岸田首相よ、正気か?「新しい資本主義」を謳う新政権の危険な経済オンチ

4日の臨時国会で第100代内閣総理大臣に選出され、同日夜に就任会見に臨んだ岸田文雄氏。その席上でも「中間層の所得拡大」に言及した首相ですが、実現は可能なのでしょうか。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では著者で米国在住作家の冷泉彰彦さんが、日本が貧しい理由を明らかにした上で、岸田政権が「取るしかない」4つの経済成長政策を提示。その上で、バラマキでは日本経済は復活しないと強く警告しています。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2021年10月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

 

中間層の所得倍増? 岸田新政権の経済感覚を疑う

岸田政権が発足しました。当面は、自民党内の中道左派、つまり全政界の中ではほぼ完全に中道というポジションでの政策が進められそうです。清和会支配が途切れることで、ロシア人脈、中国人脈、北朝鮮人脈などに不連続性が生まれるのが少々懸念されますが、外務大臣を長くやっていた岸田氏ですから、省内の表もウラも感覚をつかんでいるのであれば、当面は心配はないと思います。

安倍政権のように、本籍は日本会議的な右派に置いておいて、だからこそ右派に足を引っ張られずに譲位改元、日韓合意、日米相互献花外交などの中道政策を進めたり、非知識人的なキャラをフル活用してトランプの暴虐を凌いだ「ウルトラC」は期待できないかもしれません。

ですが、反対に、岸田さんが原稿を読んでいる姿には、少なくとも内容の行政的な意味と政治的な意味について、中の人なりに理解して読んでいるという安心感はあります。これは貴重であり、少なくとも森、小泉、安倍1、福田康、麻生、鳩山、菅直、のだ、安倍2、スガといった「全ての案件を把握できていない」宰相と比較すると、明らかに「まし」という感じもあります。

とりあえず、電光石火で解散総選挙に向かうという作戦も、合理的と言えば合理的であり、グズグズしていて政局を混乱させるよりは評価したいと思います。

心配なのは経済政策です。5つ指摘したいと思います。

1.分厚い中間層を復権させて、所得を倍増すると称しています。方針としては大いに結構です。今や、日本の一人当たりGDPは3万ドルを割り込もうとしています。そんな中で、中間層を持ち上げて、これを4万ドル台に戻すことができれば経済としては希望が出てくるのは間違いありません。

問題はその方法です。どうして日本が貧しいのかというと、生産していないからです。どういうことかというと、とにかく生産性の低い「日本語」「紙とハンコ」「対面コミュニケーション」に依存した事務仕事、つまり日本式オフィスワークが、全く何も生み出していないからです。つまり、コストを発生させるだけで、経済の足を引っ張っているのです。

よく、ITとかサービスについて「中抜き」が横行していると言われます。事実だと思います。本当にヒドいです。ですが、中抜きをしているのは反社でもないし、強欲な経営層でもありません。そうではなくて、中抜きしたカネは、肥大化した「本社事務部門」の経費として消えていくのです。

大手派遣会社の中抜きも、ITベンダーの中抜きも、小売店やコンビニの本部経費も全部そうです。何も産まない「本社事務部門」の経費として消えていくし、その結果として、同じ売上に対して薄く広く人件費がバラマかれて、全体が貧しくなっていくのです。

この構造を打破して、大卒50%という超高度教育国家の人材が、しっかり稼いでくる仕掛けにしなくてはなりません。具体的には、英語とコンピュータはマストで、これにプラスして、世界に通用する感性や文明のレベルでの提案力、構想力、コミュニケーション力、要するに21世紀の稼げる高付加価値型の知的労働に転換しなくてはならないのです。

そのことを岸田氏が分かっているのか、これは大きな分岐点になります。このことを分からないで、保守的な財界の言いなりに金をバラまいても、乾いた砂浜に水をやるように、アッという間に金は消えてしまいます。そして所得倍増などというのは夢のまた夢、結果的にドル建てのGDPは一人あたり2万前後をウロウロするだけの二流国家になってしまいます。

一つの試金石は、25年の大阪万博です。現状の延長で考えると、この時点で日本で万博をやって大成功を収めるには、日本の財界のパワーでは無理です。日本の財界は最終的に崩壊はしていませんが、既に国外が中心のビジネスであり、日本国内のマーケティグのために巨額の予算を用意してパビリオンを運営する余裕などはないでしょう。

そうではなくて、大阪万博は英語を公用語にして、オールアジアから出展企業を集めて、ヒト、モノ、カネが思い切り元気に飛び交うようにしなくてはなりません。そのような判断を内閣としてできるか注目したいと思います。

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まさに理想形。「バーチャルスナック」こそ現代社会に求められるサービスだ

人と人とのリアルなつながりを破壊した新型コロナですが、バーチャルな絆を断つことまでは不可能でした。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、とあるスナックのママが「コロナ後までの繋ぎ」として思いついた「バーチャルスナック」のシステムを紹介。さらにこの「新業態」こそが現代社会に求められるサービスであるとして、高く評価しています。

新たなビジネス! ママを独り占めできるバーチャルスナック

コロナ禍で休業せざるを得ないバーやスナック。お酒を飲むことが主たる目的であるお店は、かなり厳しい状況に追い込まれています。給付金で耐え忍ぶお店もあれば、廃業してしまうお店もあります。

一時的に、珈琲を提供しているバーなど、創意工夫で、何とか生き残るべく努力を続けているお店もあります。しかし、業態として、お酒に特化し過ぎているため、それが提供できないと、打つ手がないお店が多くあります。

そこで、あるスナックのママが、面白い営業スタイルを思いつきました。それが、「バーチャルスナック」。お店にいるママとお客さまが、ネットで繋がるのです。パソコンやスマホの画面を通して、ママとお客さまが1対1でリモート飲み会をするのです。

お互いが飲み物を用意して、おしゃべりします。お客さまが事前に予約し、1時間2,500円でママと飲み会ができます。2,500円には、ママのドリンク1杯がついており、お客さまがママに1杯おごるたびに、500円の追加となります。

世間話であったり、悩みごとを相談したり、職場の愚痴を聞いてもらったり。ママは、優しく聞いてくれます。画面越しとは言え、その間、ママを独り占めできるのです。

バーやスナックでは、マスターやママとおしゃべりすることが楽しみのひとつでもあります。特に男性は、ママと話すチャンスをいつも狙っているので、ママを独り占めできるのは、願ってもない幸運なのです。楽しい時間を過ごすことができます。

この1対1の飲み会がウケて、人気は上々。中には、ママに話を聞いてもらいたいという女性もいます。当初は、常連さんだけのつもりだったのですが、お店を利用したことのないお客さまも増えています。

しかし、1人1時間なので、1日にお話しできるのは3人程度。休業中の無収入を回避できてはいるものの、お店を維持していくのは難しい状態です。

ママは、アフターコロナまでの繋ぎだと考えているようですが、このアイデアには、新たな可能性がありそうです。

バーのマスターやスナックのママは、接客のプロ。人の心を読み取り、聞き上手でもあります。話を聞いて欲しい人にとっては、非常に有難い存在となります。お店に行くことは躊躇しても、ネットなら気軽に話す機会を得ることができます。これを新たなビジネスとして捉えてみてはどうでしょう。

ネット内に存在する、バーチャルなスナック。そのママとお話しできるサービス。これなら、実店舗なしで営業できます。つまり、経費がほぼ0円。経費がなければ、高額な請求は発生しません。すなわち、お客さまも利用しやすくなります。

荒廃した世の中では、人びとは人との繋がり、人の温かさを求めます。バーのマスター、スナックのママは、そんな人を優しく包んでくれます。

いまこそ、求められるサービスなのではないでしょうか。

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子どもを「求められる人」に育てるために重視すべきことは何か?

技術革新により求められる人物像は変わっていますが、日本の学校教育はその変化に対応できているとは言えません。となれば、わが子を「求められる人」にするには親のサポートが必要になってきます。今回のメルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』で著者の柳川由紀さんは、まず「求められる人物像」を「OS」と「アプリ」に分けて譬え、わかりやすく説明しています。そして家庭でできるのは「OS」部分を最新版にバージョンアップするサポートであるとし、例として「チームワーク力」を磨くための考え方を伝えています。

求められる人になるには

1.求められる人物像とは

技術革新が進み、5年前までは修士論文レベルだった実験や開発を、今では中学生でもできるような時代になっていると言われています。そのため、新しいものを生み出す発想力を持った人物や、そうした発想を形にするためのチームワーク力を持った人物が求められます。

これまでの学校教育では「制約、義務、協調、統一感」を大切にして子供たちを教育してきました。家庭でも、それに準じたしつけをしてきたことでしょう。今後はこれまでとは違い、「自由、責任、チームワーク、コミュニケーション」を重視した教育が必要になります。

2.必要なスキル、能力

求められる人物像の基本となるのは、人としての基礎能力を持っていることです。いわばこれが「OS」に当たります。そして社会に出ると、この「OS」に、業界の特性に応じた「アプリ」をインストールする必要があります。ですから、それぞれ良質の「OS」とサクサク動く「アプリ」が求められます。

ベースである「OS」とは、「精神」「キャリア意識」と言えます。社会に出てからは「社会人基礎力」が加わります。全ての基盤ですから、絶えず持ち続けることが必要です。

「アプリ」とは、それぞれの領域での「能力」です。「学校でのスキル」、「社内スキル」や業界における「専門スキル」です。こちらも常にアップデートを続けることが求められます。

3.家庭でできるスキルアップ

「OS」をインストールするのは家庭です。「自由、責任、チームワーク、コミュニケーション」をキーワードに子どもをサポートしましょう。

例えば「チームワーク力」をつけるには…。チームワーク力とは、「多様な人々と共に、目標に向けて協力する力」と定義されています(経済産業省)。そのためにつけたい力には、次のようなものがあるとされています。

  • 自分の意見を分かり易く伝える力
  • 相手の意見を丁寧に聞く力
  • 意見の違いや立場の違いを理解する力
  • 自分と他者や物事との関係性を理解する力
  • 社会のルールや人との約束を守る力
  • ストレスの発生源に対応する力

子供たちにこうした力をつけるために、親として何をしますか?是非、ご家族で話し合ってそれぞれのご家庭オリジナルの答えを見つけていただきたいです。

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総裁選“真の勝者”は安倍氏。「小石河連合」阻止に元総理が動いたワケ

自民党総裁選は岸田文雄氏が勝利し、4日には第100代内閣総理大臣に選出されました。小沢一郎氏の秘書を長く務めた元衆議院議員の石川知裕さんは、前回記事で投票を迷っている61票が河野氏勝利につながると予想。今回のメルマガ『石川ともひろの永田町早読み!』では、予想が外れた原因として、安倍晋三元総理による「小石河連合」阻止への執念が想像以上だったと、執念の理由とともに綴っています。また、「安倍vs.菅」で敗れた菅前総理の今後についても言及し、このままで終わる政治家ではないと反主流派の黒子としての復権を予想しています。

総裁選の勝者は安倍氏/「死に体」菅氏は復権してくる!

自民党新総裁に岸田氏が選ばれた。今回の自民党総裁選挙に関して、私自身の予想が外れたことを読者の皆様にお詫びしたい。先週の執筆時点(9月25日土曜日)で、「党員投票の70%以上を河野太郎氏が獲得しないと、決選投票で岸田文雄氏が有利」との分析をする人が多かった。こうした情報を受けて議員心理も揺れ動いていったと思う。

こうしたことから、私は、選挙を間近に控えて党員の意向に敏感な若手議員や無派閥議員が、最終的には河野氏に投票し、僅差で河野氏が勝利すると予想していた。しかし、安倍晋三・元総理の「反・石破」感情の強さは想像以上であったこと、予想以上に河野氏の政治家としての安定感が欠けていたことを見抜けなかった。頼みの党員票でも爆発的な河野氏支持には至らなかった。安倍氏が高市早苗氏を支援したことによる「分断作戦」は成功した。今回の勝者は安倍氏であることは言うまでもない。

安倍氏は、好き嫌いという感情だけで「小石河連合」を阻止したわけではない。「桜の会」問題で、安倍氏は東京地検特捜部の動きに敏感になっているという情報がある。仮に河野政権になり、石破茂法務大臣にでもなろうものなら特捜部にゴーサインを出しているようなものである。安倍氏にとって、何としても石破氏の復権は避けなければならなかったのだ。

さて、今回の総裁選挙の構図は「安倍vs.菅」であったと思う。菅義偉氏は、自分を支えてくれなかった安倍、麻生太郎両氏に対抗して、河野氏の後ろ盾となり、キングメーカーとしての地位を確保しようとした。小泉進次郎、石破両氏を巻き込んだ「小石河連合」を実現させ、不仲になった二階俊博・前幹事長とも連携し、河野政権誕生を画策したが叶わなかった。

総理を辞めた後はしばらくは「死に体」だが、いずれ菅氏は復権してくると私は思っている。もともと黒子であってこそ力を発揮する政治家だからだ。

岸田新総裁による党人事で、河野氏は広報本部長に「降格」、二階派は党4役の一角も取れなかった。石破氏も小泉氏も党4役に入れず、大臣就任の目もない。第2次安倍政権発足以来、反主流派は石破氏一人と言っても過言ではない状態が続いてきが、今後は流動化するだろう。

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他人から子育てを「過保護」と指摘され落ち込む親に、育児のプロがかけた言葉

何もかもが手探り状態な「初めての子育て」は、他人からの指摘で自分の方向性がわからなくなってしまうことがよくあります。今回の無料メルマガ『幸せなお母さんになる為の子育て』では、著者であるパピーいしがみさんが 、同じ幼稚園で中心的存在のママさんに「過保護」と言われてしまったお母さんからの相談に親身になって回答しています。

人からの指摘

こんばんは。パピーいしがみです。

今回は、人からの指摘で自分の方向性が分からなくなってしまった、とのご相談を頂いた内容をご紹介したいと思います。

それはこんな相談でした。

パピーさん、こんにちは。sweetと申します。

勉強を始めて、今まで怒り過ぎてぎくしゃくしていた長男との関係が良くなって、長男も甘えてくれるようになりました。

以前は、悩むたびにネットで調べたり、本を買ったりしていましたが、読めば読むほど自分が間違っているように感じて不安になるので、子育ての本もネットでの検索もやめました。自分の気持ちが安定していると、迷う事もなくなり、落ち着いて判断できることが増え、トラブルも減ったように思います。

でも実は今、又、不安になってしまい、これでいいのか悩んでしまっています。その理由は幼稚園の中心的存在の(年長男の子)のママさんに言われた「過保護」の言葉です。

そのママさんのお子さん(U君)はとても活発で、運動神経が抜群のお子さんです。ヤンチャでもありますが、友達も多く、我が家の長男もU君に憧れていて「U君カッコいい!」「U君みたいになりたい!」と言っていました。又、U君ママは元幼稚園の先生で、とても社交的な方で、いつも周りにはママ友さんがいらっしゃるリーダータイプの方です。

ある時、子供のお迎え時に息子がU君ママを見つけ「ね~U君と遊びたい~。U君ママに言って~」と私に言ってきました(この「遊びたい」は帰宅後のことです)。内心(自分で言えばいいじゃん)と思いながらも、U君ママも息子の言葉が聞こえたようで、私とも目があったので「もしよかったらU君と遊ばせてもらえますか?」と言ったところ、U君ママは「ウチはいいけど…Uとは遊ぶ約束したの?」と息子に質問。息子は首を振って「してない」と。そしたらU君ママが息子に「じゃあ、先にUと約束をしてみてね。うちはいつでもいいから」と言ってくださいましたが、息子は「じゃあいい」と言って、ささっと迎えの車に乗り込みました。

私は(え~、まだ本人と約束もしてなかったの?)と思いながらも先にU君ママにお願いしてしまったことに「しまった」と思い、「すみません。なんか…ごめんなさい」と言うと、U君ママから「あ~、何でも親がやってあげると、子供が自分でしなくなるからね。過保護にならないように気を付けないと」と言われました。

曖昧な指示で部下は右往左往。いい加減な上司への「4つの対処法」

どう解釈しても理解不能な上司の言動に頭を抱えた経験がある方、少なくないと思われます。部下が上役を選べない以上、受ける被害は最小限に済ませたいものですが、良い手立てはないものでしょうか。今回、世界的なコンサルティング会社で14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんの元に寄せられたのは、指示が曖昧な上に毎回途中で意見を変える上司に右往左往させられているという読者からの相談。赤羽さんはメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』誌上で、なぜそのような現象が起きてしまうのかをよく観察し深堀りすることを勧めた上で、事態を「ましな状況」にするための「A4メモ書き」を応用した4つの対処法を紹介しています。

※「A4メモ書き」とは:赤羽さんが考案したA4用紙を横置きにして左上にタイトル、右上に日付、本文を4~6行、各20字前後を1分で書き上げることで“もやもや”が消えていくという方法を使用したストレス軽減策

※ 本記事は有料メルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』2021年10月4日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

 

上司の指示がいい加減で、いつも右往左往します

Question

shitumon

上司である部長が結構いい加減な人で、指示があいまいです。途中で意見を変えることは日常茶飯事ですので、部下としても本気で取り組む気がしません。言われた通りやっていたら、後から、「そういうつもりではなかった」「もっとちゃんと考えてやってほしい」と言われることが普通です。何度も繰り返されるので、念を押すのですが、それ自体嫌がりますし、実際、平気で意見を変えてきます。さらには、後出しジャンケンも平気らしくて、毎回、部下はみなあきれかえっています。上司の上司もわかっているのかいないのか、放置気味なので、部下としてはたまったものではありません。どうにかならないのでしょうか。

赤羽さんからの回答

残念ながら非常によく聞くお話です。遠慮なく言わせていただくと、どうにもなりません。部下が上司を変えることも、選ぶこともほぼできないからです。そういう人にはなりたくないと思ったら、自分が上司の立場になったときに同じことを繰り返さないよう、今の気持ちをしっかりと書きとめておくといいです。

なぜそういう現象が起きてしまうのかもよく観察して深掘りしておくことがお勧めです。観察すると、「ああ、そうだったのか。そういうことだったのか」ということも思いがけずあります。あまり認めたくはないかも知れませんが、上司には上司なりの理由があるからです。理由があっても、それを本人が意識していないことも多いですし、ましてや部下に説明しようと思わない人のほうが多いと思います。

 

「真珠を自販機で売る」という新しい発想に学ぶ、“顧客の買い方”目線

今年2月に渋谷のMIYASHITA PARKに登場するや、人気テレビ番組等でも取り上げられ大きな話題となった真珠の自動販売機が、「小さなロボット」を連れパワーアップして戻ってきていたことをご存知でしょうか。今回のメルマガ『理央 周の売れる仕組み創造ラボ【Marketing Report】』では著者でMBAホルダーの理央 周さんが、産学協働で行っている遠隔接客ロボットの実証実験を取り上げるとともに、そのメリットや改善すべき点等を解説。さらにこの先、モノを売る企業に求められるようになってくる「姿勢」について考察しています。

 

なぜ、パールのアクセサリーを、自動販売機で売るのか?

サイバーエージェントの研究開発組織「AI Lab」と、大阪大学の先端知能システム共同研究講座、そして、スタートアップ企業のPRENOが協業して、遠隔で接客ができる、自動販売機の実証実験を開始しました。自動販売機の横に小さいロボットが置いてあり、前を通りかかる人に声をかけるそうなのです。

日経MJによると、離れた場所にいる、このロボットの担当者が話しかけてくるそうで、前に立つと、「液晶部分をタッチしてみてください」と言うとのことです。記者が操作したところ、「こちらはパールアクセサリーの自販機なんです」との返答が返ってきて、さらに、「お薦めはなんですか」と聞くと、販売している商品の特徴を説明してくれたとのことです。

この自動販売機は、渋谷のMIYASHITA PARKに常設してあり、ここで売られているアクセサリーは、価格帯が1,980円から1万3,200円くらいのもので、買う側の人から見ると、店員さんとの接触を減らしながら、手軽に、アクセサリーが購入できるとして、注目されています。

今まで、自動販売機というと、ジュースやタバコといった日常的に使う商品を、ジュースならその日の気分で、タバコなら指名買いで買う、というイメージでした。このパールのアクセサリーのような、じっくり選んで買うカテゴリーの商品を、自販機で売ることが新しいと言えます。

コロナの影響で、消費者が店員と非接触で、買えるように工夫する小売店も増えています。自販機以外でも、ラーメンのチェーン店が、冷凍餃子を無人販売してヒットしたことも話題になりました。

売る側としても、「対面で人間が売ろうとすると、どうしても勘に頼ることが多いけれど、AIを使うことでデータも取れる。お客様が買う時の行動をデータ化し、接客の平均化や効率化を追求したい」という狙いもあります。企業側も、人件費がかからない上に、このようにAIを使うことで、購入者や立ち寄った人たちの、行動データを入手できる、というメリットあります。

また、自動販売機は人件費を削減できる反面、置いてあるだけでは、気づかれず素通りされてしまいます。そこをAIやロボットなどの遠隔操作で補う、ということです。一方で、個人情報を含む、情報セキュリティや、人間が間に入らないので、温かみに欠ける点は、改善の余地があります。

 

なぜ日本は報じない?シンガポールで成立間近な「中国対抗法案」の仰天中身

シンガポールで大きな話題となっているものの、これまで日本のマスメディアが一切報じていない、とある法案。しかしその内容は我が国の安全保障においても極めて重要であり、どのような議論がなされているのか把握しておくべきものであるようです。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤先生が、シンガポールの「中国の情報操作を阻止する法案」を報じた香港英字紙の記事を紹介。さらに、同様の法律を日本も導入すべきか否かについて考察しています。

 

 

中国の情報操作へ対抗するシンガポール

最近「国内の世論が外国政府から操られているのではないか」との懸念が増えてきています。「朝日やTBSは反日メディアだ。中国や韓国の意向を忖度している」との批判はずいぶん前から保守派側からありました。

企業でもインフルエンサーと呼ばれるソーシャルメディアで多くのフォロアーをもつ人にお金を渡して自社製品の宣伝をしてもらうことがよくあります。「使ってみたらとてもよかった」と、一見、宣伝には見えない形なのでステレスマーケティングと呼ばれます。広告代理店などがチームで作戦を練り、組織立って大量の人員が動員されて行われていることもあります。

企業がやるぐらいですから、国が同じことをしても全く不思議ではありません。というより、むしろ現代の戦争はそういった情報戦に移ってきているでしょう。報道の自由がある西側諸国は、報道統制できる全体主義国に比べて圧倒的に不利です。

そんな中で、シンガポールで外国干渉(防治)法案(Foreign Interference bill)が議論を呼んでいます。端的に言って、中国がシンガポールに向けて行う情報操作を阻止するものです。

以下、サウスチャイナモーニングポスト10月2日から抜粋です。

この法案は敵対的な情報キャンペーンを防ぐものである。

政府はインターネット時代において、高度に接続された都市国家は外国からの干渉に対して脆弱であると述べた。

この法律案は、社会の偏向、治安の悪化、国内政治の操作、政治的主権の弱体化をもたらす秘密の活動を主な対象としている。

この法律により、政府がインターネット企業にユーザー情報の開示、コンテンツのブロックなどを指示することができるようになる。

そして外国と協力していると思われる人々を標的にすることを可能にする。

場合によっては、政府は理由を説明することなく、先制的に措置を取ることができる。

シンガポール政府はこの法案の成立を急いでおり、相当な危機感のようです。

しかしながら、この法案には反対意見もあります。

この法案は言論の自由と政府の説明責任に大きな影響を与える可能性がある。

政府への反対意見の封じ込めに使われるのではないかと懸念している。

シンガポール市民や地元の非政府組織(NGO)が行っている完全に合法的な共同活動を捕捉してしまう危険性がある。

単なる外国との「協力」であっても、その外国のための行動や活動と解釈される可能性がある。

「わが国の法令集の中で最も強力な法律になる可能性を秘めている。

こういった法案が必要だという派、危険だという派、どちらの意見ももっともと思います。

 

日本のマスコミは死んだ。忖度で大出世の中村格警察庁長官にベッタリのTV局

安倍官邸との並々ならぬ関係が取り沙汰され、権力中枢及びその周辺への忖度が噂された警察官僚・中村格氏。その中村氏が警察庁長官に就任した当日、一人の男の身柄拘束を伝えるニュースがテレビ各局で大々的に報じられました。今回のメルマガ『テレビでもラジオでも言えないわたしの本音』では著者で現役医師の和田秀樹さんが、その不可解とも言うべき逮捕劇が起きた背景について持論を展開。さらに警察官僚の「基本的な手口」をリークしながら彼らの体質を厳しく批判しています。

 

中村格時代の警察とそれにベッタリのテレビ局

予想通りというか、ほとんどが中村格氏が警察庁長官になった問題は報じられなかった。日本で数少ない左翼番組とされる『サンデーモーニング』でも取り上げられることはなかった。

ただ、そのときに気づいたことはある。中村格氏が就任した9月22日に一人の男が逮捕された。3歳の幼児に熱湯をかけて殺害した容疑で母親の交際相手の23歳の男が逮捕された。

問題は殺害した日が8月の31日だったという点だ。

それまでも何回も虐待の通報があり、誰がどう見てもこの男が殺したのは明らかな事件で、わざわざ9月22日に逮捕したのはなぜか?おそらくは中村格氏の就任の記者会見をなるべくテレビが報じないようにするためだろう。実際、このニュースでもちきりになり、中村格氏のことはほとんど取り上げられなかった。

日本人というのは、その後の被害を少なくすることより処罰感情ばかりが強いから、逮捕されることでリスクが減るのに逮捕されたとたんに大報道がされる。それが日本のテレビのやり方だ。

連続で市民が危険にさらされる事件でも、その容疑のある人の顔が防犯カメラなどで映ってもテレビはそれを映さない。ところが逮捕されると鬼の首を取ったように、その男の顔がどんどん公開される。

捕まる前に公開されたほうが人々はそれから逃げやすいし、犯人情報だって集まるはずだが、それはしない。人権に配慮してというなら、逮捕されてからだって推定無罪だし、前回も書いたようにレイプなどでも3割しか起訴されない国だ。

テレビがまじめに報道しない機関だとバレたせいかニュースもネットで見る人が圧倒的に増えた。

しかし、中村格という人はそういうテレビのクズさ加減がよくわかっているようで、それに大阪府警が忖度したのか、中村氏がそのように命じたのかわからないが、泳がせている重要事件の容疑者をその日に逮捕させた。

逮捕されたら、警察勾留中は市民に悪いことはできないし、市民は安全となるが、中村氏が警察庁長官になったという一件を全国の警察官が、とくに警察の偉い人が知れば、上級市民の逮捕状をふみにじったほうが出世できることが自覚される。

伊藤惇夫という政治評論家によると、役人にとって出世がすべてだから内閣人事局はまずいそうだが、警察官僚も出世がすべてだとすればこの悪影響は計り知れない。

公文書改ざんの佐川氏はその後処分され、辞職することになったが、中村氏の場合はそのほうが出世するという話のままだ。選挙の争点にでもならない限り、警察にその文化が残ってしまう。

実際、中村格氏は就任会見で「私は数多くの捜査指揮にあたってきたが、常に法と証拠に基づき適切に判断してきたし、その姿勢を貫いてきた。法と証拠以外の他事を考慮して何らかの捜査上の判断をしたことは一度もない」と述べた。

こんな立派な会見をやるのだから、それを目立たせるために、普通なら22日に重罪の人の逮捕をして、そのニュースが目立たなくするようなことは地方の警察本部長(もちろん、警察庁の官僚で、地元で実績をあげたたたきあげは一人もいない)はしないはずだ。それが警察官僚仲間の応援というものだ。

 

岸田政権「賞味期限」は1年か。次期衆院選に勝っても政治が安定せぬ理由

4日に衆参両院で行われた総理大臣指名選挙の結果、第100代内閣総理大臣となった岸田文雄氏。しかしその行く末は順風満帆とは言い切れないようです。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、激戦となった自民党総裁選を総括するとともに、岸田新首相が日本復活のため取り組むべき課題を検討。さらに「国家主導による産業育成策」の重要性を説き、その実現に向けた具体的戦略を提示しています。

 

岸田首相への失望感

岸田首相になり、株価が下落して元の木阿弥に戻ってしまった。株価を上げるには、野心的な経済政策が必要である。それを検討しよう。

総裁選挙では岸田さんが当選した。菅・二階政権から再度、安倍・麻生・甘利主導の政権に戻った。岸田総裁は、岸田派から重要なポストに人を出さなかった。細田派と麻生派が主流になっている。

しかし、麻生さんはお見事である。自派の河野さん支援と同時に、大幹部の甘利さんと麻生さん自身を岸田さんの支援にし、どちらが勝っても得をする構図を作り、政権を3Aで回す仕組みを作った。

河野さんを広報本部長というポストに左遷する代わりに、自派の議員を重要ポストに送り込んでいる。

安倍さんも細田派の半分を高市さんと岸田さんに分けて配置して、最後に、全員で岸田さん支援に向かわせるという戦術で、自派を主流に戻した。それと、北村さんなど安倍政権で活躍した人を再度、重要ポストに復帰させている。財務省主流から経産省主流に復帰させた。

しかし、安倍さんが思い描く人事はできなかったので、一番勝ったのは、麻生さんだ。最初から安倍さんも岸田さんを応援するか細田派の大幹部を岸田さん応援に回すべきであったが、安倍さんの脅しで議員票の多くを岸田さんから高市さんに回した。このため、岸田さんは、麻生さんには恩義を感じるが、安倍さんには恩義を感じていない。

二階派は、その点、重要ポストに就任できずで、最後の段階で岸田さん支持にしたが、時すでに遅しである。主要ポストから排除された。一番負けた。

ということは、岸田政権は王政復古ととらえることができる。革新的であるが説明不足な若手・実力者政権から、気品があり説明上手な貴族政権になったことである。しかし、この政権変更で、海外投資家は日本売りになっている。

菅首相辞任で、期待感から日本買いで株価は上昇になったが、元の木阿弥状態になってしまった。自民党は衆議院選挙では勝つかもしれないが、今までと違わない。このため、来年には自民党はまた、支持されなくなる可能性がある。そのため、政治が安定しなくなる。

海外の報道機関の岸田さんの紹介でも、変化は起こらないとしたことと、党員票が少ない国民の期待観のない勝利で、海外投資家は、失望したようである。

トップの貴族と実力者のセカンドという院政政治体制にもなっていないので、岸田さんは早晩、人気がなくなるとみる。お灸を据えたアクの強い河野さんを早く重要ポストに戻すべきである。アクが強い分、魅力的な政策が実行できる。

しかし、河野さんは、世界的な「脱炭素」「脱原発」思想の流れと同じ主張をしたが、党員票ではトップであったが、議員票は少なく、議員票の獲得が今後課題であり、議員や官僚との関係を良好にしない限り、首相への道は遠いと見えた。ということで、議員や官僚への傲慢な態度を改める必要があるようだ。

麻生さんは、河野さんを育てるためにあえて総裁選挙出馬を許した可能性もある。麻生さんはその意味でも勝ったような感じである。

それと、河野さんの対中関係ももう少し、厳しくてもよいような感じである。自民党のスタンスが対中関係で厳しい方向に大きく変化していることを示した。