社長賞18回受賞の「伝説の営業」が心掛けていた3つのポイント

営業マンにとって本当に大切なこと、必要なこと、心がけるべきこととはなんでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、大手証券会社で「伝説の営業」と敬意をもって呼ばれた藤井政子さんのインタビューから、そのヒントを探っています。

証券大手「伝説の営業」が心掛けている3つのこと 藤井政子(丸三証券 人材開発部参与)

証券大手の大和証券で、「社長賞を18回も受賞し、「伝説の営業」と称された藤井政子さん。その圧倒的な営業力はいかにして培われたのでしょうか。


──様々な仕事や人生の山坂を乗り越えてこられた藤井さんですが、一流の営業員になるために大事なことは何だと思われますか。

藤井 「そうですね。当たり前のことかもしれませんが、まず1つ目は、人として誠実であること。2つ目は、何事も前向きに捉えるプラス思考ができることです。それから3つ目は、ノウハウや技術的な部分になりますが、気づく力が強い・時間管理がうまい・事前準備を怠らないということです。

中でも、気づく力は営業員にとってとても大事です。例えばお客様と面談した時に、応接室に飾ってある絵や骨董品、使っているマグカップなどから、その方の性格や好み、会社の雰囲気に気づいてそれに対応していきます。

ですから、ただぼーっと商売の話だけしている人より成長していきますし、結果も出していきます」

──気づく力。それはどんな仕事にも通じる大事なことですね。

藤井 「私の場合は、事前準備を大事にしていまして、営業に行く前にはお客様のことを必ず徹底的に調べますし、先ほど申しましたように、講義や研修をする時にも、たとえ話の内容がいつもと同じでも、『どうすれば臨場感が出るだろう』『新鮮に聞こえるだろう」と、必ず鏡の前で練習しています。

あと、最後はやっぱり、ひたむきな努力ですね。特に若い人は人生経験も、知識も、何一つお客様に敵いません。唯一勝てるのはひたむきな努力だけです。

そのひたむきな努力は誰かが見てくれていて、必ず報われると信じています。一つひとつの仕事に丹誠を込めて向き合って、常に自分を磨き高めようと努力すれば必ず相手の方に通じるんです」

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モノよりヒト。販促の専門家が「ニュースレター」作成を薦める訳

顧客に向けて毎月または隔月、手渡しや郵送する企業からのお便り「ニュースレター」。販促専門家として活躍中の前沢しんじさんは、チラシとは違い即時に効果が出るものではないとしながらも、顧客との関係を育てるためのツールとして重要であるとしています。前沢さんは自身の無料メルマガ『販促アイデアと経営活性化』の中で、わかりやすい例とともにニュースレターの作り方を紹介しています。

ファンづくりに、リピータ育成に「ニュースレター」

ニュースレターとは、毎月または隔月で、お客様に手渡したり郵送したりするお便りで、お客様とのつながりを深め、距離を近くします。ファンづくりにリピータ育成に役立つコミュニケーションツールです。

ニュースレターの目的は、現在ご来店くださっているお客様を離さない固定化ことと口コミを発生させて新しいお客様を獲得することです。ただし、特売チラシのように即時に効果が出るものではありません。継続的に発行してつながりをつくるためのツールで、即時的な効果を求める場合には不適です。

ニュースレターの特長は、お客様とのあたたかいつながりを育てるためのツールで、そのために店長やスタッフのパーソナリティを紹介して親しみをもってもらいます。また自店の得意分野を継続的に知らせて、強みを知ってもらうことで成長の土台を作ります。さらに商品知識やアイデアを紹介してお客様との関係を築いていきます。

電車でノンスタの漫才動画見てた人に本人が遭遇「白い方おるで」

いきなりなんですが、みなさんは通勤中に電車で何してますか? 本読んだり、ゲームしたり、なかには動画なんか見ながら時間を潰している方も多いのではないでしょうか。

私は、だいたいYouTubeを見ながら会社の最寄駅に着くのを待ってます。あ、どうも、MAG2NEWS編集部シュウマイです。

会社行くのめんどいなーって思ってても、おもしろ動画とか見てるとあっという間に時間がすぎちゃうので、退屈な通勤時間を有意義に過ごせてます。

でもでも、見ている動画の登場人物が実際に目の前にいたらどうします? めっちゃビビりますよね。実は、そんなことが本当にあったんです。

人気お笑い芸人NON STYLE 石田明さんが電車内で投稿したツイートがネット上で話題になっていたので紹介させてください♪

なんと石田さん本人の目の前に、ノンスタの動画を見ている方がいたなんて。本物の白い方が目の前にいる!!!! このシチュエーションすげーーー!

もし自分なら超ビビるけど、画面から飛び出してきたのかと錯覚しちゃいますよ。これぞサプライズですが、はたして動画を見ていた人は石田さんの存在に気づいたのでしょうか!?

どの動画を見てたのかはナゾですが、私もこれからは本人に会えることを期待しながらノンスタの漫才を見て通勤したいと思いマス。知らんけど。

image by: YouTube(NON STYLE石田チャンネル

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

なぜ中国で新車が売れなくなると、欧州までもが不況に陥るのか

米中間の貿易摩擦が中国の消費者の購買意欲減退を招いており、中でも新車など大きい出費を控える傾向が統計で表れ始めています。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、欧州大手自動車メーカーVWの中国内での売上げが大きく落ち込んだことを指摘。米中貿易戦争のダメージが範囲を広げ、欧州不況に連鎖することを論理的に解説しています。

米中貿易戦争の影響が欧州に波及するメカニズム

先日の記事「世界同時株安で分かった、日本に飛び火する米中貿易摩擦の火花」では、「なぜ米中貿易戦争が日本に影響を与えるのか?」という「理論的な話」をしました。今回は、「米中貿易戦争が欧州に影響を与え始める」という実例についてお話しします。先日の話、「そのまんま」になっていることがご理解いただけるでしょう。まず、こちらをごらんください。

中国自動車販売が減少、GMやVWなどに打撃
10/10(水)13:55配信

香港(CNN Business)

 

世界最大の自動車市場である中国で販売台数が減少し、米ゼネラル・モーターズ(GM)や独フォルクスワーゲン(VW)といった欧米の大手メーカーが軒並み窮地に立たされている。国内の株価低迷や米中通商問題を受けて、消費者の購買意欲が減退していることが要因とみられる。

米中貿易戦争で中国消費者の購買意欲が減退し、GM、VWの販売台数が減っているそうです。

VWは9日、9月の中国での販売台数が前年同月比で11%近く減少したことを明らかにした。その前日にはGMが、7~9月期の中国販売について前年同期から15%落ち込んだと発表。英ジャガー・ランドローバーも、9月の中国での売り上げが46%減少したことを受け、国内の1工場の稼働を2週間にわたって停止中だとしている。
(同上)

  • VWは9月、前年同月比で11%減少
  • GWは7~9月期、前年同期比で15%減少
  • ジャガーは9月、前年同月比で46%減少

中国汽車工業協会(CAAM)によると、同国での販売台数は7、8月ともに減少が続いている。VWは米国との貿易摩擦で「消費者の間に漠然とした不透明感」が生まれ、新車に大金をつぎ込むことに二の足を踏ませていると分析する。
(同上)

VWによると、販売台数が減っているのは、米中貿易摩擦で、「消費者の間に漠然とした不透明感が生まれ」ているからだそうです。

今回とりあげたいのは、VW、すなわちフォルクスワーゲンです。VWというと、毎年トヨタと販売台数世界一を競っている」会社。VWグループ、2017年の世界新車販売台数は1,074万1,500台でした。前年比4.3%増加し、トヨタを抑えて世界一の座を守っています。

このVWグループ。中国での販売台数は2017年、なんと418万4,200台。中国市場は、VWの販売台数の約4割(!)を占めている。ちなみに欧州での販売台数は432万8,500台。中国一国で、欧州全体とあまり変わらない台数売れている。

その中国市場で、VWの販売台数が減りはじめた。これから米中貿易戦争がさらに激化すれば、ますます減っていくことでしょう。4割を占める市場での販売台数が減っていく。このことは、VW全体の業績に大きな影響を与えるに違いありません。

日立の凋落、シャープの復活。国内テレビ販売で明暗を分けたもの

先日、自社テレビの国内販売から撤退することを発表した日立製作所。実に62年の歴史の幕が閉じることとなってしまいました。一方、2年前には倒産寸前とまで言われ、台湾の鴻海に買収されたシャープのテレビ販売は1,000万台を超え、復活を果たしたと言っても過言ではない状況となっています。何がこの差を生んだのでしょうか。店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんが自身の無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』で、「両社の明暗を分けたもの」について詳しく分析しています。

日立は自社テレビの国内販売から撤退、シャープはテレビ販売が倍増。明暗が分かれたワケ

日立製作所は9月25日、自社ブランドのテレビ「Wooo(ウー)」の国内販売を終えると発表しました。1956年から続く日立のテレビの国内販売の歴史に幕をおろします。日立は国内に約4,000店ある系列販売店「日立チェーンストール」でウーを販売していましたが、10月中旬からはソニーのテレビBRAVIAブラビア)」を販売します。両社は昨年から一部地域にて出張修理サービスで協力しており、連携を一層強化して国内での競争力を高めたい考えです。

日立は2012年をもってテレビの自社生産をやめ現在は他社に生産委託した製品を系列店で販売していましたが、販売不振が続いていました。

日立は全社レベルで採算性の改善を進めており、ウーの国内販売中止はその一環とみられます。19年3月末を期限とする現在の中期経営企画では、売上高営業利益率を16年3月期の6.3%から8%以上にまで引き上げる方針を示しています。そうしたなか、テレビ事業を含む生活・エコシステム部門の営業利益率は4.6%にとどまっていました。また、同部門の全体に占める売上高の割合は5.8%と小さく、さらにその中でもテレビ事業は脇役となっており、再編の対象とみなされていたのです。

国内のテレビ市場は縮小が続いています。電子情報技術産業協会(JEITA)によると、17年の薄型テレビ国内出荷台数は前年比9.9%減の427万7,000台でした。3年連続で前年を下回っています。エコポイント制度などによる特需により過去最高となる2,519万3,000台だった10年以降、減少が続いています。

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国内市場がしぼむなか海外市場に活路を見いだしたいところですが、海外では日立を含む日本メーカーの多くが厳しい状況に置かれています。書籍『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)によると、16年の薄型テレビの世界シェアは大きい順にサムスン電子(韓国)が28.0%、LG電子(韓国)が13.6%、ソニーが8.5%、ハイセンス(中国)が6.2%、TCL(中国)が5.3%となっており、ソニーが健闘しているものの、他の日本メーカーは韓国勢との価格競争に敗れて見る影もない状況です。

なお、同書籍による国内の薄型テレビのシェア(16年)は、シャープが33.3%、パナソニックが24.1%、東芝が15.2%、ソニーが12.8%、ハイセンスが4.2%となっています。上位を国内勢が独占しており、海外で上位だったサムスンやLGなどは見当たりません。サムスンはかつて日本でテレビを販売していましたが、販売不振で撤退に追い込まれています。日本では日本メーカーの優位性がまだまだ高い状況にあります。

現役医師が警告。高齢者以外にも急増してる「レジオネラ肺炎」

レジオネラ属菌を吸入することで罹るとされるレジオネラ肺炎。これまでは高齢者や糖尿病などで免疫が低下状態にある方々が罹りやすいとされていましたが、最近ではそれ以外の年齢層への感染例が増えていていると話すのは、現役医師である徳田安春先生。悪化すれば死に至ることもある、このレジオネラ肺炎の予防法を自らのメルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』にて紹介しています。

レジオネラ肺炎が増えている理由とは?

私の普段の仕事は、沖縄のさまざまな病院で定期的に開かれている症例カンファレンスで研修医を指導することです。そこでは、研修医が最近自ら経験した、比較的珍しい病気の教訓的な症例について発表してもらっています。2018年夏のカンファレンスで、偶然にも同じ種類の病気が異なる病院で発表されるということがありました。

しかし、偶然は必然でもあります。私は、その病気が増える傾向にあることに気付きました。その病気とは、レジオネラ肺炎です。劇症型肺炎と呼ばれる死亡率の高い重症肺炎をきたすもので、レジオネラ属菌という細菌による肺炎です。従来は市中でみられる肺炎のうち全体の約5%程度でしたが、今はもっと増えていると私は考えています。実際、国立感染症研究所のデータも、この肺炎が近年増加傾向であることを示しています。

レジオネラ肺炎はレジオネラ属菌が経気道感染して起こる感染症です。肺炎以外には、若年層が感染したときの感冒型があります。ヒトからヒトへの感染はありません。肺炎の潜伏期間は2~14日といわれています。よくみられる症状は、発熱、咳、呼吸困難、意識障害、下痢、腹痛(2.3%)です。高齢患者では、呼吸困難を感じる割合が高くなります。

水に注意せよ

レジオネラ属菌の最大の特徴は水を好むことです。レジオネラ属菌は水中や湿った土壌中などにアメーバ等の原虫類を宿主として存在しています。高温環境を好み、20~45度で繁殖し、36度前後で最もよく繁殖します。温泉やサウナ、エアコン、ビルのクーリングタワーなどから周辺の空気中に排出される靄(もや)や水滴などに含まれており、それを肺に吸入することが原因になります。

2007年から約10年間に報告された約1万例の統計をみると、毎年7月に多く発生していることがわかりました。つまり、レジオネラ肺炎は増えています。しかも夏の重症肺炎としてです。水温が36度前後で最もよく繁殖することから、酷暑で水分を含む環境で増えた可能性が高いと考えられます。これらのことを合わせて考えると、レジオネラ肺炎の増加は地球温暖化が要因であるといえます。

これまでは、温泉やサウナが代表的な感染経路でした。しかし、地球温暖化によって、市中のあらゆる場所が温泉やサウナのような状況となりました。エアコン、クーリングタワー、噴水、庭の土壌など、暑い中で水が撒かれるところでは、レジオネラ属菌がいると認識しましょう。そこで、靄や水滴を吸入すると菌の曝露となるのです。

世界同時株安で分かった、日本に飛び火する米中貿易摩擦の火花

10月10日、NY株式相場が史上3番目の暴落を記録しましたが、その原因は長引く米中貿易戦争による世界経済の不透明感だと言われています。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では著者で国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、貿易制裁の「関税引き上げダメージ」が中国のみならず諸外国に飛び火する構図や、国内にマイナス要因を抱えている日本への影響等について解説しています。

NYダウ急落、831ドル安~米中貿易戦争が世界的経済危機に転じるロジック

RPEでは「世界的経済危機に備えましょう」という話をしました(「米中貿易戦争で世界経済危機に。日本国民はどう備えるべきなのか」)。そして10月10日、NYダウが831ドル急落したというニュースが飛び込んできました。

〔米株式〕NYダウ急落、831ドル安=金利高や貿易摩擦に懸念(10日)

10/11(木)5:30配信

 

【ニューヨーク時事】10日のニューヨーク株式相場は、高止まりする米長期金利や世界的な貿易摩擦の悪影響に懸念が広がり、急落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比831.83ドル安の2万5,598.74ドル(暫定値)と、史上3番目の下げ幅で終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同315.97ポイント安の7422.05で引けた。

このままいくのかどうかは、わかりません。しかし、世界中の専門家が、「大雨警報」を発しています。皆さんもご注意ください。今日は、「米中貿易戦争が世界的経済危機に転じるロジック」を理解しておきましょう。

なぜ中国の危機は、世界に波及するのか?

わかりやすいように、中国の大企業A社を例に考えてみましょう。A社は、アメリカへの輸出で大儲けしていた。ところが米中貿易戦争がはじまり関税が10%あるいは25%に引き上げられた。それで、アメリカへの輸出が減った。その時、A社は、どうするでしょうか?生産を減らしますね。従業員の給料を下げるし、きっとリストラもすることでしょう。

A社は、利益が減ったので投資を減らす。減給された従業員は、消費を減らす。リストラされた元社員は、もはや「買い物」(消費)とかいってられない状況です。A社の話をしていますが、同様の境遇に陥る中国企業が、「山のよう」に出る。つまり、

  • アメリカ関税引き上げ→中国企業輸出減→生産減→給与引き下げ、リストラ→所得減→資・消費減

になった。すると、もはや輸出企業だけの問題ではなくなってきます。A社をリストラされた人は、物を買わないのですから。そうなると、例えば百貨店の売り上げ、利益が減ってくる(繰り返しますが、A社と同じ境遇の企業が、「山のようにでてきます)。百貨店で、減給リストラがはじまる。百貨店に品物を入れている会社も売り上げ、利益が下がる。百貨店と取引がある会社で、減給、リストラがはじまる。こうして、輸出企業からはじまった危機は中国全体にひろがっていく。図にすると、

  • アメリカ関税引き上げ→輸出企業生産減→輸出企業所得減→リストラ→減給された人、リストラされた人はものを買わないので消費減→他社生産減→他社所得減→ 他社消費減

このように、

  • 所得減→消費減→生産減→所得減→消費減→生産減

というプロセスが延々と繰り返され、不景気になっていく。中国で消費がさがれば、まず、現地に出ている日本企業、中国に輸出している日本企業の売り上げ、利益が減ります。しかし、その日本企業の社員は、同時に日本国の消費者でもある。それで、中国の不況が日本に飛び火して、日本の景気も悪くなっていくのです。

【堀江貴文×三田紀房】ホリエモン、母校の東大は「コスパ」No.1?

メルマガ『堀江貴文のブログでは言えない話』も大好評な、出版やビジネスにと精力的に活動を続けるホリエモンこと堀江貴文さん。そんな堀江さんの人気YouTubeコンテンツ『居酒屋ホリエモンチャンネル』に、メルマガ『学び方を学べ!ドラゴン桜公式メルマガ』も好評な、『ドラゴン桜』シリーズでおなじみの漫画家・三田紀房さんがゲストです。第1回目の今回は、『ドラゴン桜』にもたびたび登場する、東京大学について。堀江さんが母校・東大の「コスパ」について、三田先生と熱く語ります!

東大ほどコスパがいい大学はない

寺田:みなさん、こんにちは。寺田有希です。

堀江:堀江貴文です。

寺田:本日の『居酒屋ホリエモンチャンネル』は、まぐまぐ企画でお届けしたいと思います。本日は1時間半やりたいと思いますので、ぜひ最後までお楽しみください。ということで、ゲストをご紹介します。前にもご登場いただきました、三田紀房先生です。よろしくお願いします。

三田:どうも、こんにちは。よろしくお願いします。

寺田:今日は居酒屋ホリエモンチャンネルということで、まずは……

堀江:まぐまぐ企画の時は、いつもワインが用意してあるんだけど……。

寺田:そうなんです。そして、豪華なお料理が。

堀江:うれしいんだけど、うれしくないみたいな(笑)

寺田:そういうわけで、先生も一緒に乾杯していただければ。

三田:ああ、はい。では、乾杯。

寺田:かんぱーい。よろしくお願いいたします。ということで、本日は大人気のまぐまぐ企画でございます。本日の対談は、堀江さんのメールマガジン『堀江貴文のブログでは言えない話 』と、三田先生が配信していますメールマガジン『学び方を学べ!ドラゴン桜公式メルマガ』で配信される予定です。Youtubeでは途中までしか見ていただけませんので、全編ご覧になりたい方はお二人のメールマガジンにご登録いただくか、アメーバフレッシュにご登録いただいて、動画で最後までぜひご覧ください。……というわけで、今回はまぐまぐ企画ということで、ここエアトリスタジオさんから場所をお借りして、お届けしております。

堀江:今日もケータリングが……。

寺田:そう。ご用意させていただいております。本日は、テリヤキ掲載店「ノック クッチーナ・ボナ イタリアーナ」さんからのケータリングです。これをちょっと摘みながら、お酒なんか飲みながらお届けしていこうかなと思っております。

堀江:さて、『ドラゴン桜2』ですけど……。

三田:はい。

堀江:なんでリバイバルしたんですか?

三田:それはやっぱりね、2020年の入試改革。いわゆる制度変更が一番大きいですね。

堀江:あれって、どういう風に制度が変わるんですか?

三田:一番大きいのは、すべてマークシートだったセンター試験を、半分は記述式に変えるところかな。

堀江:採点が大変ですね。

三田:恐らく、相当問題が起こると思いますね。あと、これはまだこれはハッキリとは決まってないんですけど、英検とかTOEICやTOEFLを事前に取ってしまえば、その分の加点が上乗せされるので、英語の試験は受けなくていいと。それが一番の大きな改革かな。

堀江:なんでそんな改革するんですか? なんかいいことあるんですか?

三田:だいたい入試改革って、10年とか20年のサイクルで必ず変えるんです。役所って、ずっと同じことをしてると、国民からいろいろと批判を受けるんですよ。だから変えるということによって、教育というものを国がちゃんとやっていきますよっていう……。

堀江:ポーズっていうこと?

三田:そうそう。そういうことだと思うんですけどね。

堀江:なんか、何をやってるのか謎な人たちが多いんだよね。

寺田:役所ですか?

堀江:そう。昨日も都内で講演をしたんだけど、なんかスポンサーの農林水産省の人が挨拶したいからっていって前室に来て。「何をやられてるんですか」って聞いたら「いや、外食とかそういうのを担当しています」って言ってて。「え、何を?」って聞いてみたら、「うちらは予算がないので、経済産業省とかいろんな予算を持ってる省庁が出してる補助金とかを、分かりやすくまとめて、皆さんに使ってもらえるようにしようと思ってます」と言ってたんで、「へー」としか言いようがなかったというか……。まぁ、部署とかにしちゃうとつぶせないですしね。

三田:そうですね。あとは、産業界からもプレッシャーを掛けられるわけですよ、文科省に。いつも枕詞のように言われるのが「AppleとかGoogleのような企業が日本から出ないじゃないか」っていう……。

堀江:出るわけないじゃないですか(笑)

三田:その原因は教育が画一的だから、従来からの画一的な教育をやって来てるからだって言うんですよ。そうなると国としては、画一的な教育を改めようという方針に、どうしても変わらざるを得ないと。だから、まずは入試を変えようと。入試って一番わかりやすいんですよ。「変わった」っていうイメージを世間に一番アピールできるんで。そういうことで、最初は入試に手を付けたがる。

堀江:……寺田さん、入試受けたことないでしょ?

寺田:ありますよ! 高校受験。

堀江:でも高校受験なんか、今から考えてみたら倍率めっちゃ低いから、やる意味あんのかなって。

三田:日比谷とか西とか、都内のいわゆるスーパー進学校、都が指定した重点教育強化校みたいなのがあるんですけど、そこはもう2.5倍とか3倍とかいくんですけどね。

寺田:大阪にもそういう高校ありました。学区が9つから4つになって、広い範囲で受けれるようになってから、偏差値が高いと言われる学校に一気に集中するようになって……。

堀江:そもそも、偏差値という言葉がいまいちピンとこないんだよね。「堀江さん、偏差値いくらですか」って言われても、「ないよ、そんなの」って。「は?」ってなりますよね。

三田 確かに。ただ偏差値は、志望校を決めるときのひとつの指標というか、それがないと進学指導って、なかなか説得力が生まれないんですよね。

堀江:……で、制度改革があるから、『ドラゴン桜2』を復活させたんですか。入試制度が変わるから、話が作りやすいってことですか?

三田:そういうことです。高校の現場でも、新しい入試の情報がなかなかないんです。変えるって言ってるにも関わらず、文科省が情報をなかなか出さないんですよ。

寺田:えー、なんで?

三田:それが文科省のひとつの方針なんでしょうけど。で、学校の教育現場にいる先生に実際に取材をすると、「情報がないから、どう対処すればいいのかわからない」って言うんですよね。だから現実問題として、学校の先生たちが困っているようなので、それに対しての情報発信を……我々がなるべく早く情報をキャッチして、それを伝えることができればと。

寺田:学校の先生たちも、生徒に聞かれたところで分かんないわけですね。情報が降りてこないから……。

堀江:どうですか。ニーズはありますか?

三田:あるでしょうね。あと、新テストを受ける子たちって、今の高校1年生なんですよ。だから、あと2年間の準備期間があるので、その子たちにまずは的確な情報を出すことによって、2年後のテストに備えてもらう。そういうタイムスケジュールで進めているんですけど。

堀江:そういう企画だったんですね。

三田:だって、直前になってコレをやっても、もう間に合わないんですよ。今の高1や中3あたりが、ちょうど対応できる年代なので。連載を始める時期としては3年ぐらい前から始めておかないと。その子たちが余裕をもって対応できるように。

堀江:で、東大へ行くのに特化してるのは、それはやっぱり話題性があるからとか、そういうことですか?

三田:そうはいっても、我々がやってるのは漫画なので。例えば、野球でいえば甲子園なんですよ、東大っていうのは。野球漫画って、だいたい「甲子園に行くぞ!」っていうのがキャッチフレーズになるじゃないですか。それと同じで「東大行くぞ!」っていうのは、最高の目標として分かりやすいし、そういう風に分かりやすく提示しないと、なかなか読者も反応しないんですよ。

堀江:……しかし、東大ほどお得な大学ってないですよね。

三田:ははは。そういうことですよね。

寺田:お得? そうなんですか?

堀江:お得だよ。甲子園で例えたらさ、全国大会にも出れないようなヤツが受かっちゃうんだよ。県大会で準々決勝ぐらいのヤツが受かっちゃうんだよ。

寺田:あー。

堀江:だから、めっちゃお得だよ。こんなコスパの良い大学って、ねーよ。世界中でも一番コスパの良い大学だと思うもん。

寺田:世界にはそういう大学ってないんですか?

堀江:日本は高齢少子化で、人口がどんどん減ってる。だから受験生の数も、半分ぐらいに減ってるんですよね。

三田:そうです。

堀江:で、そんな状況でも、東大の定員って以前から変わってないからね。

寺田:へー。減らさないんですね。

三田:だいたい一学年で3000人と言われてますね。だから1万2000人ぐらいいるんですけど、世界の名門と言われている大学のなかでも一番多いんですよ。ハーバードとかケンブリッジとかはすごい少なくて、2000人とかしかいません。そういう意味でいうと、堀江さんが言った通りすごくコスパがいいんですよね。

堀江:だいたい地方の公立高校とかの学力1位のヤツは、受験すればだいたい受かるんですよ、東大って。

三田:そうですよね。

堀江:なぜかというと、入試問題が教科書の中からしか絶対出ないから。教科書の中身を全部網羅して真面目にやってるヤツなら、絶対に解ける問題なんですよ。それぐらい、東大の入試問題って基本に忠実で、エキセントリックな問題は出さない。

三田:難問・奇問はないですね。

寺田:……難問が出てるイメージを勝手に持ってました。

三田:東大の先生って、大学受験の標準を作らなくてはいけないっていう、国からの使命を帯びているんです。つまり、東大の問題というのはお手本にならなければいけない。ということは、教科書以外のところから問題は絶対に出せないんです。教科書をちゃんと勉強すればちゃんと解ける、いわゆる良問を作らないといけない。そのうえ東大の先生方はすごく真面目だから、すごくいい問題を作るんですよ。そうすると2、3年後に他の大学の先生が東大の問題を見て、それを基準にして問題を作っていくんです。

堀江:数学の問題とか、すごく芸術的ですよね。3次方程式の解法とかでも、俺とかは無理やりゴリゴリと解いてたんだけど、例えば「α=(x-1)」とかにすると、αでキレイな2次方程式とかになっちゃったりして、簡単に解けるみたいな。そういう風な問題を、東大は出すんですよ。だから芸術的に解くと、それこそ1問が3分とかで解けちゃったりするんだけど、芸術的に解かないと20分まるまるかかっちゃうとか……。そういう問題を出すから、数学的な才能があるヤツだったら、すぐ解けちゃいますよ。俺はそういうの理解できないけど。

三田:しかし、さっき堀江さんがおっしゃっていたことは、まさに真理で、本来受かるべき人が、実は試験を受けていないっていう現状もあるんです。

例えば、地方の県立ナンバーワン高校とかあるじゃないですか。ああいうところの1番とか2番とかを取る子どもたちって、意外と東大を受けないんですよ。というのも地方の県立高校なんかの場合、やはり現役合格にこだわるんですよ。で、浪人されたくないっていう心理があるから、ランクをちょっと落として受けさせるんですね。例えば九州の高校だったら九大とか、大阪だったら阪大とか……そこなら現役で受かるから、そっちのほうを先生方は勧めたがるんです。そうすると、できる子っていうのは素直だから、先生に言われたまま従っちゃうんですよね。

だから、本当なら東大に受かるのに、一歩引いて地元の旧帝大に行っちゃう子というのは結構多い。そういうのを開成とか麻布の子は知ってて、「どうせ、あいつらは受けて来ないから」って、自分らがバンバン受験するんです。それでバンバン受かると。

寺田:なるほど。そう聞くとますますコスパがいいですね。

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堀江:エキセントリックな勉強をしなくていいし。……あと東大のいいところって、入試の教科数が多いところなんだよね。

三田:そうですね。

寺田:それがいいことなんですか?

堀江:教科数が多いから、満点近くを取らなくてもいいんですよ。

三田:リカバリーが効くんですよね。

堀江:バランスが悪いヤツって多くて、例えば文系で東大を受けてるヤツだと、数学が0点のヤツって結構いて……。

寺田:えっ? 0点もいるんですか?

堀江:そう。国語満点、数学0点みたいなヤツは全然普通にいる。

三田:理系なんかだと、だいたい数学とか物理とかは満点取っちゃうんで、国語の時間は寝てる、という人もいるとか。どうせ数学とかが満点だからって、国語は漢字だけちょっとやって、あとは寝るみたいな。それでも全然受かるっていうのは、ちゃんとデータで分かってるんですよ。

堀江:逆に俺みたいなヤツは、そういう戦い方ができないけど、別の戦い方ができるわけですよ。つまり、満遍なくどれもそこそこ点を取って、1個か2個の得意科目で合格点を超えるっていう。だから、英語なんかできるとラクですよね。

三田:そうですね。英語ができる子はすごく有利。文系でも理系でも……理系は特に有利かもしれないですね。

寺田:へー。

三田:ただ英語も、何年か前から内容が少し変わってて……。

堀江:そうなんですか。

三田:リスニングの問題が難しくなったり、他の問題との兼ね合いですごく重要になったりしていて。そこでガーンと点を取らないと、総合点が低くなるような配点の仕方を東大はしてるんですよ。だから、リスニング対策っていうのが結構重要になってます。逆にリスニングが得意っていう人は、すごく有利になってる。

寺田:堀江さんは行きまくってますからね、海外に。ネイティブを聞いてると強いですよね。

堀江:そう。山のように聞いてるから。リスニングは全然いけるな。

三田:……だから、リスニングの対策をしっかりする、もしくは筆記のほうに絶対の自信があるなら、リスニングを捨てるという作戦があるんですよね。長文と英作文でガツッと点を取れる自信があるタイプは、リスニングは捨てる、やらないと。そういう受験生もいるんですよ。

堀江:そういうのも含めて、科目数が多いと戦い方のバリエーションが増えますよね。

三田:そういうことです。で、一番良くないパターンというのが、「全部から点を取らないと東大には入れない」って思い込んで、無駄な勉強をいっぱいしちゃうタイプ。すごく効率が悪い勉強をしちゃって、なかなか成績が伸びないんですよ。だから自分の強み、何で戦うかっていうのを明確にまず決めてしまうっていうタイプのほうが」うまくいくんです。

撮影:上岡伸輔
撮影協力:エアトリスタジオ


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堀江貴文のブログでは言えない話
堀江 貴文
(SNS株式会社ファウンダー)
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転職先におすすめ。AI時代の「これから伸びる業種」3選

人材不足、AI化の普及、グローバル化などという言葉をよく耳にする今日この頃。日本は少子高齢化が進み、働き手が少なくなっていく不安に駆られながらも、その解決方法として自動化AI化が急激に進められています。
それにより、セルフレジや工場作業のロボット化、そして宅配便の自動運転に至るまで、人を必要としないしくみが目に見えて増え始めました。

業種によっては人間の仕事がなくなる日が来る?

アパレル業界でも、AIロボットを設置し、コーディネート検索から提案までできるようなシステムになると考えられているそうです。

居酒屋や牛丼チェーンでは、安い賃金でまかなえる外国人のアルバイトスタッフが多く働いています。

経理や一般事務の仕事を海外に外注する企業も出始めており、これからの時代に人材が必要とされる業種もおのずと変わってきます。

これから伸びていく業種は?

今後需要が出てくる、機械で自動化できない業種を知っておきたいものです。ここでは注目すべき業種を3つご紹介します。

■1 IT業界

IT革命(機械化)と言われるこのご時世ですので、企業の時価総額ランキングには軒並みIT企業がトップ10にランクインしています。簡単に言うと、最も儲かっている業種なのです。

AIエンジニアやコンサルタント、マネジメントなどAI関連も需要が途絶えることはなく、供給がまだまだ追いつかない状況にあると言えます。

■2 医療関係(医師・看護師・介護士)

医療業界においても、AIが活用されています。患者の診断結果、臨床実験データ、症例の記録などのデータベースを解析し、ベストな治療法を導き出してくれるのです。

その点で効率化はされていますが、医者や看護師などはコミュニケーションが最も大切な職業で、日々接しているからこそさまざまな変化に気づき、進行をいち早く食い止めることができるなど、ロボットには担えない部分がたくさんあります。

■3 エンターテイメント業界

すでに一部企業で週休3日体制がとられていますが、将来的に機械化により仕事量が減少し、全体的に見て労働者の可処分時間(余暇)が増えていきます。その余暇を、人は娯楽に当てることでしょう。

そこで活躍するのがエンターテイメント業界です。映画、音楽、レジャー、ゲームなど、遊びに費やす時間とお金が増えることが期待されています。

これから成り立ってくる仕事も

予想されるものとしては、やはり機械をコンサルタント、マネジメントしていくという面で、実労働から管理者としての仕事が増えていくのではと予想されています。

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働き方改革の鍵は「紙対応」脱却 ?今も紙に追われる職種とは…

働き方改革が提唱されてから、約2年が経過しようとしています。
ノー残業デー導入による残業時間の削減や在宅勤務制度、フレックス制度の導入など、生産性向上や業務効率化、労働環境の改善に向けて、企業ごとに様々な施策を検討・実施されていることと思います。

そのような中、株式会社SmartHRが、20代~60代の企業で働く男女590名を対象に、働き方改革の実態について調査を実施しました。すると、「神対応」ならぬ、紙を使った作業紙対応」が多い職種に従事する人は、働き方改革の効果をあまり実感できていないということが判明しました。

ほとんどの企業で働き方改革の施策を実施。しかし「紙対応」が多いと効果を実感できず…!?

勤めている会社での働き方改革の実施状態について尋ねたところ、ほとんどの方が勤務先で何らかの施策を実施していると回答。「一つも実施していない」と回答したのは、全体の20.8%とごく僅かでした。
具体的な実施施策としては、「残業時間の削減」(52.5%)が最も多く、「テレビ会議システムの導入」(46.4%)、「ノー残業デーの導入」(40.0%)と続きました。

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また、働き方改革に向けた様々な施策が実施される中、働き方改革の施策によって、紙を使った作業「紙対応」の作業量が変わったかどうかについて尋ねると、4.5%が「増えた」、57.3%が変わらない」と回答しており、生産性向上や業務効率化が強く要求されている一方で、「紙対応の作業量はあまり減っていないことがわかりました。
さらに、働き方改革の効果を実感していない方の「紙対応」の作業量について、「増えた」と回答された方と「変わらない」と回答された方の合計が92.2%と非常に高いことからも、働き方改革の効果実感度が低い方は紙対応の作業量が多いことが伺えます。

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「紙対応」が多い職種を発表!あの職種は、未だに「紙対応」を続けている!?

働き方改革の施策が行なわれてもなお、「紙対応」の作業量が多い職種は、どのような職種だと思いますか?
「紙対応」の作業量が多い職種を調査したところ、ご想像される方も多いかと思いますが、人事や労務総務といった、いわゆるバックオフィス職に従事されている人の多くは、営業職や他の職種と比較して「紙対応」に追われていることがわかりました。

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また、全調査対象者の中で人事労務職に従事する人を対象に、特に負担に感じる「紙対応」作業を尋ねると、「年末調整作業が29.7%でダントツのトップとなりました。

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「紙対応」のピーク時期は、年末調整期となる10月~12月。労働時間は最長に…

さらに、人事労務職に従事する方に毎日の労働時間を尋ねると、年末調整作業が行われる10~12月は、1日10時間以上働く人が年間で最も多いという結果になりました。
年末調整の「紙対応」に追われる人事労務担当者からは、
「数百名分の年末調整を数名で処理しなければならないため、人手が足りない
「書類の配布・回収や記入ミスの訂正が面倒」、「期限内に書類がなかなか集まらず作業が止まってしまう」
「紙ベースでの配布・記入・回収・入力・計算・保管の一連の流れが原始的で面倒
といった声が挙げられており、書類の配布・回収・チェックといったアナログな「紙対応」の業務が人事労務担当者の労働時間を延ばす原因のひとつとなっていることがわかります。

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今回の調査結果から、「紙対応」が多い方は働き方改革の効果をあまり実感しておらず、中でも多くの人事労務担当者は年末調整作業をはじめとする「紙対応を負担に感じていることが分かりました。
また、実際に年末調整期の労働時間が長くなっていることからも、「紙対応」からの脱却は、これからさらに働き方改革を推進していくためのひとつの鍵であると考えられます。

クラウド人事労務ソフト「SmartHR」は、年末調整や雇用契約などの人事労務業務をペーパーレスで行うことができるサービスで、これまで負担となっていた「紙対応」の業務を削減し、日々の業務効率化を実現。
注力すべき業務へと時間をシフトさせ、各企業が本当の『神対応』を叶えることをサポートします。

SmartHR
https://smarthr.co.jp/

情報:PR Times

image by:smolaw / shutterstock.com