「元気が一番」黒柳徹子が今も自分の力にしている俳優の言葉

テレビの草創期から現在までの長きに渡り、まさに八面六臂の活躍ぶりを見せ続けている黒柳徹子さん。そんな黒柳さんには、仕事をしていく上で大切にしている言葉があるといいます。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、かつて黒柳さん自身が語ったそれら4つの至言が紹介されています。

「修練と勇気、あとはゴミ」 黒柳徹子(女優・ユニセフ親善大使)

私にはあんまり、こうしたい、ああしたいという野望はないんです。いまここにあるものを、どうすれば切りひらいていけるかという考えで生きてきたので。

ただ、努力はしますよ。俳優の渥美清さんは私の芝居をよく見に来てくださったのですが、感想は、

「お嬢さん、元気ですね。元気が一番」

といつもそうでした。

また長年指導していただいた劇作家の飯沢匡先生も、台本をどう演じればよいかを伺うと、

「元気におやりなさい。元気に」

とおっしゃった。

その頃は元気だけでいいのかなと思ったんですが、いまとなれば、どんなに才能があっても、結局、元気でなきゃダメなんだということが分かるんです。

「元気が一番」という渥美さんの言葉も随分私の力になっていますが、もう一つ仕事をしていく上で大事にしているのが、マリア・カラスの言葉です。20世紀最高のオペラ歌手と謳われた彼女が

「オペラ歌手にとって一番必要なものはなんですか」

と聞かれた時に、こう答えたというんです。

「修練と勇気、あとはゴミ」

と。

彼女は生前、40ものオペラに出たんですが、楽譜を見ると分かるように、それぞれに物凄く細かい音がある。しかし彼女はその全部に対して、

「絶対にこれでなければダメだという音を、私は出してきた」

と言い切っている。要はそれくらいの修練をし、身につけてきたということでしょう。私は毎年1回、舞台をやるんですが、その時にはやはりね、

「修練と勇気、あとはゴミ」

と思いますよ。そのためには1か月半の稽古をし、2,000行におよぶセリフを覚えなければならない。だから皆と飲みに行くことも、ご飯を食べに行くこともなく、稽古場から家に帰って、あとはずっとセリフを覚えたり勉強をしたりで、全神経をそこに集中させていく。

もう一つ、これはイギリス人の方が教えてくれたのですが、

「ある人が飛躍して才能を発揮する時には、皆が寝ている時にその人は寝ていなかった」

という言葉があるんです。つまり努力をしたということでしょう。でも並の努力ではそこまでいきません。


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韓国が混乱。日本政府に損害賠償請求した慰安婦の訴え却下の衝撃

従軍慰安婦問題に関して、韓国で「歴史的」とも言える出来事が起こりました。今回の無料メルマガ『キムチパワー』で韓国在住歴30年を超える日本人著者が伝えているのは、元慰安婦が日本政府に対して損害賠償を求めた訴訟で、ソウル中央地裁が原告の訴えを却下したという報道。著者は記事中、これまで考えられなかった慰安婦実質敗訴の判決が下された国内事情を分析するとともに、今後の慰安婦や徴用工を巡る裁判の行方を考察しています。

歴史的な判決になるか

このところ韓国は毎日と言ってもいいほど、いろいろの動きがある。昨日4月21日にある慰安婦裁判の判決があったのだが、この裁判は、一言でいうと慰安婦側の敗訴となった。文政権下で、こんな判決が出るとは、驚天動地の出来事といえる。これは、歴史的な判決になるかもしれない。

今回は20人の慰安婦+遺族がおこした裁判だった。ちなみに、1月8日は別の12名の慰安婦たちの裁判。これらは別々の裁判である。今回の20人の中にはあの有名なイ・ヨンスハルモニも入っている。

1月での裁判(ソウル中央地裁民事34部)は、日本に賠償せよとの判決が出された。それに日本政府がだんまりを決め込んでいるから、慰安婦側は韓国内の日本の財産目録を出せと訴訟を起こした。それを3月29日の裁判では、慰安婦側の要求を否定する判決を出していた。その流れの中で、今回4月21日の裁判(ソウル中央地裁民事15部)で、慰安婦側の損害賠償請求を却下すると宣告したのである。

1月の段階では、“慰安婦問題のような重大な人権侵害は、国際法上最高規範である強行規範違反に該当するために、日本政府に例外的に国家免除を適用してはならない”と、原告勝訴(慰安婦側の勝訴)していた。これを今回、覆した判決となったわけだ。国家免除とは、何かのカドで他国の国家を訴えることはできないという原則。

今回4月の段階での注目点は、“如何なる国家も国際条約を履行しないことを正当化するために司法部の判決等一切の国内事情を援用してはならない”と判決文ではっきり明言している点だ。これは実は、「一国の公権力行使など主権的行為に関しては、国家免除を適用しなければならない」という1998年の韓国大法院(最高裁判所に相当)の判例とも一致する。裁判部は「武力紛争下の国家行為は自国の利益と主張を貫徹するために軍隊など武力を動員するもので、他国の法廷で責任を問うことはできないというICJ=国際司法裁判所の判例など、国際慣習法を韓国の裁判所が変更することは難しい」という趣旨も説明した。4月の裁判部はまた、“1965年の韓日請求権協定と2015年韓日慰安婦の合意など両国間の条約と合意も考慮しなければならない”と明言している。

今回の判決は、当初1月13日に下される予定だった。ところが5日前の1月8日、別の裁判部(民事34部)が「例外的に国家免除を適用すべきではない」と原告勝訴の趣旨で判決を下した(上述)。慰安婦被害訴訟で初めて日本政府の損害賠償責任を認めた判決で、従来のICJの判例や韓国大法院の判例と反対となる初の判決であり、裁判所内外に波紋を呼び起こしていた。この判決に関しては、日本政府が控訴せず、1審判決として確定している(話にもならないから日本政府はだんまりを決め込んでいただけだが)。

すると、今回、2回目の慰安婦損賠訴訟を扱っていた民事15部は、“国家免除論に対する追加検討が必要である”とし、1月の判決から3か月後の4月21日、正反対となる「棄却する」との判決を下したわけだ。

菅田将暉の“洗濯板ボディ”に女子悲鳴。セミヌード披露も「脱がないでほしかった」、有村架純との共演うんざりでドラマ大爆死か

菅田将暉(28)が主演を務めるドラマ『コントが始まる』(日本テレビ系)が24日に第2話の放送を迎える。菅田と同じ1993年生まれの有村架純(28)、神木隆之介(27)、仲野太賀(28)が共演する話題のドラマだが視聴率は一桁スタート。厳しい船出となっただけではなく、視聴者からはさまざま批判的な声が上がっている。

菅田将暉、ドラマ初回がまさかの8%で大失敗

同作は菅田、神木、仲野の3人が売れないお笑いトリオ「マクベス」を結成、そのトリオを密かに応援している有村と妹役を演じる古川琴音(24)の5人が織りなす青春群像劇。

毎回、「マクベス」のコントから始まり、それが残りの物語の重要な伏線として繋がっていくというドラマだ。

豪華キャストに加え、主題歌を人気アーティストのあいみょんが手掛けるなど、放送開始前から期待値はかなり高かった。

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にもかかわらず、初回平均視聴率は8.9%(世帯)、5.1%(個人)と大爆死。まさかの一桁スタートとなってしまった。

視聴者からは「3人が演じるコントが寒すぎる」「菅田将暉がお笑い芸人という設定に無理がある」「芸人役なのにみんな演技が上手すぎる」「菅田将暉の無駄遣い」など、厳しい意見が目立っている。

冒頭のコントがその後の内容の伏線になっているという試みを評価する声もあるが、「うまくいっていない」「考えなきゃいけないのが面倒くさい」「もっと気軽に見たい。難しすぎる」など批判的な声が多いようだ。

菅田将暉の“貧弱裸体”にファン幻滅

初回の放送では、芸人としてまったく売れない現実を目の当たりにし、3人は「マクベス」の解散を決意。初めて里穂子(有村)が観に行ったマクベスのライブで、解散を発表することになる。

そんな中、菅田将暉ファンが騒然とするシーンがあった。

それは、3人が共同生活を送るアパートで、それぞれが思い思いに食事を取るという場面。菅田は台所に立ち、具なしのお好み焼きのようなものを作っているが、その格好はトランクス一丁の半裸姿。

いかにも、20代独身男性の自宅での過ごし方といった感じなのだが、菅田の“セミヌード”に視聴者から総ツッコミが入ったのだ。

菅田の体はガリガリにやせ細っており、しかも肌が真っ白。鍛えている感は1ミリもなく、「細マッチョ」という言葉にも当てはまらない。骨と皮しかないのではと思ってしまうほど、痩せすぎている。

そんな菅田の体を見た人たちからは、「色白のおじいちゃんみたい」「男として頼りなさすぎる体」「顔と合っていない。イメージと違った」「ちょっと情けない」など、残念がる意見が多い。

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今をときめくイケメン俳優のサービスショットでファンを喜ばすはずが、菅田のボディがあまりにもヒョロヒョロすぎたため、マイナスな結果となってしまったようだ。

楽天も辿るのか。中国の資本を受け入れた台湾企業の悲惨な末路

経済力で世界覇権の掌握を狙い増長する一方の中国ですが、その責任の一端は日本にもあるようです。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、日本政府による対中ODAが未だ継続中であるという国民の多くが見落としている事実を明示し、中国肥大化の金銭的援助を行ったのは日本だと批判。さらに菅政権に対しては厳しい対中姿勢を求めています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2021年4月21日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【中国】もう中国とのビジネス自体が致命的なリスクとなる

日米、楽天を共同監視 中国への情報流出を警戒

今年3月、楽天グループが中国IT大手のテンセント(騰訊控股)子会社から657億円の出資を受け、テンセントが楽天株の3.65%を保有する大株主になったことを受けて、日本とアメリカの両政府が、中国への情報流出リスクと経済安全保障の観点から、楽天グループを共同で監視する方針を固めたそうです。

テンセントはSNS「ウィーチャット」を運営する企業ですが、トランプ前大統領は同社に対して、2020年9月からアメリカ企業との取引を禁止する大統領令に署名しました。バイデン政権になっても、テンセントはアメリカにとって「安全保障上の脅威」となる中国企業としてみなされています。

楽天はテンセントを含む株主が個人情報にアクセスする可能性を否定していますが、先日のLINEの情報データが中国の企業からアクセスできる状態にあった件もあり、また日米首脳会談でも「経済安全保障」の重要性が謳われましたので、中国企業からの出資や業務提携自体が、ビジネスリスクとなることが、明らかになりました。

日米同盟は「経済安全保障」の時代へ~菅・バイデン共同声明で鮮明に

先日の日米首脳会談では、共同声明に「台湾」の文字が52年ぶりに盛り込まれましたが、もっと中国を非難する表現にしたいアメリカと、あまり中国を刺激したくない日本との間で、中国をめぐる表現でかなり厳しいやり取りがあったとされます。今回の楽天グループの共同監視も、アメリカ側の強い意向があったのだと思われます。

私はこれまで、20年以上にわたり中国への企業進出や、中国資本と関係することの危険性を訴えてきました。台湾企業が大陸で受けている仕打ちや、中国資本を受け入れた台湾企業の末路を見てきたからです。

台湾では中国資本が台湾で事業展開することを厳しく制限しています。中国が経済で台湾を揺さぶる、台湾から技術や情報を盗み出す、あるいは台湾企業の顔をして世論を操作する懸念があるからです。香港や第三国の企業を利用して、中国資本ではないふりをして、実質的に台湾企業の大株主になる迂回投資も警戒対象となっています。

台湾、「中国大陸」企業の投資規制を強化 迂回を警戒

しかし、日本の企業人や言論人でさえ、中国という国の本質を理解せず、「日中友好」という甘い考えで中国に近づき、技術とお金を盗まれ、その技術と資金を使って中国からの経済侵略や領土侵略を受けるようになってしまいました。

中国と全面戦争か。日米首脳共同声明の「台湾」明記で迫られる決断

もはやいつ勃発してもおかしくないとされる台湾有事ですが、それはすなわち「日本の有事」でもあるようです。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新 恭さんが、先日行われた日米首脳会談の共同声明に「台湾」という文言が盛り込まれた意味を解説。その上で、日本はこれまでの「アメリカ頼りの他力本願」ではいられなくなったとの見方を記しています。

台湾言及の日米共同声明は何を意味するのか

菅首相にとって、今回の訪米は、中国との対決姿勢を鮮明にする米・バイデン政権から、歴史的な決断を迫られる厳しい外交舞台だった。

経済的結びつきの強い中国の反発を食らおうとも、台湾防衛でアメリカと歩調を合わせられるかどうか。日米共同声明に盛り込む文言をめぐって、踏み絵を突きつけられたのだ。

バイデン大統領が対面で会談した初の外国首脳だと浮かれている場合ではない。安倍前首相時代のパフォーマンス外交は影を潜めた。ハンバーガーに手をつけることなく、マスクをしたまま話し込む両首脳の姿に、華やかさはみじんもなかった。

台湾を軍事力でねじ伏せ、統一をはかろうという中国の習近平国家主席の野望が、このところの台湾海峡における中国軍機や艦船の活発な動きから、剥き出しになっている。

そうしたなか、米軍幹部の発言が世界を震撼させた。AFPによると、3月23日、米上院軍事委員会の公聴会で、次期インド太平洋軍司令官に就任予定のジョン・アキリーノ太平洋艦隊司令官は、中国による台湾侵攻の脅威は深刻であり、多くの人が理解しているよりも差し迫っている、との考えを示した。

現・インド太平洋軍司令官であるフィリップ・デービッドソン氏も、それより少し前、中国の軍拡が予想を上回るペースで進み、米国の抑止力が低下、中国が今後6年以内に台湾を侵攻して支配下に置く可能性がある、と指摘していた。

アキリーノ氏の発言はデービッドソン氏の指摘よりもさらに切迫した状況を描き出している。

むろん、中国にしてみれば、平和的に統一するにこしたことはないが、香港市民への弾圧を目撃した台湾の人々には、「一国二制度」統治への拒否感が強い。いまのところ習近平主席の野望は、軍事力を背景にした威嚇、ないしは軍事侵攻でしか叶えられそうもない。2022年に北京で開かれる冬季五輪までは大丈夫だとしても、心配なのはその後である。

昨年8月、米民主党はバイデン氏を正式な大統領候補に指名する党大会で新綱領を採択した。そのなかに、つぎのようなくだりがある。

「われわれは台湾関係法にコミットし、今後も台湾の人々の期待と利益にかなう台湾海峡両岸問題の平和的な解決策を支持していく」

台湾の利益にかなうよう、両岸すなわち台湾と中国の問題に関与するというのだ。中国が台湾に武力を行使すれば、米国はためらわず介入する姿勢を示したものだろう。

草案にはあった「一つの中国政策を支持する」という文言が、この綱領から削られているのも重要だ。トランプ氏を相手にする大統領選にあたり、バイデンは中国に弱腰というイメージを払拭するのが狙いとしても、台湾は中国の一部と主張してやまない中国政府の意にそわないのは明らかであり、対中政策の転換を明確に示している。

バイデン政権は今年3月から、民主主義陣営の関係強化による“中国包囲網”構築に本腰を入れ始めた。3月12日の日米豪印首脳電話会談(クアッド)、同16日の日米外務・防衛担当閣僚安全保障協議(2プラス2)。そして、4月15日には、知日派として著名なリチャード・アーミテージ氏ら代表団を台湾に送り込み、蔡英文総統との会談を通じて、アメリカが台湾を支援する立場を鮮明にした。

私の母は毒親でした。自覚なき親が陥りがちな「共感」と「助言」の勘違い

子の人生を支配する「毒親」。肉体的な苦痛を与え支配する親はある程度自覚的ですが、精神的に支配する親の場合は無自覚で、周囲も子ども自身も気づかないというケースが多くあるようです。今回のメルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』では、母親の考えを押し付けられていたという子の側からの相談を紹介。母親の問題点を2つ指摘し、本当の意味で「共感すること」とはどういうことかを解説、さらには、江戸時代から伝わる「待つこと」の大切さを伝えています。

意思疎通の難しさ「今思えば母は毒親だった」

1.Aさんからの相談

「今思えば、私の母は毒親だったと思います。だから私は自分を嫌いだし、もちろん母も好きではありません。母から認められたことも無い気がします。認めたと思わせていて、実際は認めていないんです。聞いてもらいたくて話したことも、結局は、助言と称する母からの解決策の押しつけで終わりました。ただ、聞いて欲しかっただけなのに」とAさんは言います。

私はその母親を知っていました。アクティブな女性で、バリバリと好きな仕事をしながらAさんとその弟を育てていました。いつもバイタリティあふれ、笑顔の似合うさわやかな印象の母親でした。「よく出来たAを持って私は幸せ!」そんな言葉をよく聞きました。学校ではPTAの役員をやり、地域では子供会の会長も務めるという母親の鏡のような女性でした。

彼女は、まさかAさんがそんな思いをするようになるとは全く想像していないでしょう。端から見たらとても上手くいっている家族です。

2.問題は2つ

一つは、共感できていなかったこと。母親の思いがAさんに伝わらず、Aさんが母親に圧倒され、尚且つ母親の価値観に同意せざるを得ない状況で、何も言えなかったことです。母親は、自分の価値観を押しつけるものではない、とよくわかっていました。そしてAさんを自分の価値観へ誘導することも良くない、とわかっていました。また、高みからものを言わないことが大切だということも分かっていたと思います。では何がいけなかったのか…。

子供に寄り添う、気持ちに共感する、ということが出来ていなかったんです。Aさんのために子供会の会長になった、PTAの役員になった、学校行事に積極的に参加した。母親のこうした行動は、「Aさんのため」というよりも、母親自身が周囲に向けて「私はAのために頑張っている」とアピールするパフォーマンスとしてAさんに写ったのです。

そしてもう一つの問題は、「待つ」ことが出来なかったこと。母親はチャキチャキとした方で、物事を手早くてきぱきと進めることが上手で、それを良しとして行動する方です。

一方Aさんは、事前に慎重に考え、じっくりと時間を取ってから行動するタイプです。だから、母親が即答を求めるのに対し、時間を取らせまいと、母親が喜ぶ返事をしていたのでしょう。自分の気持ちを伝えるには時間が足りなかったから…。

ハウスクリーニング業が儲かるって本当?人気コンサルの回答は

家事代行サービスを利用する人の事情はさまざまですが、マッチングの仕組みでその裾野は広がり、以前より気軽に利用する人が増えています。今回のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では、人気コンサルの永江一石さんが、ハウスクリーニング業界の可能性についての相談に「非常に需要がある」と回答。ターゲットを絞って高品質なサービスを提供すれば先行する競合とも渡り合えるとアドバイスしています。

ハウスクリーニング業界に可能性はあるか

Question

shitumon

初めて質問させていただきます。当方転職、または起業を考えている20代社会人です。大学の同級生がハウスクリーニング会社を起業して、かなり儲かってるようです。そのことを偶然耳にして「お前そんなに掃除好きだったっけ?」と興味本位で聞いたら「今ありえないぐらい稼げるからやってるんだよ」と教えてくれました。

さらに、「転職を考えてるならうちに来てもいいし、うちとフランチャイズ契約して脱サラ、独立もできるから、やりたければそれもサポートするよ」と言ってくれました。大学時代の友人の懐の広さに感謝しつつ、その時に言えなかった疑問が湧きました。

高齢者向け、富裕層向け、共働き世帯向けビジネスだからというと、たしかに需要は今後も伸びそうですが、正直そんなに儲かるイメージがありません。なぜならビル清掃や家事代行をしているおばあちゃん、おじいちゃんが稼いでるイメージがわかないからです。

また、いくら需要があっても、UberEatsと一緒で誰でもできるならすぐに稼げなくなるのでは?という疑問がわきました。勿論、「ラクして儲かる」という類の話ではなく、肉体労働だから体力的には大変だし、覚えることも多いでしょうし、集客もしないといけないですし、「正しく努力すれば稼げる」という意味でしょうが、ハウスクリーニングという業界に無知なため、同級生の誘いに即決できませんでした。

そんなの永江様ではなくその同級生に言えよって話かと思いますが、永江様がハウスクリーニング業界についてご存知のことがあればご教授いただけますと幸いです。

永江さんからの回答

これからの少子高齢化社会に向けて、ハウスクリーニング業は非常に需要があると思います。というのも足腰の弱った高齢者が増え、掃除がままならないので依頼したいというニーズは多いから。

ただ質問者さんがおっしゃるような「ビル清掃のおじいちゃんや家事代行のおばあちゃん」がターゲットではありません。狙うのはその子供世代で普通より高収入の家庭です。例えば都心在住で外資系勤務の共働き夫婦(高所得者層)が、地方に住む両親のために週1~2回ハウスクリーニングを依頼するなどザラにありますよね。

集客はネットだけでなく、高級住宅街やタワマンへのチラシ配りも効果があると思います。その際、掃除だけでなく1週間分のおかず作り置き等も頼めるようにすると付加価値が付いてより良いでしょう。既にタスカジやCaSyなど競合は多いですが、高齢者向けに特化した高品質なサービス(塩分控えめな料理作り、きめ細やかな掃除や片付け等)を謳えば興味を持つ人は必ずいると思います。

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有吉&夏目だけじゃない。井上公造が明かす「いきなり婚」続出のウラ

一昔前であれば週刊誌にたびたび掲載されていた、芸能人の密会写真。しかしながらここ数年は、写真どころか交際の噂すら聞かないビッグカップルの「いきなり婚」が増え続けています。その裏にはどのような事情があるのでしょうか。今回のメルマガ『井上公造の「とっておき芸能情報+LIVE」』では、さまざまなメディアで活躍する有名芸能リポーターの井上公造さんが、持ち前の取材力で芸能プロダクションから情報を入手。そこにはこの時代ならではの「芸能人のトレンド」がありました。

 

井上公造の「芸能ウラネタ」:有吉&夏目だけじゃない!相次ぐ“秘め愛婚”のウラ事情

4月1日に電撃結婚をしたばかりの有吉弘行と夏目三久が、“お散歩デート”を先週発売の『女性セブン』に撮られた。都内の一頭地にある高級マンションから2ショットで現れ、有吉は愛犬を自分のジャケットで包み込むように抱いていた。

なんとも微笑ましい光景だが、これが2人にとって、初めての2ショット写真。今までは極秘交際を徹底しており、こんな姿を見ることはなかった。

同誌関係者は言う。「張り込んで、すぐに撮れました。もう本人たちも隠す気がないのでしょう。2人の場合、とにかくスケジュールがタイト。お互いのスケジュールを照らし合わせると、一緒に散歩できる日は1週間に2日しかありません。その曜日を狙って張り込んだら、2人と愛犬が出てきたのです」。

ちなみに、同誌はもう1日張り込みをしたとか。その日は2人で出かけて、東京・銀座のエルメスでショッピングを楽しんでいたという。

いきなり結婚するのは…

初2ショットといえば、松坂桃李と戸田恵梨香も先々週発売の『フライデー』にキャッチされた。こちらは、ホワイトデーに戸田が運転する愛車で出かけ、都内のシネコンで『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を鑑賞。束の間のオフを楽んでいた。

ここ数年、この2組のように、交際のウワサがないのに、いきなり結婚発表する芸能人が相次いでいる。玉木宏&木南晴夏、山里亮太&蒼井優、小泉進次郎&滝川クリステル、速水もこみち&平山あや、岡村隆史&一般女性…。少し前なら、堺雅人&菅野美穂、山本耕史&堀北真希…。

なぜ、このような現象が続くのか?いろいろ取材してみると、それなりに理由はある。芸能プロダクション側の言い分を聞くと、「今はみんながスマホを持っていて、簡単に写真が撮れる時代。ガラケーと異なりカメラの性能がいいので、遠くても暗くても鮮明に撮れる。これが厄介なんです。一般の人は撮った写真を勝手にSNSにアップする。マスコミは事務所に写真を撮ったことでコメントを求めてくるが、一般人はいきなり。これでは対策が取れず、弊害だらけなんです」。

対策として幾つかの方法が考えられるが、一番いいのは2人で外で会わないこと。その結果、同じマンションの別の部屋に住むという選択が、交際中の芸能人のトレンドになってしまったのだ。

人気心理学者が論破する「人間の脳は変化を嫌う」説の大ウソ

昨今さまざまなシーンで語られる、「人間の脳は変化を嫌う」という言説。「脳科学的にも立証されている」などとする向きもあるようですが、果たしてそれは信ずるに足るものなのでしょうか。今回のメルマガ『富田隆のお気楽心理学』では著者で心理学者の富田隆さんが、専門家の視線でこの説の真偽を考察しています。

脳は変化を嫌う?

なぜ、人は新しい情報に対して拒絶的なのかというと、人間の脳にとって「変化は苦痛」だからです。

これは、あるユーチューバーが語っていたことです。

彼は、私たちが人を説得しようとする時に、気を付けなければいけないこととして、新しい情報は相手の心の中に「変化」を引き起こすものであり、それが余りに大き過ぎる変化だと、脳がそれにより「苦痛」を感じ、拒絶反応を引き起こす、と言うのです。ですから、いきなり全ての情報を相手に与えようとせず、相手の気持ちに寄り添って、いっしょにその問題を考えるように持って行き、少しずつ、新しい情報を提供するようにしましょう、と提案します。

もちろん、基本的に彼の言うことは間違っていません。彼の提案する説得の方法も有効で、私も同意見です。

およそ、「情報の共有」であれ、相手と親しくなろうとする場合であれ、人間は「急激な変化」を嫌うので、少しずつ、相手が受け入れてくれる範囲で心理的距離を縮めたり、相手が抵抗を起こさずに納得が得られるような事柄から情報を共有するように心がける、これは、私が以前にもお伝えしてきたことです。これを心理学では、「スモールステップの法則」と呼んでいます。つまり、一気に達成することが困難な大きな目標を下位目標へと細分化し、比較的容易な下位目標から順番に少しずつ達成して行こうという方略(strategy)です。「急がば回れ」で、結局は少しずつ着実に可能な下位目標から片付けていった方が早いのです。

ただ、私が疑問に思ったのは、人が急激な変化に抵抗を示す理由として、彼が「人間の脳は変化を苦痛と感じる」から、と説明した点です。彼によれば、それは「『脳科学』で証明されている」のだそうです。

遺伝子を研究し尽くした男が発見した、人間が持つ「無限の可能性」

「サムシング・グレート」という言葉をご存知でしょうか。「人智を超えた偉大なる存在」をそのように名付けたのが、先日亡くなった遺伝子工学の権威である村上和雄氏です。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、村上氏が生前に提唱し続けた「サムシング・グレート」という言葉の持つ本当に意味について詳しく紹介しています。

追悼・村上和雄先生──サムシング・グレートの伝道師

『致知』で「生命科学研究者からのメッセージ」を連載されている筑波大学名誉教授の村上和雄先生が13日、逝去なさいました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

村上先生は長年、『致知』をご支援いただいた識者のお一人です。遺伝子工学の世界的権威として高名な先生ですが、遺伝子を研究する中で、その構造や働きが偶然に生まれることはあり得ず、「人智を超えた偉大なる存在」なしに到底説明はできないという結論に至られました。先生は「人智を超えた偉大なる存在」を「サムシング・グレート」と名づけられ、その言葉は仕事のジャンルや世代を超えて広く人々に知られるようになりました。

先生の偉大なご功績はいつまでも後世に語り継がれることでしょう。

ご生前の村上先生を偲び、ご著書『スイッチオンの生き方』(致知出版社)から心に残る言葉をご紹介します。

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【人間の無限の可能性】

眠っている遺伝子のスイッチをオンにすることができれば、「こうあってほしい」と望むようなことは、ほぼ100%可能といってもいいと思います。それどころか、頭で考えて「こんなことはダメだろう」と思うようなことも可能にする能力を、私たちの遺伝子は持っていると考えられます。科学的に見た可能性の限界など、全く意味がありません。人間の想像をはるかに超えた情報が、遺伝子には書き込まれているのです。

【能力の差を生むもの】

人間という存在を遺伝子レベルで見れば、学校の成績が良かろうが悪かろうが、身体が強かろうが弱かろうが、99.5%以上は誰でも同じです。能力に差があるとすれば、遺伝子を眠らせているか、目覚めさせているかの違いだけです。その違いは、心のありようや環境などによって生じます。人との出会いや環境の変化などによって、眠れる遺伝子のスイッチがオンになるとき、人は生きながらにして生まれ変わることができるのです。