償に加えて州ごとに追加の支援金もでていました。

それらは9月には終了したはずで、仕事を再開する人も多いはずなのに企業は従業員を戻すのに苦戦しているのは個人的に聞く話でも出ているほどなのです。

理由は様々。

感染を恐れて工場内や店舗での仕事を避けているとか、そもそも別の仕事に就くようになったなどなど。

なので、需要はあるのに企業側の体制が整っていないところも多いのです。

そんなわけで、今年はどうしても購入したい商品は早めに取り寄せるほうがいいよ、というわけなのです。

 

大量の漁船を送り込む習近平の不気味さ。中国の経済低迷で“権力闘争”激化か

先日掲載の「中国空軍149機の『台湾侵入』は本気の警告。火に油を注いだ米国の動きとは」等の記事でもお伝えしているとおり、エスカレートする一方の中国による台湾への威嚇行為。しかしその裏には、習近平政権の「抜き差しならない事情」が存在しているようです。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、これまで中国の為政者が権力固めのために他国侵略を繰り返してきた歴史を紹介。さらに習近平氏が現在置かれている状況を分析するとともに、台湾への挑発を激化させる中共の動きに対して警戒を促しています。

【関連】中国空軍149機の「台湾侵入」は本気の警告。火に油を注いだ米国の動きとは

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2021年10月20日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

 

【中台】中国の不穏な経済情勢、台湾威嚇の裏に権力闘争の激化か

台湾の離島に迫る不気味な「緑のオーロラ」の正体は─またも中国による威嚇か?

10月に入り、中国による台湾への挑発行動が激化しています。台湾国防部は、10月4日、台湾の防空識別圏に中国軍の戦闘機などのべ56機が侵入したと発表しました。10月からの4日だけで、その数はのべ149機にのぼるそうです。

台湾の防空識別圏に中国軍機の進入が急増 4日は延べ56機

そんななか、中国福建省沿岸から距離にしてわずか10キロしか離れていない台湾の馬祖島で、緑のオーロラが発生していることが話題になっています。その正体は、中国のイカ釣り漁船。この4カ月間、馬祖島付近の台湾海峡に数十~数百隻の中国漁船が出没しているのです。

中国漁船は、イカ領のために緑のLEDライトをつけていると主張していますが、これまで台湾への嫌がらせのために中国漁船を送り込み、台湾の漁場を荒らし回るということがたびたびあったことから、これも台湾への心理的圧力であることは間違いないでしょう。

2014年には日本でも、小笠原諸島周辺の排他的経済水域(EEZ)に中国船が大量に襲来し、大量のサンゴを密猟していることが大きな問題になったことがありました。しかも、このEEZでは、中国船が無許可で海洋調査を行うといった事案も発生しており、単に民間漁船が密猟のために襲来したのではなく、周辺地域の調査や日本への示威行為だったことは明らかです。

日本のEEZ内で中国船が無許可調査…抗議

自由時報でも、馬祖の「緑のオーロラ」については大きく報じています。主に中国福建省から来ている中国漁船は、この2年間で数が急増しており、今年は最も深刻な状況で、緑のライトが馬祖の住民や不満を募らせているといいます。

綠色夜空!馬祖竟出現「極光」《華郵》曝:另一種魷魚遊戲

中国は、中国漁船を他国の海域に繰り出し、揉め事になると、中国漁民保護の名目で軍事介入し実効支配へと持ち込むという戦略をとっています。南シナ海もそうして実効支配を強めましたし、尖閣諸島もまさにそうしたやり口で侵略してきているのです。

一般市民を装って敵対行為や破壊活動などを行う軍人を便衣兵といいますが、中国はこの便衣兵の戦法をよく使います。日中戦争においても、軍服を脱ぎ捨てて一般人に紛れ込み、テロ活動を行う中国の便衣兵に日本軍は悩まされました。もちろん便衣兵は国際法違反であり、即座に処刑してもいい対象となっています。

自由時報では、アメリカのシンクタンク「プロジェクト2049インスティテュート」のシニアディレクター、イアン・イーストン氏による「台湾海峡の中央線の北側では、1,000隻の中国民兵の偽装漁船が侵攻作戦の演習を行うなど、大規模かつ激しい活動が展開されている可能性がある」というツイートを紹介しています。

Ian Easton(Twitter)

 

不安しかない。韓国の「ウィズコロナ」生活開始に戸惑う若者たち

日本に続き、11月には「ウィズコロナ」に転換するとみられる韓国。歓迎する向きもある一方で、若い世代には戸惑いも広がっているようです。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、新型コロナの流行期に入学しリモート授業が日常となっている大学生や、コロナ自粛のため退社後の会食の経験のない若い社員たちから上がっている不安の声を紹介しています。

社会人1年生たち、「ウィズコロナ」にため息

早ければ来月(11月)初めに第一歩を踏み出すものと予想される韓国での「ウィズコロナ=段階的日常回復」。2020年からの感染症流行期間中に社会生活を始めた社会人1年生を中心に、経験したことのない日常回復に対する期待感と不安感が同時に感知されている。(国民日報を参考にした)。

大学街ではコロナ19で低迷していた部活など、キャンパス生活を回復しようという準備に突入した。10月17日、ウィズコロナ前の、事実上、最後のソーシャルディスタンス方針が発表されると、ソウル地域の8つの大学(建国大学、国民大学、東国大学、明知大学、ソウル市立大学、世宗大学、韓国外国語大学、弘益大学)は、大学サークル連合体育大会の企画に乗り出した。コロナの影響で対面授業が禁止され、部活動をはじめ学校生活が中断されていただけに、新入生に所属感を感じさせ部活動も誘導する計画だ。

世宗(セジョン)大学総サークル連合会のキム・ヤンジン会長(22)は17日、「先頭に立って、止まっていた日常活動を再開するため動こうとするのだけれど、周りの人々の顔色を伺がいながらやっている状況だ」とし「11月第2週目を目標にフットサル、卓球、テニス、バスケットボール、野球などの屋外スポーツの学校対抗戦や各大学のヒップホップ、ダンス、バンドサークル大会などを一緒に準備中」と述べた。

コロナ大流行時期に入学したいわゆる「コロナ学番」(2020・2021年に入学した学生をさす。韓国では2021年に入学したら2021学番などと表現する。略して21学番などとも)らは、まともなキャンパス生活を経験できなかったため、対面授業に対する期待と同時に恐ろしさもあると表現する。ソウルのある大学に今年入学したパク某君(19)は、「対面授業再開の話が出た後、『遅ればせながら開講パーティをやろう』という話も出ている」とし「成人になった後、大勢の人と会ったり団体で何かやったという経験がほとんどなく、負担に感じる部分もある」と話す。

また別の大学に通うキム某君(19)も「友達と『私たちだけで会食予行演習でもしてみようか』という話もある」とし「経験したことがなくて漠然としながらも、今になって本当の大学生になったようで、ちょっとときめく部分もある」と述べた。

仕事ができない部下を叱るのはNG。上司が取るべき「丁寧な対応」

職場によっては、なかなか新人が入ってこないため、何年かぶりで後輩や部下ができたときに「どう育てていいかわからない」「生産性も落ちて煩わしい」などのケースがあるようです。初めてできた部下がやる気も能力もなく悩むキャリア10年の会社員が助けを求めたのは、メルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』著者で、世界的なコンサルティング会社で14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんでした。赤羽さんは、部下ができたからには「育ててなんぼ」と価値観を変える必要があると明言。試したり叱ったりせず、タスクシートを作り進捗確認もしながら丁寧に接することでやる気も上がると伝えています。

 

部下にうまく仕事を振ることができません

Question

shitumon

32歳、購買部スタッフです。ようやく部下ができたのですが、これまでずっと一番下でやってきたこともあり、部下にうまく仕事を振ることができません。入社3年で総務部から異動した部下なのですが、要領が悪く、やる気もなく手間取るばかりです。

私は購買部に10年なので、知識・経験・スキルすべてに渡って差がありすぎて、うまく使えません。上司からは彼を活かすように言われているのですが、実際どうやればいいのかは助言してくれません。質問しても「まあ面倒見てやれや」と、はぐらかされる感じです。多分、上司も久しぶりの新人部下でどうしたらいいのかわかっていないのかも知れません。私はどう取り組むべきでしょうか。

赤羽さんからの回答

ご質問どうもありがとうございました。大変ですが、ここは超えるしかないです。どうやって超えるかというと、まずは価値観として、部下を育ててなんぼ、という考え方を持つことです。誰も最初は新人でした。質問された方も、また質問された方の上司もです。誰かに育てられて今があるわけです。自分は誰にも育てられなかった、すべて自力で切り抜けてきた、という方もいらっしゃらないわけではありませんが、実際は、誰かに助けられていることのほうが多いです。ですので、まずは先輩の責任として部下は育てるもの、とお考えください。

次にそうはいっても、上司からの要求が厳しい中でどうやって結果を出しつつ、新人部下に少しでも貢献してもらうかですよね。これは3、4ページのタスクシートを書き、誤解の余地をできるだけ小さくした上で、まずはちょっとした作業からやってもらいます。ただやらせるのではなく、どういう目的で、どういう趣旨でこの作業をするのかを説明すると、やる気は間違いなく上がっていきます。

このとき、部下を試すような言動は何の効果もなく、嫌われるだけなのでやめましょう。できないことを「え?そんなこともできないのか?学校では何を勉強したのか?」などという質問は、無意味であるだけではなく、マウンティングであり、有害です。部下のやる気を削ぐ、部下の自己肯定感を下げる、上司への敵意を燃やす、会社へのロイヤルティーを傷つけるなど、いいことはありません。

さて、経験のない部下に対しては、週2回くらい進捗確認をし、タスク遂行上の悩みを聞いて具体的なやり方を説明する必要があります。最初はここまで伝えるかというほど具体的にステップを説明し、作業しながら慣れていただくのが近道です。

罵倒しながら新人を育てる会社もありますが、今どき古いし、それでやる気を出してくれるわけでもありませんのでやめたほうがいいです。大切なのは、アクティブリスニングとポジティブフィードバックです。これについては、『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』などがお勧めです。こちらもご覧ください。

経営改革を進める第7の鍵: コミュニケーション改善—ポジティブフィードバック、アクティブリスニング徹底 | ブレークスルーパートナーズ

新人は上司の仕事を見て盗めとか、自分で調べろというのも、決して生産的ではないので、少しだけ時間を割いて仕事のやり方を説明し、フィードバックしながら進めていくのが結局は一番です。やってみて、ぜひまた質問してください。

 

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賃貸相場は落ちる一方?「相続する家」は売却した方が得か、損か

高齢化が進み、相続した家の処遇に悩んでいるという話はよくあり、地方においては空き家問題が深刻化しています。しかし、首都圏では余程劣悪な立地でなければ、買い手も借り手もいて、どちらがトクかで悩める環境にはあるようです。今回、八王子にある一軒家を売るべきか賃貸にすべきかの相談に答えるのは、『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』著者で人気コンサルの永江一石さん。考え方としてはシンプルに収支の見通しを計算比較して決めるべきとした上で、どちらがオススメか回答しています。

 

実家の不動産相続についての相談

Question

shitumon

実家のことで相談いたします。両親とも健在ですが近く老人施設に入ることが決まりました。実家はわたしが相続することになっていますが、売却するのか貸し出すのかを迷っております。

10年、20年後を考えると人口が減り、賃貸相場は落ちる一方だと思うので今のうち売却したほうが良いと思いますが迷っています。築34年とはいえしっかりとした造りであまり古さも感じられませんし、昨年に洗面・浴室をリフォームしており、売却はいささかもったいなく感じます。また、賃貸に出せば細く長く収入になるので魅力だと感じています。ご意見をお聞かせください。

・所在地:東京都八王子市
・築34年、一戸建て、旭化成へーベルハウス建築
・床面積100平米、4SLDK、駐車場1台
・八王子市の人口はここ数年で微減。
大まかに賃貸相場を調べると10~12万円/月
売却のざっくりした見積は1,200~1,400万円

永江さんからの回答

これはシンプルに、賃貸と売却での向こう10年くらいの収支の見通しを計算して決めるべきですね。賃貸だと細く長く収入があるのが魅力である一方で、設備が壊れたら修繕しなければならないのでコストと手間がかかります。賃料相場は下がってきていますし、実際の収益がどれくらいになるか賃料・稼働率・修繕費などを10年くらい先までは収支設計しておきましょう。

売却の方は、今東京郊外の住宅価格が暴騰しており府中あたりまで高くなっています(頂いた価格は販売価格にしては安く見えましたので、不動産会社の買い取り価格ですかね?)。

八王子は地盤が固いし、ヘーベルハウスはプレハブ工法で非常に耐震性が強く、阪神淡路大震災の際もヘーベルハウスだけが全半壊がゼロでした。在宅ワークになって郊外に大きい戸建ての家を探していて、災害時の安全性を重視する人には魅力ある物件になるのではないでしょうか(もちろん八王子も広いので八王子のどこかにもよりますが)。
リスクに備える賃貸経営!ヘーベルメゾンの防災力|HEBEL HAUSの賃貸住宅

上記のように賃貸と売却それぞれの利回りを計算して良さそうな方を選択しましょう。いまは賃料が下がって売却価格が上がってきているので、後者の方が儲かりそうに思います。

あとは、知人間での売買ができるなら手数料や消費税がかからないので、身近で買ってくれる人を探せるとより収益が上がると思います。

 

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熊田曜子に複数男性との不倫疑惑。平井理央の夫だけではない!?芋づる式に業界関係者の“不貞行為”相手が判明か

出口の見えない泥沼の離婚劇となっているタレントの熊田曜子(39)に新たな疑惑が生じてしまった。これまで不倫相手とされていた民放キー局のプロデューサー以外にも、複数の業界関係者と男女の関係にあったと報じられたのだ。次から次へと出てくる不倫疑惑。果たして、真相はどこにあるのだろうか。

熊田曜子の不倫相手が平井理央の夫疑惑で大騒動に

先日、文春オンラインによって熊田が夫であるA氏から不貞行為の慰謝料を求める裁判を起こされたことが発覚した。

しかも、その男性がフジテレビの人気アナウンサーだった平井理央(38)の夫のB氏である可能性が高まり、関係者の間で大騒ぎとなっている。

「B氏はバラエティ班に所属し、多くの人気番組を抱えるチーフプロデューサー。2012年に平井さんと結婚しお子さんも一人います。B氏は甘いマスクで若い頃からかなりのモテモテ。結婚前は平井さんの先輩にあたるTアナと交際していたり、タレントやモデル、数多くの一般女性と付き合っていたりと、かなり派手に遊んでいたことで有名です」(スポーツ紙の芸能記者)

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熊田とB氏は15年前からの知り合い。いつから男女の関係にあったかは不明だが、当初報じられていた情報番組『ノンストップ』のスタッフとは異なる人物だったため、局内には動揺が広がっているという。

「熊田さんの夫A氏から不貞行為で訴えられ、それが家族にバレるのを恐れたB氏は、訴状が自宅に届く前に裁判所に取りに行くなど大慌てだったそうです」(前出・芸能記者)

しかし、今回の件で肝を冷やしているのはB氏だけではないかもしれない。

平井理央の夫だけじゃない!?複数男性との不倫疑惑

週刊女性によると、熊田はB氏以外にも複数の業界関係者と男女の関係にあったといい、夫のA氏が現在も証拠集めの調査を進めているという。A氏の代理人弁護士はB氏以外との不貞疑惑についてはコメントを差し控えるとした。

A氏がどこまで熊田の複数男性との不貞疑惑の証拠を掴んでいるかはわからない。だが、代理人弁護士のコメントは何か含みを持たせた発言だといえそうだ。

仮にもしこれが認められるようなことになれば熊田は絶体絶命のピンチに陥ることが確実。一方、A氏にとってはかなり有利な展開へ持ち込めることになるだろう。

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そこで思い出されるのは芸能界を引退した島田紳助氏だ。

「島田紳助さんはお気に入りの女性タレントを抱え込んでいたことで知られ、それは『喜び組』と称されていました。その中には熊田さんも入っており、過去には沖縄での密会が報じられるなど、親密な関係にあるのではとかつて言われていました」(同・スポーツ紙記者)

ちなみに、島田氏のお気に入りだとされた女性タレントは報じたメディアによって顔ぶれが少し異なる。

2011年9月7日のアサヒ芸能では、「紳助愛人7人」と題し、熊田曜子、ほしのあき、藤原紀香、小林麻耶、上原美優(故人)、吉田真由子(鑑定団)、青木直子(鑑定団グラドル)の名前が挙がっている。

また、同年9月8日付の東京スポーツには「喜び組疑惑7人の女」とされ、熊田曜子、ほしのあき、小林麻耶、伊東美咲、高橋みゆき(女子バレー)、大木優紀(テレビ朝日アナウンサー)が報じられた。

一方、同年9月6日の女性自身は「愛した女、泣いた女 31人の黒い閻魔帳」とのタイトルで31人もの女性タレントの名前を列挙。熊田曜子やほしのあき、小林麻耶に加え、木下優樹菜、里田まい、スザンヌ、南明奈など、“ヘキサゴンファミリー”を中心とした女性の名前が挙がっていた。

上記3つの中に熊田曜子の名はいずれも入っていたのである。

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とはいえ、これは熊田が結婚する以前の話。実際に熊田がA氏と結婚してからどんな人物と不貞関係にあったのかは定かではないが、今後の行方を左右する大きな要因となりそうだ。

笑顔で誤魔化すのは逆効果。ウザい“マウント”を撃退する2つの確実な方法

ここ数年の間でよく耳にする言葉のひとつに「マウント」があります。本来は動物が自分の優位性を誇示するために馬乗りになることを指す言葉ですが、今やすっかり私たちの生活の中でも利用されるようになりました。あなたの周りでそんなマウントをとってくる人、いませんか? 今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、ウザいことこの上ないマウントをとってくる人たちの撃退法を紹介しています。

マウント撃退

さて、本日はウザいこと限りなし!なマウントのお話。

よく聞くのは

・ママ友間

ですね。同じ年頃の子供を持つ親同士なので、いろいろ比較するタネがあってしまうわけです。その比較によって、子供の成長を見守れる側面もあるので、難しいですが。

マウントは、悪口を言うわけじゃないけど、自分より相手を見下す行為です。要は

・自分の方が優れている

ということをアピールしたいわけですよ。まあ、それだけ

・自分の方が優れていないかもしれない

と不安に思っているんでしょう。自明の事実をアピールする人はいません。アピールするってことは、自分で不安に感じているからです。他人を使って自分の不安を解消しているんですね。優越感に浸りたいんでしょう。面倒くせー( ̄∇ ̄)

なので、マウントする人たちは注意深く自分の優越感を満たしてくれそうな人にマウントするわけです。当然自分より優れていそうな人にはマウントしないし、自分のアピールを素直に聞いて優越感を満たすお手伝いをしてくれそうな人を嗅ぎ分けてマウントするわけです。

まあ、こうやって見てみると、つくづく

・マウントする側の問題

なんだよなあと思いますね。他人を使って優越感に浸り不安を解消しようとするわけですから。

なので、このマウント撃退の初手は、なんといっても

・逸らす

ですね。いわゆる、話題を変えるってヤツです。

・「ウチの子、〇〇大学に受かったの~」
 →〇〇大って、御茶ノ水だっけ?駅のホームが怖いよね~

・「給料が40万しか上がらなくて辛いよ」
 →それって40万シュケル?ひょっとしてトグログ?

・「2台目だけどマセラッティを買ったよ」
 →ああ、マークが海王星みたいなヤツね!

みたいな( ̄∇ ̄;)強引でもなんでもいいので、相手の優越アピールの土俵に乗らず、こちらから別の土俵を差し出してしまうことです。同じ土俵に乗っていると、ツケ上がらせるだけですし、不快です。

なぜ、年収1000万超のサラリーマンは「電話をあえて無視する」のか

ビジネスをするうえで業務の優先順位を決めるものさしに「緊急」と「重要」があります。無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんは、この2つのものさしの中でどれを高い優先順位とするかについてご自身の体験を踏まえて論じています。

緊急と重要

ビジネスパーソンとして常識の範疇に入るのが、ある業務、タスクに対して、緊急VS重要というマトリックスで考えるということです。

この二軸でマトリックスを作ると、

 ▼ 緊急で重要な業務
 ▼ 緊急で重要ではない業務
 ▼ 緊急ではないが重要な業務
 ▼ 緊急ではなくて重要でもない業務

の4つに分類することができますよね。この中で最も優先順位が低くなる(低くすべき)なのは、最後の「緊急ではなくて重要でもない業務」であることは論を俟たないわけですが、では最も優先順位が高い(高くすべき)業務はどれですか?

もちろんこれも「緊急で重要な業務」になるわけですが、このタイプの仕事はあなたが意識しなくても、真っ先にやるはずなので、あえて意識する必要はないんです。例えば業務中に会社が火事になったら、ええとここで避難するのは重要なことなのかな?なんて考えず、他のことを抛っても避難しますよね。

つまりこの問いの本質は、

 ● 「緊急で重要ではない業務」と「緊急ではないが重要な業務」

のどちらが優先順位が高いのか?ということなんです。

ここで間違った答えを出したらいけません。優先順位が高い(高くすべき)のは、「緊急ではないが重要な業務」なのです。私の中ではこのような業務が最も優先順位が高くて、真っ先に手を付ける業務なんです。

なぜかというと、緊急かどうかというのは時間軸の遷移によって決まるモノだからです。今緊急ではないということと、明日も緊急ではないということは異なります。ほとんどの業務は、時間の経過とともに緊急の度合いは高まっていきます。

上司から、「来週中で良いからね」と言われた業務は、今日は全く緊急ではありませんが、来週の木曜日まで手を付けなかったら、これは緊急になりますよね。

つまり緊急ではなくて重要な業務というのは、放置しておいたらいつかの時点で「緊急で重要な業務」になってしまうということです。そうなってから始めるとどうなるか?というと緊急であるが故に、期限内に提出することに重きが置かれるようになるんです。つまりクオリティーは二の次になりやすいということです。

ちょっと待ってくださいね。元々これは「重要な業務」だったんですよね。そんな業務のクオリティーを二の次にするってどういうことですか?フツーは最高のクオリティーに仕上げなきゃならないはずですよね。それなのに緊急というフラグが立つと、こちらに意識を取られてしまうんです。

そうやってテキトーなクオリティーで重要な業務をやっつけ仕事で終わらせるような仕事のやり方をしているから、あなたの評価が高まらないのです。

だから「緊急ではないけど重要」という業務こそ、緊急でないうちに、取り組みを始めてじっくりとクオリティーを重視した仕上がりにするのです。これがこのタイプの業務を一番優先にすべき理由なんです。

不登校の子供を無理やり学校へ行かせるべきか。現役教師が導き出す答えとは

不登校の数が過去最大となり、大きな問題となっています。今回の無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』では著者で現役小学校教諭の松尾英明さんが、 本田宗一郎さんのお話の中で出てくる発想を不登校の子供たちにあてはめて、この悩ましい問題について語っています。

潰れることの吸収力と柔軟性

Hondaの創業者本田宗一郎氏の話の中で「車が提灯のように潰れることで中の人間を守る」という話がある。

(『本田宗一郎「一日一話」 “独創”に賭ける男の哲学』PHP文庫

外側を頑丈に作ってある外国車との比較としての、自社の車の安全設計についての話である。

「潰れることで衝撃を吸収する」という柔軟性や吸収力が大切ということである。今では技術が大幅に進歩し、エアバッグ他がこの役割を果たしてくれている。

潰れて衝撃を吸収するという発想はとても大切である。そうでないと、中の人間にダメージが直接全ていってしまう。

今、不登校の数が過去最大ということで、問題になっている。不登校は、学校としては悩ましい問題である。

これは、学校という公のものさしで測った時に、大きな問題なのである。

一方で、子どもの視点からすると、不登校は大切な選択手段でもある。登校したくない原因(あるいは家にいたい理由)があって、それを選択している。より大きなダメージを軽減するための選択とも考えられる。

これは、個人のものさしで見て、自分なりの選択をしているともいえる。

無理矢理連れ出すこともできる。しかしそれは、個人のものさしを無視した行為である。

過去にも書いたが、不登校自体に人生としての善悪はない。それが必要な選択ということがある。

社会人だったら、自分の心身を守るために、会社を休むことがあり得る。会社を優先して本人が壊れてしまっては、元も子もない。転職や退職が最善の選択肢ということもある。その会社のために生きるよりも、自分の人生としてやり直せることの方がよほど大切である。

潰れる柔軟性と吸収力は、子ども時代から必要である。一旦外側が潰れても、中の本体が無事であることが大切である。人間でいうならば、何よりも大切なのは、生きる気力の方である。

吸収力や柔軟性をもって、しなやかに生きられる方を目指したい。

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