産経を締め出した中国が「日本政府はメディアを教育せよ」の笑止

先日、産経新聞による王毅外相と日本人外務事務次官の会談冒頭取材を拒否した中国政府。これに抗議した日本政府に対し中国外務省が「日本は自国メディアを教育せよ」と反発したことが物議を醸しています。台湾出身の評論家・黄文雄さんは自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で、中国が自国に対して批判的なメディアを排除するのは当然としその理由を述べるとともに、近い将来、他国メディアに「中国に併合されることの幸せ」を報じさせる日が来るとの持論を記しています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2018年9月4日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【中国】メディアの教育を日本政府に要求するが、人民の教育もできない中国

中国、本紙の代表取材拒否 日本人記者会がボイコット

中国政府は、8月29日に北京で行われた王毅外相と秋葉剛男外務事務次官の会談に際し、産経新聞の会談冒頭取材を拒否しました。これを受けて、北京駐在の新聞・通信社で構成する日本人記者会は、特定のメディアが取材拒否をされることは看過できないと、会談冒頭取材をボイコットするに至りました。

当然、日本政府も産経新聞排除を中国側に抗議しましたが、中国外交部の華春瑩報道官はこれを非難した上で、「日本政府は自国メディアを教育し制限しないといけない」と述べました。

産経排除への抗議に反発=日本政府は「メディア教育」を-中国外務省

この中国政府の産経新聞取材拒否と、日本メディアの取材ボイコットは、台湾でも大きく報じられました。台湾メディアの「民報」によれば、産経新聞は会談の冒頭取材について、くじ引きで会場での取材資格を得たものの、中国外交部が「中国と親しくない」(不夠親中)、「中国の意図に沿わない」(不符合黨意)という理由で、産経新聞の取材をNGにしたとしています。

北京封殺日本《産經新聞》不親中/20多家日媒集體抗議拒採訪

「民報」は、華春瑩報道官は物事の本質をぼかしているうえに、中国政府の態度はかなり傲慢だと批判しています。

もともと日本と中国は、事前に取材人数を制限することで合意しており、そのためくじ引きの制度が導入されているそうですが、しかし、中国の意図に沿わない報道をするメディアが閉め出されるのであれば、許可されるメディアは「中国の意図に沿ったメディア」ということになります。

かつて日本のメディアと中国政府の間には、日中記者交換協定というものが交わされました。これは1964年に結ばれ、その後、1968年に新たな内容で締結し直されたものですが、その内容を簡単にいえば、「中国を敵視しない」「二つの中国をつくる陰謀に加担しない」「日中国交正常化を妨げない」という「政治三原則」が掲げられ、これを守らなければ中国に記者を常駐できなくなるというものです。

そのため、中国にとって批判的なことを書いたことで、中国当局に逮捕されたり、中国から強制退去させられた新聞社や通信社が続出しました。また、中国から取材・報道ビザが下りないといったことも頻発したのです。

学歴や収入よりも「幸福感」を左右する要素が判明、意外な調査結果に

収入や学歴などよりも、「自己決定度」が幸福感に大きな影響を与えていることが、神戸大学の研究により明らかになりました。健康社会学者の河合薫さんは、自身のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』の中でこの研究結果を詳しく紹介するとともに、誰にも忖度せず、また押し付けられもしない選択がしづらい状況に置かれている我々現代人が、自分を信じて本来の意味での「選択の自由」を取り戻せば、ギスギスした社会の空気も和らぐのではないかと記しています。

※本記事は有料メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』2018年9月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

選択の自由と幸福感

「所得、学歴よりも『自己決定が幸福感に強い影響を与えている」ことが神戸大学の西村和雄特命教授らが実施した、2万人に対するアンケート調査で明らかになりました。

かなり昔から所得水準と幸福度が必ずしも関係しないことは、国内外の調査で分かっていましたが、「何が」「どの程度」影響しているかは未だ明確ではありませんでした。

そこで神戸大のチームは、「所得」「学歴」「進学や就職などにおける選択の自由を示す自己決定」「健康」「人間関係」──の5項目に関する選択式の質問を設けて、統計的に分析したのです。

その結果、

  • 自己決定は健康や人間関係に次いで幸福感に影響を与えていた
  • 自己決定は所得と比較すると、約1.4倍強い影響があった
  • 学歴は統計的に有意な結果が出なかった

などがわかりました。さらに、調査では「35~40歳の幸福感が他の年齢比べて低いこともわかったそうです。

研究チームは結果について、

自己決定で進路を決定した人は、自らの判断で努力し、目的を達成する可能性が高くなる。また、成果に対しても責任と誇りを持ちやすくなる。こういった達成感や自尊心が、幸福感を高めることにつながっていると考えられる。

とコメントしています。

自己決定――。すなわち「選択の自由」は、健康社会学では「裁量権」、あるいは「ローカスオブコントロール」と呼ばれています。

これは「選択の自由がある自分が思えることを意味し、どんなに選択肢があっても「正解」が暗黙裡に決められていたり、「忖度しなければならない環境」では意味をなしません。あくまでも「私が決めていい。自分に決める自由がある」と思えることが肝心なのです。

こういった感覚を持つことができると、それだけでやる気が高まります。職務満足感や人生の満足度を高め、寿命にまで影響することがこれまで多くの調査で示されてきました。

たとえば、英ロンドン大学が1967年から継続して行っている疫学研究、通称「ホワイト・ホール・スタディ」では、裁量権のあるトップは、裁量権のない一般社員と比べて死亡率が4倍も低いことがわかりました。喫煙率、高血圧、血清コレステロール値、血糖値など、寿命に影響するリスク因子のすべて加味しても、結果は変わりませんでした。

また、一説には動物園の動物の寿命が野生の動物より短いのも、「選択の自由」がないからだという指摘もあります(この件には賛否両論あり)。

知る人ぞ知る京都。落ち着いて参拝できる世界遺産、宇治上神社へ

数多くの名高い旧跡が点在する京都ですが、訪日海外観光客効果もあり「ブランドスポット」はどこも大混雑で、京都嵐山に至ってはもはやすれ違いもできない程です。今回の無料メルマガ『おもしろい京都案内』では著者で京都通の英 学(はなぶさ がく)さんが、穴場なのに実はすごい、そんな名所の一つ宇治上神社の魅力を紹介しています。

宇治上神社

今回は世界遺産に登録されているものの、あまり知られていない宇治上神社について簡単にご案内します。

宇治上神社は平等院の鎮守社として長く崇拝をされてきた神社です。平等院鳳凰堂の阿弥陀坐像のほぼ正面に宇治川を挟んで建てられています。正式名称は「宇治離宮明神」で明治維新後に宇治上神社と宇治神社に分かれました。「離宮明神」は醍醐天皇が平等院を訪れた折りに与えた神位と伝わります。

宇治神社は参道を右に宇治上神社は左に朱塗りの鳥居が見えてきます。鳥居をくぐると正面に拝殿が見えてきます。拝殿の前には円錐の盛り砂が盛られています。清めの砂と呼ばれているものです。神様の依り代となるもので神社を清める役割があります。正月など祀りごとの時にこの砂をまいてお祓いします。

kyoto20180905-1image by: 京都フリー写真素材

この拝殿の建築様式は平安時代の遺構です。当時の貴族の邸宅の様式を今に伝えています。神社の拝殿が平安時代の貴族の邸宅の建築様式なのはとても珍しいことです。

屋根は海を吹く風のように美しい「縋破風すがるはふ)」といいさざなみのような形をしています。本殿の内部は拝観はできませんが、一間社流造り(いっけんしゃながれつくり)となっています。左右の社殿が大きく、中央が小さい珍しい形なので注目して見てみてください。

中には応神天皇仁徳天皇菟道稚郎子うじのわきいらつこの三人の神様が祀られています。菟道稚郎子は応神天皇の跡継ぎとして皇太子となった人物です。菟道稚郎子は、学問の神として信仰されていることから、学業成就、受験合格祈願をする参拝客が後を絶ちません。

掲題にある手水舎からは桐原水きりはらすいが湧き出ています(飲めません)。宇治では唯一の名水となっていますが、残念ながら飲料不可です。ただ宇治に湧き出す他の水は枯れてしまったことを考えると、この場所はやはりパワーがあるのでしょう。

いかがでしたか? 京都は日本人の知識と教養の宝庫です。これからもそのほの一部でも皆さまにお伝え出来ればと思っています。

image by: 京都フリー写真素材

小松菜奈の「F難しいですよね」に菅田将暉が共感。新CM公開インタビュー

「niko and ...(ニコアンド)」は9月6日(木)より、ブランドアンバサダーを務める菅田将暉(すだ・まさき)さんと小松菜奈(こまつ・なな)さんが出演する、であうにあうMOVIE『カケル』を公開します。菅田さんバージョンや小松さんバージョンなど複数種類あるTVCMも、同日より放送を開始しました。

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ストーリー

駆け出しの漫画原作者・高木(菅田さん)と、同じく駆け出しの漫画作画家・春野(小松さん)。初めての打合せで、春野の画が魂から描かれたものではないと感じた高木は、春野の本気を引き出すために、驚きの行動に出ます。お互いをさらけ出し、才能を刺激し合うことで、熱い思いのこもった最高の漫画を二人で作り上げていきます。

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最初はお互いにぶつかり合っている二人が、ストーリーが進むにつれて、お互いに理解しあい、二人だからこそ作れる最高の作品を作り上げていく、まさに“であうにあう”の思想を表現したストーリーとなっています。

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また、今回のであうにあうMOVIEのタイトル『カケル』は、高木が原作を「書ける」、春野が漫画を「描ける」、筆が「駆ける」、漫画主人公が「翔ける」、そして高木と春野の全く異なる個性の掛け算「×」といった、様々な「カケル」のシーンがあることから付けられました。

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原稿が風で舞ってしまうハプニングが、そのまま本編に!?

2018年の春から、「niko and ...(ニコアンド)」のブランドアンバサダーを務める菅田さんと小松さん。撮影スタッフともすっかり顔なじみの様子で、撮影は和やかにスタートしました。そんな終始笑いの絶えない現場でしたが、菅田さんも小松さんも、納得のいくまで台詞のニュアンスを監督と相談するなど、その真剣さが伝わる程良い緊張感もありました。

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屋上での撮影では、小松さんが菅田さんに手渡した原稿が風で舞ってしまうハプニングも起こりましたが、菅田さんがすかさず俊敏にキャッチ。思わず笑ってしまう、お二人の自然な笑顔がとても素敵で、その様子はそのまま本編に使用されました。

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「F難しいでしよね」菅田さん・小松さんインタビュー

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Q.撮影の感想を教えてください。

小松さん:最初緊張しちゃって…。緊張してるの分かった?(菅田さんに訊く)

菅田さん:うん。でも僕も緊張しましたよ。

小松さん:今までと違う短編映画みたいな、空気・撮り方だったので「この作品がどうなっていくんだろうなぁ」というのを想像しながら撮影していました。自分で、筆で描くシーンとかも、ドキドキしたんですけど、監督(の指示)が的確なので、やりやすかったです。良い現場でした。

菅田さん:スゴイ楽しいです。フルバージョン見たら分かるとは思うんですけど、世界観がどうなっているのかなぁと。気持ちの流れとスピード感が、勢いあって良いなと思います。

Q.今回の見どころを教えてください。

菅田さん:(登場人物が)仕事でやる上では、自分の気持ちは抑えてやっていかなきゃいけないということに慣れていたと思うんですよね。そんな中、一回そういう(仕事モード)のは置いて、“もう好きなものでやってみないか!? ”みたいな瞬間があるシーンには、これは良い“瞬間”だなぁと思いました。こういう仕事の仕方できたらいいなぁと。

小松さん:そうですね。(登場人物のような)お互いがお互いを気付かせ合うような関係性って、すごく良い関係だなって。はっきりと言えて、(その言葉に)気付かされる、という情景が映像になったらどんな風に見えてくるのかなと。(菅田さんと)別々の撮影もあり、菅田君はどうやって演じてるのかなとか、どういう空気感なのかなとか考えながら演じたので、(出来あがった映像が)すごく楽しみです。

Q.ムービーの二人は“駆け出し”という設定ですが、お二人がデビュー当時の自分に、言葉をかけるならどんな言葉ですか?

菅田さん:毎日一杯一杯だったなぁ。やること、出会う人、景色も全部、情報多くて。「落ち着け」って、とりあえずは言いたい感じがしますね。

小松さん:好奇心とか挑戦する心は今でも大事だなって思うので、恥ずかしいとかじゃなくて、「当たって砕けろ精神で行け!」って言いたいです。

ムービーの二人は漫画を完成させることに夢中になってますが、今、お二人が夢中になってることはありますか?

小松さん:今、ギターをやっていて。指が押さえられるようになったりとか、すごく楽しいなと思ってるんですけど、F(のコード)が難しいんですよね。ここで挫折する人が多いらしいので負けたくなくて、頑張ってます。ギター抱えて寝ちゃったりしてるときもあります。

菅田さん:F難しいよね。僕よりもすぐ上手くなるだろうっていう集中力をいま感じましたね。んーん。ギターは常に(夢中ですけど)…

小松さん:料理とかしないの?

菅田さん:料理ね!Twitter見てて『とうもろこしご飯の季節ですね』ってあって、「んー。そうですね」って思って、それでやりました。

であうにあうMOVIE『カケル』

<本編>URL : https://youtu.be/4t6r2kI0RCM

<メイキング>URL : https://youtu.be/jskMAfGI13w

「niko and ...(ニコアンド)」キャンペーンサイト
URL : http://www.nikoand.jp/campaign/2018AW/

情報:株式会社アダストリア

【動画】スピードを出しすぎて30mほど宙に浮いた車がヤバい!

こちらとある道路脇の監視カメラの映像。

奥の道路に注目。右上の方から車が猛スピードで走ってきたのだが・・・

 

 

右上から左方向に向かっていった車、なんと宙に浮いているではないか。

これには近くにいた男女もびっくり!空飛ぶ車!?どうして浮いていたのか??

右上をよく見ると踏切がある。線路部分が少々山なりになっていたため、猛スピードのまま突っ込んだ車は吹っ飛んで宙に浮いてしまったのだ。

その距離ゆうに30メートルを超えている。どんだけスピード出していたんだろう・・・

国によって交通事情や法律も異なるかもしれないが、踏切前では安全のため一旦停車した方がいいだろう。笑

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(BarrieToday)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

食べて解消。夏バテにやられた体調を戻す「5つの食材」と食べ方

暑い日が続くと食欲が落ちだるくなる上に、夜はなかなか寝つけないなど、体のバランスを崩しがちです。ただし夏バテは暑さだけが原因でなく、冷房が効いた室内との温度差、冷たい飲み物の取りすぎの他、偏った食事も影響するのだとか。今回の無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、そんな夏バテを解消してくれる様々な食材が紹介されています。

夏バテ解消食材は??

夏バテがまだ軽い段階で、食事が取れる状態であればセルフケアでよくなる可能性があるそう。ポイントは消化酵素が含まれる食材を積極的に取り、胃の働きを高めることだそうで、代表的な食材は大根だそうです。

成分のアミラーゼはでんぷんを分解する酵素で食物の消化を助け胸焼けや胃もたれを防いでくれるそうですが、このアミラーゼは加熱に弱いので生で取ったほうが効果的とのこと。おすすめは大根おろし。焼き魚のつけあわせなどにして。

また、シソも食欲不振によい食材で、ビタミンCが含まれているので疲労回復にも効果が。そして、少量のショウガは胃液の分泌を促し消化吸収を助けてくれるそう。特によいのは乾燥させたショウガで、生のものよりも体を温める作用が強いことが知られているそうです。

ニンニクでギュッと…

ニンニクにはアリインというイオウ化合物が含まれているそうですが、アリインは、ニンニクにもともと無臭の化合物として存在していて、切り刻んで酸素に触れるとアリナーゼという酵素と反応し、アリシンという抗酸化成分に変わってニンニク特有の臭いを発するのだそうです。

低温で加熱すると、アリシンはアホエンという物質に変化し、アホエンは抗酸化作用の高い物質で、活性酸素をギュッと抑えてくれるらしいです。

さらに、体内でビタミンB1と結合すると、ビタミンB1を活性化させ、糖質をエネルギーに変換させる働きを高め、新陳代謝をよくして、滋養強壮疲労回復ダイエットに効果を発揮してくれるそうですので、豚肉などと一緒に食べれば夏バテ防止にピッタリなのだそうですよ。

「だから」を使うダメ人間、「だから何?」で考えて出世する人

悪天候や電車の遅れからそりの合わない上司まで、世の中は思い通りにならないことだらけですが、いちいちボヤいていたり、逃げていたりでは前に進めません。学歴やコネが無くても年収1,000万円になれるスキルをセミナー等で多くの人に伝えている佐藤しょ~おんさんは、自身の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』で今回、負の感情をコントロールする処世術を伝授しています。

事実と感情をいっしょにしない

朝起きて、気温がすでに30度を超えていると、

  ■ ウワ、もう30度もあるのか、仕事に行きたくなくなるな

と思ってしまいますよね。

例によって、■で例示しているわけですから、これは良くない対応というか反応なのですよ。

これって暑さだけでなく、寒さにも、雨にも、雪にも、風にもなんにでも当てはまりますから。

  • 外は寒いなぁ、外出したくないな
  • まだ雨降ってるよ、ヤル気なくなるよなぁ
  • スゴく積もったなぁ、まったくウンザリするなぁ
  • 今日は風が強いなぁ、こんな日に外で働くのはイヤだなぁ

みたいな感じで、無限に派生出来るわけですね。みなさんもこう思ったことがあるでしょ。私もサラリーマン時代には何度も思いましたから。ところがこういうセリフを言っている人が、出世したり仕事がメチャメチャ出来たり幸せになったりすることってあんまりないんですよ。ということにある日気付いたんです。

で、ちょっと考えてみたら分かったんですね。このフレーズの間違いに。

朝目覚めたら、もう気温が30度になっていた。これは事実です。温度計が30度を指しているのに、今日は20度しかないから涼しいなぁ、と言うわけにはいきません。現に30度を示しているんですから、これは事実として受け入れなきゃならないんです。

ところがそのことと、「仕事に行きたくないは話が別です。なぜならこれは客観的な事実ではなく、あなたの今の感情を吐露しただけですから。たしかに心の中では、

  ■30度もある暑くてイヤだな仕事に行きたくないな

という連想ゲームが成立したんでしょうが、事実なのは最初の、「気温が30度になっているだけです。これ以外は全て、あなたのこころが作り出した感情なんですよ。

この事実から生み出される負の感情というのは要注意なんですよ。事実から負の感情を生み出そうとした瞬間は、知性でこれを制御しなきゃならないんです。そのためにはまずは、事実と感情を、「だからという接続詞で繋げないクセを付けて下さい。

  ■30度もある→だから→仕事に行きたくない

この方程式を発動させてはいけないのです。そのためには、

  • 今朝はもう30度もあるのか

ここで思考を止めるのです。客観的事実として、外気温が30度あるということを情報として入手したら、そこでこの件は終わりにするんです。このあとに、「だから」という接続詞を発動させないのです。

角田陽一郎さん「人類の究極の敵は“面倒臭い”だと思うんです」

「バラエティプロデューサー」という肩書きで、様々なメディアビジネスのプロデュースを手がける角田陽一郎さん。今年6月に出版された「運の技術AI時代を生きる僕たちに必要なたった1つの武器」をはじめ、「『好きなことだけやって生きていく』という提案」などの著述業や、フェスやイベントの主催、ラジオMCなどマルチに活躍中だ。「新月」「満月」のサイクルで発行される『角田陽一郎のメルマガDIVERSE』も、多方面に視界が開け、アイデアが湧き出る角田さんらしさが詰まっている。メルマガを始めた経緯や、今後メルマガを介して行ってみたい“実験”など、あれこれを語ってくださいました。軽妙な話術に引き込まれつつ、ユーモアたっぷりの会話の中には、ビジネスや日々をより良くするヒントが!

領土問題からスピリチュアルまで、好きなことだけをやっていく

──本日は、よろしくお願いいたしま

角田:こちらこそよろしくお願いします。それにしても、この夏めちゃめちゃ暑いですよね。猛暑が当たり前になって、もはや「温暖化」とすら言わなくなった(笑)。僕、思うんですけど、都心でいっせいにクーラーと車の走行をやめたら、かなり気温が変わるんじゃないかなって。国民の快適な生活のためにも、「国内高速移動禁止法」を作ったらいいなって思うんですよ。

リニア中央新幹線で、長野県に駅を造る、造らないで以前揉めましたよね。どちらの言い分もわかるけど、駅ありきで話を進めようとするから違和感が生まれる。でも、例えば国内で高速移動が禁止になったら、名古屋に行くには長野で1泊しなきゃならない。江戸時代の東海道や中山道の「宿場町」みたいに。理由があれば、人はちゃんと停まるし、泊まる。そこでおのずとお金を落とすから、地域経済も活性化するのにな…とか。僕、いつもそんな奇想天外なことばっか考えてるのが好きなんですよね(笑)。

──(笑)。最近は、他にどんなことを考えましたか?

角田:領土問題とか。竹島問題とか尖閣諸島問題って、両国の言い分が平行線のままで、いったいいつになれば決着つくのかなって。荒っぽい言い方だけど、誰もがわかりやすい指標で決めればいいんじゃないと思ったり。たとえば、国土が大きい方が譲るとか。北方領土や尖閣諸島は、ロシアや中国が日本より国土が大きいから日本の領土になる。逆に、竹島は韓国に譲るといったふうに。原理原則ってそうやって誰にも等しいものであるべきだと思うんです。そういう基本的なルールを棚上げにして、いろんなことで揉めてるなって感じる。実は、そういう奇想天外な考えも新しいビジネスや生き方につながるってことを書いてみたくて、このメルマガをやろうと思いました(笑)。

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──思わぬ道筋からうまく本題へ繋がりました(笑)。闇雲に決め事を信じず、疑問を持てと?

角田:それはありますね。僕はTBSに入局してずっと番組を作ってきました。あるとき、局内のある場所で撮影したいと申請したとします。すると、その許諾を扱う施設管理部から「前例がないからダメ」と回答が来ました。作り手からすれば、前例がない初めての画だからこそインパクトがある。だから、お願いしているのにって。誰かに迷惑をかけるとか、身の危険があるって理由なら納得できる。「前例がない」って理由でダメっていうこと自体、テレビ屋としてどうなんだろうと思うし、そういうところを「つまらないな」と感じて、TBSを辞めました(笑)。

テレビに限らず、「前例がない」ために、できないことがたくさんあると感じますね。しかも、前例そのものが時代に合ってないと思うことも多くて。「選挙」の制度もその1つ。トランプが選挙に勝ってアメリカ大統領になったけど、あれってギリギリで勝利したもので、アメリカ国民の約半分はムカついてる。しかも、選挙をしたことで、意識してなかった敵意がより鮮明になり、アメリカが分断してしまった。それって逆に「民主主義っぽくないな」と。選挙って情報革命以前に生み出されたシステムで、SNSもない時代のもの。ならば、今の時代に合わせて変えたっていいのに「前例」を引きずってる。そういう既存の概念にとらわれずに考えてみることをメルマガには書きたいですね(笑)。

──広範囲かつ、深堀もするメルマガになっていきそうですね。ところで、リリースを「新月」と「満月」に設定した理由は?

角田:月に2回くらいできるかと思ったんだけど、普通なら毎月1日と15日とか、数字で区切るんだろうけど。それじゃ埋没するし、やってる僕自身が面白くない。

人って見たことないものにはすごく興味を示すけど、今の世に純粋な意味で見たことないものなんてほぼ存在しない。組み合わせで新しいものを見つけるしかないんです。たとえば、福山雅治さんは誰もが知ってる。鼻血もみんな見たことありますよね。でも、福山雅治さんが鼻血を出してるシーンとなると、きっと誰も見たことがない(笑)。そういうドラマがあれば、人は見たくなるはずなんです。

そういったレイヤーで考えて、メルマガを「新月」「満月」という、数字以外で発行するのは面白いと思った。もう1つ深いレイヤーで言うと、月の満ち欠けを気にして生活する人は少ないけど、今の情報社会って実はリンクしてるんじゃないかと思ったからなんです。人が原始から培ってきたスピリチュアルなモノって、実はむしろ現代的なんじゃないかと。

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――スピリチュアルと現代の情報化社会が結びつく?

角田:「運の技術」の帯で、川田十夢さんに一言寄せていただきましたが、そもそもこの本は2人で話していた時に閃いたもの。年初にやった「占いフェス2018 NEW YEAR」で、川田さんに登壇してもらいたいと思った。けど、(開発ユニット)AR3兄弟として活動してる人だし、「占いなんか全然信じてないんじゃないか」「むしろ嫌いなんじゃないか」と心配になり、事前にお話を伺いに行ったんですよ。そうしたら嫌いどころか、占いが大好き。その理由は、「占いは拡張現実だから」だというんです。

──占星術が仮想現実?

角田:そう。単に夜空で星が光っているだけなのに、それを繋げて星座を編み出し、さらに星座の位置で「この時期に生まれた人は**座」だと定義する、その考え方が拡張現実だと。スマホやPCがないと拡張現実は成り立たないと思う人がほとんどだけど、人類は4000年以上も前から現実を拡張しているんだと話してくれました。すごく面白い話だと思ったし、「運」をスピリチュアルなものだと思い込んでる人が多いけど、意外にテクニカルなものだと説いたら面白そうだなと思って本にしたんです。

見えない=存在しないとか、「1か0か」という発想自体が、もう古いんじゃないかと。企業は特にですが、採算を考えるからA or Bで考えがち。AもBも両方あっていいじゃん、と僕は思います。置き去りにされるものの中に、実はすごく面白いものが潜んでいたりすることもある。好きな方を自由に選べばいいんですよ(笑)。強制されるのが一番つまらない。

──好きなことだけやって生きていけ、と。その言葉に励まされる人は多いと思います。

角田:褒めてもらって恐縮ですが、僕には啓蒙的な考え方は全然ない。他人に教えたい気持ちは全然ありません(笑)。テレビも自分が面白いと思うから番組を作ってました。メルマガを書くにあたっても、最初にそれはお伝えしました。

全ての職業はある意味で「サービス業」だと思っているんですが、そうじゃない仕事をしてみたらどうだろうってちょっと思ったりしますね。人にサービスせず、自分は生きていけるのだろうかと(笑)。

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──かなり難易度が高く、壮大な実験になりそう

角田:だから面白そうと思える(笑)。僕が高校生の頃に、糸井重里さんがコピーライターという(当時、目新しかった)職業で活躍している姿をかっこいいなと思った。子どもの頃から山田洋次監督の創る映画にも憧れていました。誰かにそうしろと言われるからじゃなく、その人にしかないものを持つ人に勝手に憧れるし、人は寄ってくる。

なので僕も、ただ好きなことをやってる様を見せているに過ぎません。この8月に48歳の誕生日を迎えたので、改めて僕がしたいことってなんだろうと考えました。そうしたら、「新しいことを知りたい」という知的好奇心しかないと気がついた。美味しいものを食べたいとか、綺麗になりたいとか、もてたいとか、いろんな欲求が人にはある中で、僕は「知りたい」に尽きる。だから、高速で移動もせずにわざわざ長野に泊まり、結果が見えないような壮大な実験もするんです(笑)。

──今まさに実験中だと。メルマガをはじめてみて、気づいたこと、発見したことはありますか?

角田:「新月」と「満月」が来るのって、案外早いなと(笑)。メルマガには今の僕が思ってることをきちんと書こうと思っているので、(手間や時間もかかるため)2週間ってこんなに早いのかと驚いてます(笑)。また、意識し始めたことで、僕自身が月の満ち欠けをより身近に感じるようになりましたね。

本を書くことって、実は他人のためでなく自分のためにやってるんですよ。「7つの習慣」を書いたスティーブン・コヴィーさんも、7つの習慣を自分がやってみたいと思った目標なわけだけで、本当は実践できてないかもしれないし(笑)。書いている当の本人が、著書に一番影響を受けると僕は思いますね。「『好きなことだけやって生きていく』という提案」を書いた時もまさにそうでした。それまでは、「オトナの!」のゲストに来てくださった竹中直人さんの「仕事は断らない。来た順番に受ける」という姿勢に憧れて、僕も断りませんでした。でも、本を書いてからは好きだと思うこと、面白いと思えるものだけを続けていこうと思うようになったんです。

──最近はアーティストのプロデュースも手掛けていますが、どこに面白さを見出したのですか?

角田:僕が今手がけているmaiyoという男性アーティストは、「イカ天」の後番組で2017年に放送された「イクゼ、バンド天国!!」(BS-TBS)の出場者。すごくいい曲を作るのだけれど、CDが売れない昨今、レコード会社に所属するのも意味があるのだろうかと。ならば、自分で才能のある若者を世に送り出す新たな仕組みを作っちゃおうと。だから、アーティストへの個人的な感情移入というよりは、新しい仕組み作りへの興味が発端。

やるなら、SNSをうまく表現に結び付けたいと思っています。多くのミュージシャンは、SNSに「誰々と飲んだ」みたいな交友関係をアップするだけだったりする。けど僕は、詩とか曲とかと同じように、SNSもアーティストの表現の一部にしていきたい。海外のチャンス・ザ・ラッパーや、日本ではYouTubeで世界観を作って成功した岡崎体育さんがいるけど、まだまだ少数。

思いつきの段階ですが、maiyoのアルバム音源は毎回無料でいいかなと思ってて。仮に1万人くらいファンがついたとしたら、その中の千人くらいはきっとライブに来てくれる。とすると、アルバムを作る際に1人あたり1000円ずつクラウドファンディングで募ったら、アルバム制作費が作れちゃうんじゃないかって。投資してくれた人には、物としてのCDやグッズなどをちゃんと贈る、みたいな仕組みができたらいいなと。

──音楽のフィールド以外でも、新しい仕組み作りに挑戦している?

角田:8月1日と僕の誕生日である17日に、ホームページ上で「クリエイター開放宣言」をしましたが、そこで新しい仕組み「影響力指数【インフルエンス・インデックス】」について書きました。詳しくはそれを読んでいただくとして、僕のアイデアを推し進めるには、仮想通貨のようなものが必要だとわかってきて。それで「ピュア」というネットコインを作ろうと考えてます。

一般的な通貨は、誰が使ってもその価値は同じ。だけど、「ピュア」は使う人のセンスや作品への熱量が重要なんです。今まで「王様のブランチ」のランキングコーナーは、視聴率やや興行収入など、数字しか指標がなかった。僕はそこに「作品の温度」という新しい指標を入れてみたい。それによって、作品の質がちゃんと評価されるんじゃないかと思ってます。

メルマガ読者さんとも、「ピュア」を介してコミュニケーションが取れたらいいなと構想もしていて。たとえば、読者は無料で体験できる、とか。

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──一方向ではなく、双方向、それ以上の繋がりを持てる、立体的なメルマガの仕組みが生まれそうですね?

角田:メルマガのタイトル「DIVERSE(多元的な世界)」そのもの。ほかにもいろんなことを繋げられそうだなって期待もしてて。

例えば「運の技術」の出版イベントを北海道の書店でやろうと思ったら、「交通費やギャラが出せない」と言われたんです。でも僕はそこでやってみたかったし、「僕はバラエティプロデューサーだから交通費はいらない」と返事をしました。仮に、そのトークをメルマガで記事にすれば、結果的に採算は合うことになる。単体で考えると「儲からない」話も、AとBをつなげれば別の可能性が生まれるんです。

しかも、ノーギャラで出たらその北海道の本屋さんは、僕の次回作をちょっといい場所に置いてくれるかもしれない(笑)。または、僕が出演することに将来価値があるようになったなら、トークイベントを撮影して動画サイトで番組として流せばスポンサーがつくことも考えられる。そんな感じで繋げられるんじゃないかと。

それらをうまく続けるためにも、ちゃんと頑張らないと。僕は仕事柄、いろんなミュージシャンから相談を受けます。彼らの曲を聴くと悪くないんですよ。でも、Mr.Childrenやサザンオールスターズほど頑張ってないなと感じる、音楽業界の仕組みの難しさなどを言い訳にして。売れてる人たちは、やっぱりすごく頑張ってるんです。

乱暴な言い方だけど、人類の究極の敵って「面倒臭い」なんだと思うんです。朝起きるのもそう、仕事が終わらないのも結局はそうだなって。僕が「新月が来ちゃうよ」って怯えるのも同じ(笑)。満月が終わったらすぐ次に取り掛かっておけよって話です。僕のメルマガを読んで、人類の敵「面倒臭い」に立ち向かえるとは思わないけど、僕自身は毎回戦ってます(笑)。

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──弱さを認め、人類の敵と戦う(笑)。そんな角田さんの言葉に元気づけられる人は、やっぱり多いと思いますよ。

角田:だといいです(笑)。いろんなことに気づいて欲しいなと思って書いてるので。でも気づかなくても構わない、僕の人生じゃないから(笑)。

ただ…、かつての僕のように、サラリーマンをやってるけど現状に不満を感じて、一歩踏み出したい、独立してみたいと思っている人なんかが読むといいかもしれない。僕もその不満に対してどう対処したか、それがこの『角田陽一郎のメルマガDIVERSE』には滲み出ていると思うので。

──ありがとうございました、今後のメルマガ配信を楽しみにしております

(取材・文/橘川有子)

【書評】「元」中国人と残留孤児二世が語る世界一危ない国・中国

中国人として中国で生まれ育つも後に日本に帰化した男と、残留孤児二世として中国に生まれ日本に帰国、再び中国に渡り10年間北京に駐在していた男…。そんな二人による中国に関する対談が評判となっています。幼い子どもたちが「世界で一番幸せな国」だと洗脳され続けてきた国・中国の現状を独自の視点で語る話題作を、無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』の編集長・柴田忠男さんが詳しく紹介しています。

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私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた わが青春の中国現代史
石平×矢板明夫・著 ビジネス社

石平×矢板明夫『私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた わが青春の中国現代史』を読んだ。矢板は産経新聞外信部次長、元北京特派員。なぜこの二人の対談なのか。年齢も住んでいた場所も違ったが、中国についての認識はほとんど同じだからだ。矢板は1972年、文革の真っ最中に「中国残留孤児二世として天津で生まれ、15歳まで中国で育った。

2007年春から2016年末まで産経新聞の特派員として約10年間、北京に駐在した。チベット騒乱、四川大地震、北京五輪、習近平政権の発足など、多くの歴史的場面を取材した。いまの中国は、世界2位の経済大国になったが、一部の特権階級を除きほとんどの中国人は幸せになっていない、というのが実感だという。

石平の生まれは1962年で、まだ大多数の人民は飢饉に苦しんでいた。毛沢東の大躍進が失敗に終わった後の数年間、中国では推計3,000〜4,000万人という餓死者が出た。当時、石の両親は四川省成都でともに大学で教鞭をとっていた。その頃の共産党の支配は完璧で、石の親戚一族が何人も餓死していたのに、全く知らされされなかった。1966年、4歳の時あの恐怖の文化大革命が始まった

矢板は天安門事件が起きる一年前1988年に、日本に帰ってきた。所沢の中国帰国者定着促進センターに送り込まれた。自分自身でなんとかアイデンティティの問題に決着をつけて、松下政経塾に入って政治家を目指した。天安門事件については、ある意味冷静に見られたという。29歳で産経新聞社に入社した。

石が北京大学を出てから来日したのは、矢板と同じ1988年。最初の一年間は大阪の日本語学校に通いあいうえおから学んだ。学費は居酒屋の厨房でアルバイして得た。1年後1989年に神戸大学大学院の修士課程に進学した。6月に天安門事件が起きた。その晩、人生最大の転機を迎えた。いままでやってきたことをすべて清算した。中国という国のために石がやって来たことは無意味だった

今後自分が中国のために何かをすることは二度とない。自ら中国という国とは絶縁した。大学院を出て民間の研究所に就職した。帰国するたびに感じたのは、二つの変化で、中国人の反日感情の高まりとエリートほどその感情が強くなっていたことだ。大学の仲間たちの心は様変わりした。民主化運動にあれほど情熱を燃やした連中は、天安門のことは忘れ、あるいは忘れたふりをしていた。

何にでも価値を見出してくれるスゴい力を持った「魔法の言葉」

口に出しても耳にしても心地よい言葉、「ありがとう」。この「ありがとう」には、感謝の気持ちを表す以上の力が隠されているというのは、無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者で戦略コンサルタントの中久保浩平さん。「ありがとうの秘めたるパワー」とは?

ありがとうという言葉にある力

お客様へは常に感謝をしましょう」という言葉は耳にタコができるくらいに聞いてきたと思いますし、営業マンやサービスマンのみならず商売人、ビジネスマンとして当たり前の心得ですよね。

ですが「ありがとう」という言葉には、お客様へ感謝を示すことと同じくらいに実は大切なことがあります。それは、そのモノコトに対する価値を見出す、あるいは、モノやコトの価値に対する感性を磨く、ということです。ちょっと分かりにくいですね(汗)。

どういうことかというと、たとえば、知人や友人を自宅に招いたとします。そのときに招かれた知人や友人が、「つまらないものですが」といって手土産を差し出します。受け取るときあなたは、これを「ほんとにつまらないねとはいいませんよね。「ありがとうといって感謝を伝えますよね

まさにこういうことです。

中身がたとえほんとうにつまらないものであったとしても「ありがとう」といって感謝し受け取ることで、つまらないものにも価値を見出すことができるのです。

価値を見出すということは、そのモノあるいはコトに対する以上の価値を自ら感じ取とる。あるいは、そのモノ以上の良さを知ること、体感することが出来るということです。これを「ありがとう」と感謝を示されなければほんとにつまらないものとして終わってしまいます。よって、受け取ったあなたの感性もつまらないままです。

即ち、「ありがとう」といって感謝するかしないかで、そのものの価値をそれ以上に見出すこともできるし、それ以下にもすることができるということです。極端にいうと、たとえ高額なものをもらっても感謝がなければゴミと同じ価値にしかならないし、鉄屑をありがとうといって受け取ったとすれば、それはダイヤ以上の価値だって見出すことができるのです。