大阪ビル放火で渦巻く「憎悪」や「怒り」。メディアは未来を描けるのか

25人もの命が奪われた大阪市北区の放火事件。心療内科のスタッフとリワークプログラムに通う人たちが被害者となり、我が事のように心を痛めるのは、「みんなの大学校」を運営するなど、生きづらさを抱えた人たちの支援に取り組む引地達也さんです。今回のメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』では、事件後にメディアを介して伝えられる感情が、容疑者への「憎悪」や「怒り」に終止する状況への不安を表明。現実を踏まえ「どのような未来を描くのか」、“ケア”の行為や視点をメディア活動に取り入れていく必要があると訴えています。

 

社会復帰に向かった人たちへの追悼を「憎悪」で踏みにじらぬように

大阪市北区のビルに入居する心療内科が放火され25人が亡くなった放火殺人事件の犠牲者は「心の病気」に立ち向かっていく人たち、そしてそれを支援する人たちだった。生きづらさを抱えながら生きようとした思いを想像すると無念という感情は行き場を失う。

この病院では仕事に復帰するためのリワークプログラムを行っており、心の病気やリワークなどのキーワードがそのまま私の仕事に直結し、犠牲者の方々や医師、支援者が私だけではなく私の関係者だったことも想像されて、胸が張り裂ける想いにもなる。

この感情をどのように処理すればよいのかと思いつつ、気になるのは「憎悪」の感情がメディアを通じて、そしてソーシャルメディアで渦巻いていることだ。容疑者への怒りと憎しみを発出する個人とマスメディアがひとつのうねりになる時、それは憎悪の連鎖となって、さらに「心の病」を引き起こす社会を作ってしまうのではないかと不安になる。

この現象に直面して、ケアの行為や視点をメディア活動に取り入れていくという「ケアメディア」(拙著)なる私の考えは、その存在を試されているように思う。

通院していた患者はおそらく「心の病」の中で辛い想いをしながら、リワークに向けた歩みを進めていたのであろう。そのリワークプログラムは私もいくつかの心療内科や精神科系医院で体験したり、見学したり、時には私がプログラムを提供してきたから、身近な存在だ。

私は社会や周囲とのコミュニケーションの改善をテーマにしたものをいくつか提供してきたが、そのリワークプログラムの多くは、職場をはじめとする周辺とのコミュニケーションのズレを認識しつつ、状況を客観的に捉え、自分という存在を肯定することを基本としてきた。その基本を確立するために他者との協調をコミュニケーションの仕方の中で学んでいくのだが、その学びで障害となるのが、過去のトラウマや自己肯定感の低さなどで、そこには社会の評価を気にする「自分」がつきまとう。

特に過去のトラウマやネガティブな思い込みには、人の怒りや憎悪がイメージされる。だから、私は、人が社会的存在であることから、そもそもが「ケアなる存在」だと伝え、憎悪とは態度のひとつであり、表面的なコミュニケーションに過ぎないという話をしてきた。だから、乗り越えられるし、やり過ごすことができるのだ、と。

 

世界的エンジニアによる「プレーすると理数系に強くなる」ゲーム考

IT社会に順応した競争力のある人材を育てるために重要視されるSTEAM教育。STEAMはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の頭文字で、Artを除けば、大きく理数系と括ることができる分野と言えます。「Windows95を設計した日本人」として知られる世界的エンジニアの中島聡さんは、理系的な考え方の習得がいかに重要か身をもって知る一人で、今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では、AmazonやYoutubeでも活用されている深層学習の手法を用いて、子どもたちに自然と理数系の力がつくゲームの開発について考えています。

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

 

教育ゲームと人工知能

私には「作りたいものリスト」がいくつかありますが、そのうちの一つが「子供たちが遊んでいるといつのまにか知恵がついてしまうゲーム」です。

私自身は、子供のころにSF小説を読み漁った結果、科学に夢中になり、数学も応用問題が私にとっては「解くのが楽しくて仕方がないパズル」だったので、理数系の勉強に苦労した覚えはありませんが、そんな環境を自然に作り出すゲームを作れないかと何年も前から考えているのです。

先日、AmazonやYoutubeなどのウェブ・サービスがデータを活用してユーザーの行動を促しており、それが他の分野にも応用出来るのではないかプレゼンを聞いた時に、これがゲームに使えるのではないかと思いついたので、ここに書いてみます。

Amazonは、ユーザーの購入履歴や閲覧履歴を最大限に活用し、その人が買いそうなもの、クリックしそうなものを表示することにより、売り上げを最大化し、Amazonを多くのユーザーにとって無くてはならないサービスにすることに成功しています。

Youtubeは、ユーザーの視聴履歴を活用し、ユーザーが見たいだろうものを提示することにより、出来るだけ多くの映像をYoutube上で見てもらうことにより、広告収入を最大化しています。

ひと昔前までは、データサイエンティストと呼ばれる人たちが、集まったデータを活用して、最適な「お勧め」を作るアルゴリズムを手動で作っていました。それでもそれなりの良い結果が出てきましたが、深層学習によるニューラルネットワーク(人工知能)の教育が可能になって以来、「お勧めに対するユーザーの反応」を教育データとしてニューラルネットワークを順次改良して行くアプローチが取られるようになり、性能が格段に上がりました。

当初は特定の映像を見ようとYoutubeにアクセスしたはずなのに、ついつい他の映像まで見てしまった経験をしたことがある人が沢山いると思いますが、それはまさに、そんな人工知能のなせる技なのです。

これと全く同じことがゲームにも適用出来るのではないかと考えているのです。通常のゲームのように、全員に同じ体験を提供するのではなく、ユーザーのスキルや興味に応じて、最適化されたゲーム体験をユーザーに対して提供するのです。

 

なぜ、営業の神様は会社の接待費を使わずに“自腹”で手土産を買うのか

営業マンにとって取引先への訪問は重要な仕事。しかし、その際に相手へ手土産は持って行った方が良いのでしょうか?そんな営業マンが頭を悩ます疑問に、iU情報経営イノベーション専門職大学教授を務める久米信行さんが回答。メルマガ『久米信行ゼミ「オトナのための学び道楽」』の中で、ご自身が出会った“手土産の天才”の方の事例をたっぷりと入れ込み、手土産のルールを論じています。

 

オトナの放課後相談室:取引先への手土産はありかなしか?

Question

shitumon

仕事の得意先に手土産上手な営業マンがいます。来社してくれる際には、メディアで話題のお店のスイーツだったり、その会社がある街のおいしいスイーツだったり、お願いごとがある時には「忖度まんじゅう」なるシャレが聞いたものだったり、毎回楽しませてもらっています。
自分も見習いたいと思いつつ、関係性によっては、賄賂のように思われたり、ゴマすりのようにとられるのではないかと心配で、結局、無難に手ぶらで訪問しています。
久米さんは、会社員時代、経営者時代、そして現在、仕事相手への手土産についてどういうお考えをお持ちでしょうか?(東京都・29歳、男性)

久米さんからの回答

自腹で、安価で、自分らしくて、気の利いた、みんなで食べられるものならアリ

私が「営業の神様」と敬愛していた日興証券時代の上司、故笠 榮一さんは「手土産の天才」でもありました。

今は亡き笠さんのことを思い出しながら、そして手土産をよくいただく私の気持ちを振り返りながら、 「もらって嬉しい」 それでいて 「負担にならない」「賄賂には感じない」手土産のルール について、一緒に考えてみましょう。

ルール1 手土産を贈る相手を選ぶこと

手土産は誰彼かまわず持って行けば良いものではありません。

手土産、お中元お歳暮、接待を禁じている会社もありますし、コンプライアンスで増えつつありますので、その禁を破ると 「出入り禁止」 になりかねません。

また、 個人的に手土産を喜ばない人もいます。 「借り」を作るのがイヤな人から、 「商売の提案よりも手土産に頼るのか」と怒る人までいるのです。

正直言えば、私も、手土産はありがたい気持ち半分 と、もらって困ったなという感じとが半分半分です。

毎回毎回、手土産をいただいても 「無理をさせているのでは」と申し訳なく思いますし、 商売が不調な人からの手土産にはむしろ困惑してしまうのです。

初対面の人に会う時、先方の相談に乗る時、利害関係がないSNS縁者が遠路訪ねてくれた時などなら、 自然に受け取れる のですが……。

 

子供に正しい金銭感覚を身に着けさせるために“お年玉”が重要なワケ

もうすぐ新しい年を迎え、子供がお年玉をもらう時期になってきました。お年玉を与えられるときこそが絶好の金銭教育の機会だと話すのは漫画『ドラゴン桜』の指南役として知られ、23年間の公立小学校勤務の経験を持つ親野智可等さん。親野さんは自身の無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』で子供の金銭教育に役立つ3つの方法を説明しています。

お年玉・お小遣いで身につける金銭教育

お正月に子どもたちが一番楽しみにしているお年玉だが、むやみに与えるだけでは意味がない。このときこそ絶好の金銭教育の機会だ。

子どもにとってお年玉はかなりの大金であり、使い方を完全な自由放任にするのはリスクがある。とはいえ、すべてを取り上げて親が勝手に銀行口座に入れておくのもよくない。

それではお年玉をどのように金銭教育に生かすかというお話しをする前に、なぜいま金銭教育が必要なのか、金銭教育の基本は何かということからご説明したい。

買い物が金銭教育の第一歩

最初の金銭教育は、お母さんが買い物に連れて行くことだ。連れて行って、商品選び、鮮度の大切さ、表示の見方、値段の比べ方、代金の見方などを教える。

次に支払いを子どもにさせてみる。支払額に対して渡すおカネ、もらうおつりなどを考えさせながら教える。

それができるようになったら、買い物メモを渡していつも利用するスーパーなどでお使いを頼む。ただし、1人で行かせると子どもは買い物のことで頭がいっぱいになるので、周囲が見えなくなり、交通事故などの不安もある。慣れるまではスーパーの入口まで連れて行って、外で待っている方がいいだろう。

基本的な買い物ができるようになったら、だんだんとハードルを高くして、「安くて新鮮なもの」を選ばせるなど条件をつけたり、最終的にはシチューを作るのに必要な材料をメモに自分で書かせて買い物をさせよう。

買い物体験は金銭教育の土台になる大切なことだが、決して無理強いはしないことだ。1人で行くのを嫌がったら、一緒について行って商品選びをさせるなど、焦らずに少しずつハードルを上げていこう。

買い物の次がお小遣いだ。低学年のうちは欲しいものがあったらおカネを渡すというやり方でもいいが、高学年になったら、定期的に一定額を渡すようにするべきだ。それによって、おカネや欲望のコントロールを学ぶことができる。

つまり、「欲望のままにどんどん使えばおカネはなくなる」ということや「我慢してためていけばより価値のある物を買うことができる」ということを学ぶことができる。そこにこそ定額制の意味がある。

欲しいときにおカネを渡すことと定額制のお小遣いは次元の違う話だ。なかなかお小遣い制に移行できない親御さんも多いようだが、子どもの様子を見ながら少しずつ移行していくようにしたいものだ。

一番いけないのは、テストで100点を取ったら100円あげるとか、部屋を整理できたら50円あげるとか、何かと引き替えにおカネを渡すことだ。それを続けていると、「おカネをくれるなら○○する」とか「○○したらいくらくれる?」という子どもになってしまう。

プロが教える、忘年会や新年会でスピーチを盛り上げる3つの技とは?

コロナの心配が再び叫ばれるようになりましたが、今年は忘年会や新年会を行う会社も増えてきているそうです。年末年始の挨拶スピーチをする方の準備はお済みでしょうか?メルマガ『スピーチコーチ・森裕喜子の「リーダーシップを磨く言葉の教室」』の著者である森裕喜子さんは、コロナ対策に加え、スピーチのプロから見た“場作り”の鉄則を詳しくお話しています。

 

スピーチする方&幹事さん必読!年末年始のご挨拶が伝わるかどうかは「場作り」次第!

★コロナ対策に加えて、大切なこと

コロナ対策をしながらも、忘年会が行われるという組織の方も少なくないようです。

人と人がリアルで集うのは、やっぱり、そこでしか生まれない空間と時間、コミュニケーションが魅力ですね。

スピーチトレーニングにもシーズンがあり、今は年末年始のご挨拶を準備される方が増えます。

つい先日も若き経営者の方とトレーニングをしました。

その際、内容はもちろんのこと、当日「どんな場所で話すのか」についてもアドバイスをしています。

つまり、話すシチュエーションの決め方ですね。

★伝わるための「場作り」3鉄則

・話し手の姿が、すべての参加者に見える位置で話すこと

・話し手の顔が暗くならず、よく見える照明にすること

・声が全員に、隅々まで届くようにすること

この3点が最低限欠かせないこと。

忘年会となると、お食事を伴うことがあります。

今はコロナ対策等をされているため、平時よりもなおさら、場に気を配りたいもの。

会場内はフィルムで視界が遮られたり、座席が離れていたり、空調機器が強めに動作していて騒音が出る。

「場」には、各種のノイズが発生しているため、最低限の3つについても、気をつけたいですね。

また、マイクを使い回すなどする場合、随時消毒を徹底する必要もあります。

話したり、食べたりするコミュニケーションの場。今この時期、注意しすぎということはないでしょう。

スピーチやコミュニケーションを伝わりやすくするため、環境を整えておくこと。これを総称して「場作り」と呼びます。

事前に準備できることが多いのですが、だからこそ、うっかり見落としてしまいがち。

その小さな見落としがせっかくのスピーチ、せっかくのイベントの質を落とすことになりかねません。

スピーチする方、聞く方、いずれにとっても、ストレスなく話せて、ストレスなく聞けて、互いに伝わり合う、快適な環境を作りたいもの。

そんな場作りをするために、今回はいくつかの事例を交えてお届けします。

 

「平等」と「公平」は違う。日本の賃金が米国より360万円も低いワケ

先日掲載の「なぜ日本人の給料は韓国人より年間38万円分も少なくなったのか?」等の記事でもお伝えしているとおり、低収入にあえぐ日本の労働者。かつては世界トップクラスを誇っていたわが国の賃金は、なぜここまで急降下してしまったのでしょうか。今回のメルマガ『【退屈な人生からの脱出法】鴨頭嘉人が教える「成長を続ける大人の情報源!チームカモガシラジャパン」』では、日本マクドナルドでの勤務を経て、現在は人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「YouTube講演家」として活躍中の鴨頭嘉人(かもがしら・よしひと)さんが、その原因を解説するとともに解決法を提案。実際に自身が経営する飲食店で試み成功を収めている、従業員の年収を上げるビジネスモデルを紹介しています。

【関連】なぜ日本人の給料は韓国人より年間38万円分も少なくなったのか?

【プロフィール】鴨頭 嘉人(かもがしら・よしひと)
講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「YouTube講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。

 

アップル社はトヨタの8倍の付加価値を生んでいる!!

今回は、無料版の公開Voicyで話した

日本人が嫌いな(でも重要な)お金の話

こちらの、続きのお話しをします*\(^o^)/*

公開無料版Voicyで喋った内容は ……

アメリカの平均年収が790万円!!

それに対して日本は430万円!!

とんでもなく賃金が低い国、日本!!

これだと人が集まらなくなって……

日本はどんどんどんどん経済的にも企業経営においても苦境に立たされるよ!

というお話でした*\(^o^)/*

そこで後半は、僕の考える解決方法についてお話ししようと思います♪

まず、日本と韓国とアメリカの企業を例に出していこうと思います。

従業員1人あたりの付加価値、生み出している価値の計算が出ています!!

一人当たりの生み出している価値は……

  • 日本のTOYOTA 約1,402万円
  • 韓国のサムスン 約2,861万円 ちょうど2倍ですね!!
  • アメリカのApple 約1億1,308万円!!!

なんと、トヨタ自動車の8倍の付加価値を生み出している会社!!

それがAppleです*\(^o^)/*

だから、Appleは時価総額が世界ぶっちぎりナンバー1です!!

この企業が生み出している付加価値に対して、何パーセントを人件費(=給料)に当てるかは企業によって違います。

本当は並べることはできないけども、分かりやすくするために……

トヨタ自動車の生み出している付加価値に対し、人件費として何パーセントを当て込んでいるのかを計算してみました。

トヨタ自動車の一人当たりが生み出している付加価値が1,402万円。

この半分50%ぐらいを賃金にしていたと仮定します。

この50%を当て込んでAppleの人件費を計算してみると……

7,400万になるということです!!

要は、8倍!!!

それぐらいになってしまうということです*\(^o^)/*

年収7,400万円の社員が中心値ということなんです!!

信じられないですよね*\(^o^)/*

日本で年収700万円って聞くと……

「おぉぉぉ高い!!」て、なるでしょ?

だって、日本の平均賃金430万円だから!

でも、Appleはトヨタの人件費の計算の仮説にはなるけども……

一人当たりの付加価値を、人件費の半分として計算し、さらに半分にしても3,700万円ぐらい。

それでもちょっと異常ですね!

年収7,400万として計算すると……

日本人がAppleで4年間働くと、日本で40年間働いたのと同じ給与なんです*\(^o^)/*

それぐらいの価値の差がついているんです!!

では、なぜこれぐらい価値の差がついているのか!?

 

国民をダマした安倍晋三元首相「イカサマGDP」の大嘘とカラクリ

またも明るみに出た、中央省庁によるデータの書き換え。今回発覚した国交省の操作は、森友学園を巡る財務省のデータ改竄が大問題となっている中でも連綿と続けられていたことになりますが、何が彼らを「不正行為」に走らせたのでしょうか。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、国交省の改竄が始まったタイミングと安倍政権がスタートした時期に注目し、過去に自身が書いた記事を引きつつ、その核心に迫っています。

 

安倍晋三によるイカサマGDP

2012年12月から8年近くも続いた安倍政権下では、モリカケからサクラに至るまで、どう見ても官邸主導としか思えない数々の不正が行なわれて来ました。そして、どの不正も発覚すると、すべての責任を各省庁の官僚になすりつけ、主犯の安倍晋三は逃げ続けました。

先週も、森友学園の公文書改竄を強要されて自殺に追い込まれた赤木俊夫さんの妻、雅子さんが「真実を知るため」に起こした民事訴訟に対して、「認諾(にんだく)」という卑劣な手口を使い、国民の税金を1億円も使い、真相解明の道を閉ざしたのです。ようするに、カネの力で相手を黙らせたわけですが、それが国民の税金なのですから、二重にシャレになりません。

そもそも、森友学園の公文書改竄の問題はすべてがウヤムヤで、官邸側からの指示などなく財務省側が「忖度(そんたく)」して勝手に行なったことにされたままなのです。普通に考えて、上からの命令に従って真面目に働いていれば自動的に出世でき、ボーナスも退職金もたっぷり貰える上に、天下り先まで用意してもらえるエリート官僚が、発覚したら自分の人生を棒に振ることになるような犯罪に手を染めるわけがありません。

百歩ゆずって、業務上横領などの自分が利する犯罪なら、つい出来心で…ということもあるかもしれません。しかし、安倍昭恵が名誉校長をつとめる小学校のために、10億円以上の国有地をタダ同然で払い下げられるように公文書を改竄しても、その人には何の利もありません。自分に何の利もないのに、こんな危険をおかすバカなどいません。上からの命令でもなければ、こんなことは誰もしないでしょう。

ここで一句、「忖度の次は認諾 安倍晋三」なんてのも織り込みつつ、安倍晋三の不正も出揃ったかと思ったのも束の間、今度は「国土交通省による統計データの改竄」です。それも、安倍政権がスタートした2013年から8年間、国交省が全国の都道府県の担当者に、建設業の受注に関する統計データの改竄を指示して、実際よりも数字が大きくなるように操作していたのです。

そして、昨年1月、会計検査院がこの改竄を見つけ、全国の都道府県の担当者に「やめるように」と指示をしました。すると今度は、全国から集められた「正しい統計データ」を、国交省の職員が1枚1枚セッセと改竄するようになったのです。こんなことをしても、国交省の職員には何の利もありません。それどころか、バレたら大変なことになります。

これも財務省による森友学園の公文書改竄と同じで、省庁には百害あって一利なし、利があるのは安倍晋三だけなのです。それは、GDPの算出にこの統計データを使うため、全国の都道府県の建設業の受注の数字が大きくなれば、そのぶんGDPも増加し、安倍晋三は「アベノミクスによってGDPが成長した」とドヤ顔ができるからです。

…というわけで、この『きっこのメルマガ』が創刊したのは、2018年12月、ちょうど丸3年が過ぎ、今月から4年目に突入しました。そこで、あたしは初心に帰るという意味を込めて、2018年12月の創刊号から第4号までを読み返してみました。すると、2018年12月19日配信の第3号の「トピック」に、この「GDP」について、とても重要なことが書いてありました。

創刊号から読んでくださっている人も、さすがに内容までは覚えていないと思いますので、以下、重要な部分を再掲します。ちょっと長くなりますが、すべて数字をあげて安倍晋三の詐欺の手口を暴いていますので、ぜひお読みください。

 

日本の過労死ライン「死ななければ関係ない」のトンデモ基準

日本発祥の言葉であり、「Karoshi」という綴りで世界が知るところとなっている過労死。その日本における「過労死ライン」が、あまりに非科学的であることをご存知でしょうか。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では健康社会学者の河合薫さんが、科学的なエビデンスに基づけば「1ヶ月の残業時間50時間」とすべきその基準が、「残業100時間未満」に設定されている現実を強く非難するとともに、過労死の悲劇があとを絶たない現状を批判的に記しています。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

 

過労死ラインは誰のため?

やっと、本当にやっと、法律が、「人の尊厳を守る」という本来の役目として機能しました。

居酒屋チェーンに勤めていた男性(62)が、脳内出血になり後遺症が残ったことの労災認定をめぐり、残業が平均月80時間などの過労死ラインに満たないとしていったんは労働基準監督署に退けられたものの、その後、一転して労災と認定されたのです。

この判決は、過労死ラインだけではなく、身体的負荷などの要因も含めて総合判断するよう9月に改定された新基準に基づく判断で、労災を認めない決定が取り消され、新基準で認められたのは全国で初めてです。

これまで国は過労死ラインを、

  • 直近1ヶ月で残業100時間
  • 直近2~6カ月で残業が平均80時間

と設定。

しかし、過労死が疑われるケースでも、過労死ラインに満たないことから、労災の申請を諦めたり、申請しても認められないケースが増えていました。

そこで、厚労省は9月、残業時間が過労死ラインに近ければ、休日のない連続勤務や深夜勤務の多さ、身体的負荷などを総合的に考慮し、労災を認定できると基準に明記したのです。

むろん、これだけで過労死が救えるとは到底思えません。科学的なエビデンスにもとづけば、過労死ラインは「週労働時間を50時間超」。過労死と長時間労働の因果関係は国内外を含めた多くの研究で認められていて、「週50時間労働」を超えると、脳血管疾患、もしくは心臓疾患(=過労死)のリスクが2倍以上まで高まることわかっているのです。

深夜勤務などで、長時間労働に睡眠不足が加わると、さらに危険度は高まります。

九州大学の研究グループが、「心筋梗塞の男性患者260人」と「健康な男性445人」の労働時間と睡眠時間を比較し、発症のリスクを検証したところ、

  • 「長時間労働で、十分寝ている」(週労働60時間以上・睡眠6時間以上)
    ⇒心筋梗塞のリスクは1.4倍
  • 「長時間労働で、睡眠不足」(週労働60時間以上・睡眠6時間未満)
    ⇒心筋梗塞のリスクは4.8倍

このような結果を踏まえれば、過労死ラインを「1ヶ月の残業時間50時間」にすべきです。

実際、脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準について、国の検討が始まった当初、研究者側は「60~65時間」を主張していました。当時、私は何度も検討会を傍聴していましたので、企業側から「それは無理!」と反発が大きく、その結果として、件の基準になったと記憶しています。

 

2度目の敗戦危機。岸田首相「対中優柔不断」が日本にもたらす災い

岸田首相の中国に対する優柔不断な態度が、日本に大きな災いをもたらすことにつながりかねないようです。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、第2次世界大戦の敗戦をはじめ、日本の指導者たちが致命的な失敗を犯してきた理由を分析・解説。さらに岸田首相の近視眼的にすぎる姿勢を批判するとともに、一刻も早く北京五輪の外交的ボイコットの決断を下すべき訳を記しています。

日本が負けたのは【●●的視点】がなかったから。そして今も…

日本は戦後、GHQに自虐史観を植えつけられました。それで、いろいろ困ったことが起こりました。たとえば、

「日本が第2次大戦に負けた真の理由を分析することができなくなったこと」

なぜ?「自虐史観」というのは、要するに

  • 日本は悪い国です
  • 日本人は悪い民族です

ということ。それで、「日本が負けた理由」は、

  • 日本が悪いことをしたから

で終わらされてしまった。しかし日本は、史上最悪の独裁者スターリンのソ連より悪いことをしたでしょうか?原爆投下より悪いことをしたでしょうか?大英帝国より広大な植民地をつくったでしょうか?

冷静に考えれば、「日本は悪い国だから、日本人は悪い民族だから、日本は悪いことをしたから負けた」というのが、「まったく論理的でない」ことに気づきます。

では、なぜ日本は負けたのでしょうか?

日本が負けた理由

私はかなり長い期間、「日本が負けた本当の理由」について研究しています。いろいろわかったことがあります。たとえば、

  • 日本敗戦の遠因は、日露戦争後の対応にあった
  • 日露戦争時日本に多額の財政支援を行ったアメリカは、戦後南満州鉄道の共同経営を望んだ。日本はこの提案を拒否したため、日米関係は悪化した
  • 第1次大戦時、当時日本の同盟国だったイギリスは、日本に陸軍派遣を要請した。日本はこれを拒否し、一兵も送ることはなかった。イギリスは幻滅し、戦後日英同盟は破棄された
  • 日本が1932年満州国を建国したことに中国は反発。国際連盟は「リットン調査団」を派遣した。昭和天皇は、「リットン調査団」の勧告を支持したが、日本政府は反対。結果、日本は国際連盟内で孤立し、脱退することになった(しかし、脱退する必要はなかったともいわれる)
  • 国際連盟を脱退した全権代表松岡洋祐は、帰国時「英雄」として熱狂的歓迎を受けた(日本国民は、国際連盟脱退を喜んでいた)
  • 1939年、第二次世界大戦がはじまった。この年、日本は、ナチスドイツの同盟国ではなかった。しかし、1940年、日本は正式にドイツの軍事同盟国になった
  • 1941年8月、アメリカは、日本への原油輸出を停止。石油の90%以上を輸入に、そのうち8割をアメリカに頼っていた日本は危機に陥る。それで、「真珠湾攻撃」を決断。しかし、実をいうと真珠湾を攻撃する必要性はなかった。オランダ領インドネシアの油田を確保していれば、石油問題は解決された。日本がアメリカを攻撃しなければ、「不戦」を公約に掲げていたルーズベルトは、日米戦争を開始できなかっただろう

などなど、ざっくり書きましたが、敗戦の原因は山ほどあります。

こう書くと、「やはり北野は自虐史観だ」と思う人もいるでしょう。

いえ、そうではありません。私が書いていることは、「日本が負けにつながる行動をとった」という話。「日本が道徳的に悪かった」という話ではないのです。

日本が負けた理由は、いろいろいろいろあるのですが、一つ一つの「負けにつながる行動」のベースにある「見方」があります。なんでしょうか?

それは、日本の見方が、「近視眼的だった」ということ。別の言葉で、「戦術的だった」ということ。

たとえば、アメリカと南満州鉄道を共同経営するという話。日本政府が、「戦略的視点」をもっていたら、どういう決定を下したでしょうか?

当時日本最大の仮想敵は、いうまでもなくロシア帝国です。日本がもっとも恐れていたのはロシアの「南下政策」。これを防ぐための「緩衝地帯」として、朝鮮半島、満洲に進出した。

では、アメリカを南満州鉄道に入れたらどうなるでしょう。ロシアが南下してきたら、アメリカが戦ってくれるでしょう。そうなれば、どれほど日本は楽になったことか。こういう「戦略的視点」が、当時の日本にはありませんでした。

アサヒビール名誉顧問の中條高徳氏は、名著『おじいちゃん戦争のことを教えて~孫娘からの質問状』の中で、こう書いています。

日本にはもっと賢明な選択肢があったのかもしれない。たとえば、満鉄を共同経営しようというアメリカの鉄道王ハリマンの提案をそのまま受け入れていたら、昭和の歴史は大きく変わっていたのではないかとおじいちゃんには思えてならない。(p31)

発熱隠しサッカー観戦が物議。「不心得者」には高額の罰金を課すべき訳

米国から帰国直後の女性と過ごした男性が、発熱や咳の症状がありながら等々力競技場でサッカー観戦。その後オミクロン株への感染が確認され、大きな問題となりました。これほどの「不心得者」に対しても何の罰則もない日本の現状を問題視するのは、軍事アナリストで危機管理の専門家でもある小川和久さん。今回のメルマガ『NEWSを疑え!』では、アメリカ、ニュージーランド、台湾の感染対策違反への罰金が2倍3倍と高額化している例を紹介し、日本も国ができないのならば都道府県の「迷惑防止条例」を適用すべきと声を上げています。

 

「甘ちゃん」には罰金で一罰百戒

ちょっとコロナを甘く見ているのではないかという出来事が起きました。米国から帰国してオミクロン株感染が確認された都内の20代の女性が男性と濃厚接触し、その男性が、これまたオミクロン株に感染していることが判明したケースです。

女性と濃厚接触した男性は、その後、発熱と咳があったのに職場に出勤し、あまつさえ12日には川崎市の等々力陸上競技場で行われたサッカー天皇杯の準決勝の試合を見に行ったことが判明しました。東京都は近くで観戦していたおよそ80人の観客に地元の保健所を通じて連絡をとり、検査を受けるよう呼びかけています。

これを見ると、菅義偉前首相の「世界でロックダウンをする、外出禁止に罰金かけてもなかなか守ることができなかったじゃないですか」という記者会見の発言(8月13日)も、いまひとつ説得力に欠ける印象です。菅さんはワクチン投与でコロナを克服するのが最も有効だと強調したかったのですが、そうではないようです。

ワクチンの有効性は確かですし、追加投与も進めるべきですが、それに頼っているだけではサッカー観戦に出かけたような「甘ちゃん」や不心得者はあとを絶たず、それが多くの人びとを危険にさらすことは避けられません。

同様の考えなのでしょう。世界の趨勢は罰金による規制に傾いているようです。

米国の国土安全保障省(DHS)は、9月10日から航空機や電車、バスなどの公共交通機関でマスク着用義務を守らない利用者への罰金を引き上げ、違反者は1回目で500~1,000ドル(5万6770円~11万3540円)、2回目で1,000~3,000ドル(11万3540円~34万620円)が科されることになりました。更新前は1回目で最低250ドル(2万8385円)、2回目以降は最高で1,500ドル(17万310円)でした。

ニューヨーク市も9月13日から、屋内の飲食店やスポーツジム、それに映画館や劇場、美術館といった施設に対し、12歳以上の利用客にワクチン接種の証明書の提示を求めることが義務づけられました。違反した場合、1000ドルから5000ドル(11万3540円~56万7700円)の罰金が科せられます。