文在寅に“投獄”予告か。玉ねぎ男の娘に医学部入学取り消し処分

5年ぶりの政権交代となる韓国ではこれから先、文在寅政権時代に溜まりに溜まった「膿」の一掃作業が進むようです。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、チョ・グク元法相の娘が行なったとされる医学部不正入学に対して、その取り消し処分確定を進める大学側の動きを紹介。昨年8月の取り消し発表から半年以上もの間進展がなかったことについては、「政権からの圧力があったとしか考えられない」と批判的に綴っています。

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チョ・ミン氏、医専院入学の取消、近し

たまねぎ男で知られるチョ・グク前法務部長官。彼の娘のチョ・ミン氏に対する釜山大学医学専門大学院(医専院)への入学取り消し決定が、いよいよ近く、下される運びとなった。釜山大学が15日に明らかにしたところによると、チョ氏に入学取り消し処分の結果を通知し、チョ氏の立場を聞く聴聞の手続きを今月8日にすべて終えた。釜山大学は3月中に教務会議を開き、チョ氏の入学取り消し処分を確定するという観測が出ている。

釜山大学側によると、教務会議はチョ氏の入学取り消しを決定する最後の手続きだ。教務会議は車正仁(チャ・ジョンイン)釜山大学総長が主宰し、各学部長と企画処長、教務処長などの補職教授(幹部教授)が参加する。釜山大関係者は「教務会議で聴聞主宰者が提出した聴聞意見書を検討するが、“入学取り消し”という既存の決定を覆す可能性は低い」とし「聴聞意見書を参考にして最終決定をする」と述べた。

釜山大は昨年8月24日に記者会見を開き、「チョさんの医専院入学を取り消す」と発表した。当時朴洪源(パク・ホンウォン)釜山大総長は「2015学年度医専院新入生募集要綱に記載事項と提出書類が違えば不合格処理することになっているが、チョさんが提出した(医専院新入生募集関連)書類の記載事項は事実と異なる」とし「募集要綱は当時高等教育法と学則によって学生たちが遵守しなければならず、釜山大はこれを尊重する必要がある」と入学取り消し事由を明らかにしていた。

去年8月に「医専院入学を取り消す」と発表していながら、文政権下ではチョ・グクの力は相当のものがあるのであろう。「入学取消」が発表されてからこの6か月間、何の消息もなかった。誰が考えても変なのだが、政権からの何らかの圧力があるのだろうとしか考えられない。

しかし今、事態が動こうとしている。これも尹錫悦が大統領選挙で勝ったことによる副産物の一つだ(反対に民主党が勝っていたら、チョ・ミン事態は動くことなくずるずると彼女が医者になっていっていたであろう)。

キム・ヘヨン釜山大入学本部長は「聴聞主宰者が提出した聴聞意見書に対する入学本部の立場を整理している」とし「入学本部の立場を提出すれば教務会議で最終的にチョ氏の入学取り消し決定をすることになる。できるだけ早期に最終的な立場を決定する方針だ」と述べた。釜山大学がチョ氏に医専院の入学取り消しを通報すれば、チョ氏がこれに不服申し立てをし、行政訴訟を起こす可能性もある。

「国際廃炉研究機構」解散報道に思う。フクイチ事故から日本は何を学んだのか

東京電力福島第一原発事故の後、廃炉研究の中核として結成された「国際廃炉研究機構(IRID)」の解散が検討されていると、毎日新聞が独自記事で伝えました。研究が見直されるとしても、廃炉作業は継続して進められるもので、そこには多くの作業員の方々がいます。メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』著者で健康社会学者の河合薫さんは、6年前に福島第一原発を訪れた際に出会った使命感を持って働く方々の姿を思い出し、事故から何も学ばず、なかったことにするかのような私たちも含めた私たちの国の政策との温度差に複雑な気持ちを綴っています。

 

原発事故はなかったことに?

2016年3月15日。私は福島第一原発にいました。ラジオ局が定期的に原発内を取材していて、レギュラー出演している番組が私を取材陣に加えてくれたのです。敷地に足を踏み入れ即座に感じたのは、「ああ、ここが現場なんだな」というリアルさでした。

7千人ほどの人たちが、自分たちの仕事を黙々と、ただひたすら真面目にやり続ける現場で、さまざまな分野の技術者たちが、必死で目の前の作業に全力を注いでいました。廃炉に何年かかるとか、原子力村とか、社会の評価とか関係ない。荒れ狂った“シン・ゴジラ”が再び動き出さないよう、全身全霊で取り組む姿に、私は感動しました。

シン・ゴジラーー。はるか遠い昔のように感じるこの映画が公開されたのは2016年7月下旬。この映画を見た時、私の脳裏に蘇ったのが、フクイチの現場です。

“現場”には、世界で誰もやったことがない、技術に挑もうとする空気があった。そして、それこそが、“現場”で働く人たちの誇りでした。彼らは健康への不安を抱え、世間からのまなざしに耐え、罪の深さを十二分に感じ取りながらも、目の前の作業に徹していました。まるで、それが、“シン・ゴジラ”が再び息を吹き返さないための最善の策のように。彼らには、前向きに作業すること以外、自分を肯定することができなかった。少なくとも、私にはそう思えました。

今回、6年前の記憶をたどりながら書いているのは、「あの事故を、政府はなかったことにしようとしているのではないか」と疑ってしまうような記事を目にしたからです。

毎日新聞の取材で、オールジャパンの掛け声の下、東電、東芝、日立などで2013年に設立された「国際廃炉研究機構=IRID」が、2023年に解散する方向で検討されていることがわかりました。

IRIDの研究開発の大半は、経産省の廃炉、汚染水対策事業の補助金を受けており、これまでに760億円超の税金が投じられてきました。しかしながら、開発された技術の中には、現場では使えなかったり、成果をだせなかったり、滞る事業も多かったそうです。

さらに、当初、第一原発以外の廃炉にも活用できる技術開発を行うとされていたのに、実際には第一原発は「放射性物質に汚染されている」と特殊な前提があるので、東電以外で使うのは難しいとされているのです。

記事には、原発のコストに詳しい専門家の意見として、「汚染の原因を作った東電が負担すべき。このままでは何十年もの間、莫大な税金がつぎ込まれる」との指摘もありました。

 

ウクライナ軍は対ロシアに特化。巨人をひと突きで倒す軍事力とは

前回記事「ロシアが「泥将軍」に苦戦。日本が国土を守るために学ぶべきこと」で、ロシア軍の苦戦理由の1つに「泥将軍」との戦いを上げた軍事アナリストの小川和久さん。今回のメルマガ『NEWSを疑え!』では、さらに、相手となるウクライナ軍が対ロシア軍に特化した準備をしてきた組織であることを指摘。まんべんなく兵器を揃えた大国の軍隊に対しても対抗する手段はあることと、狙いを絞った軍隊の凄みを伝えています。そしてその先に、これ以上破壊のない停戦が実現することを望んでいます。

ウクライナの抵抗の凄み

ウクライナ情勢を見るにつけ、一日も早くロシア軍の侵攻が止まり、それが撤退するなかで破壊された町々の復興が始まることを願わずにはいられませんが、いま、とても気になってならないことがあります。

それは、ロシア軍がどのような形でキエフやハリコフといった大都市を攻略しようとしているのか、という点です。ロシア軍は戦略目標であるキエフの攻略のために、最も距離的に近いベラルーシからのルートを主攻軸に定めました。

ロシア軍の兵站能力の問題は1月17日号で西恭之さん(静岡県立大学特任准教授)が詳しく書いたとおりですが、その弱点を補うこともあってベラルーシ軍との合同演習を設定したと考えられます。

しかし、これまでにも書いてきたように今年のウクライナの気温は高く、原野が凍結することなく泥濘地化してしまいました。キャタピラを履いた戦車や歩兵戦闘車でもスリップして尻を振りますから、進撃速度は極端に鈍ります。

そのうえ、戦車を至近距離からの攻撃から守るために必要な歩兵を乗せた装輪式の装甲車は、すべての車輪にチェーンを巻いてもスリップするため、戦車などキャタピラを履いた車両と行動を共にすることができません。自然、戦車と歩兵が切り離される結果となり、戦車や装甲車の乗員は身を乗り出して周囲を見回せば狙撃されますから、閉じこもった状態を強いられます。その結果、肉迫してくるウクライナ側の対戦車火器や住民が投げつける火炎瓶の餌食となっていったのです。

そうなると、原野を突っ切っての進撃を諦め、主要幹線道路を使うしかありません。そこに待っているのは大渋滞。ウクライナ側は危険を冒して渋滞した隊列を攻撃しないでも、進撃を阻み、補給線を止める戦果を手にすることができたのです。

こんな「泥将軍」との戦いが待っていることは、ロシア軍としては百も承知だったと思われますが、プーチン大統領の号令一下、侵攻することになったのでしょう。

トヨタも導入。質問で人材と組織を成長させる360度評価の実践法をゼットスケーラー日本・アジア代表が解説

アメリカで誕生し、日本ではトヨタが2020年から導入を開始した「360度評価」。多くの外資系企業が実践しているというこの制度ですが、どのように取り組むことでより効果を上げることができるのでしょうか。今回、MBA(経営学修士)の経営フレームワークを身につける機会がないビジネスマンに、低コストで実践的に学習する環境を「動画」と「テキスト」で提供するメルマガ『金田博之のMBA実践メルマガ~ゼットスケーラー日本・アジア代表が動画と教材で教える経営フレームワークのすべて』では、クラウドセキュリティ業界を牽引する「ゼットスケーラー株式会社」の代表取締役を務める金田博之さんが、360度評価の全体像を解説した後に、現時点で日本に流通してない情報を紹介しつつ、有効性の高い実践法をレクチャーしています。

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ゼットスケーラー日本・アジア事業責任者、金田博之さんがオンラインで無料勉強会を開催します。 これまで有料で開催してきた勉強会をメルマガ読者を対象に無料公開。この機会にぜひ初月無料のメルマガお試し購読をどうぞ。

 

テーマ:グローバル企業で求められる英語力と対策は?
日時:2022/4/9(土)10:00開講予定

 

この配信は誰でも視聴可能な配信です。

 

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外資系企業で実践する360度評価と自己・組織開発

Manager Effectivenessと360度評価

今回のMBA実践メルマガは、Manager Effectiveness。テーマは、外資系企業で実践する360度評価と自己・組織開発です。

グローバルな企業では、Manager Effectivenessという言葉が当たり前のように使われています。

Managerは、そのままマネージャー。

Effectivenessは、「効果」という意味。もしくは「能力」と言ってもいいかもしれません。

つまり、自分はマネージャーとして

  • 効果的にチームとコミュニケーションを取れているか?
  • より効果的に組織を成長させていく能力を備えているか?
  • 適切な行動ができているか?

といったことを考えていくフレームワークです。

このManager Effectivenessの一環として、「360度評価」というものがあります。

360度評価は、私自身も長く実践していますし、多くの日本企業でも取り組まれています。

360度評価とその効果は?

まずは、360度評価とは何かを、私自身の経験談から説明したいと思います。

通常、評価というのは上司から部下に対して一方的に行うイメージがあると思いますが、360度評価は、その名の通り360度の視点。上司だけでなく同僚や部下等、自分を取り囲む様々な視点から評価を受けられます。

そんな360度評価には、下の図のような4つの効果があります。

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英語の図になりますが、4つの項目について解説しますね。

まずは、右上の【INCREASE PRODUCTIVITY】

これは一言で言えば、生産性です。

自分がもっと理解しなければならないことを、虚心坦懐に・謙虚に理解して改善していくことで、自分自身だけでなく組織全体の生産性向上に活きてくるかなと思います。

次に、左上の【EMPLOYEE SATISFACTION】

この言葉の意味は、従業員満足度です。

我々は一方的に話すのではなく、社員や部下の声を聞く。受け止める。そのうえで適切な改善コミュニケーションに努めることで、結果的に従業員満足度の向上につながります。

続いて、左下の【PERSONAL DEVELOPMENT】

これはいわゆる自己開発になります。

360度評価を受けると、非常に耳が痛いようなフィードバックも帰ってきます。その時は「なんで?」って思っちゃうこともありますが、冷静に考えると自分はまだまだここが足りないなと気付き、能力開発するきっかけになります。

最後に、右下の【APPRAISAL】

これは評価ですね。

自分自身が部下や同僚、上司からどんな評価を受けているのかを客観的に見ていきます。

この360度評価は、やはり【評価】というキツイものになりますから、つい感情的になりやすい一面もあります。

評価シートとして帰ってきたフィードバックを見て、「自分はこれだけやってるのに、なんで!」とか、「誰がこんなことを言っているんだ!」等と思いがち。実は私自身も、未だに思うことがあります。

その辺りの心理的コントロールはとても重要で、「SARAモデル」と「ジョハリの窓」で説明をしていこうと思います。

 

恋愛や婚活が成就しないのは“断捨離ベタ”なせい?今すぐ捨てるべき3つのものとは

断捨離をしようと思ってもなかなか思い入れがあり捨てられない…そんな経験ありませんか?実は断捨離と恋愛はとても密接に関係しているそうです。今回のメルマガ『不器用さんの為のパートナーシップマガジン』では、断捨離する際に弊害となるものや、断捨離をすることで得られるものなどについて紹介。捨てるべきものを選別する方法を解説していきます。

 

決意の断捨離

こんにちは。心理学カウンセラーの丹治直恵です。

今回は前回の物が捨てられないに続き断捨離についてです。婚活と断捨離は一見関係ないように思えるかもしれませんがもしあなたが結婚を意識した時、物を手放す必要があります。どんな理由かお話しますね。

オタク歴が長くなりますと、コレクションって増えますよね(^^;)

人には見せられないいかがわしいアレコレや、他の人から見ればガラクタにしか見えないプレミアム品、部屋の一室を占領し「もう見てないなら捨てなさい!」と母ちゃんに叱られても手放せない数々…。

私は結婚すると決意した時、実家に私物を残さない、過去のものは全て捨てると決意して16年描き溜めて来た二次創作の生原も同人誌もゲーム音楽のCDも、過去の自分の写真もアルバム1冊のみ残して捨てました。

姉と集めていた同人誌なぞ段ボール2箱ありましたからね(^^;)

ずっとコレクションしてきたものって過去の自分なんですよ。でも新しい人と出逢って関りを持つって未来です。

新しい自分になるためには古い自分を捨てなければメモリが一杯で新しいデータは入りません。

 

福島沖でM7.4震度6強の地震発生。数日前からSNSに投稿されていた地震の“予兆”

福島県沖で16日午後11時36分頃、最大震度6強を観測する地震が発生した。17日の気象庁発表によると、震源の深さは57km、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.4と推定されるという。この地震で数人の死者が出たほか、100人以上のけが人が報告されている。発生当時、太平洋側では津波注意報も発令された。

あの東日本大震災発生から11周年を迎えた3月11日からわずか5日後の地震発生に、あの日を思い出した方も多いのではないだろうか。現に、16日夜の震源は東日本大震災の震源に近く、M7.4以上の地震は2011年3月11日15:15のM7.6発生以来11年ぶりだからだ。

今回の地震発生前に、その「予兆」は何も起きていなかったのだろうか? というのも、江戸の昔から、巨大地震発生前には「宏観現象」といって、地震発生前にさまざまな前兆現象が発生していることがわかっている。例えば、地震発生前に磁石の磁力が弱まったことをヒントに作られた地震計など、江戸から伝わる「宏観現象」はいくつも存在している。また、カラスの異常な騒ぎ方なども宏観現象として知られている。

【関連記事】関東で地震の発生相次ぐ。江戸から伝わる「前兆」現象は本当か?

アメリカは日本を対等だと思っていない。Allianceに隠された“従属国”という意味

日々激しさを増すロシアによるウクライナ侵攻。アメリカは一貫して参戦する意思を示さず、経済制裁をするのみにとどまっています。建前としての理由は伝わってきますが、その裏にはどんな意味があるのでしょうか?そんな世界平和の神話が崩れようとしている中、今回のメルマガ『1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』』では、 今こそ知るべき「安全保障」について詳しく解説した一冊を紹介しています。

【一日一冊】言ってはいけない!?国家論

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言ってはいけない!?国家論 いまこそ、トランプの暴走、習近平の野望に学べ!

渡部悦和 , 江崎 道朗 著/扶桑社

ロシアのウクライナ侵攻もあり、安全保障について勉強したくて手にした一冊です。著者の渡部さんは、陸上自衛隊のキャリアで外務省出向も経験し、東部方面総監で退職。その後、ハーバード大学アジアセンター・シニアフェロー、日本戦略研究フォーラム・シニア・フェローを歴任しています。

印象的だったのは、トランプ大統領が誕生した後の2016年頃、著者はハーバード大学で安全保障を議論していましたが、当時のハーバード大学は親中派の巣窟であったということです。つまり、国際協調主義、グローバル化を進め中国の平和的成長を信じるリベラリズムを信奉する学者が多かったということです。

その証拠に、「中国の平和的台頭なんてあり得ない」と主張したハーバード大学のミアシャイマー教授が、シカゴ大学に飛ばされています。アメリカには、パンダ・ハガー(親中派)とドラゴン・スレイヤー(対中強硬派)があり、対立しているのです。

著者の渡部さんはハーバード大学の中で、「中国に覇権の意思がない」のは本当だろうか、と質問して議論をしていたという。すると中国から派遣されている教授やスタッフから監視されるようになったという。アメリカにも中国の工作活動が浸透しているということなのです。

ミアシャイマー教授は…「米中対立は不可避である」という指摘をした…そのミアシャイマー教授が出ていかざるを得ないほどハーバード大学には親中派が多い(江崎)(p19)

ドラゴン桜指南役が教える、小学校入学前に親子で行う学習準備

桜の蕾がふくらみ、そろそろ薄ピンクの花びらが見られる季節となりました。来月には小学校入学という親御さんは、学校の勉強はどんなものなのか不安と期待があるのではないでしょうか。そこで、今回の無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』では漫画『ドラゴン桜』の指南役として知られ、23年間の公立小学校勤務の経験を持つ親野智可等さんが、 小学校入学前に子どもと一緒にしておくとよい勉強の準備を紹介しています。

小学校入学前の準備~勉強編~

文科省の公式見解である学習指導要領では、小学校入学時にひらがなを読めなくても書けなくてもいいということになっている。

しかし、これは建前だ。実際には、大半の子どもは読めるし、書ける。ひらがなだけでなく、かたかなや漢字を読み書きできる子もいる。

なかには、入学時にひらがなで自分の名前を書けない子もいる。プリントや教材に名前を書くことも多く、他の子ができるのに自分ができないとショックを感じる。

だから、入学前にはせめてひらがなで自分の名前を書け、50音を読めるようにしておいた方がいいだろう。

ただし、書けないからといって、いきなり無理に教えては逆効果だ。子どもはひらがなを覚えることが嫌になる。焦らず、無理せず、じっくりと育てることが必要だ。

ひらがなの読み書きが苦手ならば、まずはひらがなの書いてある積木やカルタなどで遊びながら、名前を並べてみるなど、文字に親しむことから始めよう。

その子のペースに合わせて進むことが何よりも大切だ。

1から100までの数唱が算数の基礎

算数に関しても、建前は入学時に何も知らなくていいのだが、現実は甘くない。

1年生の1学期はゆっくりと教えるが、2学期になると急に算数が難しくなってくる。そこでついていけなくなると算数嫌いになるので、入学前までに数える練習だけはやっておきたい。

少なくとも1から100まで数えられるようにしてほしいが、すぐに数を唱える(数唱)のではなく、10のかたまりをつくりながら数えるといい。

1から10、11から20…と10個ずつのかたまりで、数えることによって十進法の構造が分かるようになる。

トランプで数に親しむのも有効だ。

トランプには例えば、数字の7とハートの絵が七つ描いてある。ものの数と数字が対応することが算数の第一歩であり、授業でもここから始まる。

おはじきを使って、10個ずつのかたまりを10個つくって100にするなど、ものを利用して数える体験をすることはとても重要である。

その次に1から100まで数唱する。

50までは数えられるが、それ以上は苦手という子もいるので、お風呂などで「今日は50から70」「今日は70から100」などと何度もたっぷり数唱させることが重要だ。

このように、実際に物を数える経験と数唱によって、数字に対する基礎的な感覚を身につけることができる。

順番に数えられるようになったら、2、4、6や1、3、5などの2飛びや、5、10、15など5飛びなどで数えたり、10、9、8と逆に数えたりするのもいい。

議員宿舎の家賃値下げに「ふざけるな」国民激怒。3LDK 82㎡の赤坂“タワマン”が12万円、優遇され過ぎの特権を剥奪せよ

東京・赤坂にある衆議院やその家族が住む議員宿舎の家賃が、来月から約1万3000円値下がりすると分かった。 家賃は現在の月額13万8066円から、約1割引き下げられ12万4652円となる。 赤坂という超一等地にあることから「安すぎる!」「優遇されすぎ!」とたびたび指摘されているが、今回の値下げでさらなる批判が続出し、国民の不満は爆発寸前となっている。

議員宿舎という名の“格安”タワーマンション

菅前首相も住んでいることでも知られ、岸田首相も昨年12月11日に公邸へ引っ越すまで住んでいた赤坂の議員宿舎は。

広さは82㎡で間取りは3LDK。 地上28階、地下2階といういわゆる“タワマン”で、さらに24時間看護師が常駐しているというハイグレードぶりだ。

2007年4月に入居が始まったが当時の家賃は9万2000円。周辺の相場からはありえないほどの“格安物件”だったが、2012年には建築から5年経ったという理由でさらに8万4378円に引き下げられた。

もちろん、国民がそんな議員特権を許すはずがなく批判が殺到。2014年3月に国家公務員の宿舎の賃料の引き上げにともない、約2割引き上げられ10万2298円になった。もちろんこのような微々たる値上げは、「ちゃんと家賃を上げしましたよ」というパフォーマンスにしかすぎない。

ちなみに全国の賃貸物件を検索できるサイト「DOOR 賃貸住宅物件情報」によると、同じ赤坂地区で3LDKの物件を借りた場合の家賃の平均は約60万円。しかも、3LDK物件の平均面積は約60㎡で80㎡の物件はほとんどなく、それ以上の広さになると家賃100万~130万円の高級物件になった。また購入しようとした場合は1億円どころの騒ぎではない。

では、今回引き下げられた金額、約12万円だと赤坂ではどのような物件に住めるのか。実際に探してみると、ワンルームマンションしか出てこず、3LDKは皆無。いかに国会議員が優遇されているかがわかるだろう。

【関連】プーチンに21億円も上納。安倍晋三氏の「負の遺産」がウクライナ国民を殺す

国民には厳しく自分たちに甘い国会議員の横暴

コロナ禍で経済が落ち込み、失業者が増えて国民が苦しむ中なぜこのタイミングで議員宿舎を値下げしなければならないのか?

実は議員宿舎の家賃は国家公務員宿舎の規定により築年数に応じて単価が値下げられる規定があり、今回は築15年が経過したことによる値下げということになる。

ルールではあるものの、赤坂の周辺相場から考えて、そもそもの家賃設定がおかしいのだ。

1万3000円の値下げなど、国会議員には大した金額ではないだろうが、庶民にとって1万3000円は重い。電気料金やガスの値上げであっという間になくなる。

国民民主党の伊藤孝恵参議院議員が自身のYouTubeチャンネルで2021年、家族で暮らす1983年にできた麹町の宿舎の中を紹介している。築年数は古いものの、面積66㎡の2DKで家賃は3万1057円。麹町という、東京の超ど真ん中の立地であり得ない安さだ。

庶民的な部分を見せようとした結果、むしろ国民との認識のズレが明らかになってしまった典型で、国会議員がいかに庶民の生活ぶりを理解していないかおわかりだろう。

【関連】「#橋下徹をテレビに出すな」ハッシュタグ爆誕。“降伏”勧めてウクライナ出身政治学者と口論、高市早苗氏も呆れ顔

なぜ国会議員の周りでは国民の神経を逆なでるようなことばかり起きるのか。今回のニュースで国民が抱いた感情は「ふざけるな!」の一言だ。当たり前のように思っている国会議員の特権。自分たちがどれだけ優遇されているのか、しっかりと検証する必要があるだろう。

夫婦関係の破綻はこうして始まる。男性が陥る「何でもお金で解決」の大きな間違い

お金で買えないもの

さて、本日は既婚男性たちのお金の悩みを聞いていたのに、いつのまにか「家庭、特に夫婦間の悩み」になってしまうお話。お金の悩みのお話なのに、実はその動機になっているのが夫婦関係の悪さなんですよ。

つまり、ハナシがすり替わっているんです。ここで疑問が湧くんですよね。

どうしてすり替わってしまうのか?ということです。

初めは、すり替わっていることに無自覚なのかと思っていましたがどうもそうではないようなんです。一応ハナシが別々の問題だってことはちゃんと分かっているようなんですね。

わざわざ言うまでもないことですが、夫婦関係の問題とお金の問題は別です。別ということは、

「夫婦関係の問題は、お金で解決しない」

「お金の問題は、夫婦関係で解決しない」

ということです。もちろん一部は各々解決できるでしょうが、全部が根本的に解決されることにはならないはずです。

にもかかわらず、なぜすり替わるのでしょうか。ワタシの推測ですが、お金で解決出来ると信じたい(T-T)のではないかということです。

つまり、「解決方法が分からないから、自分の出来そうな方法によって解決できると信じたい」ということです。

この場合、自分の出来そうな方法とは、お金を稼ぐこと、具体的には転職や副業による年収アップです。

男性同士は、なにかで競っていることが多いものです。それは社会人になってからは、端的に収入の多寡です。

つまり、収入が多い男性ほど「優秀で有能で『万事に問題がない』状態」だと考えられているのです。

ここで、論理の飛躍どころか異常跳躍を起こすんです。

正しい解決方法が分からないために、収入をアップさせれば、「問題が氷解するように誤解」するんです。多分。トンデモなく異常に跳躍しているので完全に推測するしかありませんけどね。

あの、当然ですが、この誤解は解かないといけません。だって、誤解だから解決しないもん。

夫婦という特別濃い人間関係の問題は、お金では解決できません。人間関係は、「相手と向き合うことでしか解決しない」んですよ。っていうと、これまた判で押したように「話し合おうとしても話し合いにならない・・・」って言うんですよね。

続きは次回。

出典:メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』

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