政府「アベノマスク一定の効果ある」にネット「ない」総ツッコミ

政府は30日の会議で、新型コロナウイルス対策における布マスク、いわゆる『アベノマスク』の性能について,「『感染拡大の防止に一定の効果を有する』とした答弁書を閣議決定した」とTBS NEWSが報じている。一方で、「特段の検証を行っていない」とも説明していて、アベノマスクについて更なる批判を浴びそうだ。

アベノマスクの効果検証はせず

これは無所属の小西洋之参院議員からの質問主意書に対する答弁書で、アベノマスクに対する政府の認識を示したものになる。

しかし、一般的には布マスクは不織布マスクに比べてフィルター能力が低いとされており、効果検証もせずに、なぜ一定の効果を有するとしたかは疑問が生じる。

アベノマスクをめぐっては、菅義偉官房長官が先月25日の記者会見で配布を完了したと発表。しかし、届いていないという人からの問い合わせが多く、厚生労働省には5月下旬から6月末にかけて約6万7000件寄せられている。

アベノマスクはこれで幕引きなのか

政府が閣議決定した答弁書はツッコミどころ満載だ。安倍首相以外にほとんど見たことがないアベノマスク。検証結果すら行っていないにもかかわらず、一定の効果があるという。これは誰がどうやって判断したのか。これを提示された閣僚たちは何も思わないのか。最終的に260億円もの国民の税金を使った愚策をこれで終わらせてはならない。

中国の暴挙。香港「国家安全維持法」を日本の各紙はどう報じたか

香港で大勢の市民が1日、施行されたばかりの「香港国家安全維持法」に反対する抗議デモを行いました。香港警察はこれまでに300人以上を逮捕し、中国からの独立を主張する人々への取締りを強めています。この事態を日本の新聞各紙はどう伝えたのでしょうか。ジャーナリストの内田誠さんが、自身のメルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』で解説。今後の香港の行方を憂いています。

香港はどうなってしまうのか?日本の新聞各紙が伝えたこととは

【ラインナップ】

◆1面トップの見出しから……。
《朝日》…一国二制度 骨抜き
《読売》…香港国家安全法 施行
《毎日》…香港国家安全法施行
《東京》…都が新指標 数値目安なく

◆解説面の見出しから……。
《朝日》…香港の自由に影
《読売》…香港の自由 瀬戸際
《毎日》…香港の自由 暗転
《東京》…香港 瀕死の民主派活動

【プロフィール】

■心配なのは「経済都市・香港」の行方?■《朝日》
■瀬戸際の香港民主派■《読売》
■マカオのようになる香港■《毎日》
■香港を震え上がらせる法律■《東京》

心配なのは「経済都市・香港」の行方?

【朝日】は2面の解説記事「時時刻刻」。見出しから。

香港の自由に影
「民主化運動 命に関わる」次々団体解散
「独立論」放置できぬ中国
経済界にも広がる不安
米、輸出規制の対抗措置

●uttiiの眼

リードでは、この事態について「繁栄を支えてきた自由が侵されることは、経済都市としての香港にも影が差す」として、「かたくなに導入を進めた中国に、米欧などが批判を強めている」と“懸念”を滲ませるような書き方をしているが、心配しているのは「経済都市としての香港」であり、香港住民の自由や民主主義ではないようだ。全体にどこか他人事のようであり、むしろ、国家安全維持法を制定せざるを得なかった中国の立場なるものに理解を示すような雰囲気さえ漂っている。

そのような《朝日》の姿勢がはっきり見えているのは、見出しの一つに「「独立論」放置できぬ中国」とあるあたりだ。《朝日》は、「共産党政権にとって、香港の国家安全法制は長年の課題だった」として、2003年に香港政府が条例の制定を目指したが50万人規模のデモで断念させられたことについて、「共産党政権には、その後も香港政府に任せて立法化を先延ばしにしてきたツケが、昨年「逃亡犯条例」改正案を機に広がった混乱だとの思いがある」などと、習近平政権の「課題」を論じ、「思い」を汲み取る姿勢を見せている。万が一、香港民主派に味方しているように見られ、支局でも閉鎖させられたらかなわないと考えているのだろうか。

《朝日》が心配する「経済都市・香港」については、「外国企業を中心に不安が広がる」とは言うものの、事業を縮小・撤退する動きは広がっていないとし、その理由として「中国の巨大市場への足がかりを維持したいとの思惑に加え、抗議デモが収まれば安定したビジネス環境が回復するとの期待もある」という計算を披露。米国も、「香港の立法会選挙に中国がどう介入するかを注視する考え」とは言うけれど、「対中圧力が米経済への打撃になるのは避けたいのが本音」と、こちらも計算高さを指摘したところで話が終わってしまっている。

解説面でここまで腰砕けの様子を見せつけられてしまうと、社説が「自由と自治 破壊を憂う」と少々憤って見せたところで、所詮はポーズのようなものだろうと見当がついてしまう。今朝の《朝日》、実に哀しい。

木下優樹菜の復帰に大バッシング。ユーチューバーで復活あるか?

タピオカ店恫喝騒動で芸能活動を自粛していたタレントの木下優樹菜が1日、活動を再開すると所属事務所のホームページで発表した。発端となったタピオカ店との和解は済んでおらず、復帰については物議を醸しそうだ。

木下優樹菜が突然の活動復帰宣言

木下は所属事務所のホームページで、「不快な気持ちにさせてしまった皆様、本当にすみませんでした」と謝罪し、「今はただ目の前の出来る事をコツコツと私らしく頑張っていきたいと思っています」と今後についてコメントした。

木下は姉が勤務していたタピオカドリンク店主に対して、恫喝めいたダイレクトメッセージを送ったとして批判が殺到。昨年11月から芸能活動を自粛していた。そのさなかの昨年末には、フジモンことお笑い芸人の藤本敏史と離婚し、7歳と4歳の娘を抱えながら、シングルマザーとして過ごしている。

活動再開宣言と同時に、約半年ぶりに自身のインスタグラムを更新。所属事務所のホームページに掲載した同じコメントをアップした。

 

ユッキーナ復活の道はユーチューバー

騒動の発端となったタピオカ店と和解が済んでいない中での活動再開宣言。無期限としていた活動自粛を一年も経たないうちに切り上げた。「事務所総出でやる」など元ヤン気質丸出しで、相手に恫喝めいたメッセージを送ったという事実は、イメージがあまりにも悪すぎる。テレビ局やスポンサーなどの拒否反応は強く、今後の芸能活動は険しい道が予想される。

復帰しやすい場としては、YouTubeなどの動画サイトだろう。今回の騒動で木下に対するバッシングは激しいものの、「ママタレとしての木下優樹菜」「モデルとしての木下優樹菜」を支持するファンは一定数存在する。そこをメインターゲットとすれば、ユーチューバー・木下優樹菜は需要があるかもしれない。

その成功の代表例が、闇営業問題で芸能界を引退状態にあるお笑い芸人・宮迫博之。YouTubeを開設する際は多くの批判があったものの、宮迫のYouTubeチャンネルは今やチャンネル登録者数99万人を誇る大人気チャンネルだ。

突然の復帰宣言で再び大バッシングを受けている木下は、これからどのような道をたどっていくのか。今後の活動が注目されている。

元国税がバラす、キャリア官僚「闇の早期退職制度」のムダと迷惑

どれだけ批判されてもなくなる気配のない、キャリア官僚の天下り。彼らが手にする報酬は数億円にも上ると言われています。何がこのような構図の元となっているのでしょうか。今回のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』では元国税調査官で作家の大村大次郎さんが、その元凶として「闇の早期退職制度」の存在を指摘しています。

※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』2020年7月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

 

新型コロナ対策を遅らせた官僚の天下り

前回(6月15日号「元国税が暴露。電通『中抜き』問題と官僚天下り問題との深い関係」)、持続化給付金の「幽霊法人かませ疑惑」やアビガンの承認がなかなかおりない事などは、官僚の天下りが大きく関係しているということご説明しました。

持続化給付金の本来の受注企業である電通やパソナは天下り官僚の巣窟、それを隠すために「サービスデザイン協議会」という実態のない法人を一枚かませた。アビガンがなかなか承認されないのも、厚生労働省が自分たちの権威を守り、天下り先を確保するため、新参企業の「新薬承認」をなかなか認めないのだ、と。

今回は、その官僚たちの歪んだ権力について追及したいと思います。

実は官僚のすべてが天下りなどの利権を持っているわけではありません。ごく一部の官僚のみがこの利権を享受しているのです。その一部の官僚というのは、キャリア官僚の事です。

日本の官僚組織が悪辣な組織になっている最大の要因は「キャリア官僚制度」なのです。キャリア官僚というと、時々ニュースに取り上げられるのでご存じの方も多いかと思われます。そして、このキャリア官僚の弊害は、厚生労働省だけではなく、日本官僚制度全体を蝕み、ひいては日本の社会に大きな厄災をもたらしているのです。

このキャリア官僚とはどういう人たちなのでしょうか?そのことについて簡単に説明したいと思います。

日本で官僚組織に入るには、大まかに言って3種類のルートがありました。

  • 高卒程度の学力試験で入るルート
  • 短大卒程度の学力試験で入るルート
  • 大卒程度の学力試験で入るルート

です。この中で「大卒ルート」で入るのが、キャリア官僚です。この試験は非常に狭き門であり、大卒程度の学力試験とは言うものの、競争率が高いので超一流大卒程度の学力を必要とするのです。だから東大出身者の割合が異常に高いのです。

キャリア官僚というのは、国家公務員全体で1%ちょっとしかいません。キャリア官僚は、本省勤務、海外留学、地方勤務、他省庁への出向などを経て、ほぼ全員が本省課長クラスまでは横並びで出世します。一方、ノンキャリアは、どんなに頑張っても定年までに課長補佐になれるかどうかというところです。

そして、このキャリア官僚たちは、各省庁の事務方トップを務め、総理の秘書官などのポストも占めるので、事実上、日本を動かすということになるのです。20歳そこそこのときに難しい試験に受かったというだけで、将来、日本を動かす地位が約束されるのです。こんな、前時代的なシステムは、先進国はどこも採っていません。日本の官僚システムは、相当に遅れたものであり、欠陥だらけなのです。そのため、マスコミなどの批判をたびたび受けてきました。

それを受けて、国家公務員試験の制度は、2012年から改正され、これまで国家1種とされていたものが「総合職試験」、2種、3種とされていたものが「一般職試験」ということになっています。また「総合職試験」には、大学院卒を対象とした「院卒者試験」なども導入しています。採用試験には、政策企画立案能力、プレゼンテーション能力を検証する「政策課題討議試験」なども導入されています。

人事院は、「キャリアシステムと慣行的に連関している採用試験体系を見直し、能力、実績にもとづく人事管理への転換をはかる」としています。が、現在のところ、本質的にはそれほど変わっていないといえるのです。なぜなら現在の各省庁のトップは相変わらずキャリア官僚たちであり、トップどころか上層部の大半を占めているからです。

 

なぜ今?コロナのモニタリング指標を変更した東京都の意味不明

6月30日の会見で、新型コロナウイルス拡大防止のための新たなモニタリング指標を発表した小池都知事。しかしながらそこには数値基準もなく、分かりにくいとの声も上がってます。そんな指標の変更を「全くもって意味不明」とバッサリ斬るのは、健康社会学者の河合薫さん。河井さんはメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』に、そう判断せざるを得ない理由を記すとともに、小池知事を含めた日本のリーダーたちが理解していないと思われる「リスクコミュニケーション」の重要性を解説しています。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

信頼なき「言葉遊び」

東京都が、感染状況を把握するためのモニタリング指標を変更しました。「新型コロナウィルス」という未知の世界に直面しているのですから、状況をみながら新しいエビデンスに基づき、臨機応変に変えるのは全く問題ありません。というか、むしろ必要なことでもあります。

が、いったいなぜ、今変えるのか?どういう理由で、「指標」を変える必要があるのか?

「感染状況と医療提供体制を柱とする」だの「新しい局面」に入っているだの繰り返しますが、全くもって意味不明です。

しかも、「休業の再要請の目安となる具体的な数値は明記しない」というのです。

指標とは客観的な判断のために存在するものだし、その数値がどんな根拠に基づき、どういう理由で基準になっているのか?それを示すからこそ、「なるほどね」「仕方がないね」と誰もが納得し、行動を起こす動機づけになります。

「総合的な判断」という言葉を東京都は繰り返しますが、その判断の責任はどこの、誰にあるのか?またもや「専門家の…」と責任を転嫁するつもりでしょうか。

「指標=やってる感」を出すためのものなら、やめたほうがむしろ誠実だと思うのは私だけでしょうか?

そもそも「東京アラート」とは何だったのか?当初、東京都は「東京都民に新型コロナウイルスの感染状況を的確に知らせて、警戒を知らせるためのもの」としていました。

レインボーブリッジを赤くし、都庁をおどろおどろしくライトアップし、誰もがそれを見て、「やばいね。自分も感染しない、感染させないを徹底しなきゃ」と自らを戒めました。

ところが、アラートが解除された途端、感染者は急増し、その後もいっこうに減る気配はありません。

アラートを発令しない理由を聞かれると、「感染経路がわかっている」「積極的に検査してもらっている」だの、これまたその場しのぎとしか思えない回答を繰り返しました。

そして、ついに「指標を変える」と言い出した。まさか「あれこれ言われるのもめんどくさいから変えちゃえ!」ってわけじゃないでしょうが、これでは「自分の都合でしょ?」と批判されても仕方がありません。

たとえ、「指標を変える」という決断が正しいことであっても、プロセスを明確にし、「信頼」を得なければ絵に描いた餅になってしまうのです。

今、私たちが直面しているのは「目に見えないウィルス」との付き合い方です。目に見えないものに、人はとてつもない恐怖と不安をいだきます。その恐怖がときに暴力的かつ刹那的な言動で人を貶め、差別や排除につながっていきます。

リーダーたるものは、そういった人間の感情をきちんと理解した上で、誠実な言葉を紡ぐ必要があります。

ところが、残念なことに、今回のコロナ禍では、いや、コロナ禍でも、良質なコミュニケーションがとれるリーダーはあまりいませんでした。

おそらく…「リスクコミュニケーション」の重要性を理解していないのです。

夜にしっかりと「睡眠」を取る方法は?筋トレのプロに聞いてみた

昼寝はできても、夜になるとなかなか寝付けないという悩みを持つ方はいませんか。夜眠れない人には、その生活習慣や環境に問題があるようです。健康的な生活と筋トレによる運動を続けているメルマガ『届け!ボディメイクのプロ「桑原塾」からの熱きメッセージ』の著者・桑原弘樹塾長は、メルマガ読者からの「夜にきちんと眠れなくて苦労しています」という悩みについて自身のメルマガの中で回答。良い睡眠を得るためには、どのような努力が必要なのでしょうか?

しっかり寝る

Question

shitumon夜にきちんと眠れなくて苦労しています。そして昼間はとても眠くなるという悪循環です。昼寝は出来るのですが、夜になると目がさえてしまいうまく眠れません。何かアドバイスはありますでしょうか。特に大きな病気はしていませんが、腰痛もちではあります。(58歳、男性)

桑原塾長からの回答

睡眠は日々の事ではありますが、とてもデリケートですよね。

私も普段は何の問題もなくスムースに入眠出来ますが、何か悩み事があったり、逆にテンションがあがるような出来事があると、考え込んだり興奮したりで寝入ってしまうまでに時間がかかる事はままあります。

質問者の方の不眠も色々な原因が考えられますが、もし昼寝スムーズに出来ているのでしたら、体内時計がくるっている可能性はありますね。

私たちはだいたい朝になると目が覚めて、夜になると眠くなるように仕組まれています。これは脳の松果体から分泌されるメラトニンというホルモンの分泌量によって調整されているからです。いわば天然の睡眠薬のようなもので、その分泌量が昼間は低く夜に高くなるようになっています。

これはメラトニンが、光との関係性が非常に強いからです。光の合図によって体内時計からメラトニンを作る指令や、逆に制御する指令が送られているのです。

つまり夜遅くまで明るい状態にさらされる事によって、体内時計からは「メラトニンを作れ」という指令が行きにくくなり、結果として眠たくならないようになります。逆に朝などは光の情報を与える事で、メラトニンが制御されて眠気から覚醒へと向かうようになるのです

体内時計は左右の視神経が交差している視交叉上核(しこうさじょうかく)という場所にありますから、まず朝イチで網膜を通じて光の情報を送ってやり、体内時計をリセットしてみてください。

具体的にどの程度の明るさで効果があるのかについてですが、2500ルクスになると夜でも昼間と同じレベルまでメラトニンの分泌が抑えられてしまうという報告があります。

2500ルクスとは、だいたい天気のいい日における室内での窓際あたりの明るさですから、それ以上の明るさで覚醒は進み、それ以下にしないと沈静に向かわないのです。

ちなみに晴天の屋外は2万ルクス以上で、夜の室内では500~700ルクスくらいです。

沈静に向かうためのルクスの目安は、最低でも500ルクス以下で、寝る時には寝室は真っ暗にするか、50ルクス程度で床の足元が少し見える程度がメラトニンを分泌させやすい明るさと言えます。

また、いきなり暗くするのではなく、徐々に時間とともに部屋も暗くしていくのが良いのです。

最初は700ルクスくらいで食事やテレビを見ていても、お風呂からあがったら200ルクスくらいに照明を落とすなど、段階的にすると暗さに対しても違和感がなくスムーズに馴染めます

光とセットで温度と湿度も影響力が大きいです。湿度はだいたい50~60%ほどですが、温度は夏で27℃、冬で13℃が目安となります。夏に涼しすぎてもいけませんし、冬に温かすぎても睡眠的にはマイナスとなります。

次に腰痛との関係も少し気になります。

激痛があれば当然眠る事は出来ないでしょうが、慢性的な痛みも眠りの妨げになります。場合によっては腰痛の改善にもチャレンジしてみると、劇的な快眠が得られるかもしれません。

夜なかなか寝付けない人が昼間に眠くなって昼寝をしている際、驚くほどのイビキをかいているケースがあります。見た目は太っていなくても、隠れ肥満的な状態になっていて、気管が狭くなっている場合などは睡眠時無呼吸症候群の可能性もあります。

少々面倒くさく感じるかもしれませんが、心当たりがありそうでれば一度睡眠外来を受診してみるのもいいかもしれません。 

睡眠は人生の約1/3と言われています。それほど寝ない人であっても、人生の1/4くらいにはなるでしょう。

まだまだ解明されていない側面も多い一方で、どんどんと新しい研究もおこなわれています。何か一つの解決法に頼るのではなく、色々な小さな改善を積み重ねてトータル的に睡眠の質をあげていくという考え方の方が、現実的でかつ効果的な気がします。

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飲食コンサルが「マスクの下は笑顔です」POPに違和感を抱く訳

新型コロナウイルス予防のためマスクの着用がスタンダードとなった今、さまざまなお店で「マスクの下は笑顔です」というポップが見られるようになりました。しかしこのポップに「違和感を抱く」というのは、飲食店コンサルタントの中西敏弘さん。中西さんは自身の無料メルマガ『飲食店経営塾』で今回、そもそも「目」だけでも十分笑顔をつくることが可能として、その訓練法を紹介しています。

「マスクの下は笑顔です!」には、ちょっと違和感があります!

最近は、コロナの影響でマスク生活が当たり前になり、飲食店のスタッフもマスク姿が普通になりました。これからもっともっと熱くなる季節。マスクの生活は本当大変ですよね!

そこで最近気になっているのが、スタッフの「笑顔」です!

「マスクの下は笑顔です」というPOPを掲示している店も多く(目的は、マスク姿で接客する事のお詫び?、あまり表情がでていないことを許してもらう?)、マスクだから笑顔でなくても仕方がない、マスクだから表情が豊かでなくても仕方ない、なんていう空気感が飲食店にあるのではないかと思っています。

でも、実はこのPOP。以前から僕はすごく違和感がありました。

笑顔のつくり方のポイントというのは、ご存知の方も多いと思いますが、「目と口」が笑顔作りのポイントです。

昔、キャビンアテンダントの方の研修に参加したことがあるのですが、「目の表情」の大切さを教わりました。「目」で“喜怒哀楽を表現できる”というのです。実際に、口を隠して目だけで表情を作る練習をしたりしました。それだけ、目というのは、笑顔作りのポイントだということをこの時非常に痛感しました。

つまり、「目」だけでも十分笑顔をつくることが可能ということがこの時わかったのです(もちろん、最善の笑顔は、目と口が笑っていることですが…)。

それ以来、笑顔作りにおいての目の大切さや目で表情を作る練習を接客研修等で実施してきました。そのため、上述した「マスクの下は笑顔です」というのは、僕は非常に違和感があるのです。

そんなことを考えていた先日、実際に、笑顔トレーニングをあるご支援先で実際に実施してきました。

“目の大切さ”を訴えた後、お互いの表情をスマホで取り合い、自分の笑顔を客観的に観察し、自分たちでマスクをしたままでも、お客様からみたら「笑顔」に見えるようにするためのポイントは何なのかをグループで話し合ってから、そのあとは、ひたすら練習してもらいました。

すると、多くのスタッフが最初より表情が豊かになり、とても印象が良くなったのです。また、今回新たに分かったことは、マスクをしたままでも笑顔を作るには、「自分が思っている以上に目尻をさげたり、マスクの下の口の口角をいつも以上にあげる」ということでした。

「笑顔」で仕事ができるとお客様への印象が良くなるほか、店の雰囲気も格段に良くなります。もちろん、「笑顔」の重要性を理解されている方は多いと思います。ただ、どうやってスタッフに「笑顔」で仕事ができるようにすればよいか、と悩んでいる経営者さん、店長さんも多いかと思います。

僕は、「笑顔つくり」のポイントは、まず、「笑顔」の状態を自分自身で知る事だと思います。そのために、今回紹介したスマホで動画を取り合って自分の表情を確認したり、二人一組になってお互いに表情のチェックをするという方法が効果的でしょう。

やっぱり、「笑顔」であるかどうかは、自分自身が一番分からないものです。なので、この2つのトレーニングはとても効果的!また、毎日「笑顔」のトレーニングを行って、無意識レベルで笑顔が作れるようになるまで継続して行うことも重要でしょう!

あとは、普段、どんなときも笑顔で仕事をするというのは、とても大変です。ついつい、忙しくなると笑顔を忘れがちになりますよね?なので、そんなときは、チームで同士で指摘?しあうといいと思います。指摘というと、相手をチェックしたりダメだししたりというような、マイナスのイメージがあるので、お互いに「声かけする」という習慣づけを店内に仕組み化するといいのではないでしょうか?

「スマイル忘れてるぞ」
「Hey!スマイル!」

とお互いに声を掛け合うようにすれば、自然に笑顔がでるのではないでしょうか?

もっとも、一番いいのは意識しなくても、すべてのスタッフが自然な笑顔で仕事ができるようになることですが、この状態にするには、他の様々な取り組みも必要。

まずは、意識して笑顔を作るトレーニングを行い、これを無意識レベルでできるようにすることが大切でしょう。

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ピンチはチャンス。アパレルは「デジタル化」の浸透で生き返る

コロナ禍をきっかけに、さまざまな業種、業界でデジタルトランスフォーメーション(DX、ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させるという概念)を模索する動きが加速しています。前回、アパレルのDXはどうあるべきか?で、主に店舗業務でのデジタル化を論じたファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さん。今回のメルマガ『j-fashion journal』では、デジタルデータのやりとりにより広がりが見えてくる縫製工場やテキスタイル工場のビジネスについて論じています。

アパレルDX(デジタルトランスフォーメーション)について考える(下)

パターンデータベースの可能性

アパレル製品を生産するには、生地と付属とパターンと縫製仕様書が必要です。デザイン画は、パターンを引くための指図書であり、パターンは服を作るための設計図です。パターンを引く人をアメリカでは、「パターンメーカー」、ヨーロッパでは「モデリスト」、日本では「パターンナー」と言います。

ヨーロッパのアパレル企業の経営者は、「モデリストはレストランのシェフだ」「モデリストは企業の宝だ」と讃えます。それほど、重要な仕事であると認識されているということです。パターンはアパレル企業のノウハウの塊です。海外縫製する時にも、イタリアのアパレル企業は裁断してから送るそうです。パターンを送って、海外で裁断させると、簡単にコピーできるからです。

それほど大切なパターンですので、量産可能なパターンを販売したり、クラウド上で公開することはありません。しかし、日本にはパターンメーキング専門の会社があります。その会社がオリジナルのパターンを作成し、販売することは可能です。

それにより、何が起きるでしょうか。もし、タイムリーに新しいパターンが公開販売されるのであれば、デザイナーもパターンナーも必要なくなるかもしれません。縫製工場がファクトリーブランドを作って、製品を販売するのなら、とても便利です。あるいは、テキスタイルメーカーが、パターンを購入してアパレル製品に加工すれば、利益率の高いビジネスモデルができるかもしれません。

B2Bの展示会、B2Cの展示会

欧米のファッションビジネスは、年2回のコレクションがベースになっています。糸のコレクション、テキスタイルのコレクション、アパレルのコレクションが半年ずつずれて開催されます。展示会の期間を過ぎると、商談ができなかったのですが、ネット活用になって、次第に柔軟な運用が可能になりました。

例えば、受注が少なくて、生産中止になる場合の代替え品の提案や、着分の発注がオンラインでできるようになりました。それでも、オフラインの見本市が開かれるのは、色やタッチ、素材の表面等は見て触らないと分からないからです。また、知られざる見本市の目的は、業界のボス同士が会えるということです。これは、展示会期間中の夜がメインの舞台になります。

商取引、受発注であれば、ネットで行った方が合理的です。遠隔地からも受発注が可能であれば、出張経費も削減できるでしょう。更に、メーカーが小売店を対象に行うだけでなく、直接顧客に対して予約販売を行うこともできます。

現在のような自粛期間中であっても、予約制にして、会議室の鍵をスマホで管理できるソフトがあるので、バイヤーに暗証番号を送り、無人の部屋に入ってもらい、机の上のモニターを通じて、商談するというスタイルも考えられます。

あるいは、ファッションショーの観覧券と展示会の予約販売券をセットにして販売するのはいかがでしょうか。一定の料金を支払えば、会員限定のファッションショーがオンラインで見ることができて、ショーの後で割引価格で予約もできるという仕組みです。

軍事アナリストがトランプ暴露本の記述「米軍撤退」に呆れた理由

アメリカの前大統領補佐官ボルトン氏によるトランプ大統領の「暴露本」が話題です。日米同盟に関しては、米軍の駐留経費の交渉に米軍撤退のカードを使うよう指示があったとの記述があり、トランプ、ボルトン両氏の知識不足、認識不足が露呈したと呆れるのは、メルマガ『NEWSを疑え!』を主宰する軍事アナリストの小川和久さんです。小川さんは、兵力の「削減」と「撤退」がまったくの別物であることと、米国が日本列島という戦略拠点を手放せない理由をわかりやすく解説しています。

ボルトンの能力が露呈した回顧録

ジョン・ボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障担当)の回顧録『それが起きた部屋』が話題になっています。日本国民として、とりわけ気になるのは次の部分でしょうか。

「ボルトン氏は昨年7月の訪日時、在日米軍駐留経費の日本側負担について、トランプ氏が年間80億ドル(約8500億円)を求めていると日本政府高官に伝えたと記している。帰国後、トランプ氏から、全ての米軍を撤退させると脅せば、『交渉上とても有利な立場になる』と迫られたことも明らかにした」(6月24日付読売新聞)

河野防衛大臣は「(駐留経費の)交渉はまだ始まってもいないし、日本政府として、アメリカからこの件について何か要求があったことはない」と否定していますが、トランプ大統領なら言い出しそうなことではあります。

結論から申し上げますと、これはトランプ氏が「普通のアメリカ人」のレベルの知識しか持っていない証拠でもあります。そんなことを言い出そうものなら、米国議会、国務省、国防総省から猛反発を受けるのは間違いありません。それは、特に日本の場合、これまでにも申し上げてきたように、米国にとって死活的に重要な同盟国で、日米同盟と日本列島を抜きにしては、アフリカ南端の喜望峰までの範囲で米軍を支える能力の80%ほどを喪失し、米国は世界のリーダーの座から滑り落ちてしまうからです。

企業に例えると、米国が東京本社なら日本は大阪本社の位置づけにあり、韓国、英国、ドイツなどの同盟諸国は支店か営業所と申し上げれば、イメージできるかもしれません。そんな訳で、ドイツからこれくらい、韓国からこれくらいといった駐留兵力の削減はない訳ではありませんが、日本については最後になると考えてよいと思います。

そこで、押さえるべきポイントをひとつ。ひとくちに「撤退」といっても、その中身を明らかにしなければ外交交渉の場でも議論にならないのです。この「撤退」が日米同盟の解消を意味し、兵力が撤収するだけでなく、在日米軍基地も全て日本に返還するというのであれば、まさに「撤退」です。日本にとっても由々しき事態と言わざるを得ません。

日本としては、独自の防衛力を整備するために、現在の何倍ものコストを、それも10年、20年という単位でかけ続けなければなりません。日本が被るダメージは巨大なものになります。トランプ氏が脅しの材料に使えると思ったのは、そんなところからでしょう。

しかし、先に申し上げたように米国も日本という最も重要な同盟国と唯一無二の戦略的根拠地・日本列島を失います。同盟国、友好国との良好な関係を足場に外交・安全保障戦略を構築している米国です。米国から見ると、外国との関係を断って自国にこもってしまうモンロー主義でも選択しないかぎり、基本的にこの選択はないということです。

未曾有の事態で麻生氏が再登板?第2次麻生政権誕生はあるのか

新型コロナウイルス対策への批判などもあり、長く続いた安倍一強時代が終わりを告げようとしている。ポスト安倍がささやかれ始めてきたが、そのレースには岸田文雄政調会長、河野太郎防衛相、西村康稔経済再生相、石破茂元幹事長、小泉進次郎環境相などの名前が挙がる中、ここへ来て驚くべき意外な人物が登場してきた。

安倍首相と麻生副総理が頻繁に行う会談

それは麻生太郎副総理兼財務相だ。麻生氏といえば、安倍首相が最も信頼し、頼りにしている存在。安倍首相はその麻生氏を頻繁に官邸へ招き入れ、2人で会談をしているという。先月29日放送のTBS系「ひるおび」に出演した政治評論家の田崎史郎氏は、「6月に4回も会談している。4月は1回、5月は2回だった」とコメント。会談の回数が増えていることを明かした。

もちろん2人だけの会談のため、その場で何を話しているかはわからない。しかし、安倍首相が頼れる兄貴分として慕う麻生氏に、何らかの相談をしていることは間違いないだろう。

【関連記事】
安倍家と麻生家の家系図を辿ってわかった歴代総理の異常な親戚関係

秋の解散を勧める麻生副総理

実は麻生氏は、ことしの秋の解散を積極的ににおわせている。30日付の朝日新聞によると、公明党の斉藤鉄夫幹事長と会談した麻生氏は、「選挙の時期について意見を交わし、麻生氏が今秋の解散が望ましいとの考えを伝えた一方で、斉藤氏は早期解散に慎重姿勢を示した」と伝えている。

麻生氏の個人的な見解なのか、安倍首相とも一致した意見なのかは不明だが、ポスト安倍を狙う人物にとっては、気が気ではないはずだ。

麻生氏のワンポイント登板はあるのか?

そこでポスト安倍に急浮上してきたのが麻生氏だ。政治アナリストの伊藤惇夫氏は、出演したTBS系「ひるおび」の中で、安倍首相が最も信頼を寄せている麻生氏について、「何かある時にワンポイントでの麻生さんはありえる」とコメントした。

現在79歳の麻生氏は、85歳までは政治家を続けると周囲に話していて、もし安倍首相から頼られるようなことがあれば、意欲を示しそうだ。

新型コロナウイルスの影響で未曾有のこの状況に、果たして麻生氏の再登板はあるのか。第2次麻生政権誕生は決してありえない話ではなさそうだ。

source:  TBS「ひるおび」朝日新聞

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