リクルート事件級にまで発展か?パー券「裏金疑惑」で東京地検が狙う大物議員たち

朝日新聞が12月1日付の朝刊で放った、自民党安倍派の政治資金パーティー券を巡る裏金疑惑をすっぱ抜いたスクープ。「事実」を知りうる議員たちは一様に口ごもり、メディアの追求から逃げ回るかのような姿勢を取り続けていますが、今後この問題はどのような展開を見せるのでしょうか。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新 恭さんが、メディア各社の報道を総合し疑惑の概要を解説するとともに、全国から応援検事を集めるという東京地検特捜部の「本気度」を紹介。さらにどこか他人事であるかのような岸田首相の言動に対して、「危機感が足りない」との苦言を呈しています。

裏金作りの抜け道に。派閥パーティーの営業マンと化す国会議員たち

派閥からノルマを課せられ、政治資金パーティーのチケットを血眼になって売りさばく。ノルマを超えた分は、帳簿に記載しない裏金としてポケットにおさめ、好き勝手に使う。いわば権力をバックにした「たかり」のたぐいであり、脱税行為だ。

自民党の「安倍派」と「二階派」で、派閥パーティーをめぐる巨額の裏金づくりが長年にわたって行われていた疑惑が浮上し、東京地検特捜部が捜査を進めているという。むろん、他の派閥も怪しい。

国民からインボイス制度などで厳しく税金を取り立てるくせに、国から160億円近い政党交付金を受け取っている自民党の国会議員が、政治資金を掠め取り、自分のフトコロに入れて知らんぷりをしているのである。

年に1回開かれる自民党各派閥のパーティー。安倍派(清和政策研究会)が提出した令和4年分の政治資金収支報告書によると、約3億8,700万円の収入総額のうち、「清和政策研究会との懇親の集い」と題して昨年5月、東京プリンスホテルで開いたパーティーによる収入は9,480万円である。パーティー券は1枚2万円なので、単純計算すると、4,740枚を売りさばいたことになる。

当然のことながら、ホテルの会場に収容できる数ではなく、チケットを購入する側からすれば、参加費というよりほとんどは事実上の政治献金に等しい。お付き合い上、断り切れないケースもあるだろう。

派閥としては、簡素な飲食費と会場費を支払えばよく、売上の9割近くが利益になる勘定だ。それだけに、議員によるチケット販売レースは派閥への貢献度の評価につながるわけで、カネの無心が上手だったり、政治的腕力の強い者にとっては好都合だが、そのようなことが苦手な議員はノルマを達成できず、自腹を切って差額分を派閥に差し出すのが慣例のようだ。

むろん派閥もその辺は考慮して、当選回数とか、役職によって販売ノルマに差をつけてはいる。安倍派の場合、ノルマの金額は、座長の塩谷立氏や最高顧問の衛藤征士郎氏ら重鎮で750万円、“五人衆”といわれる実力者たちが500万円、あとは50万円~100万円が多いとされている。

問題はノルマを超えた分を裏金化していることだ。かりにノルマが100万円で、支援者らに200万円買ってもらった場合、ノルマの100万円だけ派閥の収入として収支報告書に記載、残る100万円は記載せず、議員にキックバックされていた。

派閥と議員側、それぞれの収支報告書に記載していれば、キックバックに法的な問題はないのだが、少なくとも安倍派の場合は、どちらにも記載がなかったようだ。つまり、キックバック分が裏金になっていたということだ。

なかには、議員側がノルマを超えた分を派閥に申告せず、こっそり私的流用してしまうケースもあったことがわかっている。

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また中国で“肺炎”流行。中国共産党「未知の病原体は未発見」の声明は信用できるのか?

中国で子供を中心に大流行している呼吸器疾患。世界保健機関から詳細な報告の要請を受けた中国当局は「新たな病原体は確認されていない」としていますが、コロナの流行初期と重ね合わせ不安を訴える声も聞かれるのが現状です。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、中国の情報の信頼性を疑う記事を引きつつ、隣国の隠蔽体質を批判。さらに従来の水際対策では中国からの病気の流入を防ぐことは不可能であり、このままの体制では日本を守ることができなくなるとの見方を示しています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2023年12月6日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

中国で呼吸器系疾患が爆発的に流行。日本への飛び火はあるのか

中国で急増の「呼吸器疾患」に広がる大きな懸念

中国で再び呼吸器系の疾患が大流行していることは、日本のニュースでも大きく取り上げられています。そして、このニュースには全世界が肝を冷やしているのではないでしょうか。さっそく世界保健機関(WHO)は中国当局に詳細の報告を求めました。WHOは、コロナがパンデミックとして世界中に拡散した際、初期の情報発信の遅れを批判されたことを教訓に、早めのアクションに出たようです。

中国、子供の呼吸器疾患が急増 WHOが報告要請

それに対して中国保健当局は、「いまのところ未知の病原体は発見されていないことを確認した。中国の人々に対しワクチン接種やマスク着用、手洗いなどの一般的な感染防止策をとるよう推奨した。外国には現時点で渡航や交易の制限は必要ないとした」と発言しています。

中国、子供の呼吸器疾患が急増 WHOが報告要請

そして今、日本でもインフルエンザは大流行しており、子どもから大人までが罹患しています。これを中国のせいだと言うつもりはありません。しかし、中国の情報発信は信頼性に欠けています。その信頼性のなさについて説いている報道を以下に一部引用します。

2003年にSARS(重症急性呼吸器症候群)が流行した際も、2020年に始まった新型コロナウイルスのパンデミックの際も、中国が行う感染症の監視と報告は世界的な批判と検証の対象となった。

 

中国当局はSARSと新型コロナのいずれにおいても、初期の症例を隠蔽し、さらなる情報提供や患者データへのアクセスを求めるWHOを含む海外の保健関連機関の要請にまともに応じなかった。

「間違いなく、中国からの報告には透明性の点で懸念がある」。オーストラリアのニューサウスウェールズ大学でグローバル・バイオセキュリティを専門とするレイナ・マッキンタイア教授は、「新型コロナウイルス感染症のときに起こったことを踏まえ、WHOは先手を打つ決断を下し、この段階で中国に情報提供を要請したのだと思う。これは良いことだ」と話した。

中国で急増の「呼吸器疾患」に広がる大きな懸念

つまり、自国に都合の悪いことは黙秘するか、虚偽の報告をするかだというのです。中国のこうした隠蔽体質が、世界中にコロナが拡散した一因だということは多くの識者が指摘するまでもなく、世界的な常識となっています。

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「剣道の達人」が明かす、面や防具をつけることが許されるまで1年もかかった子ども時代

剣道の世界で偉業を成し遂げた神奈川県警察剣道名誉師範の宮崎正裕さんが掴んだ、勝ち続けるための要諦とは何でしょうか? 今回のメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、人生を勝利に導くためのヒントも紹介しています。

剣道の達人が教える勝ち続ける要諦

強豪ひしめく全日本剣道選手権大会で史上最多の6度優勝、さらには史上初の2連覇(2度)という偉業を成した神奈川県警察剣道名誉師範の宮崎正裕さん。

今年5月には、剣道家として最高位である範士八段の称号を授与された。60歳になるいまもなお道場で剣を交え、後進を教え導き、日本剣道界を牽引し続けている。

剣一筋50余年の歩みから宮崎氏が掴んだ勝ち続けるための要諦、そして人生を勝利に導く大事とは──。

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〈──宮崎さんは、どのようなきっかけで剣道を始めたのですか。

〈宮崎〉 
きっかけは両親の勧めでした。小学一年生の時に神奈川の自宅近くの道場(玄武館坂上道場)に連れていってくれましてね、当時の男の子の遊びといえばチャンバラごっこでしたから、「剣道ってかっこいいな」と思って、その道場に通うようになったんです。

〈──柔道や空手など様々な武道がある中でご両親はなぜ剣道を?

宮崎 母親は腕白な私が横道に逸れないよう、剣道できちんとした礼儀作法を身につけてほしいと願っていたようですね。

一方の父は自分も子供の頃に剣道をやりたかったけれども、時代が時代だっただけに断念せざるを得なかった。だから、我が子に思いを託したいという気持ちがあったようです。

〈──実際に剣道の道場に通ってみていかがでしたか。〉

〈宮崎〉 
当時は面(めん)や防具をつけることが許されるまで一年くらいかかったんですよ。その間、礼儀作法や掛け声など基本ばかりやらされるわけですが、それが嫌で堪りませんでした。

また一年生の終わり頃、やっと防具をつけて稽古ができるようになったのですが、冒頭に少し触れたように、思うように動けず、両親に辞めたいと伝えたこともありましたし、稽古をさぼることもよくありました(笑)。

〈──最初は剣道が好きなわけでも強いわけでもなかった。現在のご活躍からは想像もできません。〉

〈宮崎〉 
ただ、悔しい、強くなりたいという思いはありましてね。小学校卒業後は、有名な剣道の先生が指導している地元の中学校に進学したんです。

ところが、入学と同時にその先生が異動してしまい、十分な環境で稽古ができなくなってしまいました。試合は区大会すら勝てない、二年生で合格するまで初段審査に4回落ちました。

〈──ああ、四回も……。その状況の中で何か強くなっていく転機があったのですか。〉

〈宮崎〉 
学校関係の試合では勝てなかったのですが、道場が……

(『致知出版社の「人間力メルマガ」』2023年12月7日号より抜粋)

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【訃報】「アダモちゃん」島崎俊郎さん(68)急死。1週間前にインフル罹患、ビートたけし「あまりにも突然のことなので…」

「アダモちゃん」のキャラクターで人気を博した、お笑いタレントの島崎俊郎さんが6日に急性心不全のため亡くなったと各メディアが速報で報じた。68歳だった。1週間前からインフルエンザに罹患し、体調不良を訴えていたという。なお、急死とインフルエンザとの因果関係は分かっていない。

島崎さんは京都府出身、1979年に川上泰生、小林すすむらとお笑いトリオ「ヒップアップ」を結成しリーダーをつとめた。クレイジーキャッツの付き人を経て、1983年にはフジテレビ系『オレたちひょうきん族』でビートたけしや明石家さんまらとともにお茶の間を笑わせ大ブレイク。中でも顔を黒塗りにした「アダモちゃん」のキャラクターは、子どもたちが真似るなど島崎さんを代表するネタとなった。その他、『天才たけしの元気がでるテレビ』(日テレ系)でも人気を博した。

突然の訃報に、芸能界やネット上のファンから哀しみの声が多くあがっている。

ビートたけしは、自身の公式ホームページにコメントを発表。

島崎君のことはあまりにも突然のことなので、なんと言っていいかわかりません。

この短い言葉に、島崎さんの急死のショックがあらわれている。

転売ヤーのカモになる?3月開始の東京都「QR決済で10%還元」にネット騒然も「上限3千円ショボい」の声、中抜される9億円はどこへ消えるのか

税金の無駄遣いに終わるのか、はたまた貧乏人の救世主となるのか。東京都は6日、消費喚起策として都内の店舗でQRコード決済を使い買い物をした人に、1回の決済につき最大10%(上限3,000円分)のポイントを還元する事業を、来年3月に開始すると発表した。現在開かれている都議会第4定例会に提出予定の12月補正予算案に、100億円を計上するという。このニュースが報じられると、ネット上は「儲かる」「財布に優しい」とザワついたが、果たして本当にお得なのだろうか?

早くも効果に自信を見せる小池百合子都知事

東京都が6日に発表した事業の正式名称は「暮らし向き向上緊急サポート事業~経済活性化支援~」で、物価高騰の影響を受ける都民を支援するため、QRコード決済で支払った金額の10%をポイント還元。その上限は1つの決済サービスにつき3,000円分のポイントで、都内のコンビニやドラッグストア、飲食店の他、宿泊施設や美容院も対象になるという。

事業費は100億円。このうち事務費9億円を除いた91億円が利用者に還元されるシステムで、令和6年3月に開始し、原資の91億円がなくなり次第終了になるという。小池百合子都知事は記者団に対して「非常に景気の刺激にもなりますし、何よりも都民の生活を守ることにつながっていく」と述べるなど、効果に自信を見せている。

転売ヤーの餌食となり1日で事業終了の可能性も

しかしここで懸念されるのが、転売ヤーらによる大量買い占めによる「ポイント総取り」だ。1回の決済での還元ポイント上限は3,000円分と決められてはいるものの、「決済回数」に制限は設けられていない。これでは一部の「プロ」にポイントを大量に奪われ、事業自体が1日で終了するという事態も起こりうる。転売ヤーが家電量販店で転売商品を大量購入する様子を思い浮かべる向きも少なくないだろう。

SNSには「3万円を1日4回決済すれば1万2,000ポイントも手に入っちゃうの?」と、早くも猛スピードで予算が尽きることを予感させるような投稿もポストされているのが現状だ。

「中抜き」の事務手数料9億円は誰に支払われるのか

さらに引っかかるのが、この事業の事務手数料として計上されている「9億円」という大金だ。東京都が、どこの誰に何を頼むかは不明だが、総事業費の1割にあたる9億円もの税金が業者に支払われるのだ。ネット上で「また中抜きか」「こんなのより消費税減税しろ」といった不満が多数投稿されるのもさもありなん、である。

あの街のキャッシュレス決済の二の舞いにはならないか

キャッシュレス決済で思い出されるのは、東京都八王子市の地域通貨「桑都(そうと)ペイ」のトラブルだ。今年10月18日からチャージ可能となる予定だった同サービスだが、9,000円分を上限にチャージ金額の30%のポイントが還元されるキャンペーンを実施していたためか、運用開始直後からアクセスが集中しチャージ不可状態に陥ってしまったのだ。

予定されている東京都の「QR決済10%還元」も、多くのユーザーが一斉に決済することが目に見えている。となれば、事業開始初日から各種ペイに繋がらなくなるといったトラブルは考えられはしないか。

東京都が自信満々で発表した「QR決済10%還元」だが、スマホを持っていることが前提となっている上に、QR決済自体を利用していない人にとってはなんの恩恵もない。さらに「上限3,000円」は果たしてお得なのかという疑問や、上述の通り事業開始後瞬時にサービス終了となる可能性も残されている。なによりも、神宮外苑周辺の樹木伐採や少子化対策など、QRの他に「白黒はっきりさせるべき課題」が多いように思われてならないのだがいかがだろうか。

IDとパスワードを使い分けない高齢の父。人気コンサルに相談した結果…

誕生日や家の電話の下4桁など、本人に紐づいた番号をパスワードにしてしまうのは危険と注意されても、「覚えられない」と言って変更しない高齢者たち。さまざまなサービスで同じIDとパスワードを使いまわす高齢の親を見て不安になっている人も多いのではないでしょうか。今回の『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』で、人気コンサルの永江さんは、金融機関など重要なサービスでは2段階認証を入れることを推奨。IDとパスワードだけの認証は漏れるもので、むしろ心配すべきは漏れたあとのことと伝えています。

70代後半の父にIDとパスワードを使い分けて欲しい

Question

shitumon

マイナンバーカードなどインフラのデジタル化を進めることがシニアの医療費控除のアンバランスを是正できると思うのですが、私の70代後半の父はサービスによってIDとパスワードを使い分けるという概念がいつまでも理解できていません。

それをどうにかシニア世代で使いやすく簡素化する解決策ってないでしょうか?銀行の暗証番号4桁を覚えるのが最大限みたいです。Apple StoreやPCデポなどでIDとパスワードをガンガン開示し、私たち子ども世代にやばいと注意されるけど開き直っています。

永江さんからの回答

セキュリティの対策としては、IDとパスワードうんぬんよりも2段階認証を設定して、オレオレ詐欺などに注意できていれば良いかと思います。

今のご時世では、2段階認証のないIDとパスワードだけの認証だと漏れる前提で考える方が自然です。銀行など金融機関のサービスは生体認証や携帯電話のSMSなどの多要素認証をするのが普通ですので、IDとパスワードを複数使い回さなかったらリスクがなくならないかというと、そんなことはないでしょう。

例えばIDとパスワードだけで登録できるような、PCデポなどの販売店の会員情報が流出したところで大した危険はありません。住所と電話番号と氏名・年齢や購入履歴が出るくらいでしたら、オレオレ詐欺などのリストで出回るくらいでしょうから、情報漏洩よりも詐欺被害に遭わないように注意することを意識しておいてもらうことの方が重要です。

失礼ながら、高齢男性ならオレオレ詐欺だけでなくアダルトサイトを閲覧してパソコンが乗っ取られたと警告が出て言われるまま操作してしまい、パソコンから情報を抜かれる詐欺なども意識しておいた方が良いでしょうね。

なのでセキュリティでは2段階認証を入れることと、よくある詐欺にひっかからないよう意識して備えておいてもらうのが大切です。多要素認証も、スマホを使った生体認証やSMS認証だったらおじいちゃんでも簡単にできるでしょう。

この記事の著者・永江一石さんのメルマガ

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12月8日「真珠湾攻撃」の日に考えたい、見知らぬ土地で散った若き日本人兵士たちの命

12月8日は米ハワイの真珠湾攻撃から82年目の日になります。薄れゆく戦争の記憶とともに、二度と同じようなことを繰り返してはならないということを後世に伝えていく無料メルマガ『≪≪<戦場から故郷への便り>≫≫』では、南シナ海パトロン岬にて戦死した28歳の青年が故郷の父親に宛ててしたためられた手紙が紹介されています。

ふるさとの風や~戦没兵士の手紙集~その63

戦没兵士の手紙集の連載です。雪凍る北満の地で、暑熱のジャングルや孤島で、傷つき倒れ、あるいは飢え、また太平洋の底深く沈められ、はては沖縄で武器も持たず丸裸で殲滅されていった人たち。  

将来ある有為の人材が戦場の露と消えた。平和国家日本70年の歩みを停めてはならない。日本は戦争しない国であってこそ存在価値がある。太平洋戦争で300万人もの人命を失った大戦争を忘れようとしている。。 忘れてはならない太平洋戦争、戦場に死んだ若者たちの手紙を今の日本に伝えたい。 

今、時の政権により80数年前と同じ過ちが繰り返されようとしている。私たちは戦争できる国、戦争する国になる流れを何としても止めなければならない。平成生まれの若者を戦場に送り、犬死させたくない。1人が戦死すれば何十人もの身内、友達が悲しむ。相手の兵士を倒せば、相手の国でも同じことが起り敵国を恨むことになる。負の連鎖を起こしてはならない。

暑中お伺い申し上げます。  暑気厳しき折から、如何が御過ごしにてございましょうか。 

 当方は至極元気で、一意軍務に精励しています。ヤシの木の茂る当地に来て、豊富な果実にはもう魅力が無くなりました。決してこれがため身体を損ねて御奉公に支障をきたすようなことはありません。 

 なかなか行動が遅く、その反面、各地の風光、人情についてゆっくり見られます。便りは表記宛にお願いします。 

 先ずは、暑中お伺いまで。 

 昭和18年8月6日  

守道 友次郎様

M・Y  昭和20年1月12日   南シナ海パトロン岬にて戦死  28歳  陸軍大尉

 

戦地から父へ暑中お見舞いのハガキが届いた。

便りは表記宛に願いますと書くが、父からの便りは戦場の息子の下に届いたであろうか。 

日毎に日本の敗色は募ってゆく。 

文面にはあくまで平静の様子が綴られている。

内心を吐露すれば検閲に遭い、軟弱者の烙印が押されるであろう。

image by: Photographer: UnknownUnknown Retouched by: Mmxx, Public domain, via Wikimedia Commons

もしも高校生がドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら

大人でも理解し、実践するのに時間がかかるドラッカーのマネジメント。今回のメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、それを5か月で高校生たちが実践し能力として身に着けたエピソードを語っています。

高校生が感動したドラッカーの言葉

『致知』で好評連載中の「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」。

ドラッカー学会共同代表理事の佐藤等氏が、毎号、ドラッカーの言葉を紐解き、貴重な示唆を与えてくださっています。

最新号からその一部をご紹介いたします。

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「伝承は衰退、伝統は革新の連続」、昨秋に開かれたドラッカー学会高山大会で紹介されたある職人の言葉です。

大会テーマは「文化を活かすマネジメント」でした。

「マネジメントが、それぞれの国に特有の文化を活かすことに成功しなければ、世界の発展は望みえない。

(中略)

これこそわれわれが日本から学ぶべきことである」

『マネジメント』

大会の最後のセッションに地元飛騨高山高校の生徒たちが部活における成果を発表しました。

大人でも尻込みするであろうドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読み、街に出て商店や企業を訪問し、文化という継続性の中に革新の種を探す試みです。

ドラッカーのキーコンセプトである「イノベーション」「機会」「知覚」「予期せぬ成功」など、おそらく人生で初めて自分の口から発する言葉を道具として使う経験です。

「子供だろうと大人だろうと、反復練習すなわち知識の体系的な反復が不可欠である。しかる後に意味を理解しなければならない」

『断絶の時代』

彼ら彼女たちは、何度も同じ言葉を使いヒアリングを繰り返し、実践をとおして言葉の意味を理解し、一つの能力としていったのです。

本を読んで理解したつもりになる大人の悪癖を深く反省させられる場面でした。

大会会場は清冽な波で洗われるような感動に包まれました。

この成果は、わずか5か月で起きたことです。

人生で必ず活かせる経験をしたという生徒の言葉に真の教育の姿を見た思いでした。

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なぜ、韓国の若者は結婚後に夢を持つことができないのか?

日本でも所得と結婚、子育てなどの問題は課題となっています。今回、無料メルマガ『キムチパワー』の著者で韓国在住歴30年を超え教育関係の仕事に従事している日本人著者が、韓国でも問題となっている、あまりに所得で差がありすぎな結婚のアレコレを語っています。

日本でも韓国でも。所得と結婚の関係

「両家の両親がチョンセ資金3億ウォンを出してくれるそう」(ソウル狎鴎亭(アプクジョン)在住の金某さん(33)

「うらやましいわ。あたしたちは一文無しなのに」(京畿道烏山市在住のチェ某さん(33)

年末結婚を控えた高校同窓8人が参加するオンラインチャットルーム(女子会)で交わされた対話だ。今月1週間おきに結婚する2人の友人が置かれた現実が対比された格好だ。

金さんは、両親が現職の小学校の校長として勤めている。安定した職場に勤めているだけではなく(校長の)公館に住むことができ、不動産投資で京畿道龍仁市水枝区(キョンギド・ヨンインシ・スジグ)にマンションも持っている。フィアンセの妻の実家も公企業の役員を務めた父親のおかげで相対的に余裕がある。

一方、チェさんは小学校の時、父親を亡くした。相手の実家も結婚費用を支援する余裕はない。夫婦は自分らだけの力で始めるしかない。(これが普通は当たり前なのだけれど、、、)

始めから違う。家の環境が違うという事実はすでに昔から知っていた。しかしこれを体感したことはなかった。ただの友達だった。しかし今、チェさんは結婚を目前に控えて、親友から相対的剥奪感を感じた。だからといって、チェさんは愛する人との結婚を考え直すつもりはない。

ただ、一緒にチャットルームにいる6人の友達は違った。直ちに結婚を控えているわけではないが、2人の友人の状況を見て感じる感情と未来設計は個人の所得水準によって明確に変わった。

特に所得水準が低かったり、家族の経済水準が高くないほど結婚することに負担を感じたり懐疑的だった。同じチャットルームにいたヤン某さん(33)は、「結婚は幸せになろうとしてやるのではないんですか」とし「最初から違うけど、一生比較しながら生きる自信がないわ」と吐露した。反面、お金の不足を感じていない(経済環境が後押ししてくれる)友人たちは大きく動揺はしなかった。

水のように柔軟。サントリーの社会サービスの底辺にある対応力

サントリーホールディングスの完全子会社で、全国で公共施設を指定管理するサントリーパブリシティサービス株式会社(SPS)。その業務範囲には、「どんな方にとっても利用しやすい公共施設の運営」も含まれると言います。そんなSPSから講師を招き開催したシンポジウムで多くの知見を得たというのは、要支援者への学びの場を提供する「みんなの大学校」学長の引地達也さん。引地さんはメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』で今回、SPSの「水と生きる」というサントリーの企業理念に紐づく、優れた福祉対応の数々を紹介しています。

サントリーの「福祉」は創業者・鳥井信治郎が大阪あいりん地区での無料診療所開設から始まった

共生社会の実現に向けて社会教育を目的とした公共施設を誰もが不自由なく使える場所にする取り組みはまだまだ不十分なのが現状だ。

その不十分さを認識し、具体的な行動を促進するのを目的に先日、「インクルーシブ&ダイバーシティな場づくりを考える 民間指定管理者による公共文化施設のサービスからの学び」とのシンポジウムを開催した。

みんなの大学校と共同研究するサントリーパブリシティサービス株式会社(以下SPS)の青木正樹さんを講師に、全国で公共施設を指定管理するSPSの蓄積された知見から学ぼうとの趣旨。

特に民間企業では来年度から合理的配慮が義務化されることで、具体的な対応が求められているのも開催の背景にある。

SPSからの話が、飲料メーカーのサントリーの企業理念と紐づけられ、キャッチフレーズである「水ととも生きる」に込められた思いが、インクルーシブな社会づくりにつながることも示された。

やはり動きには思索の深い哲学が必要である。

登壇した青木さんは現在、全国の8か所で指定管理文化施設の事業企画統括として年間約350公演の企画制作に携わる。

企画内容のみならず、どんな方にとっても利用しやすい公共施設の運営も業務範囲である。

冒頭で強調したのはサントリーの企業理念である「人と自然と響きあう」であり、そのメッセージとして示されている「水と生きる」だった。

この「水と生きる」のは3つのパートで構成され、それは「水とともに生きる─自然との共生」「社会にとっての水となる─社会との共生」「水のように自在に力強く─社員とともに」という。

環境によって形状を変化させる水のように、柔軟に対応するのもサントリーのサービスの底辺にあるとのこと。

さらに福祉とのつながりでは、創業者の鳥井信治郎が大正時代に大阪の愛隣地区で生活困窮者向け無料診療所「今宮診療院」を開設したところから始まるとの話を紹介した。

青木さんによると、文化ホールや美術館等、障がいのある人が訪れる際、最近になっての大きな変化は、障がいのある人に「何かをする」のではなく、「してほしいことをする」ようになったという。

これまでは否応なしに介助するものだと思っていたが、現在はまず「何をしてほしいですか」とのお声かけから始まるとのこと。

聴覚障がい者でも視覚障がい者でもひとりでその場を感じ、楽しみたい人もいる。

だから、SPSではいつでも対応できるように「看守り」という表現を使い、その方を優しく見ることに徹するのだという。

例えば日本で当時のまま残る最古の美術館である、京都市京セラ美術館では、完全なバリアブルな施設でいたるところに段差があり、急で厳かな階段が障がい当事者の前に立ちはだかる。

そのため、「ハードの障壁はソフトで補うため」もあり、車椅子ユーザーが入場した際にはスタッフ全員に車椅子ユーザーの入場がインカムで伝えられ、行く先々で対応できるよう準備するための情報共有するのだという。

活発な動きと看守る姿勢のバランスは今後、この行動を継続することで確実な知見となっていくだろう。

この記事の著者・引地達也さんのメルマガ