「菅では無理」見切りをつけた二階幹事長が石破を担ぐ自民のカオス

菅首相を始め、現在4名が出馬を表明している自民党総裁選。党最高権力者とも言われる二階俊博幹事長は「菅支持」を明言していますが、同氏が率いる派閥の若手議員たちから異論が噴出するなど、波乱含みの展開となっています。いわゆる「フルスペック」で行われる今回の総裁選を、識者はどう見るのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、菅首相の再選がほぼありえないどころか総裁選告示前の「退陣」の可能性すらあると指摘。さらに前回の総裁選で惨敗を喫した石破茂元幹事長を二階氏が担ぐ、との仰天情報を紹介しています。

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※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2021年8月30日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

菅義偉政権の終わりが「見えてきた」/自民党総裁選の意外な目は石破茂元幹事長か!?

菅義偉内閣の支持率は、毎日新聞が8月29日発表した調査で、前月より4ポイント下げて「26%」と最低を記録した。医療崩壊の不安を感じる人が70%に達しており、同内閣のコロナ対応の失敗による感染爆発の拡大、それにもかかわらずオリ・パラを強行して国民の目をそちらに逸させて自分の政治生命を救おうという悪あがきが、国民からすっかりお見通しとなってしまったということだろう。

内閣支持率が30%を切り、しかも29とか28ではなく25%前後にまで下がるというのは、それ自体、内閣がいつ倒れてもおかしくない危険水域に完全に突入していることを意味する。そればかりか、この調査のもう1つの注目点は自民党支持率が前回から2ポイント下げて26%にまで落ちたことである。

かつて“参院のドン”と呼ばれた青木幹雄=元自民党参議院議員会長が言う「青木方程式」というものがあり、それは「内閣支持率と自民党支持率を足して50%を切ると必ず内閣は倒れる」というもの。別に理論的根拠のあることではなく、政局の直感的な読み筋としてその辺が判断の分かれ目だということなのだろうが、それが今回26+26=52で、すでにギリギリのところに来ていることが分かる。

「菅プッツン」の可能性はあるのか?

自民党総裁選は9月17日告示、29日投開票で行われることが決まった。ということは、菅が思い描いてきた政権延命策――ワクチン接種が進めば感染は鎮まり、その流れの中でオリ・パラを実施すれば国民は夢中になり、雰囲気が変わる。そこで9月のパラ閉会式に踵を接して総選挙を打ち、現有276議席の自民党が30~40議席減らしても単独過半数233を割らないラインで止まれば、「健闘した」という話に収め、自民党総裁選は無投票再選、そこから先は長期政権を目指すという希望的観測だけで構築された夢が、粉々に砕け散ったということである。

そこで、これから9月17日までの間に起こりうることとして視野に入れておかなければならないのは、菅のプッツンの可能性である。彼の精神状態はすでに極限に達していて、官邸周辺から漏れ伝わる情報を総合すると……、

▼特に横浜市長選の惨敗が見えてきたことで逆上して、現地指揮官の坂井学官房副長官を「何で負けているんだ」「総理である俺が全面支援しているのになぜ票が逃げるんだ」と怒鳴り上げていた。周りからすれば「あなたが全面支援しているから負けるんですよ」と言いたいところだが、菅はそこがまるで分かっていない。

▼菅は、兄弟のような関係にある小此木が「IR反対」で出馬するという事態を巧く理解できず、とりあえず自分の地元である横浜市で自分の息のかからない市長が誕生することだけは避けようと小此木の背中にのし掛かった。が、その際まさか「私もIR反対だ」とは言えないので、それには触れないようにした。すると野党候補は当然、「小此木は隠れIR推進派で、もし当選したらコロリ転向するに決まっている」と攻撃する。だから票が離れていく。

▼ところが菅の“権力観”は幼稚極まりないもので、最高権力者である俺がこうしろと言っているのにそうならないのは世の中のほうが間違っていると考え、周りに「俺が言っているんだからその通りにしろ」「逆らう奴は異動だ」と怒鳴りまくるので、もう誰もついていけなくなっている。

▼どうして何もかもが思い通りにならないのか理解出来ないので、本人ももうヘトヘトで、執務室で一人になった途端に眠りこけてしまうこともある。

この有り様なので、9月5日にパラが閉会した直後のタイミングで「退陣」もしくは「総裁選不出馬」を表明する可能性もないとは言えないと、ベテラン政治記者は予測する。

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ロックダウンも私権制限もない日本でコロナを封じる「3つの手立て」

8月30日の東京都の新規感染者数が1,915人となり8日連続で前の週の同じ曜日を下回ったものの、未だ予断を許さない状況にある新型コロナ第5波。医療現場の逼迫、自宅療養者の増加など問題はなお山積状態ですが、この先どのような手を打っていくべきなのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では著者で日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、政府がロックダウンも私権の制限もせず、加えて子供たちの新学期が始まる中で講じるべき手立てを考察しています。

 

コロナ感染爆発の対応

東京はコロナ新規感染者数が27日4,227人であり、ピークを打った可能性がある。しかし、東京や沖縄は感染者数が減少したが、その他地域は感染が拡大している。

日本全体では1日2万人以上になり、日本の1日あたりコロナ新規感染者数では世界第6位で、米国、インド、英国、イラン、ブラジル、そして日本の順になっている。コロナを過小評価する知識人たちの「日本は、欧米に比べて感染者数が少ない」という評論は、現時点では大嘘である。

やっと、医療機関も本気になってきたが、まだ、コロナ患者を見ない病院が多くあるようだ。最低でも軽症者を見る必要がある。抗体カクテル療法を軽症者に行い、中等症、重症にさせないことである。

政府もロックダウンをしないし、私権の制限もしないというので、残るは、病床の大増設しかない。エクモや呼吸器なども必要である。このため、野戦病院を開設し始めた。急ピッチで進める必要がある。多くの病院も病床の増設をしてほしいものである。

今は20代30代の若い人も重症化して、それを助けるためにはエクモや呼吸器が必要であり、あれば死なないで回復している。今は感染者数に比べて、死者数が相対的には少ない。

しかし、自宅待機では45人も死んでいるので、いかに呼吸器が必要かがわかる。中等症患者の入院が必要なのである。今後、感染者数が減っても累積的に増える中等症や重症患者が、これ以上増えると治療ができなくなり、死者も増えるはずだ。

その上、新学期が始まり、子供間での感染拡大が起き、子から親に移すことになる。このため、新規感染者数が増えてくる。

これを防ぐためには、日本でのワクチン接種を急ぐしかない。若者もワクチン接種に積極的であり、日本人全体でワクチン接種を拒否する人は11%に留まるし、インセンティブがあれば、拒否者の半分が接種するという。

ということは、世界は7割の壁があるというが、日本は95%程度の接種率になる可能性がある。世界トップに躍り出ることになる。10月には80%にすると菅首相は言っているが、この状況にいつなるかでしょうね。

 

なぜ学校という組織はコロナによる「価値観の転換」に対応できないのか

夏休みの延長、オンライン授業への整備、分散登校などさまざまな対策を感染症対策を講じている学校もあれば、それが一向に進まない学校もあります。なぜ、改革を起こすことができず対策に差ができてしまうのでしょうか。現役小学校教諭で無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』の著者である松尾英明さんがその理由について論じています。

学校教育にパラダイムシフトが起きない理由

学習会で話題になったことのシェア。学校にある既存のルールや慣習を変えられない理由と対策について。

首都圏の学校では、一昨年度末より常に感染症対策を迫られ続けている。その後押しもあって、オンライン学習可能な環境がどこでも整いつつある。

一方で、オンライン学習の環境や実践が一向に進まない地域もある。感染者が少ないことをはじめ、諸事情あるのだが、そもそもの要因として「みんな何も言わないから」「差し迫って必要でないから」あたりのことが推測される。それがなくても何とかなってしまっているから、声が上がらないのである。

しかし実際、事が起きてからでは遅い。予想外の新型ウィルスの登場で、初期対応が遅れた頃はまだ理解される。今は違う。もうわかり切っていることである。
「予想外」ではないのだから、平時の予防行為としての対策が必要である。

新しいものがどうしても必要になり、現場も拒否できない状況にいれば、否が応でも改革が進む。逆にそうでない状態、「何とかなっている」という状態が危ない。そこに潜む危険が目に見えないからである。

つまり「今までそうだったから」は実際には通用しなくなっているが、それに気付けない。今まで通りでも大丈夫だ、最善だと、錯覚してしまう可能性がある。

今回の学習会で「宿題」も話題に上がったが、これもその一つであると考える。宿題というものの根本は変わっていないが、その価値はかつてとは全く変わっている。

社会では、未だかつてないペースでパラダイムシフトが起きている。

 

「パラダイム」とは何かであるが、次の動画がわかりやすい。

内田和成チャンネル 「ものの見方・考え方#1 パラダイムって何?」

ホンマでっか池田教授が考察。人を衝き動かす「承認欲求」の生物学的正体

自分の存在が誰かに認められないと不安で不安で仕方がない。SNSの普及にも功罪あって、発信してみたものの思ったような反応が得られず悩む人が増えています。メルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』著者でCX系「ホンマでっか!?TV」でもおなじみの池田教授は、一部の霊長類にはあるもののこれほど強い「承認欲求」を持つ動物は人間だけだろうと説きます。それ故に幼いうちに承認欲求を満たしてあげるのはとても重要で、満たされない幼少期を過ごすと、好ましくない活動にのめり込みやすくなると持論を展開しています。

承認欲求が満たされない人々

地価があまり高くないせいか、自宅の周りは一戸建ての住宅が多く、夏の暑い日には庭にビニールのプールを持ち出して、小さい子を遊ばせているのを見かける。幼児がキャッキャッ言いながら、騒ぎまくっているのは真にほほえましいが、「三つ子の魂百まで」の魂とは承認欲求のことなんだとつくづく思う。

承認欲求は、人間に特に強い欲求だと思う。群れで暮らす霊長類にも多少は承認欲求がありそうだが、それ以外の動物に、純粋な承認欲求があるかどうかは定かではない。イヌやネコが飼い主に懐くのは、餌がもらえたり、安全な場所を提供してもらえたり、といった生存欲求に発するもので、純粋な承認欲求を持つかどうかは微妙であろう。

脳には報酬系という神経回路があり、その中枢は、中脳の腹側被蓋野・線条体のドーパミン神経だと言われる。ここには様々な脳領域から刺激が入力され、肯定的な感情が誘発される。食欲、性欲、睡眠欲などが満たされると、満足した、楽しかった、といった快感が誘発される。食べたり、交尾したり、眠ったりすることが快感でなければ、動物は生命を維持できないので、報酬系は生存のためになくてはならない神経回路である。

人間は、それらに加え、自分の存在を肯定的に認めてもらえたり、自分の行為を褒めてもらえたりすると、報酬系が働いて、楽しい気持ちになる。農耕を始める前の人類はバンドと言われる50人~100人くらいの集団で暮らしていて、集団を離れることはほぼ死を意味したので、集団の構成員として承認されることは極めて重要であった。承認されるだけでなく、自分の行動が、集団の生存にとって何らかの役に立てば、集団内の自分の地位も安定し、その結果、自分と子孫の生存確率も上がるので、他者に褒められることも極めて重要であった。

ニホンザルの群れでも、ボスの座を維持するためにはメスたちにリスペクトされる必要があるようで、承認欲求が満たされると、報酬系が反応するのは、進化的に意味のあるシステムなのだろう。霊長類よりも下等な動物でも、群れを作るものは多いが、これは報酬系で維持されているというよりも、群れを作るべく遺伝的に決定されているのだと思う。

YouTube講演家・鴨頭嘉人が伝授する「ネット炎上」を防ぐために注意すべき2つのポイント

中にはその「集客効果」を逆手に取って利用する人もいますが、ほとんどの方が避けたいと思うのが「炎上」ではないでしょうか。精神的にざっくり削られる炎上を防ぐ方法があるのなら、知っておいて損はないですよね。そんな「炎上回避術」を紹介しているのは、日本マクドナルドでの勤務を経て、現在は人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「YouTube講演家」として活躍中で、数多くの著書もある鴨頭嘉人(かもがしら・よしひと)さん。鴨頭さんは今回、7月に創刊したばかりのメルマガ『【退屈な人生からの脱出法】鴨頭嘉人が教える「成長を続ける大人の情報源!チームカモガシラジャパン」』で、自身のメンターの投稿を引く形で、炎上を招かないために気をつけるべき2つのポイントをレクチャーしています。

【プロフィール】鴨頭 嘉人(かもがしら・よしひと)
講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「YouTube講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。

 

「炎上」する人としない人の違いは2つあった!

正直に告白します!!

僕、鴨頭嘉人は結構な怖がりなんです(≧∇≦)

昔は不安と恐れというものがいろんなものに対してあったな~と思っていて、これは今でもありますが、まず、高所恐怖症ですね!

僕は高い所がめちゃめちゃ怖いんです!!

高い建物にいること自体は嫌いではないんです!高いところに行くと、自分が偉くなった気分を味わえるじゃないですか!偉くなっていなくても、なんだか偉くなったような気分になれるとか、強くなってないのに強くなった気分になれるので、お得な気がして好きなんです(≧∇≦)

ただ、自分の足元から下の景色が見えると震えちゃってダメですね!

だから階の高いホテルのベランダとかも、胸の高さくらいまでちゃんと柵があると大丈夫なんですが、ガラス張りで下が見えると足が震えます!!

あとは暗いところが苦手です!

子どもの頃から部屋が暗いと眠れなくて、電気をつけて寝ているタイプです(≧∇≦)さすがに最近は多少暗くても大丈夫になりましたが、やっぱり暗いところが怖いですね!

それから、ホラー映画も観られないです!ホラー映画のCMを観ただけで、夜トイレに行くのが怖い!!そのくらい怖がりなんです!

今は、もう50歳を過ぎたのですが、逆に子供の頃は怖いと思っていなかったけれど、大人になってから怖くなったものもあるんです。

それは何かというと、誹謗中傷や炎上ですね!

誹謗中傷や炎上がすごく怖くて、絶対に炎上したくないし、誹謗中傷も受けたくないんです!!

だから今、ニュースをチェックするとメンタリストDaiGoさんだったり、名古屋市長だったり、宮迫さんのことをニュースでいっぱい見るんですよね。

その度に嫌な気分になります…。

少し言い過ぎかもしれないけれど、生理的に受け付けないという面もあります。

だから僕は基本的に時事ネタのような話はしないんです!YouTubeや無料の場所ではなくて、高額講座の授業中にわざとサービスで喋るときはあります!

僕は誹謗中傷が怖いから、炎上する可能性のある話をできるだけしないように心がけているんです。だから、YouTubeのような無料の場所では僕の口からそういう話はしません!

だけど、せっかく高額のお金を払って講座を受けている人に対しては、普段、鴨頭嘉人がしないような話だけど「鴨さんはどう思ってるんだろう?」という多くの人が思っている話をすることもあります!

例えば、コロナについて「僕はこう思っているよ」という話を結構するんですよね!

「みんなもこう考えなさい」という教育をしているわけではなくて「僕はこういう考えでやっているよ」という話をします*\(^o^)/*

コロナに関して言うと、めちゃくちゃ手洗いうがいをしています!

僕は講演家なのでいつも人と触れ合うから、ウイルスに感染する確率がほかの人より何十倍も何百倍も高いんですよね!!だから、普段から誰よりも気を使っているんです!

そのため、コロナだからといって特別恐れることはないんですよ*\(^o^)/*

だって、元々インフルエンザにならないように毎年ワクチンを打っているし、インフルエンザの時期には手洗いをめちゃくちゃしてるんです!

コロナの対策とインフルエンザの対策はほぼ一緒ですよね!だから、もしかしたら他の人と比較するとコロナに対しての恐れは少ないのかもしれないですね*\(^o^)/* なぜなら、元々ちゃんとケアをしているからなんですよね(≧∇≦) こんな話を高額の講座で話をしたりしています!

 

首が細く見える「やつれ」は夏バテの証。鍼灸師が教える対策は?

お盆も過ぎて暑さがぶり返し、まだまだ身体を痛めつけにきています。姿見などで自分のシルエットを見ると、心なしか細く見えるなんてことはないでしょうか。鍼灸師ののぶ先生によれば、夏バテによる「やつれ」が出ているのかもしれないとのこと。今回のメルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』では、これまでにも伝えてきた夏バテによる体調不良の目安と、過ごし方から食事までの各種対策をまとめて紹介しています。

暑さと疲れの対策

【暑さの戻り】

残暑を迎えました。それでもまだまだ厳しい厳しい暑い日が続きそうです。すでに梅雨明けからの日と夏の疲れがたまり、人のカラダは消耗傾向。引き続き暑さの対策と積極的な疲れの対策が必要です。

【細くなってるやつれに要注意】

自分のことよりも人のことの方がよく見える。この時期、急に首が細く見える人、増えています。消耗による体の変化はやつれやひきつれているように急に細くなっているように見える。とくに前から見て首の横が細くやつれて見えたり、首の前側が筋張って見えたりするわけです。人によっては腕が細く見えたり前腕部から手首のあたりが筋張って見えたりします。自分ではふくらはぎが急に細くなっているように見えることで、カラダの消耗衰弱の度合いがわかりますね。

暑さの疲れはみぞおちのこわばりでわかります。暑さ疲れの見た目は胸が薄くなっていたり、極端に肩が上がるように猫背になっているのでわかりやすいです。二十四節気での処暑を過ぎてからのこの1週間の急な気温の上昇は、こんな暑さと疲れの負担が姿勢の変化としてよくわかるようになっています。

【できるだけ楽に過ごす】

暑さの対策はできるだけ冷房の効いた部屋で涼しい息を吸い続けること。無暗に汗をかかないようにすることも大事ですが、エアコンの冷気で体が冷えすぎないように衣服で肌を守ることも必要です。暑がらないように、エアコンで冷えすぎないように、むやみに汗をかかないように、肌の乾燥を避けるために化粧水などで保湿を心がけることで暑さしのぎがかないます。

疲れ対策は消耗した体力の回復を効率よく済ませること。いつもよりも1時間多めに睡眠時間をとること。委縮した体は熟睡を邪魔しますから就寝前のバスタブ入浴はおススメです。また就寝前のストレッチでわき腹や肩周りや背中を中心とした体幹部のストレッチはしておいた方がよく眠れます。

エネルギーチャージはお粥や雑炊、甘酒などの消化吸収の良い温かい食事で軽めに済ませるのがいいですね。付け合わせに梅干しなどで食欲を促すことで胃腸の活力を高めることもかないます。疲労感の強い人はニラ、ニンニク、ラッキョウなどの香味野菜を少しとるようにするとよいです。痛みを感じる人はショウガの甘酢漬けやおろししょうがを薬味にした食事を積極的にとるようにしましょう。出来るだけ胃腸が楽に過ごせるように、肉類などは日にちをあけて食べるようにするとよいですね。

エネルギーを補うことよりも負担を減らす工夫を優先することで、あと2か月続く厳しい残暑を乗り切ることができます。徐々に薄くなっていた胸に厚みが出てきて猫背が治ってくると、秋口の呼吸器症状を予防することができます。例年、猛暑の年は秋口に咳が止まらない呼吸器症状が流行ることがあります。感染症騒動がまだ収まらない中ですから、夏バテ対策をしっかり行って機嫌よく秋口を迎えたいですね。

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松本人志が『イッテQ』年末特番に出演か。オファー快諾した内村光良へのお礼で実現?「特別な存在」尊敬しあう2人の秘話

お笑いコンビ、ウッチャンナンチャンの内村光良(57)が29日、2夜連続特番『FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~』(フジテレビ系)に緊急出演。ダウンタウン・松本人志(57)との共演が実現した。松本からの“ラブコール”を受けての参加となった形だが、このお礼として松本は内村がMCを務める『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に出演するのではないかとの見方が強まっている。

松本人志の生電話オファーに応えた内村光良の律義さ

お笑いファンにとってはまさかの共演となった。前日の第1夜に放送された同番組内で、松本から生電話で電撃オファーを受けた内村。『イッテQ』が裏番組にあたるため、「1人じゃ決められない」と出演は保留となっていた。

しかし、番組が終盤に差し掛かった午後10時20分頃、ジャケットを着た内村が登場すると共演者らは大興奮。恥ずかしがる松本に「なんで(電話を)かけたかな~!」と内村がツッコむと、松本も「なんで来るかな~!」と返し、場を盛り上げた。

内村は「『イッテQ』終わった後なら、日テレさんがOKだって。ただ、お土産の南原までは無理でした」と笑顔で説明。「飲み始めて、鶴瓶師匠おもしろいなと思って見ていたら、着信音が鳴ってスマホ取ったら『松ちゃん』って出てたの」と前日の電話を振り返った。

2人が共演するのは、2014年3月の『笑っていいとも!』のグランドフィーナーレ以来。ナインティナインの岡村隆史が思わず写真を撮るなど、貴重な2ショットに出演者たちも興奮した様子だった。

ダウンタウンとウッチャンナンチャンは、1991年までフジテレビ系で放送されたバラエティー番組『夢で逢えたら』で共演していた仲間。松本が「なんで来てくれたん?」と尋ねると、内村は「そら、電話掛かってきたらねえ」と答えた。

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内村光良へのお返しに松本人志が『イッテQ』出演か?

電話で出演オファーをしたものの、松本もまさか内村が来てくれるとは思わなかったのだろう。内村の男気に松本は「俺は何でウッチャンにお返ししたら…。もう『スクール革命!』出るしかない」とボケて笑わせた。

この一連の出来事に芸能事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。

「松本さんが内村さんに電話したことにも驚きましたが、それに対してちゃんとやって来る内村さんにはもっと驚かせられました。今やお笑い界を代表する大御所芸人の2人ですから、まさに夢の共演です。でも、松本さんが『スクール革命!』に出演することはないでしょう」

なぜそんなことが言えるのだろうか。

「日本テレビ系で放送されている『スクール革命!』ですが、実はローカル放送。地方で放送している局はあるものの全国ネットではないんです。そのため、松本さんがボケで出るしかないと言いましたが、2人の再開の場にわざわざ『スクール革命!』を選ぶ旨みはありません」(前出・芸能記者)

では、松本が何らかの形でお返しをするということはないのだろうか。

「松本さんはああ見えてとても義理堅い男です。お礼として内村さんがMCを務める『イッテQ』に出演するのが有力とみられています。現在小学生の娘さんも番組の大ファンだといい、『イッテQ』なら話題性も十分。ここのところ視聴率が落ちている『イッテQ』を救うことにもなりそうです」(前出・芸能記者)

番組の中でも、松本は以前から『イッテQ』に出してとラブコールを送っていたと告白。内村は「実現しかけた時があったんだけど、いろいろ事情があって…。もうちょっとで決まりかけかなという時でタイミングを逸して」と語っていた。

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「松本さんと内村さんが一緒にロケを出て何かの企画に挑戦し、それをスタジオゲストとして鑑賞するという案が出ているようです。松本さんも内村さんと一緒であれば、無茶なことにも挑戦しやすい。『イッテQ』の年末スペシャルで実現する可能性が高そうです」(放送作家)

2人が改めて共演すれば話題になることは必至。このチャンスを番組関係者が見過ごすことはありえないだろう。

元朝日新聞校閲センター長が教える、文章の書き出しが上手くなるコツ

文章を書くにあたり何より難しく多くの人の頭を悩ませるのが、その書き出し。読みづらさを感じさせず、読む側の興味を喚起させるような書き出しを身につけるためには、どんな文章をお手本にし、どこに注意を払えばいいのでしょうか。今回のメルマガ『前田安正の「マジ文アカデミー」』では著者で朝日新聞の元校閲センター長という経歴を持つ前田さんが、自身が舌を巻いたという2冊の「名作」を紹介しつつ、良い文章の書き出しとその習得法を考察しています。

 

文章の書き出しはどうする?

文章の書き出しは難しい。いろいろと書こうと思っていることが邪魔をして、一歩を進めないという感じになってしまうことが、多いですね。

僕はそういう時に、参考にしている文章がいくつかあります。今回は、その文章の紹介をもとに書き出しについて、考えていきたいと思います。

春はあけぼの。やうやう白くなりゆく、山ぎはすこし明かりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる。

『枕草子』(清少納言)の書き出しです。

高校時代、ひねくれてひん曲がった日々を送っていた僕は、哲学ということばに引き寄せられて、小難しい本を読んでいたのです。文字を追うばかりでまったく内容も頭に入らないし、理解もできない。ただ、それ風のものを読んでいる自分に満足していただけでした。

ところが、古典の教科書に載っていたこの短い文章を読んで、なんてかっこいいんだろうと、思ったのです。こんなに簡単なことばなのに、スーッと情景が思い浮かぶ。

『枕草子』の書き方を変えてみると…

最初の一文は「春はあけぼの、いとをかし」と続くところかもしれません。しかし、そこを「春はあけぼの」だけで止める。次に夜明けの様子をたたみかけていきます。次第にあたりが白くなって、山と空の境が少し明るくなる、紫がかった雲が細くたなびいている、と。

修飾を極力減らして、言い切る。そんな書き方ができるんだ、と僕は思ったのです。古語辞典を引き引き読んでいた古典が、非常に身近に感じたのです。しかも、ここに書かれた一連の主題ををポンと最初に置いたところが、潔いと感じたのです。

たとえば、これが

やうやう白くなりゆく、山ぎはすこし明かりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたるゆゑに、春はあけぼの。

のように「春はあけぼの」を最後に持ってきたら、さほど印象に残らなかったかもしれません(この古文が正しいかどうかは疑問なのですが…)。

重厚ならいいというものではない

当時の僕は、重厚でデコラティブな方が、説得力のある文章だという思いがあったのです。当時の西洋文学の翻訳も、すっと頭に入ってきませんでした。そういうものの方が、ありがたい文章だという刷り込みがあったのかもしれません。

夏目漱石や森鴎外の作品も、旧字体・旧仮名遣いで書かれていたものがまだまだ多く、活字も小さい。次第に現代仮名遣いのものが増えてきましたが、本を読むこと自体がものすごくエネルギーのいる作業だったように思います。

語彙もないのに、やたらと小難しいことばを使おうとしてつまずいていた自分の愚かさを思い知らされたのが『枕草子』だったのです。「身の丈で書けばいい」。それができてから、次のステップを踏むべきなのです。無理をして背伸びをしても、すぐに馬脚を現します。語彙が少ないなら、それをどう組み合わせてどう表現するかを工夫すればいい。四字熟語や難しい熟語を使っても、それに染みついた感覚が、却って文章の流れに不自然な渦をつくってしまいます。柔らかい木の造作にそこだけ金属を埋め込んだような違和感が出る場合もあります。計算されたものならば、そうした表現も斬新なものとなるかもしれません。しかし普通は、そこまで文章を突き詰めて考えることはしないので、どこか付け焼き刃のような不自然さが出てしまうのです。

いま、僕は一つの要素で一文を書いて、それを文脈を追って積み重ね、ミルフィーユのように文章を書いていこう、と心がけています。さらに、文においても文章においても、言いたいことはできるだけ前に出そうとも思っています。そうした考えの原点になったお手本の一つです。

 

【書評】なぜ宮崎駿はスタジオジブリを作らざるをえなかったのか?

『千と千尋の神隠し』がベルリン国際映画祭金熊賞とアカデミー長編アニメ映画賞に輝くなど、世界が認める宮崎駿氏と、彼とともにスタジオジブリを牽引した高畑勲氏。その2人の天才の「手綱」を捌いてきたプロデューサー・鈴木敏夫氏の書籍が刊行から2年を経た今も話題を呼んでいます。今回の無料メルマガ『1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』』では、そんな一冊を引用を含めて紹介。ジブリアニメをもう一度見直したくなること請け合いの裏話も満載です。

【一日一冊】天才の思考 高畑勲と宮崎駿

bs20210830-s天才の思考 高畑勲と宮崎駿
鈴木敏夫 著/文藝春秋

高畑勲と宮崎駿という2匹の猛獣をコントロールしてきたスタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫さんがアニメ制作の裏話を教えてくれる一冊です。

著者の鈴木敏夫さんが宮崎駿と出会ったのは、徳間書店が「アニメージュ」の創刊準備をしているとき、鈴木敏夫さんが担当になってからです。

そして宮崎駿が「アニメージュ」で『風の谷のナウシカ』の連載を始め、この『風の谷のナウシカ』を原作として博報堂にいた宮崎駿の弟を巻き込んで映画化することになったのです。

ところが、どこの制作会社もナウシカの制作を引き受けてくれませんでした。宮崎駿と仕事をすると、完璧主義の宮崎駿についていけない社員が辞めたり、病んだりして、組織がガタガタになってしまうという理由で断られたのです。

結局、トップクラフトという会社が引き受けましたが、予想どおりナウシカの完成後、ほとんどすべての主要なアニメーターが退職してしまいました。

どこもナウシカの制作を引き受けてくれない…「宮崎さんが作るならいいものが作れるだろう…でも、スタッフも会社もガタガタになるんだよ。今までがそうだった」。完璧主義者と仕事をやると会社がダメージを受けるということです。(p23)

『風の谷のナウシカ』がヒットしたことで、次は『天空の城ラピュタ』を作ることになりました。当然のことながら引き受けてがいないので、自前でスタジオを作ることになりました。それがスタジオジブリなのです。

アニメの世界は、出来高払いなので適当にたくさん作ったほうが儲かる仕組みになっています。そのため宮崎駿のように、手間と時間をかけて精密な作画を作っていると、朝から夜中の12時まで作業を続けたとしても、生産量が半分になってしまうので、収入は月に10万円にしかならないのです。

手間をかけるだけ損をするのがアニメであり、宮崎駿はそうした環境の中で最高品質の作画にこだわる変わり者であり、天才だったのです。

スタジオジブリではそうした環境を打破するために予算を2倍にして月に20万円支払うことにしました。それでも20万円だったのです。

『魔女の宅急便』の制作費は4億円かかりました。1億円も行かない映画が多かった時代、それはすごい金額です。それだけ用意しても、宮崎駿の求めるクオリティで仕事をしていくと、出来高払いのアニメーター一人あたりの報酬はだいたい月に10万円。1年かけて全身全霊で仕事に打ち込んでも120万円にしかなりません。当時でいっても普通の仕事の半分ぐらい。(p97)

パラ組織委「因果関係なし」に批判殺到。引率教員コロナ感染でも“観戦は継続”に保護者激怒、若者の不満爆発で自民党が窮地に

千葉市教育委員会は29日、市立貝塚中学校の教員6人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち2人が、東京パラリンピックの学校連携観戦プログラムに引率として参加しており、貝塚中は9月3日まで休校するという。朝日新聞などが報じた。

パラリンピック引率教員がコロナ感染も「観戦は継続」

貝塚中は25日に観戦プログラムに参加。50代と40代男性教員2人は他の教員と1年生55人を引率して幕張メッセでゴールボールを観戦したが、2人はその後の27、28日に発症した。

記事によると、教員も生徒もパラ観戦ではマスクをしており、「2メートル以内」「計15分以上」の接触者がいないため、市保健所は生徒を濃厚接触者に当たらないと判断。今のところ体調不良を訴える生徒はいないが、参加生徒のうち感染した教員と一緒にバスに乗っていた18人が今後PCR検査を受けるとしている。

市立小中は29日まで夏休みで、30日から授業を開始したが、貝塚中は9月3日まで休校にする。

保護者たちから不安の声が広がる中、市教委はパラリンピックの学校連携観戦プログラムは「子どもたちの教育環境を考慮すると、引き続き実施する」として続ける方針を表明。

しかし、ネットでは「今すぐに中止すべき」「大人に子供が振り回されるのはおかしい」「容易に想定できたことなのに最悪の展開」「感染者が出ても続ける理由って何?誰の支持なの?」など、子どもを持つ親を中心に疑問の声があがっている。

東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は30日、会見の中でこの件について触れ、「報告を受けている。大会との因果関係はない」と感染と大会との因果関係を否定し「観戦実施以前に発熱の症状があったと聞いている」と説明した。

<追記>
千葉県は30日午後、現在実施している東京パラリンピックの学校連携観戦プログラムによる子どもたちの観戦について、これまでの主張を一転して中止する方針を決めた。

熊谷俊人知事は「直前のキャンセルが多く、多くの保護者が安心して送り出せない以上、実施にこだわるべきではない」と説明した。

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パラ観戦推奨も学校行事は軒並み中止で若者の不満爆発

熊谷知事はパラ観戦を「パラアスリートのプレーを間近に見ることで、共生社会や障害者福祉の理解を広げる重要な教育機会」との立場だが、コロナ感染者が出てもなお続ける必要があったのか。

とても納得できる継続理由ではないが、学生や若者たちは大人が決めたことに対して逆らうことはできない。それゆえ、いつも損をすることになるのは若者たちだ。

修学旅行や学園祭は軒並み中止、大学は学費だけ払ってリモート授業。後手後手に回る菅政権の対応のマズさで、この2年間は我慢ばかり強いられている。

都内の私立高校に通う高校2年生の女子生徒は、もともと海外だった修学旅行先がコロナの影響で京都・大坂になり、さらに緊急事態宣言の延長で現在は教員の間で「都内巡り」が検討されているという。今秋の修学旅行を目前に控え「私の青春を返して欲しい」と怒りをあらわにした。

若者たちの政治参加で自民党がしっぺ返しを食らう?

しかし、今まで黙るしかなかった若者たちでも、声を上げることができるようになった。それは“18歳選挙権”だ。

日本においては公職選挙の選挙権年齢は20歳以上だったが、2016年6月19日に施行された公職選挙法の改正により、現在は18歳以上に選挙権が与えられている。

これを推進してきたのは自民党で、若者たちへ選挙参加を促そうとさまざまなネット選挙を展開。熱心に宣伝活動を行い、自民党は若者たちを新たな“票田”として期待していた。

だが、その期待はもろくも崩れかけている。今秋に行われる衆院選では「自民党を支持しない」という若者たちの声が多くなることが予想されている。

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あれだけ力を入れてきた18歳選挙権のせいで、自民党は不満を募らせる若者たちからしっぺ返しを食らうことになりそうだ。